宮崎県留置施設視察委員会の活動状況のお知らせ ★ 留置施設視察委員会とは ○ 設置の趣旨 刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律(平成17年法律第50号)に基づき、県内警察署留置施設の運営の透明性と被 留置者の適正な処遇を確保するため、宮崎県警察本部に設置されている組織です。 (※ 被留置者とは、留置されている人のことです。) ○ 委員会の組織 委員会は、4名の委員(法曹関係者、医療関係者、地域の代表者等)で組織されており、身分は宮崎県公安委員会が任命する 非常勤の特別職の地方公務員です。 ○ 権限 県内の留置施設を視察し、運営に関して警察署長に対し意見を述べることができます。 また、必要があるときは、被留置者との面接について警察署長に協力を求めることができます。 ★ 視察年月日と視察先 平成27年度中は、次のとおり視察が行われ、13名の被留置者と面接を行いました。 1 2 3 4 5 6 7 8 年月日 H27. 7.29 H27. 7.29 H27. 9.16 H27. 9.16 H27.11.18 H27.11.18 H28. 1.27 H28. 1.27 計 施 設 名 小林警察署留置施設 都城警察署留置施設 髙鍋警察署留置施設 宮崎北警察署留置施設 日向警察署留置施設 延岡警察署留置施設 日南警察署留置施設 宮崎南警察署留置施設 8施 設 ★ 視察委員会からの意見とこれを受けて講じた措置 視察委員会からの意見に対しては、次のとおり措置を講じました。 区 分 意 見 留置担当官の中でも、特に若い勤務員とのコミュニケー ションを図り、士気を高める配慮をして欲しい。(3署) 置 1 ・ 署長を交えての意見交換会や懇親会 ・ 警察署バレーボール大会等レクリェーション行事への 積極的参加 ・ 幹部による積極的な声掛けや個々面接 ・ 被留置者の自殺未遂防止による警務部長賞・署長賞の 賞揚 など、士気を高める配慮を行っており、今後も継続して行う。 2 現在の女性留置担当官1名では、負担が大きいので、安全 人事は、本部所管であることから、本部に対して増員要求 面や管理面を考慮し、女性留置担当官の増員を要求して欲 を行うこととした。 しい。(1署) 3 生理中の女性被留置者に対しては、入浴日以外でもシャ これまでシャワーの申し出はなかったが、今後は申し出が ワーを浴びることができるように配慮して欲しい。(1署) あれば、適宜実施することとした。 管理面 処遇面 4 計 措 4件 被留置者に対するボールペンの貸出時間が看守勤務の当 ボールペンの貸出時間については、被留置者の起居動作に 番の班によって違いがあるようなので、時間の斉一化を図 影響が出ない時間帯としていたため、時間が斉一されていな って欲しい。 (1署) かったが、今後は午前9時から午後8時までの間(昼食、夕食 時間を除く。)に斉一し、周知徹底を図ることとした。
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