第83回定時株主総会招集ご通知に際しての

株主各位
第 83 回定時株主総会招集ご通知に際しての
インターネット開示情報
連 結 注 記 表
個 別 注 記 表
(平成 27 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日まで)
ユシロ化学工業株式会社
「連結注記表」及び「個別注記表」につきましては、法令及び当社定款
第 15 条の規定に基づき、当社ホームページに掲載することにより株主
の皆様に提供しております。
連結注記表
1. 連結計算書類の作成のための基本となる重要な事項に関する注記等
(1) 連結の範囲に関する事項
① 連結子会社の数
13社
連結子会社の名称
ユシロ運送㈱
ユシロ・ゼネラルサービス㈱
日本シー・ビー・ケミカル㈱
ユシロマニュファクチャリングアメリカInc.
ユシロドブラジルインダストリアケミカLtda.
ユシロメキシコS.A.de C.V.
上海尤希路化学工業有限公司
啓東尤希路化学工業有限公司
広州尤希路油剤有限公司
ユシロマレーシアSdn.Bhd.
ユシロ(タイランド)Co.,Ltd.
ユシロインディアカンパニーPvt.Ltd.
PT.ユシロインドネシア
このうち、日本シー・ビー・ケミカル㈱については、当連結会計年度において当社が同
社株式を取得したため、連結の範囲に含めております。
②
主要な非連結子会社の名称等
主要な非連結子会社の名称
泰興西碧化学有限公司
Siam Cee-Bee Chemical Co.,Ltd.
連結の範囲から除いた理由
非連結子会社はいずれも小規模であり、合計の総資産、売上高、当期純損益(持分に
見合う額)及び利益剰余金(持分に見合う額)等は、いずれも連結計算書類に重要な
影響を及ぼしていないため、連結の範囲から除外しております。
(2) 持分法の適用に関する事項
① 持分法を適用した関連会社の数
関連会社の名称
汎宇化学工業㈱
㈱汎宇
三宜油化股份有限公司
3社
― 1 ―
②
持分法を適用しない非連結子会社の名称等
主要な会社等の名称
泰興西碧化学有限公司
Siam Cee-Bee Chemical Co.,Ltd.
持分法を適用していない理由
持分法を適用していない非連結子会社はいずれも小規模であり、当期純損益(持分に
見合う額)及び利益剰余金(持分に見合う額)等からみて、持分法の対象から除いて
も連結計算書類に及ぼす影響が軽微であり、かつ、全体としても重要性がないためで
あります。
(3) 連結子会社の事業年度等に関する事項
子会社のうち海外子会社(10社)の決算日はすべて12月31日であります。
連結計算書類の作成に当たっては、同決算日現在の計算書類を使用しております。ただ
し、1月1日から連結決算日3月31日までの期間に発生した重要な取引については、連結
上必要な調整を行っております。
(4) 会計方針に関する事項
① 重要な資産の評価基準及び評価方法
(a) 有価証券の評価基準及び評価方法
その他有価証券
時価のあるもの………………決算日の市場価格等に基づく時価法
(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原
価は移動平均法により算定しております。)
時価のないもの………………移動平均法による原価法
(b) たな卸資産の評価基準及び評価方法
月次総平均法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)を採用しており
ます。
(ただし、貯蔵品のうち燃料については、最終仕入原価法を採用しておりま
す。
)
②
重要な減価償却資産の減価償却の方法
(a) 有形固定資産(リース資産を除く)
当社及び国内連結子会社は、定率法(ただし、平成9年に竣工した当社の神奈川テク
ニカルセンターの試験棟及び平成10年4月1日以降取得の建物 (建物附属設備を除
く)については定額法)を採用し、在外連結子会社は主として定額法を採用しており
ます。なお、主な耐用年数は次のとおりであります。建物及び構築物は3年~50年、
その他の有形固定資産は2年~20年で均等償却する方法を採用しております。
― 2 ―
(b) 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法を採用しております。
なお、自社利用のソフトウェアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づ
く定額法を採用しております。
(c) リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。
(d) 長期前払費用
定額法を採用しております。
③
重要な引当金の計上基準
(a) 貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒
懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上
しております。
(b) 賞与引当金
従業員に対して支給する賞与を支給対象期間に対応して費用負担するため支給見込額
を計上しております。
(c) 役員賞与引当金
子会社の日本シー・ビー・ケミカル㈱、上海尤希路化学工業有限公司、啓東尤希路化
