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相続税の仕組み
2016年6月
しきや会計&コンサルティング
相続税の申告が必要なケース
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1
相続税の申告が必要なケース
被相続人の遺産額
減算項目
加算項目
正味の遺産額
申告義務あり
申告義務なし
正味相続財産
≦基礎控除額
非課税財産
債務・葬式費用
遺産額
正味相続財産
>基礎控除額
基礎控除額
正味の遺産額
相続時精算課税
適用財産
基礎控除額
相続開始前3年以
内贈与財産
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2
被相続人の遺産額
土地
本
来
の
相
続
財
産
家屋
事業用(農業用)財産
有価証券
現金・預貯金
家庭用財産
その他の財産
遺産額
死亡保険金
み
な
し
相
続
財
産
死亡退職金
生命保険契約に関する権利
定期金に関する権利
保証期間付定期金に関する継続受給権に関する権利
契約に基づかない定期金に関する権利
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3
非課税財産
墓所、霊廟、祭具、墓地、墓石、仏壇、仏具等
死亡保険金のうち一定額
非課税限度額=500万円×(法定相続人の数)
相続人に限って非課税の適用あり
死亡退職金のうち一定額
非課税限度額=500万円×(法定相続人の数)
非課税財産
相続人に限って非課税の適用あり
国等へ寄付した相続財産・特定公益信託の信託財産とするために支出した一定の金銭
課税価格から控除できる非課税財産。ただし、申告義務の有無を判定する時には
非課税財産の額には含めない
公益事業用財産
個人立幼稚園等の教育用財産
心身障碍者共済制度による給付金
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4
債務・葬式費用
債
務
債務・葬式費用
葬
式
費
用
債務の要件
被相続人の債務であること
相続開始の時点で存在している債務であること
債務の存在が確実であること
保証債務は含まない
債務控除の適用対象者
民法上の相続人
包括受遺者(遺言により財産債務の一定割合を贈与された者)
控除できる金額
相続人又は包括受遺者が実際に負担する金額
控除対象となる費用
埋葬、火葬、納骨又は遺骸・遺骨の回送その他に要した費用(仮葬式と本葬式を行
う場合は両方)
葬式に際して施与した金品(戒名料、お布施、お経料等)
上記のほか葬式の前後に生じた出費で通常葬式に伴うと認められるもの(会葬御
礼など)
死体の捜索又は死体もしくは遺骨の運搬に要した費用
控除できない費用
香典返礼費用(香典返し)
墓碑及び墓地の買入費、墓地の借入費用
法会に要する費用
医学上又は裁判上の特別の処置に要した費用
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5
相続時精算課税適用財産
相続時精算課税制度を選択して被相続人から生前贈与を受けた財産
(参考)
相続時精算課税を選択できるケース
贈与者が、贈与をした年の1月1日において60歳以上、かつ
受贈者が、贈与を受けた年の1月1日において20歳以上の子か孫
相続時精算課税の概要
相続時精算課税
適用財産
相続時精算課税適用財産の累計が2500万円までは贈与税額が発生しない
相続時精算課税適用財産の累計が2500万円を超える部分には一律20%課税
相続時に相続時精算課税適用財産(贈与時の評価額)を加算して相続税額を計算
し、既に納付した贈与税額を控除して精算する仕組み(控除できない贈与税額は還
付)
贈与者ごとに選択可能(祖父・祖母・父・母・義父・義母の6パターン)
相続時精算課税を選択すると暦年課税に変更不可
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6
相続開始前3年以内贈与財産
加算対象となる財産
相続開始前3年以内に被相続人から贈与を受けた財産。ただし、今回の相続で財
産を取得した人が受けた生前贈与に限る。
暦年課税の基礎控除額(110万円)未満の贈与財産も対象
加算する金額は贈与時の財産評価額、既に納付した贈与税額は相続税額から控
除、控除しきれない贈与税額は還付されず打ち切り
対象外の贈与
相続開始前3年以
内贈与財産
贈与税の配偶者控除の特例を受けている又は受けようとする財産のうち、その配
偶者控除額に相当する金額
直系尊属から贈与を受けた住宅取得等資金のうち、非課税の適用を受けた金額
直系尊属から一括贈与を受けた教育資金のうち、非課税の適用を受けた金額
直系尊属から一括贈与を受けた結婚・子育て資金のうち、非課税の適用を受けた
