生命保険協会 SR報告書 2016

これ からもずっと
安 心 社 会 実 現 のために
社 会 保 障 の 一 翼 を 担う生 命 保 険 事 業 の 使 命 を 果 た す
生命保険協会の社会的責任活動について
生命保険協会
S R 報告書
2 016
これからもずっと
安心社会実現のために
社 会 保 障の一翼を担う生命保 険 事 業の使 命を果たす
生 命 保 険 協 会 では 、す べ て の 人 が
将 来 の 不 安 なく健 康 で 豊 か な 生 活 を 送 れ る
社 会 の 実 現 に 向 け て 、取り組 ん で いきます 。
生 命 保 険 協 会 のSR活 動
ますます大きくなる生命保険事業の社会的役割と責任を果たし、事業価値の向上を目指すため、
その活動全般において、社 会 的 責 任( S o c i a l R e s p o n s i b i l i t y , S R )の遂行という観点を
02
より意識し、社会に貢献し続ける取組みをいいます。
CONTENTS
特集
01
「長寿安心年金」
の創設
P06
―持続可能な社会保障制度の構築に向けて―
特集
02
P09
保険教育の推進
―自助努力の役割・重要性の理解促進に向けて―
●
●
P12
生命保険各社の取組み
保険教育への提言
生命保険事業の基盤整備に向けて
●
暮らしと社会を支える生命保険
●
コンプライアンスの向上と人材育成
●
より適切に業務を行うための取組み
●
健全性・公平性確保のための取組み
●
苦情・紛争の解決支援
●
わかりやすい情報発信
生命保険事業の
基 盤 整 備に向 けて
P26
生命保険協会の取組み
社会に貢献するために
「社会貢献活動3ヵ年計画」に基づく取組み
●
環境問題への取組み
●
生命保険各社の社会貢献活動
■
生命保険文化センターの取組み
■
生命保険協会の概要
■
生命保険相談所一覧
編 集 方 針
●
SR報告書の対象範囲
社 会に貢 献 す る た めに
P32
P34
P35
●
保険教育の推進
●
●
「 長 寿 安 心 年 金 」の 創 設
P04 トップメッセージ
●
SR報告書の対象期間
生命保険業界がその社会的責任に基づ
生 命 保 険 協 会 が 取り組 む 活 動を中 心 に
平成27年4月1日から平成28年3月31日
いて取り組む活動について、消費者の皆
紹介していますが、当協会に加盟する生
までを報告対象期間としています。報告
さまにご理解いただくために、生命保険
命保険会社41社(平成28年6月現在)、生
内容として必要な場合には、一部に対象
協会は「SR報告書2016」を編集、発行い
命 保 険 文 化 センター が 取り組 む 活 動 に
期間から外れた内容を含みます。
たします。
ついても一部紹介しています。
03
トップメッセージ
これからもずっと
安心社会実現のために
社会 保 障の一翼を担う生命保険事業の使命を果たす
つ
つ
い
よ
し
の
ぶ
一般社団法人 生命保険協会 会長
生命保険の社会的役割
持続可能な社会保障制度の構築に向けて
4月に発生した熊本地震は、熊本県・大分県を中
社会保障制度の持続可能性を高めていくために
心に、大きな被害をもたらしました。生命保険協会
は、公的保障と私的保障が適切に連携しあうことが
では、直ちに「大地震対策本部」を設置し、被災地域
重要であり、今後、公的保障の給付水準の低下が見
のご契約についての特別取扱いなど、必要な対応
込まれているなかでは、私的保障(自助努力)の果
を迅速に行ってまいりました。引き続き、被災され
たすべき役割は、より一層重要なものとなります。
た方々が一刻も早くご安心いただけるよう、全力で
私的保障(自助努力)については、できるだけ若い
支援してまいります。
時に自らの生活設計を立てた上で、必要な事前準
備を着実に行っていくことが求められます。特に、
急速な少子高齢化の進展や公的債務の増大に
年金による安定的かつ確実な老齢期所得の確保は
より、我が国の社会保障制度は、その持続可能性を
重要なテーマとなります。
高めるための見直しを余儀なくされています。国民
年金領域における、公的保障と私的保障の適切な
の自助努力を支え、社会保障の一翼を担う我々生
連携のあり方に関する一つの方策として、
「安心社会
命保険業界が果たすべき役割は、ますます大きく
を実現するための社会保障制度の構築に向けて-
なってきていると感じています。
公的年金を補完する
『長寿安心年金』の創設-」
と題
生命保険協会では、
