【資料4】総合交通計画の策定に向けて (PDFファイル・1.7MB)

Synthetic Transportation Strategic-plan of HIRAKATA
資料 4
枚方市総合交通計画の策定に向けて
第1回 枚方市総合交通計画協議会
平成28年6月7日
枚方市 土木総務課
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Synthetic Transportation Strategic-plan of HIRAKATA
目 次
1 枚方市の交通に係る特徴と動き
2 本市における計画策定の背景と目的
3 『枚方市総合交通計画』について
4 策定スケジュール
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京阪本線
 バス運行サービス水準
新名神高速道路等
建設促進
淀川渡河橋
整備促進
<凡例>
樟葉駅
360本以上/日
120~360本/日
60~120本/日
30~60本/日
30本未満/日
牧野駅
長尾駅
御殿山駅
枚方市駅
枚方公園駅
宮之坂駅
JR片町線
(学研都市線)
藤阪駅
星ヶ丘駅
光善寺駅
村野駅
京阪交野線
京阪本線
連続立体交差事業
津田駅
H22年3月開通
第二京阪道路
出典)国土数値バス停データ
ただし、リムジンバス・高速バスのみが停車するバス停を削除
新設バス停を追加
運行本数は京阪HP時刻表より平日の上下計を反映
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■ 背景:社会経済情勢の変化
少子高齢化・人口減少の進展
利用者
減少
例)通勤通学の減少
収入
減少
サービス
低下
コスト
削減
例)路線の廃止
便数の減少
(公共交通が直面する負のスパイラル)
出典:土井勉 「公共交通・負のスパイラルからの脱却について」
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■ 目的:
ー 社会情勢の変化に対応した
交通施策の推進
ー 将来の人口構造に応じた
交通施策の推進
ー 交通事業とまちづくりが連携した 交通施策の推進
市 の 交 通 道 路マスタ ープランと して 『枚方市総合交通計画』 を 策定
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■ 本市における総合交通計画の位置づけ
市の最上位計画
めざすべき都市像
第5次 枚方市総合計画
(H28.3)
枚方市まち・ひと・しごと創生総合戦略
都市計画マスタープラン
(H28年度末改定予定)
立地適正化計画
(H28.3)
( H28年度末策定予定)
※都市計画マスタープランの一部
即する
整合
枚方市総合交通計画
枚方市分野別計画
枚方市地域防災計画
枚方市公共施設等総合管理計画(予定)
枚方市駅周辺再整備ビジョン
枚方市バリアフリー基本構想
枚方市環境基本計画
整合
枚方市障害者計画
枚方市子ども・子育て支援事業計画
ひらかた高齢者保健福祉計画21
枚方市健康増進計画
など
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■ 基本構想
7
協
議
会
学 識
経験者
交 通
事業者
道 路
管理者
市 民
交通利用者
ワア
ーン
クケ
シー
ョト
ッ調
プ査
市民
代表
国
大阪府
枚方市
枚方市
警
察
その他
関係者
庁
内
委
員
会
等
望ましい都市像の実現
「交通分野が何をすべきか」
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施策パッケージの例示
ハード施策(例示)
ソフト施策(例示)
○道路空間の再配分
○歩行者・自転車環境空間の整備
○連節バスやデマンド型交通等の導入
○交通結節点機能の整備強化
○連続立体交差化
○バリアフリー・交差点改良
○駅と一体となった市街地再開発事業
等
○歩行者・自転車・自動車・公共交通
の適正利用のための政策策定
○バス路線再編による利便性確保と
効率的運営
○公共交通沿線への居住推進、
都市機能の誘導
○実施に伴う社会実験 等
戦略実施プログラム
枚方市総合交通計画策定
国土交通大臣へ申請・認定等
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PDCAサイクルの確立
国から支援措置
コンパクト+ネットワーク の実現へ
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協議会
その他
ひらかた交通まちづくり
ワークショップの開催
第1回 (6月7日)