金額
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基礎控除額
計算式
基礎控除額=3,000万円+600万円×法定相続人の数
法定相続人の数
相続放棄した相続人を数に含める
相続開始以前に死亡した相続人を数に含めない
欠格・廃除により相続権を失った相続人を数に含めない
基礎控除額
相続開始以前に死亡した人又は相続権を失った人に直系卑属がいる場合は、その
直系卑属を数に含める(代襲相続人)
法定相続人の数に含まれる養子の数
被相続人に実子がいる場合は1人まで
被相続人に実子がいない場合2人まで
実子と見なされる人(法定相続人の数に当然に含まれる人)
民法上の特別養子縁組による養子となった人
配偶者の実子で被相続人の養子となった人
被相続人との婚姻前に被相続人の配偶者の特別養子縁組による養子となった人で
被相続人の養子となった人
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国税庁「相続税の申告要否判定コーナー」のご案内
「相続税の申告要否判定コーナー」をご利用ください(リーフレット)
https://www.nta.go.jp/souzoku-tokushu/souzoku-hantei.pdf
「相続税の申告要否判定コーナー」
https://www.keisan.nta.go.jp/sozoku/yohihantei/top#bsctrl
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9
相続税の計算の仕組み
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① 財産を取得した人それぞれの課税価格を計算します
各人の取得財産
各人の
課税相続財産
各人の
純資産価額
各人の課税価格
非課税財産
債務・葬式費用
小規模宅地の
減額特例
取得財産
課税相続財産
純資産価額
課税価格
相続時精算課税
適用財産
相続開始前3年以
内贈与財産
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② 相続税の総額を計算します
各人の課税価格
課税価格の合計
基礎控除
各人の法定相続分
法定相続分で各人
の税額を計算
相続税の総額
配偶者
長男
配偶者(1/2)
配偶者
課税価格の
合計額
孫養子
相続税の総額の
算定基礎
相続税の速算表
長男(1/6)
長男
次男(1/6)
次男
孫養子(1/6)
孫養子
相続税の総額
次男
基礎控除額
各人の法定相続分
税率
控除額
1,000万円以下
3,000万円以下
5,000万円以下
1億円以下
2億円以下
3億円以下
6億円以下
6億円超
10%
15%
20%
30%
40%
45%
50%
55%
ー
50万円
200万円
700万円
1,700万円
2,700万円
4,200万円
7,200万円
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③ 各人の相続税額を計算します
相続税の総額
課税価格による
按分計算
相続税の2割加算
税額控除
(該当者のみ)
(該当者のみ)
各人の相続税額
配偶者の
税額軽減
配偶者の負担額
配偶者
相続税の総額
長男の負担額
長男
次男の負担額
次男
孫養子の負担額
2割加算
未成年者控除
孫養子
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④ ポイント
相続税の総額は、法定相続人が法定相続分で財産を取得したと仮定して計算し
ます。つまり、遺産分割がどのように行われても相続税の総額は基本的に変わ
りません。
ただし、小規模宅地の減額特例の適用に関する遺産分割は相続税の総額に影響
を与えます。
小規模宅地の減額特例による控除額が最大となるように遺産分割すると相続税
の総額が最少となるため、全ての相続人にとって有利です。
小規模宅地の減額特例の適用を受ける相続人は実際に取得する財産の価値に比
べて過少な税負担額となります。一方、減額特例の適用を受けない相続人は実
際に取得する財産の価値に比べて過重な税負担額となります。遺産分割をする
際には財産の配分だけでなく税負担額の配分にも配慮が必要です。
具体的には、その他の遺産分割で配慮する方法があります。あるいは、現金の
贈与や債務・葬式費用の負担によって税負担額を調整する方法もあります。
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小規模宅地の減額特例
概要
被相続人等の事業用又は居住用となっていた宅地を申告期限までに分割取得した場
合は、課税価格の計算上、その宅地の評価額を最大80%減額できる特例
宅地の名称