学工業有限公司は、役員に対して支給する賞与の支払いに備えるため、当連結会計年
度末における支給見込額を計上しております。
(d) 役員退職慰労引当金
当社、子会社のユシロ運送㈱及びユシロ・ゼネラルサービス㈱は、役員の退職慰労金
の支出に備えるため、内規に基づく期末退職慰労金要支給額を計上しております。
④ その他連結計算書類作成のための基本となる重要な事項
(a) 外貨建の資産または負債の本邦通貨への換算の基準
外貨建金銭債権債務は、決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益
として処理しております。
― 3 ―
(b) 退職給付に係る会計処理
・退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属
させる方法については、給付算定式基準によっております。
・数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法
過去勤務費用は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)
による定額法により費用処理しております。
数理計算上の差異は、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以
内の一定の年数(10年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌連結会計
年度から費用処理することとしております。
(c) 消費税等の会計処理
税抜方式を採用しております。
2. 会計方針の変更
(企業結合に関する会計基準等の適用)
「企業結合に関する会計基準」
(企業会計基準第21号 平成25年9月13日。以下「企業結
合会計基準」という。)
、「連結財務諸表に関する会計基準」
(企業会計基準第22号 平成25年
9月13日。以下「連結会計基準」という。
)及び「事業分離等に関する会計基準」
(企業会計
基準第7号 平成25年9月13日。以下「事業分離等会計基準」という。
)等を、当連結会計
年度から適用し、支配が継続している場合の子会社に対する当社の持分変動による差額を資
本剰余金として計上するとともに、取得関連費用を発生した連結会計年度の費用として計上
する方法に変更いたしました。また、当連結会計年度の期首以後実施される企業結合につい
ては、暫定的な会計処理の確定による取得原価の配分額の見直しが企業結合年度の翌年度に
行われた場合には、当該見直しが行われた年度の期首残高に対する影響額を区分表示すると
ともに、当該影響額の反映後の期首残高を記載する方法に変更いたします。加えて、当期純
利益等の表示の変更及び少数株主持分から非支配株主持分への表示の変更を行っておりま
す。
企業結合会計基準等の適用については、企業結合会計基準第58-2項(4)
、連結会計基
準第44-5項(4)及び事業分離等会計基準第57-4項(4)に定める経過的な取扱いに従
っており、当連結会計年度の期首時点から将来にわたって適用しております。
この結果、当連結会計年度の営業利益、経常利益はそれぞれ60百万円減少しており、税金
等調整前当期純利益は57百万円減少しております。また、当連結会計年度末の資本剰余金が
57百万円増加しております。
当連結会計年度の連結株主資本等変動計算書の資本剰余金の期末残高は57百万円増加して
おります。
また、1株当たり情報に与える影響は当該箇所に記載しております。
― 4 ―
3. 追加情報
(法人税率の変更等による影響)
「所得税法等の一部を改正する法律」
(平成28年法律第15号)及び「地方税法等の一部を
改正する等の法律」(平成28年法律第13号)が平成28年3月29日に国会で成立し、平成28年
4月1日以後に開始する連結会計年度から法人税率等の引き下げ等が行われることとなりま
した。これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用する法定実効税率は従来の
32.34%から平成28年4月1日に開始する連結会計年度及び平成29年4月1日に開始する連
結会計年度に解消が見込まれる一時差異については30.90%に、平成30年4月1日に開始す
る連結会計年度以降に解消が見込まれる一時差異については、30.66%となります。
この税率変更により、繰延税金負債の金額(繰延税金資産の金額を控除した金額)が5百
万円、退職給付に係る調整額が2百万円減少し、法人税等調整額が5百万円、その他有価証
券評価差額金が13百万円、それぞれ増加しております。
4. 連結貸借対照表に関する注記
(1) 有形固定資産の減価償却累計額
14,043百万円
(2) 偶発債務
当社が加入する複数事業主制度の日本界面活性剤工業厚生年金基金は、平成27年2月20日
開催の代議員会において特例解散の方針を決議いたしました。これにより、当該解散による
損失が発生する場合がありますが、当社にかかる影響額は、現時点では不確定要素が多く合
理的に算定することができません。
(3) 保証債務
連結会社以外の会社の金融機関からの借入に対する債務保証及び連結会社以外の会社のリ
ース契約に対する経営指導念書の差入れを行っております。
Siam Cee-Bee Chemical Co.,Ltd.