【主な議題】諮問・計画策定に向けて
アンケートの実施
第2回 (10~11月頃)
【主な議題】課題整理・めざすべき都市像・基本方針・目標設定
第3回 (2~3月頃)
【主な議題】将来交通体系の検討・基本計画部分取りまとめ
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Synthetic Transportation Strategic-plan of HIRAKATA
参考資料
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■ 根拠法令(なにに基づいてつくる計画なのか)
交通政策基本法(H25.12公布施行)
都市・地域総合交通戦略要綱[国土交通省
都市局](H21.3)
■ 総合交通計画について(どのような計画なのか)
市の交通マスタープランとして策定
徒歩、自転車、公共交通等の各モードの連携
関係機関・団体等の相互協力
交通事業とまちづくりの連携
魅力と活力があふれる都市・地域の整備
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計画名称
枚方市総合交通計画
根拠要綱
国土交通省(都市局) 都市・地域総合交通戦略要綱
策定事項・内容
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
国の支援措置
策定計画を国土交通大臣の認定を受けることにより、国
より戦略に係る施策・事業に対し予算措置その他総合的
支援が講じられる
都市における現状及び課題
都市が目指す将来像
総合交通戦略の区域、目標
目標達成に必要となる施策・事業
関係者の役割分担 と 実施プログラム
推進体制
その他必要事項
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Synthetic Transportation Strategic-plan of HIRAKATA
国の取り組みと法体系
法 律 等
国土のグランドデザイン2050
(平成26年7月4日公表)
交通政策基本法
(平成25年12月4日施行)
都市再生特別措置法等の一部を
改正する法律
(平成26年8月1日施行)
内 容 等
国土づくりの理念・考え方
人口減少社会、巨大災害の切迫等危機意識を共有
対流促進型国土の形成
交通に対する基本理念
交通政策基本計画の策定(平成27年2月13日)
居住に関連する施設の誘導と、それと連携した公共交
通に関する施策を講じることにより、市町村によるコンパ
クトなまちづくりを支援する法律
(市町村による立地適正化計画の策定)
持続可能な地域公共交通網の形成に資するよう、地域
地域公共交通活性化及び再生に
公共交通の活性化及び再生のための取組を推進する
関する法律
法律
(平成26年11月施行)
(市町村による地域公共交通網形成計画の策定)
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Synthetic Transportation Strategic-plan of HIRAKATA
総合交通計画の策定状況
・都市・地域総合交通戦略
43中核市中
策定市 19市
未策定・検討中 24市
(H27.3現在)
(大阪府内の策定市:堺市、箕面市、茨木市、高槻市)
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Synthetic Transportation Strategic-plan of HIRAKATA
用 語 集
コミュニティバス
・地方公共団体などがまちづくりなど住民福祉の向上を図るため交通空白地域・不便地域
の解消、高齢者などの外出促進、公共施設の利用促進を通じた『まち』の活性化などを目
的として、自らが主体的に運行を確保するバスのこと。
デマンド交通
・予約型の運行形態の輸送サービス(福祉輸送や特定施設の送迎サービス等は含まない)。
路線定期型交通と異なり、運行方式、ダイヤ発着地の自由度の組み合わせにより、様々な
運行形態が存在する交通システム
サイクル&ライド(サイクル&バスライド)
・自宅から鉄道駅やバス停まで自転車で移動し、駐車場に自転車を停めて、鉄道やバスに
乗りかえる交通行動のこと。
トランジットモール
・中心市街地やメインストリートなど商店街を歩行空間として整備するとともに、自動車の通
行を制限し、バスや路面電車など公共交通や自転車だけを通行させた安全な歩行空間の
こと。
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Synthetic Transportation Strategic-plan of HIRAKATA