小規模宅地の
減額特例
減額割合
面積上限
80%
併せて400㎡
特定居住用宅地等
80%
330㎡
貸付事業用宅地等
50%
200㎡
特定事業用宅地等
特定同族会社事業用宅地等
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法定相続分
「相続税の総額」計算上の法定相続分
民法第900条及び901条の定めによる
ただし、相続の放棄があった場合はその放棄がなかったものとした法定相続人を基
に法定相続分を計算する
法定相続分(民法900条)
法定相続人が配偶者と子・・・配偶者1/2・子1/2
法定相続人が配偶者と直系尊属・・・配偶者2/3・直系尊属1/3
法定相続分
法定相続人が配偶者と兄弟姉妹・・・配偶者3/4・兄弟姉妹1/4
子・直系尊属・兄弟姉妹が複数いる場合は均等割り。ただし、父母の一方のみを同
じくする兄弟姉妹の相続分は、父母の双方を同じくする兄弟姉妹の相続分の二分
の一
代襲相続人の法定相続分(民法901条)
相続開始以前に死亡した人又は相続権を失った人の代襲相続人(直系卑属)の相
続分は、その直系尊属の本来の相続分。代襲相続人が複数いる場合は均等割り
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相続税の2割加算
概要
相続・遺贈により財産を取得した人がその被相続人の配偶者及び一親等の血族以
外の人である場合は、相続税額の総額を課税価格によって按分計算した税額にそ
の20%を加算
2割加算される人の例示
被相続人の兄弟姉妹、甥姪
被相続人の孫
相続税の2割加算
被相続人の孫養子(一親等の血族の例外)
2割加算されない人の例示
被相続人の配偶者
被相続人の子
被相続人の養子(孫養子を除く)
相続開始以前に死亡した子の代襲相続人(二親等の血族の例外)
被相続人の相続権を失った子(欠格・廃除)の代襲相続人(二親等の血族の例外)
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税額控除
税額控除
贈与税額控除
相続開始前3年以内の贈与財産に関して納付済みの贈与税額を控除
控除できない贈与税額は還付されず打ち切り
配偶者に対する相続税額の軽減
法定相続分又は1億6千万円のいずれか大きい金額の範囲内で財産を相続してい
る場合は、配偶者の相続税はゼロ
ただし、申告期限までに分割されていない財産は軽減措置の対象外
未成年者控除
未成年者控除額=10万円×(20歳-年齢(端数切捨))
未成年者控除額をその未成年の相続税額から控除できないときは、その未成年者
の扶養義務者の相続税額から控除することが可能
障害者控除
障害者控除額=10万円×(85歳-年齢(端数切捨))
特別障害者は20万円が計算基礎
障害者控除額をその障害者の相続税額から控除できないときは、その障害者の扶
養義務者の相続税額から控除することが可能
外国税額控除
外国で課税された相続税額がある場合は、外国で課税された相続税額を日本の相
続税額から控除して二重課税を調整
相次相続控除
前回の相続から今回の相続まで10年以内の場合に適用される税額控除
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遺産分割の手続き
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遺言書がある場合
遺言書がある場合の遺産分割
• 遺言書がある場合は遺言書に基づいて遺産分割するのが原則です(指定分割)。
• 相続人全員の同意がある場合は遺言書と異なる分割をすることも可能です。ただし、
遺言執行者がいる場合は、遺言執行者の同意も必要です。また、遺言書に遺産分割を
禁じる定めがある場合は協議分割できません。
• 遺言書がある場合でも、財産債務の記載漏れや不動産の地番表示が異なっているなど
の理由により、遺言書だけで税務申告や名義変更登記をするのは実務上困難です。そ
のため、実務的には遺言書の内容を踏まえた遺産分割協議書を改めて作成するのが一
般的です。
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遺言書がない場合
遺言書がない場合は相続人の協議により遺産分割をします。この手続きを遺産
分割協議といいます。
遺産分割協議は下記の当事者全員が参加して行わなければ無効とされます。
• 相続人
• 包括受遺者
• 相続分の譲受人
• 相続人が未成年者である場合の特別代理人、相続人が被後見人である場合の成年後見
人・保佐人・補助人
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遺産分割の方法
現物分割
• 個々の財産ごとに取得者を決める方法です(共有も可)。遺産分割の原則的な方法です。