224百万円
― 5 ―
5. 連結損益計算書に関する注記
(1) 海外子会社税務関連損失
ブラジル連結子会社におけるICMS(商品流通サービス税)の税務関連訴訟に関し、請
求額の一部を免除する特別措置を適用したことによる支払額等を特別損失に計上しておりま
す。
なお、税務当局からの指摘につきましては、見解の相違に起因するものであります。
(2) 退職給付制度改定損
当社は平成28年3月に企業年金規約を一部改定しました。本改定に伴い、当連結会計年度
の特別損失として345百万円を計上しております。
6. 連結株主資本等変動計算書に関する注記
(1) 発行済株式の種類及び総数に関する事項
普通株式
13,900,065株
(2) 自己株式の種類及び株式数に関する事項
普通株式
46,519株
(3) 新株予約権等に関する事項
該当事項はありません。
(4) 配当に関する事項
① 配当金支払額
決
議
株式の種類
配当金の総額
(百万円)
1株当たり配当額
(円)
基
準
日
効力発生日
平成27年6月1日
取締役会
普通株式
318
23
平成27年3月31日
平成27年6月8日
平成27年11月5日
取締役会
普通株式
207
15
平成27年9月30日
平成27年12月4日
②
決
基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度とな
るもの
議
平成28年5月30日
取締役会
株式の種類 配当金の総額
配当の原資
(百万円)
普通株式
346
1株当たり
配当額(円)
利益剰余金
― 6 ―
25
基
準 日
平成28年3月31日
効力発生日
平成28年6月10日
7. 金融商品に関する注記
(1) 金融商品の状況に関する事項
① 金融商品に対する取組方針
当社グループは、資金運用については安全性の高い金融資産で運用しており、売買益を目
的とするような投機的な取引は行わない方針であります。
② 金融商品の内容及びそのリスクならびにリスク管理体制
営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。当該リス
クに関しては、取引先ごとの期日管理及び残高管理を行っております。
有価証券及び投資有価証券のうち株式は、市場価格変動リスクに晒されておりますが、こ
れらは主に業務上の関係を有する企業の株式であり、定期的に時価及び発行体の財務状況
を把握しております。
営業債務である支払手形及び買掛金は、主に1年以内の支払期日であります。
借入金のうち、短期借入金は主に営業取引に係る資金調達であり、長期借入金は主に長期
の運転資金と設備投資等に係る資金調達です。
③ 金融商品の時価等に関する補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額の他、市場価格がない場合には合理的に算定
された価額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるた
め、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することがあります。
(2) 金融商品の時価等に関する事項
平成28年3月31日における連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次
のとおりであります。なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは含まれ
ておりません。
連結貸借対照表計上額
①現金及び預金
②受取手形及び売掛金
③有価証券及び投資有価証券
その他有価証券
④支払手形及び買掛金
⑤短期借入金※
⑥長期借入金※
時
価
差
額
6,609百万円
5,802百万円
6,609百万円
5,802百万円
―百万円
―百万円
3,383百万円
3,532百万円
1,501百万円
1,000百万円
3,383百万円
3,532百万円
1,501百万円
1,021百万円
―百万円
―百万円
―百万円
20百万円
※長期借入金の支払期日が1年以内になったことにより短期借入金に計上されたもの(212百万
円)について、本表では長期借入金として表示しております。
― 7 ―
(注1)金融商品の時価の算定方法ならびに有価証券に関する事項
①現金及び預金ならびに②受取手形及び売掛金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額
によっております。
③有価証券及び投資有価証券
これらの時価について、株式は取引所の価格によっております。また、投資信託について
は市場価格によっております。