「国民の皆さまに安心をお届
した提言書を取りまとめ、2月に公表いたしました。
けする」という生命保険事業の使命を全うするこ
『長寿安心年金』は、生涯にわたって一定額の年
と、そして、すべての人が将来の不安なく健康で豊
金をわかりやすい形で提供することで、公的年金の
かな生活を送ることができる「安心社会」の実現を
給付水準の低下を補い、公的年金と一体で老後の
支えていくこと、そのような取組みこそが、
まさに生
生活を支えていくことを目的としています。本制度
命保険業界の社会的責任(Social Responsibility,
により、生活保護費も含めた将来の公費負担の抑
SR)
であると考えています。
制や、将来不安の軽減を通じた現役世代の個人消
費の活性化などが期待できると考えています。
04
自助努力の役割・重要性の理解促進に向けて
生命保険事業の基盤整備に向けて
私的保障の果たすべき役割がより一層重要とな
お客さまからの信頼を維持し業界が健全に発達
る一方で、知識不足も一因となり、若年層を中心と
していくために、各方面への意見発信や働きかけ
した保険加入率が低下しています。次世代を担う子
を行い貢献していくことも、生命保険協会の重要な
どもたちが自らの生涯を生き抜く力を培うため、生
役割であると認識しています。
活設計における自助努力の役割や、将来に備える
税制面では、国民の皆さまの自助努力をサポート
ことの重要性を早いうちから理解するための「保険
するため、生命保険料控除制度の拡充を要望してい
教育」の取組みは、極めて重要です。
ます。
また、国際会計基準や国際的な金融監督・規制
生命保険業界では、
これまでも保険教育に積極
のあり方についても、我が国の生命保険事業の特性
的に取り組んできました。生命保険協会と生命保険
を踏まえ、真にお客さまの利益に資するものとなる
文化センターが連携しながら取組みを進めるとと
よう、積極的に意見発信を行っています。
もに、生命保険各社においても自助努力の役割・重
このような働きかけを真にお客さまのためのもの
要性の理解促進に向けた、さまざまな取組みを実
とするためにも、消費者の皆さまとのコミュニケー
施しています。2月には、各社の取組内容をまとめた
ションは大変重要です。生命保険協会では、全国の
「保険教育に関する生命保険業界の取組事例集」を
消費生活相談員の方々などと意見交換を行う
「せい
公表しました。本事例集を通じて生命保険各社の
ほ意見交換会」を年間100回以上開催し、消費者の
取組事例を共有し、各社の自主的・積極的な取組み
皆さまからの貴重なご意見をお伺いしています。
を支援することで、業界全体の取組みを推進してい
さらに、昭和49年度から42年間にわたって継続
きます。
して実施している、企業・投資家双方へのアンケー
また、4月には「保険教育の機会」自体を増やして
ト調査に基づく株式価値の向上に向けた取り組み
いくための取組みとして、
「 保険教育推進に関する
においては、昨年コーポレートガバナンス・コード
報告書-学校教育現場での保険教育機会の拡充
が適用開始となったことも踏まえ、調査項目を大幅
に向けた提言-」を公表しました。学校教育現場で
に刷新した上で、要望を取りまとめました。
の現状を把握するため、全国15,513校の中学校・
高等学校の先生方を対象としたアンケート調査を
このように、生命保険協会はさまざまな活動を精力
実施するとともに、実際に保険教育に熱心に取り組
的 に行っています。この S R 報 告 書 は 、より多くの
んでおられる先生方への聞き取り調査なども実施
方々に当協会の活動を知っていただくため、平成
し、学校での保険教育に係る課題を整理した上で、
19年に発刊して以降、毎年お届けしているもので
その課題の解決に向けた提言をまとめました。
す。
これからも、
「 安心社会」の実現に向け、生命保
保険教育は息の長い取組みです。次世代の子ども
険協会は、たゆまぬ努力を続けてまいります。
たちへ安心社会を引き継いでいくためにも、生命保
険文化センターと協力しながら、業界全体として保
険教育の推進に向けた取組みを継続していきます。
平成28年6月
05
01
特
集
「長寿安心年金」
の創設
―持続可能な社会保障制度の構築に向けて―
いつまでも安心して暮らせる社会を実現するため、
将来的に予想される公的年金の給付水準の低下を補う
私的年金制度「長寿安心年金」の創設を提言いたします。
ポイント
□ 公的年金を
「長寿安心年金」
で補う
□「終身性」