代償分割
• 特定の相続人が財産を取得する代わりに、他の相続人に金銭等を与える方法です。
• 代償財産が不動産の場合は与えた相続人に所得税(譲渡所得)が課税されることがありま
す。
• 相続によって取得した財産以上の金銭等を与えた場合は、受け取った相続人に贈与税が課
税されます。例えば、生命保険金だけを取得した相続人が他の相続人に金銭等を与えた場
合は、受け取った相続人に贈与税が課税されます。生命保険金や死亡退職金は民法上の相
続財産ではないため、相続によって取得した財産はゼロの扱いだからです。
換価分割
• 財産の全部または一部を換金して、そのお金を分割する方法です。
• 不動産を換価した場合には、各相続人に所得税(譲渡所得)が課税されることがあります。
各相続人の所得税負担額は譲渡所得の特例の有無によってそれぞれ異なります。
• 換価の都合上、共同相続人のうち1人の名義に相続登記をしたうえで換価し、その後におい
て換価代金を分配する方法は、その代金が分割に関する調停の内容に従って実際に分配さ
れる場合には贈与税の課税が問題になることはありません。
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相続人に未成年者、被後見人がいる場合
相続人に未成年者、被後見人がいる場合
• 相続人に未成年者がいる場合は特別代理人を選任する必要があります。
• 相続人に被後見人がいる場合は成年後見人・保佐人・補助人を選任する必要がありま
す。
• 特別代理人等は、利益相反を回避するため、叔父や叔母、祖父母など相続人以外の人
を候補者としなければなりません。適当な候補者がいない場合は、弁護士等に依頼す
ることになります。
• 遺産分割協議では未成年者あるいは被後見人が法定相続分を確保するように分割する
必要があります。
• 特別代理人等の選任手続きは遺産分割協議後にするのが実務的です(遺産分割協議案
の添付が必要)。
• 特別代理人等の選任手続きは最長で2カ月程度かかることがあります。申告期限に間
に合うように時間的な余裕をもって遺産分割協議を行う必要があります。
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遺産分割が適用要件となっている規定
相続税額を軽減できる規定には遺産分割を適用要件としているものがあります。
• 配偶者に対する相続税額の軽減
• 小規模宅地等の減額特例
• 非上場株式等についての相続税の納税猶予(期限後分割は適用不可)
• 農地又は山林に係る相続税の納税猶予(期限後分割は適用不可)
• 医療法人の持分についての相続税の納税猶予
申告期限内に未分割の場合は有利な規定を適用しないで計算した相続税を一旦
納付し、分割が決定した時点で還付請求する手続きとなります。
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その他の留意点
遺産分割の対象とならない財産
• 死亡保険金、死亡退職金などのみなし財産は民法上の相続財産ではないため、遺産分
割の対象にはなりません。
未分割遺産がある場合の申告
• 申告期限までに財産の全部又は一部が未分割の場合、その分割されていない財産につ
いては、各相続人等が民法の規定による相続分の割合で取得したものとして各相続人
等の課税価格を計算し申告します。
相続登記が完了した後の遺産分割のやり直し
• 遺産分割による相続登記が完了した後、遺産分割のやり直しによる財産の再分配を
行った場合は、贈与として贈与税が課税されますので注意してください。ただし、未
分割遺産について民法の相続分による相続登記を行い、その後遺産分割協議に基づく
相続登記が行われた場合は、正式な遺産分割となりますので遺産分割のやり直しには
該当しません。
相続税には連帯納付義務があります
• 全ての相続人が納税義務を履行できるように遺産分割で配慮する必要があります。
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遺産分割協議のポイント
遺産分割によって納税額を軽減できる財産を優先的に協議しましょう。
• 配偶者が取得する財産
• 小規模宅地の減額特例の対象となる財産
遺産分割協議書は1回にまとめて作成する必要はなく、遺産
分割が確定する都度、数回に分けて作成することができます。
• 非上場株式等に係る相続税の納税猶予の対象となる財産
• 農地又は山林に係る相続税の納税猶予の対象となる財産
• 医療法人の持分についての相続税の納税猶予の対象となる財産
納税資金の確保につながる財産を優先的に協議しましょう。
• 現金・預貯金・上場株式・公社債
小規模宅地の減額特例の控除額が最大となるように遺産分割しましょう。
• 相続税の総額が最少となるため、全ての相続人にメリットがあります。