パーク&ライド
パーク&バスライド
・自宅から鉄道駅やバス停まで自動車で移動し、駐車場に自動車を停めて、鉄道やバスに
乗りかえる交通行動のこと。
パーソントリップ調査
・都市圏内の交通実態を把握して、公共交通や道路整備など、将来の交通計画を策定する
ために実施する調査のこと。人が、どこからどこへ、どのような目的・交通手段で、どの時間
帯に動いたかについて、調査日1日の全ての動きを調べる。
バスロケーションシステム
・GPS等を用いてバスの位置情報を収集し、バス停の表示板や携帯電話、パソコンなどに
情報提供するシステムのこと。・これにより、渋滞や雨などの理由によりバスが遅れている
ときのバス待ちのイライラを解消できる。
PTPS
・「Public Transportation Priority System」の略で、公共車両優先システム~交通管制システ
ムと連携して、バス優先の信号制御を行うシステムのこと。
BRT
・「Bus Rapid Transit」の略で、バスレーンの導入など走行環境の改善によるバスの定時性や
速達性を確保し、連節バスなど車両の高度化とあわせ、利便性・快適性を高めた次世代の
バスシステムのこと。
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Synthetic Transportation Strategic-plan of HIRAKATA
LRT
・ライトレールトランジット(LRT)Light Rail Transitの略。従来の路面電車から走行空間、車両
等を向上させたもので、高い速達性、定時性、輸送力等を持った、人や環境に優しい都市
公共交通システム。
福祉タクシー
・車いす若しくはストレッチャーのためのリフト、スロープ、寝台等の特殊な設備を設けた車
両等により、要介護者等の輸送を行うタクシー。
福祉有償運送
・NPOや社会福祉法人などの非営利法人等が、高齢者や障がい者などの公共交通機関を
使用して移動することが困難な人を対象に、通院、通所、レジャーなどを目的に有償で行う
車による移送サービス
モビリティ・マネジメント
・(mobility management;略称, MM)一人一人のモビリティ(移動)が、社会にも個人にも望ま
しい方向(例えば、過度な自動車利用から公共交通・自転車等を適切に利用する方向)に
自発的に変化することを促す、コミュニケーションを中心とした交通政策。
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Synthetic Transportation Strategic-plan of HIRAKATA
連節バス
・連節部により結合された二つの堅ろうな車室で構成され、車体が屈折する特殊な構造を有
し、前車室と後車室の連結及び切り離しが路上等作業設備のない場所で行えない構造の
自動車であって、旅客が前後の車室間を自由に移動できる構造となっているバスのこと。
交通空白地域・交通不便地域
・鉄道駅やバス停から徒歩圏外の区域。特に市街地の区域を言う。
ハイグレードバス停
・バス停に屋根をつけたりシェルターで覆うなどして、ベンチを置いた待合スペース。時刻表
はもとより、照明、路線図、周辺地図を設置、さらにバスロケーションシステムによる運行情
報や地域の生活情報の発信などを行うことで、安全にバスを待ちながら地域住民が交流で
きるようにしたもの
PT調査(パーソントリップ調査)
・人の移動を対象とした交通量調査。対象地域の人々の1日の動きを,各トリップ (トリップと
は,1人の人がなんらかの目的を達成するために,ある場所から他の場所へ移動すること)
ごとに,起点,終点,利用する交通手段,目的などについて調べる。
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地域公共交通
・地域住民が、自宅から最寄り駅や病院、商店などまでといった、日常の生活圏域内を移
動する際に、誰でも利用することのできる、自動車を用いた乗合旅客輸送のことを一般に
「地域公共交通」という
地域公共交通特定事業
・活性化再生法において、軌道運送高度化事業、道路運送高度化事業、海上運送高度化
事業、鉄道事業再構築事業、鉄道再生事業及び地域公共交通再編事業をいう。
地域公共交通再編事業
・面的なバス路線の再編、デマンド型等の多様なサービス、LRT・BRTの導入、地域鉄道の
上下分離等
地域公共交通確保維持改善事業
・再編事業実施の個別具体の支援メニュー
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