「安定性」
「普及可能性」
がカギに
既存の社会保障制度は転換点
□「公私二本柱の生活保障」
で安心社会へ
将来設計を立てることがより重要に
当協会は、公的保障と私的保障の適切な連携の一
可避な状況となっています。
こうした状況は、国民
方策として、
「 安心社会を実現するための社会保障
一人ひとりにとって、自身の将来や老後の生活など
制度の構築に向けて―公的年金を補完する『長寿
に対する漠然とした不安につながっています。将来
安心年金』の創設―」を提言いたします。日本の社
の国民負担の増加への対応や、漠然とした不安の
会保障制度は、少子高齢化の進展や、積み上がる
軽減に向けては、若い時から自らの将来設計を立
公的債務の存在などにより、持続可能性を高める
てて、必要な事前準備を行うことが、
より一層重要と
ための見直しを迫られており、国民負担の増加が不
なります。
平均寿命などの推移
100
(歳)
80
男性の平均寿命
76.5
76.6
77.5
100
65歳まで生存した方の
平均死亡年齢
81.2
79.5
75.9
73.3
82.5
(歳)
84.2 歳
77.7 80.5 歳
80
女性の平均寿命
78.9
85.0
82.6
81.9
78.7
87.4
89.1 歳
84.6 86.8 歳
74.6
70.1
69.3
65.3
60
80.3
79.1
65歳まで生存した方の
平均死亡年齢
60
61.5
58.0
平均寿命
(0歳の方の平均余命)
平均寿命
(0歳の方の平均余命)
40
S25
S35
S45
S55
H2
H12
H22
H26
40
S25
S35
S45
S55
H2
H12
H22
H26
特定の方が長生きしていた時代から、
より多くの方が長生きする時代へ
06
※出典:厚生労働省
「平成26年簡易生命表の概況」
より作成
公的年金の給付水準は低下を見込む
長生きへの備えは喫緊の課題
及び私的年金の「終身給付」機能は、特に重要にな
多くの要素を考慮する必要がありますが、
どのよう
ります。
しかしながら、社会保障制度を取り巻く環境
な場合であれ、自身の確実かつ安定的な老齢期の
などから、公的年金の給付水準は低下していく可能
所得確保(年金)は、重要な検討項目であり、必要と
性が高く、私的年金についても、平均寿命のさらな
なる年金額を積み立てるために要する期間を考慮
る伸長や歴史的な低金利の影響などにより、個人
すると、喫緊の課題でもあります。老齢期の所得確
年金、企業年金ともに、終身年金を提供することが
保を考える上で、
「長生き」への備えとなる公的年金
困難な環境になりつつあります。
「 長 寿 安 心 年 金 」の 創 設
生活設計の策定にあたっては、就業や結婚などの
「生活設計」の策定及び政策支援の重要性
これまで
手厚い
社会保障給付
家庭内の
支援が機能
・現役世代の増加
・高度成長
(大家族)
生活設計がなくても
なんとか暮らしていけた
公的負担の増加、消費の抑制などにより、
社会保障制度の持続可能性がさらに低下
今後
一定水準の
社会保障給付
・現役世代の減少
・公的債務の増加
家庭内での
支援が
限定的
(単身・夫婦のみ
世帯の増加)
政策支援などで
生活設計の
策定を促して、
悪循環を
断ち切ることが重要
生活設計がなければ
老後の生活で困窮する可能性
・健康状態が悪く保険に加入できない
・年金などの積み立てが間に合わない
公的年金補完のカギは
終身性、安定性、普及可能性
こうした状況は、社会全体の「長生き」への対応力
私的年金制度に求められる基本的な役割
が低下することを意味しており、今後、平均寿命が
終身性
ますます延びていく見込みであることなどを踏まえ
ると、近い将来に顕在化する大きな課題ではない
かと考えております。
このような課題から、公的年金
を補完する私的年金制度に求められる基本的な役
割は、
「 終身性」
「 安定性」
「 普及可能性」の3点であ
ると考えます。また、保険料支払時に定額の補助金
人は何歳まで生きるか
予測できないため
安定性
普及可能性
年金額が運用成績で大きく
減少しないこと
全国民を対象に
シンプルでわかりやすい
制度であること
を支給し、制度加入のメリットを国民一人ひとりに
わかりやすく伝えることによって、制度の普及を強
力に後押しするなど所得に応じた自助努力を政策
的に促すことも重要と考えます。
07
「公私二本柱の生活保障」で
真の安心社会の実現へ
当 協 会 は 、前 述 の 機 能を備えた 具 体 的 な 制 度イ