• 減額特例の適用を受けない相続人の税負担額が過大とならないように、その他の遺産
分割で上乗せ調整しましょう。あるいは、現金の贈与や債務・葬式費用の負担によっ
て税負担額を調整しましょう。
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相続の基礎知識
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基本用語
被相続人
• 亡くなった人のこと。
相続人
• 被相続人の財産を承継する人のこと。
遺贈
• 遺言によって財産を贈与すること。
包括受遺者
• 遺言により遺産の一定割合を遺贈された人
特定受遺者
• 死亡保険金など特定の遺産を遺贈された人
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相続税の申告・納税
申告書の提出義務者
• 相続又は遺贈によって財産を取得した人
• 被相続人からの生前贈与に関して相続時精算課税制度を選択していた人
申告書の提出期限
• 被相続人の死亡したことを知った日の翌日から10か月以内
納税方法
• 原則として金銭をもって一時に納付することとされています。
• 金銭で納付することを困難とする事由がある場合は、5年から20年の年賦延納によ
ることが認められています。
• また、延納によっても金銭で交付することを困難とする事由がある場合は、物納に
よって納付することが認められています。
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29
相続税の申告スケジュール
被相続人の死亡
10
4
3
ヶ
月
以
内
ヶ
月
以
内
ヶ
月
以
内
遺言書・死因贈与契約書の確認
相続財産と債務の調査・確定
相続の承認又は放棄
相続人の確定
所得税・消費税の準確定申告期限、消費税の各種届出(12/31まで)
遺産の評価額の確定
遺産分割協議及び協議書の作成
遺産の名義変更手続き
納税資金の確保・確認
納税方法(一時・延納・物納)の選択
相続税の申告・延納申請・物納申請
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30
遺言書
遺言書の種類
• 公正証書遺言
• 自筆証書遺言
• 秘密証書遺言
検認の手続き
• 自筆証書遺言・秘密証書遺言による遺言書は検認の手続きが必要です。遺言書の保管
者や発見者は、相続の開始を知った後、遅滞なくその遺言書を家庭裁判所に提出して
その検認を請求しなければなりません。
• 遺言書の検認は、遺言書の証拠保全手続きです。よって、遺言書の真否や効力の有無
を判定するものではありません。
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相続の承認・放棄
単純承認
• 被相続人の一切の財産債務を包括承継することを単純承認といいます。通常、財産が
債務を上回ることが明らかな場合に行います。手続は何も必要ありません。
限定承認
• 取得した財産の範囲内で債務及び遺贈の義務を引き継ぐことを限定承認といいます。
限定承認した場合の手続きは、実質的に、被相続人に関する破産手続きと同様な手続
きとなります。限定承認するには、相続開始から3か月以内に、共同相続人全員で家
庭裁判所に申述する必要があります。
相続放棄
• 被相続人の財産債務を一切承継しないことを相続放棄といいます。債務が財産を明ら
かに上回る場合は相続放棄が有利です。相続放棄するには、相続開始から3か月以内
に家庭裁判所に申述する必要があります。相続放棄は相続人ごとに単独で行うことが
できます。
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しきや会計&コンサルティングのご紹介
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事務所概要
名称:しきや会計&コンサルティング
代表者:税理士 志喜屋 仁(しきや ひとし)
郵便番号:730-0012
所在地:広島市中区上八丁堀8-10 クロスタワー7F
電話番号:082-555-9400
FAX番号:082-555-9401
E-mail:[email protected]
Web:http://shikiya-kaikei.com/
事業内容:会計業務・税理士業務・財務改善コンサルティング
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アクセス
クロスタワー
広島女学院中学・高等学校
城南通り
白
島
通
り
相生通り
福屋
ヤマダ電機
三越
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