④支払手形及び買掛金ならびに⑤短期借入金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額
によっております。
⑥長期借入金
これらの時価については、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映しており、時
価は帳簿価額とほぼ等しいと考えられることから当該帳簿価額によっております。固定金
利によるものは元利金の合計額を同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引
いて算定する方法によっております。
(注2)非上場株式及び関係会社株式(5,999百万円)は市場価格がなく、時価を把握することが
極めて困難と認められるため、③有価証券及び投資有価証券のその他有価証券には含めて
おりません。
― 8 ―
8. 企業結合等関係に関する注記
取得による企業結合
(1) 企業結合の概要
① 被取得企業の名称及び事業の内容
被取得企業の名称
日本シー・ビー・ケミカル株式会社
事業の内容
化学薬品の製造・販売等
② 企業結合を行った主な理由
当社のコア・ビジネス領域のさらなる強化・拡大をはかるため。
③ 企業結合日
平成27年4月13日(みなし企業結合日 平成27年4月1日)
④ 企業結合の法的形式
株式取得
⑤ 結合後企業の名称
日本シー・ビー・ケミカル株式会社
⑥ 取得した議決権比率
90%
⑦ 取得企業を決定するに至った主な根拠
当社が現金を対価として株式を取得したためであります。
(2) 連結計算書類に含まれる被取得企業の業績の期間
平成27年4月1日から平成28年3月31日まで
(3) 被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳
取得の対価
現金及び預金
取得原価
373百万円
373百万円
(4) 主要な取得関連費用の内容及び金額
アドバイザリー業務に対する報酬・手数料等
60百万円
(5) 発生した負ののれん発生益の金額及び発生原因
① 発生した負ののれん発生益の金額
541百万円
② 発生原因
企業結合時の時価純資産額が取得原価を上回ったため、その差額を負ののれん
発生益として計上しております。
― 9 ―
(6) 企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額ならびにその主な内訳
流動資産
911百万円
固定資産
1,746百万円
資産合計
2,658百万円
流動負債
1,093百万円
固定負債
548百万円
負債合計
1,641百万円
共通支配下の取引等
子会社株式の追加取得
(1) 取引の概要
① 被取得企業の名称及び事業の内容
被取得企業の名称
日本シー・ビー・ケミカル株式会社
事業の内容
化学薬品の製造・販売等
② 企業結合日
(イ)平成27年8月1日
(ロ)平成27年10月20日
③ 企業結合の法的形式
(イ)貸付金の現物出資による株式取得
(ロ)非支配株主からの株式取得
④ 結合後企業の名称
日本シー・ビー・ケミカル株式会社
⑤ その他取引の概要に関する事項
同社の財務体質の改善を目的とした同社の増資をデット・エクイティ・スワップによる
方法で引き受け、また資本関係をより強固なものにするために、非支配株主が保有する
株式を取得したものであります。この結果、当社の保有する議決権比率は100%となって
おります。
(2) 実施した会計処理の概要
「企業結合に関する会計基準」及び「企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関す
る適用指針」に基づき、共通支配下の取引等のうち、デット・エクイティ・スワップに
ついては共通支配下の取引として、また非支配株主が保有する株式の取得については非
支配株主との取引として処理しています。
― 10 ―
(3) 子会社株式を追加取得した場合に掲げる事項
被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳
取得の対価
貸付金の現物出資
現金及び預金
取得原価
379百万円
47百万円
427百万円
(4) 非支配株主との取引に係る当社の持分変動に関する事項
① 資本剰余金の主な変動要因
子会社株式の追加取得
② 非支配株主との取引によって増加した資本剰余金の金額
貸付金の現物出資による株式取得
非支配株主からの株式取得
合計
9. 1株当たり情報に関する注記
(1) 1株当たり純資産額
30百万円
27百万円
57百万円
1,935.65円
(2) 1株当たり当期純利益
143.89円
「会計方針の変更」に記載のとおり、企業結合会計基準等を適用しております。
