資料1 検討課題:身近な場で、早期にかつ効果的なアプローチを (1)アプローチ1:全数面接 【現状】 ・世田谷区は、地区(出張所単位27か所) 、地域(総合支所単位5か所) 、全区の3層で運営。 ・妊娠届出は〈地域〉健康づくり課(保健師配置職場)、区民・戸籍係(2か所)のほか、 〈地 区〉出張所(8か所) 、まちづくりセンター(20か所)で受付している。届出時のアンケ ート実施により、フォロー対象妊婦を把握するようにしている。 <資料2:子育て支援に係る相談・支援体制> <資料3:今ある区の制度とサービス> <資料4:25年度砧健康づくり課アンケート実施概況> 【課題】 ・健康づくり課以外は事務職が受付しており、その場では特定妊婦の把握ができてもすぐに 面接ができない。 ・アンケートによる把握には限界がある。 (意図的に答えない場合や把握後のフォローのため のコンタクトが取れない場合がある) ・面接の実施はどの時期がよいのか、効果的にハイリスクを発見できるのは何時か。 ・面接の内容はどのようなものか、どの程度の専門性が必要か。 ・妊娠届出時に面接する場合、届出場所はどのような環境が望ましいか。 ・妊娠届出自体は代理での提出も可としている、代理など面接できない場合や、時間 がなく面接を断る人の対応をどうするか。 ・妊娠届出時以外の可能性はあるのか。 【参考】 ・区では、あんしんすこやかセンター(介護保険制度の地域包括支援センター)における「妊娠届出時 の面接のモデル実施」の検討を行っている。27年度は各地域1か所でモデル実施 <第1回資料7:地域包括ケアシステムにおける「妊娠届出時の面接のモデル実施」について> (2)アプローチ2:妊婦健診 【現状】 ・世田谷保健所で回収した受診済み妊婦健診の受診票は、各地域の健康づくり課に送っており、各 健康づくり課では、受診票の内容を見て、電話等で状況確認を行い、継続フォローにつなげている。 <資料3:今ある区の制度とサービス> 【課題】 ・妊婦健診票の結果が確認できるまで1か月半から2か月かかり、適切な支援に結び付けにくい ・医療機関との直接連携の仕組により、要支援者の把握・支援につなげられないか。 アプローチ・支援 医療機関 健康づくり課 国 医 受診票(結果) 師 集 保 会 約 連 請求・報告 支払 結果確認・連絡 健康推進課 (3)アプローチ3:母親(両親)学級・ぷれパパママ講座 【現状】 ・母親(両親)学級は平日開催、予約不要。 ・ぷれパパママ講座は土日開催、事前申し込み・定員超過の場合抽選。 ・内容:妊娠中のすごし方や赤ちゃんを迎える心構え、赤ちゃんのお世話や用品、地域の相 談機関等の情報提供や参加者同士の交流を行う。 実習:沐浴・おむつかえ・妊婦体験他 ・妊娠初期から参加可能。母子保健バッグに案内ちらしを封入しており、希望者が参加する。 (主に妊娠中期から後期の参加者が多い。 ) ・母親(両親)学級では、母子手帳から要支援者の把握に努める他、参加の様子から心配な 人には個別に声掛けをして相談につなげている。また、地区担当保健師から積極的に参加を 勧めて、要フォロー妊婦の相談や経過の把握につなげている。 <資料 5:母親学級ちらし> 【課題】 ・平日開催の学級について参加者が減少傾向にある。 個別課題に絞った開催運営等の検討が必要である。 ・土日開催のぷれパパママ講座については、委託で実施しているがその場での個別の相談には 対応できていない。 (時間的余裕やスタッフの確保が困難、地域の相談者へのつなぎ方の課題)
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