第32回妙義山桜まつり全国俳句大会 一般応募の部・席題の部

第三十二回 妙義山桜まつり全国俳句大会入賞作品名簿
応募の部
賞 名
大賞・富岡市長賞
群馬県知事賞
【平成二十八年四月二十九日】
住所は投句時の市町村名を掲載しています。
作品番号 作 品
九一九
一〇四四
住 所
氏 名
妙義嶺を引っ張ってゐる蜘蛛の糸
下仁田町
佐藤 信香
花散りて妙義嶺肩の力抜く
高崎市
石井 紅楓
群馬県教育長賞
二六九
風待つ子はや風船になつてをり
山口県下松市
三野 公子
富岡市議会議長賞
八二八
切つ先の襲ひ来るかに軒氷柱
高崎市
塚越 章江
富岡市教育長賞
九八三
妙義嶺をくすぐっている花吹雪
埼玉県熊谷市
鈴木 陽子
妙義嶺のこの岩が好き燕来る
愛知県大府市
中本 英治
群馬県教育文化事業団会長賞
七七
群馬県観光物産国際協会理事長賞
一一五
妙義嶺に夕星灯る干菜風呂
東京都荒川区
土方 公二
群馬県俳句作家協会長賞
一七七
寒月の痛み覚ゆる光かな
兵庫県加古川市
生田 つた子
群馬県現代俳句協会長賞
二三九
ていねいに丁寧に咲く桜かな
前橋市
石原 かつ江
俳人協会群馬県支部長賞
二六三
妙義嶺の薫風仏間にも分けし
富山県富山市
村山 志水
富岡市文化協会長賞
六九六
花吹雪かゝり妙義の貌ゆるぶ
富岡市
志賀 敏彦
富岡市観光協会長賞
七二二
絹糸の桛のまぶしき余寒かな
高崎市
川浦 正子
西上州観光連盟会長賞
七六〇
横文字の案内板や桑の花
東京都世田谷区
小嶋 正弘
妙義山周辺観光宣伝協議会長賞
八六四
咲き切って風となりたる桜かな
茨城県土浦市
野口 英二
日本放送協会前橋放送局長賞
一〇二一
妙義嶺の絵馬嘶かせ春一番
前橋市
本田 巖
群馬テレビ社長賞
一〇五三
子の笑ふ村を拡げて山笑ふ
富岡市
横尾 初代
エフエム群馬社長賞
二一五
花を得て妙義嶺の風瑞々し
埼玉県比企郡
橋本 良子
上信電鉄社長賞
三三〇
国訛り出て花筵盛り上がり
下仁田町
土屋 政子
富岡商工会議所会頭賞
五三六
梅咲くや反りぐせつきし竹箒
高崎市
石川 敏子
富岡市妙義商工会長賞
八一七
花の下みんな優しくなっていく
桐生市
松島 啓子
耕文社賞
一六
追伸の一行にあり花便り
東京都あきる野市
木下 蘇陽
入 賞 五八
農一念生きて妙義の花の宴
東京都日野市
朝倉 万亀生
入 賞 一三六
ご神馬の嘶きかとも木の芽風
安中市
武井 夕里子
入 賞 一九六
人の住むところに生きて寒鴉
高崎市
清水 正美
入 賞 一九七
妙義より吹越しの来て鍬了い
富岡市
今村 堂雨
入 賞 二八四
鎧ふものみな解き放ち山眠る
前橋市
髙林 美智子
入 賞 二八八
仙界を包み妙義の遠霞
埼玉県大里郡
眞下 草笠
入 賞 四九八
花見ゆゑ歩きづかれも心地よし
高崎市
保泉 初音
入 賞 五五五
春耕や妙義嶺は肩ゆるめ初む
沼田市
桑原 かず子
入 賞 六一九
妙義嶺の影砕きつつ耕せり
高崎市
猿渡 道子
席題の部 席題【 美 】
賞 名
作品番号 作 品
住 所
氏 名
大賞・富岡市長賞
一二 虞美人草散らす妙義山の男風
富岡市
市川 とく江
上毛新聞社賞
三八 さくらんぼ山の子の眉美しき
下仁田町
小実 光子
朝日新聞社賞
五四 家系図は美男と美女や山笑ふ
下仁田町
佐藤 信香
毎日新聞社賞
五六 うららかや美の字を吾子に賜りし
高崎市
塚越 章江
読売新聞社賞
一 美しき二人の選者山若葉
埼玉県比企郡
橋本 良子
産経新聞社賞
九 美人画の背景となる若葉山
藤岡市
黒澤 蓮子
五五 鶯の美声に明ける拓地かな
高崎市
清水 正美
四 山開き讃美歌流る遭難碑
渋川市
狩野 忠史
東京新聞賞
入 賞
入 賞
一一 爽健美茶のボトル買ふ日永かな
東京都荒川区
土方 公二
入 賞
二三 春昼や土のふくらむ曲線美
埼玉県久喜市
黒岩 正子