この結果、当連結会計年度の1株当たり当期純利益金額は4円14銭減少しております。なお、
1株当たり純資産額に与える影響はありません。
10. 重要な後発事象に関する注記
当社は、平成28年5月12日開催の取締役会において、会社法第459条第1項及び当社定款第
37条の規定に基づき、自己株式を取得することを決議いたしました。
(1) 理由
株主還元の強化と機動的な資本政策等を遂行するため
(2) 取得する株式の種類
普通株式
(3) 取得する株式の数
300,000株(上限)
(4) 株式取得価額の総額
375百万円(上限)
(5) 自己株式取得の期間
平成28年5月13日から平成28年10月31日まで
(6) 取得方法
東京証券取引所における市場買付
― 11 ―
個別注記表
1. 重要な会計方針に係る事項に関する注記
(1) 資産の評価基準及び評価方法
① 有価証券の評価基準及び評価方法
(a) 子会社株式及び関連会社株式…移動平均法による原価法
(b) その他有価証券
時価のあるもの………………決算日の市場価格等に基づく時価法
(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原
価は移動平均法により算定しております。)
時価のないもの………………移動平均法による原価法
② たな卸資産の評価基準及び評価方法
月次総平均法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)を採用しておりま
す。
(ただし、貯蔵品のうち燃料については、最終仕入原価法を採用しております。
)
(2) 固定資産の減価償却の方法
① 有形固定資産(リース資産を除く)
定率法(ただし、平成9年に竣工した神奈川テクニカルセンターの試験棟及び平成10年
4月1日以降取得の建物 (建物附属設備を除く)については定額法)を採用しておりま
す。なお、主な耐用年数は次のとおりであります。建物及び構築物は3年~50年、その
他の有形固定資産は2年~20年、また、取得価額10万円以上20万円未満の少額減価償却
資産については、3年間で均等償却する方法を採用しております。
② 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法を採用しております。
なお、自社利用のソフトウェアについては、社内における利用可能期間 (5年) に基づ
く定額法を採用しております。
③ リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。
④ 長期前払費用
定額法を採用しております。
― 12 ―
(3) 引当金の計上基準
① 貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸
念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上して
おります。
② 賞与引当金
従業員に対して支給する賞与を支給対象期間に対応して費用負担するために支給見込額
を計上しております。
③ 退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見
込額に基づき、当事業年度末において発生していると認められる額を計上しておりま
す。なお、過去勤務費用は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数
(10年)による定額法により費用処理しております。また、数理計算上の差異は、その
発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法により、発
生年度の翌事業年度から費用処理することとしております。
④ 役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支出に備えるため、内規に基づく期末退職慰労金要支給額を計上し
ております。
(4) その他計算書類作成のための基本となる重要な事項
① 外貨建の資産または負債の本邦通貨への換算の基準
外貨建金銭債権債務は、決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益と
して処理しております。
② 退職給付に係る会計処理
退職給付に係る未認識数理計算上の差異、未認識過去勤務費用の会計処理の方法は、連
結計算書類における会計処理の方法と異なっております。
③ 消費税等の会計処理
税抜方式を採用しております。
― 13 ―
2. 追加情報
(法人税率の変更等による影響)
「所得税法等の一部を改正する法律」
(平成28年法律第15号)及び「地方税法等の一部を
