ゴールデンウィークにおける渋滞緩和の取組結果

平成28年6月9日
ゴールデンウィークにおける渋滞緩和の取組結果について
~道後温泉から高速道路へのアクセス時間が短縮~
国道33号の渋滞緩和対策として、ゴールデンウィーク期間中に高松方
面へ向かう場合、国道11号を経由して川内ICをご利用いただく取組を
実施しておりました。(別紙1)
本取組について、アンケート結果を含めた検証結果をお知らせいたしま
す。
1.松山IC利用の交通が川内IC利用に約3割転換
・アンケート結果より、松山IC利用予定者のうち約3割の方が川内ICに転換
2.国道33号の利用割合が昨年に比べ約1割減少
・国道11号と国道33号の交通量の合計に対する国道33号の交通量の割合が減少
〈H27GW〉 国道33号 55%{10~12時(2時間)}
〈H28GW〉 国道33号 47%{10~12時(2時間)}
3.国道11号経由で時間短縮 国道33号経由との差が最大約30分
・道後温泉から川内ICまでの所要時間(10時台)
国道33号経由 約66分
⇔
国道11号経由 約36分
【今後の予定(お盆の経路誘導)】
・お盆も国道33号は交通集中により渋滞しています。
・GWに引き続きお盆も国道11号への経路誘導を促す情報提供を行う予定です。
※ 本施策は、四国圏広域地方計画の広域プロジェクト【No.5 地域の自立的・持続的発展に
向けた「資国」産業競争力強化プロジェクト】の取組みに関連します。
愛媛県渋滞対策協議会
問い合わせ先:四国地方整備局 松山河川国道事務所
しよう の
たつ や
◎ 副 所 長 ( 道 路 ): 庄 野 達也 (内線:205)
たか い
けん いち
計 画 課 長:高井 健一 (内線:261)
代 表 089-972-0034
FAX 089-972-8056
◎:主な問い合わせ先
※愛媛県渋滞対策協議会構成員
愛媛大学、国土交通省四国地方整備局道路部、松山河川国道事務所、大洲河川国道事務所
国土交通省四国運輸局愛媛運輸支局、西日本高速道路(株)、本州四国連絡高速道路(株)
愛媛県、愛媛県警察本部、松山市、新居浜市
別紙1
○ゴールデンウィーク期間中は、松山ICを利用する交通の集中により、国道33号が普段
より渋滞しているため、高松方面へ用事がある方は松山ICよりも川内IC(国道11号)
を利用した方が早く行ける時間帯があります。
○この事から、ゴールデンウィーク期間中の国道33号の渋滞緩和の取組として、国道11号
への自主的な経路の変更を呼びかけていました。⇒ 電光掲示板、横断幕、路上看板、ポスター、チラシ、HP
経路変更
【路上看板】
【電光掲示板】
【横断幕】
【ポスター】
(チラシも同デザイン)
別紙2
1.松山IC利用の交通が川内IC利用に約3割転換
○アンケートの結果、松山IC利用予定者のうち、約3割の方が川内ICへ転換しました。
松山IC・川内ICの利用割合
(アンケート結果)
凡 例
高速道路
一般国道
県道・主な市道
松山ICを利用する予定で
あった方のうち、約3割が
川内IC利用に転換
川内IC
33%
松山IC
67%
松山IC利用から川内IC利用に転換
国道33号・松山IC経由
国道11号経由
(N=329)
至
高
松
至 大洲
出典:国土地理院・数値地図情報を基に作成
資料:アンケート調査結果(H28GW)
回収部数は2,070部、うち松山IC利用予定者は
329部。上グラフは、松山IC利用予定者が実際
に利用したICの割合を示している。
2.国道33号の利用割合が昨年に比べ約1割減少
○10時~12時の国道11号と国道33号の利用割合を比較すると、国道33号から国道11号への交通転換
により、昨年に比べ国道33号の利用割合が約1割減少しました。(2時間交通量で約300台減少)
国道33号・国道11号の交通量変化(10時〜12時)
国道11号と国道33号の利用割合
0%
H27GW
H28GW
20%
40%
55%
(2,100台/2h)
47%
(1,800台/2h)
60%
80%
100%
45%
(1,800台/2h)
53%
(2,000台/2h)
凡
例
断面A(国道33号・天山交差点南側断面)
断面B(国道11号・志津川)
資料:交通量調査結果(断面A 国道33号・天山交差点南側断面)