当協会は、
「 公私二本柱の生活保障」
という理念の
メージとして、
「長寿安心年金」の創設を提言いたし
もと、公的年金などの公的保障と、生命保険など自
ます。本制度を創設することにより、公的年金の給
助努力による私的保障が補完し合うことが、社会保
付水準の低下を補い、生涯にわたる年金受給額な
障制度の持続可能性を向上させ、一人ひとりが自
どの予見可能性を高め、国民一人ひとりの生活設
分らしく活き活きとした生活を送ることができる、
計や必要な自助努力を支えることが期待できます。
真の安心社会の実現につながっていくと考えます。
ライフステージ別の収入と
「長寿安心年金」の関係
収入
豊かな生 活を送るための資
産形成や、退職から公的年金
受給開始までのつなぎなど
有期年金など
公的年金と
組み合わせ、
一定の所得を
終身で確保
(個人年金、企業年金)
就業などに
よる収入
その他
資産形成制度
(個人型DC、NISAなど)
長寿安心年金
公的年金
ライフステージ
公的年金の受給開始
退職
死亡
担当者の声
ドイツのリースター年金を参考に
長寿安心年金を提言しました
ドイツでは社会保障財政が逼迫するなかで、2001年
の年金改革において、公的年金の給付水準の見直し
と併せてリースター年金が導入されました。
リース
ター年金は、保険料の拠出段階で補助金と所得控除
の政府支援を設けた自助努力年金です。低所得層を
含めて順調に普及し、2015年末の契約件数は1,640
万件を超えました。
この度、当協会が提言した「長寿
安心年金」は、
リースター年金を参考にしています。調
査部では諸外国の年金制度の経緯や意義を研究して
調査部調査研究グループ
た けうち
まさこ
竹内 正子
08
おり、
こうした調査成果をもって社会保障制度の提言
お お はま ひ ろ こ
大濱 宏子
に寄与していくことが重要だと考えています。
特
集
02
「 長 寿 安 心 年 金 」の 創 設
保険教育の
推進
―自助努力の役割・重要性の理解促進に向けて―
自助努力で将来に備えることの重要性や
保険の役割を広くご理解いただくため
保険教育の推進に取り組んでいます。
ポイント
□ DVD・冊子の作成、
学校教育活動などを実施
□ すべての世代にわかりやすく情報発信
「全世代対応型パッケージ」で
生命保険や生活設計の理解を促進
当協会では生命保険文化センターと連携しながら、
すべての世代に切れ目なく対応する「全世代対応
保険教育の推進
生命保険協 会 の 取 組 み
高齢者向け
情報冊子の提供
型パッケージ」を構築。生命保険や生活設計に関す
る理解の促進に向け取り組んでいます。
高齢者向けに生命保険の情報や留意点など
をまとめた冊 子です。全 国の消 費 生 活セン
ター・消費者団体などに配布し、生命保険学習
会などで活用しました。
ちびまる子ちゃんの
教育用DVDを提供
2
全国への無料講師派遣
学校や行政などからの依頼で、生活設計と生活保障を
テーマとした講座を開講しています。
詳しくはP32
さくらプロダクション/
日本アニメーション
1
楽しみながら、
いざという時の備えの
大切さを学ぶことができるDVDです。
全国の小学校・公立図書館に配布
しました。
(平成27年3月配布終了)
子ども(幼児・小学生)
3
学校教育活動
作文コンクールの実施、教
師向けセミナー、副教材の
提供などを行っています。
中学生
高校生
詳しくはP33
大学生 など
消費者向け出版物
年金、医療など、生命
保険に関する最新情
報を提供しています。
詳しくはP32
成人一般
※本取組みは、生命保険協会と生命保険文化センターとの連携事業です。
※図中の❶~❸は、生命保険文化センターが主体となって実施している消費者啓発・情報提供事業の一環です。
担当者の声
生命保険文化センターでは、生命保険協会と連携しなが
公正・中立な立場で
教育活動を行います
ら、公正・中立な立場から、中学生から社会人までのそれぞ
れのセグメントに対応した生活設計や生活保障について
生命保険文化センター
の教育活動を行っております。生活設計やリスクへ備える
さい とう かずひろ
ことの大切さを消費者や学生の皆さまに直接お伝えするこ
斉藤 数弘さん
とは、
とても重要な役割だと感じています。
09
生命保険各社 の 取 組 み
生命保険各社の
ポイント
取組み事例の共有化
□ ウェブサイトや教材・ツールなどで情報提供
当協会では、平成28年2月に各社の自主的・積極的
な保険教育推進への取組みを事例集として取りま