改正する等の法律」(平成28年法律第13号)が平成28年3月29日に国会で成立し、平成28年
4月1日以後に開始する事業年度から法人税率等の引き下げ等が行われることとなりまし
た。これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用する法定実効税率は従来の
32.34%から平成28年4月1日に開始する事業年度及び平成29年4月1日に開始する事業年
度に解消が見込まれる一時差異については30.90%に、平成30年4月1日に開始する事業年
度以降に解消が見込まれる一時差異については、30.66%となります。
この税率変更により、繰延税金資産の金額(繰延税金負債の金額を控除した金額)が4百
万円減少し、法人税等調整額が17百万円、その他有価証券評価差額金が12百万円、それぞれ
増加しております。
3. 貸借対照表に関する注記
(1) 有形固定資産の減価償却累計額
10,954百万円
(2) 関係会社に対する金銭債権債務
短期金銭債権
1,585百万円
短期金銭債務
103百万円
(3) 偶発債務
当社が加入する複数事業主制度の日本界面活性剤工業厚生年金基金は、平成27年2月20日
開催の代議員会において特例解散の方針を決議いたしました。これにより、当該解散によ
る損失が発生する場合がありますが、当社にかかる影響額は、現時点では不確定要素が多
く合理的に算定することができません。
4. 損益計算書に関する注記
(1) 関係会社との取引高
売上高
1,034百万円
売上原価
273百万円
販売費及び一般管理費
764百万円
営業取引以外の取引高 受取利息
61百万円
受取配当金
824百万円
(2) 退職給付制度改定損
当社は平成28年3月に企業年金規約を一部改定しました。本改定に伴い、当事業年度の特
別損失として345百万円を計上しております。
― 14 ―
5. 株主資本等変動計算書に関する注記
当事業年度末日における自己株式の種類及び株式数
普通株式
46,519株
6. 税効果会計に関する注記
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
繰延税金資産
賞与引当金
93百万円
未払賞与社会保険料
15百万円
未払事業税等
8百万円
その他
5百万円
評価性引当額
△4百万円
流動
計
118百万円
退職給付引当金
306百万円
役員退職慰労引当金
40百万円
投資有価証券評価損
119百万円
関係会社株式評価損
55百万円
会員権評価損
3百万円
その他
7百万円
評価性引当額
△200百万円
繰延税金負債(固定)との相殺
△333百万円
固定
計
―百万円
繰延税金資産合計
118百万円
繰延税金負債
その他有価証券評価差額金
234百万円
特定資産圧縮積立金
166百万円
その他
0百万円
繰延税金資産(固定)との相殺
△333百万円
固定
計
68百万円
繰延税金負債合計
68百万円
― 15 ―
7. 関連当事者との取引に関する注記
属性
会社等の名称
議決権等
の所有(被
所有)割合
関連当事者
との関係
取引の内容
所有
資金の貸付
役員の兼任
直接99.9%
(注)1
資金の貸付
日本シー・ビー・ 所有
(注)1
子会社
役員の兼任
ケミカル(株)
直接100.0%
増資の引受
(注)2
上海尤希路化学工 所有
子会社
役員の兼任 配当金の受取
業有限公司
直接 55.0%
ユシロマニュファ
所有
子会社 クチャリングアメ
役員の兼任 配当金の受取
直接100.0%
リカInc.
ユシロマレーシア 所有
子会社
役員の兼任 配当金の受取
Sdn.Bhd.
直接100.0%
子会社
ユシロメキシコ
S.A.de C.V.
取引金額
(百万円)
科 目
期末残高
(百万円)
458 関係会社短期貸付金
450
1,083
関係会社短期貸付金
379
350
207 ―
―
151 ―
―
136 ―
―
上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(取引条件及び取引条件の決定方針等)
(注) 1 資金の貸付については、市場金利を考慮して利率を合理的に決定しております。なお、担保は受け入れて
おりません。
2 増資の引受は、デット・エクイティ・スワップ方式による貸付金の現物出資であります。
8. 1株当たり情報に関する注記
(1) 1株当たり純資産額
1,367.52円
(2) 1株当たり当期純利益
60.68円
9. 重要な後発事象に関する注記
連結注記表の「10. 重要な後発事象に関する注記」をご参照ください。
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