トラカンデータ(断面B 国道11号・志津川)
・H27GW:平成27年5月3日(火・祝)10:00~12:00
・H28GW:平成28年5月4日(水・祝)10:00~12:00
・利用割合とは、断面Aと断面Bの断面交通量の計に対して、それぞれの断面交通量が
占める割合
国道33号から国道11号に交通が転換
(10時~12時の国道33号の交通量が約1割減少)
天山交差点
断面B
国道11号・志津川
断面A 国道33号
天山交差点南側断面
国道11号経由
国道33号・松山IC経由
至
高
松
凡 例
至 大洲
出典:国土地理院・数値地図情報を基に作成
高速道路
一般国道
県道・主な市道
3.国道11号経由で時間短縮 国道33号経由との差が最大約30分
○国道11号を経由された方は、国道33号経由に比べ、所要時間を最大約30分短縮できました。
○国道33号から国道11号への交通の転換は図られたものの、国道33号では渋滞が発生しているため、
引き続き国道11号への転換等を検討していく必要があります。
道後温泉から川内ICまでの所要時間の比較
GW(5/4)の交通状況
80
66
至 松山IC
所要時間(分)
写真①国道33号南行
交通の転換は図られ
たものの、国道33号
では渋滞が発生
約30分差
55
60
約24分差
36
40
31
20
0
10時
至 松山I市中心部
写真②国道11号東行
11時
国道33号
撮影日:平成28年5月4日
国道11号
資料:実走行調査結果
・調査日時:平成28年5月4日(水・祝)
・国道33号ルート:道後温泉~松山IC~川内IC
・国道11号ルート:道後温泉~川内IC
国道11号では
スムーズに走行可能
至 川内IC
写
真
①
国道11号経由
国道33号・松山IC経由
至
高
松
至 松山I市中心部
撮影日:平成28年5月4日
凡 例
高速道路
一般国道
県道・主な市道
至 大洲
出典:国土地理院・数値地図情報を基に作成
今後の予定(お盆の経路誘導)
別紙3
○お盆の国道33号もGWと同様に交通の集中により、通常の休日より渋滞しています。
○川内ICを利用した方は、松山IC利用に比べ、最大約30分の時間が短縮できました。
○GW同様にお盆も、国道11号を経由し川内ICを利用する方が早い時間帯(10時~12時)があります。
○アンケートの結果、約8割の方が川内ICを利用しようと思うと回答しています。
○GWに引き続き、お盆においても、国道33号の渋滞緩和のための国道33号から国道11号への経路誘
導を促す情報提供を行う予定です。
お盆と通常休日の所要時間比較
お盆の国道11号と国道33号の比較
■国道33号経由
道後温泉から川内IC(10時・11時)
50
40
所
要 30
時
20
間
( 10
分
)
0
44
32
39
31
■道後温泉から川内ICの所要時間差
お盆も通常の
休日より渋滞。
(所要時間 増加)
休日平均
お盆
10時
国
道
33
号
経
由
が
有
利
11時
資料:民間プローブデータ
・休日平均:平成27年6月~平成27年7月(土日祝平均)
・お盆:平成27年8月13日~平成27年8月15日(平均)
10
国道11号経由
の所要時間
28分~36分
8分
8
6
所4
要2
時
間0
差2
(
分
)4
お盆期間もGW同様に
お盆もGW同様に国道
国道11号経由が早く
11号経由が早い時間
行ける時間帯があり
帯があります。
4分
7時 8時 9時 10時11時12時13時14時15時16時17時18時
6
8
10
ます。
国道33号経由
の所要時間
24分~44分
凡 例
資料:民間プローブデータ
・H27お盆:平成27年8月13日~平成27年8月15日(平均)
川内ICへの転換(アンケート結果)
川内ICを利用しようと
思わない
20%
国
道
11
号
経
由
が
有
利
高速道路
一般国道
県道・主な市道
約8割の方が
川内IC利用を検討
国道33号・松山IC経由
国道11号経由
至
高
松
川内ICを利用しようと思う
80%
(N=1,298)
資料:アンケート・ヒアリング調査結果(H28GW)
回収部数は2,070部。GWに高松方面へ行くと仮定した場合に、
「川内ICを利用しようと思いますか?」の回答結果を集計。
至 大洲
出典:国土地理院・数値地図情報を基に作成