高度先端医療・急性期医療の要となる「中央診療棟」

高度先端医療・急性期医療の要となる「中央診療棟」が完成
完成を祝う関係者(中央診療棟1階)左より河野茂長崎大学理事、片峰茂長崎大学長、佐々木昌
弘文部科学省高等教育局医学教育課企画官、深堀義昭坂本校区連合自治会長、増﨑英明長崎大学
病院長
本院の高度先端医療・急性期医療の要となる「中央診療棟」の改修工事が完了し、6
月2日、学内外の関係者約70名を招き記念式典・祝賀会を開催しました。
中央診療棟は病棟・診療棟の改築、病院本館の改修に続く病院の再開発事業として、
平成24年11月から改修に着工し、平成28年3月に完成しました。鉄骨鉄筋コンク
リート造の地上7階建て地下1階、延べ床面積1万9千平方メートルの建物です。手術
室は15室から19室に増設。高難度手術など本院が担うべき医療機能の強化と効率化
を図りました。手術室の増室に併せて集中治療室(ICU)も16床から20床に拡
張。さらに臓器移植や離島からの救急医療に対応するため7階屋上には長崎県地域医療
再生基金事業でヘリポートを設置。本院が担うべき救急医療ならびに高度医療の対応を
より明確にし、質の高い医療を目指します。
6月2日の完成記念式典で増﨑病院長は「ヘリポートや、明るく広い手術室・集中治
療室が完成し、大学病院の担うべき先進医療・高度救急医療の体制が整った。今後もみ
なさんの協力を得ながら、前進していきたい」と語りました。また片峰長崎大学長は
「一連の再開発事業としては14年にわたりたくさんのスタッフが力を尽くした。今後
地域において大学病院の果たす役割は大きい」と期待を寄せました。中央診療棟は今月
下旬から順次稼動していきます。
高度先端医療・急性期医療の要となる「中央診療棟」が完成
完成した中央診療棟(写真右)左は本館、奥に病棟・診療棟
救命救急医療を担うヘリポート
手術台と放射線撮影装置を組み合わせた
ハイブリッド手術室
16床から20床に増床した集中治療室
1階共有スペース
121席の共有スペースはどなたでも自由に利
用できます。奥にはタリーズコーヒーも