とめ、共有・公表しました。
□ セミナー・講座などを計532回開催
学生を中心に約46,000人が参加
情報提 供 へ の 取 組 み
ウェブサイトで
01 「わかりやすく説明」
CASE
生命保険や社会保障の基礎知識、ライフプラン
ニング、公的年金の簡易試算、介護などの情報を
提供しています。
冊子・資料で
02 「 詳細に説明 」
CASE
CASE
教材・ツールで
0 3 「 楽しく学ぶ」
小学生向けに保険を説明
中学生向けの学習教材
したマンガ、社会保障、税
や、消費者教育・金融教育
金、女性疾病、先進医療に
をテーマとしたゲーム教
関する冊子などを提供し
材 を 提 供して、学 び を サ
ています。
ポートしています。
セミナー・講 座 などへの取 組み(平成26年度実績)
出張授業・寄付講座などで
01 「知識を習得」
CASE
13社が実施。計325回の出張
4社が実施。計49回の職場体
授業、寄付講座、セミナーに
験学習に約1,300人が参加
約30,200人が参加しました。
しました。
CASE
金融教育イベントで
03 「将来を考える」
10
職場体験学習で
0 2 「仕事を理解」
CASE
CASE
学校教師向け研修などで
0 4 「学校教育現場をサポート」
3社が実施。計149回の金融
3社が実施。計9回の学校教
教育イベントに約14,300人
師向け研修などに約110人
が参加しました。
が参加しました。
保険教育へ の 提 言
ポイント
□ 社会保障制度と保険を併せて学習
学校教育現場での
□ 家庭科と社会科の両授業での学びが重要
保険教育機会の拡充に向けた提言
当協会では、
平成28年4月に
『保険教育推進に関する
としたアンケート調査や、欧米主要国の実態調査な
報告書』
を公表しました。全国15,513校の中学校・高
どを通じて現状・課題を整理し、
学校教育現場での保
等学校の社会科(公民科)や家庭科の先生方を対象
険教育機会の拡充に向けた提言をまとめています。
提言の背景
急速に進む少子高齢化と、
社会保障給付費の急激な増加
各種調査でわかった、
学校での保険教育の課題
学習指導要領・教科書における
「保険」に関する記載の充実
公的保障と私的保障の連携の必要性と、
生命保険の役割の増大
1
若年層の生命保険の加入率低下
3 「保険」を教えるための教師へのサポート強化
2
授業時間数の確保
[保険教育が必要である理由]
[学校で保険教育を行うことの必要性]
必要で
ある
中学校社会科
中学校技術・家庭科
76.9 %
21.6%
55.3%
81.1%
24.2%
62.3%
10.7%
高等学校公民科
高等学校家庭科
あまり必要
ではない
56.9%
51.6%
26.3%
79.7%
28.8%
89.5%
必要では
ない
2.1%
19.4%
1.8%
15.7%
3.5%
33.3%
53.4%
16.1%
60.7%
個人の家計管理を行う上で必要
不明
全体
ある程度
必要である
リスク管理の手段として必要
金融商品の一つとして理解が必要
0.4%
その他・不明
8%
社会保障制度について学ぶ際に、自助努力
提言の概要
割についても併せて学ぶこと。
家庭科
や講師派遣についても適宜活用すること。
16%
2.3%
理手段として保険を学ぶ際に、
社会保障制度とも関連付けて
学べるようにすること。
中学校や高等学校で社会保障
人を起点とする
「家庭科」
と社会を起点とす
生命保険業界などが提供する外部の教材
64.8%
高等学校で生活設計のリスク管
短時間で効果的な知識習得を図るため、個
る
「社会科(公民科)」の両面で学ぶこと。
76.8%
社会保障制度を理解する上で必要
2.0%
で将来に備えることの重要性及び保険の役
39.3%
保険
健教育の推進
(ご参考)先生方へのアンケート調査結果
社会科
(公民科)
制度について学ぶ際に、自助努
力で将来に備えることの重要性
及び保険の役割についても併
せて学べるようにすること。
有識者の声
学校教育現場で保険教育を
推進することは重要です
保険のことを十分に理解して加入している人ほど、保険
への満足度が高いですし、保険を上手に活用できている
ので将来への不安感も低い傾向が見られます。すべての
神戸大学 経済経営研究所教授
人が保険を積極的に活用して安心した暮らしを実現する
や もり
ためには、学校での保険教育を推進することが非常に重
の ぶよし
家森 信善さん
要です。保険業界の積極的な取組みに期待しています。
11
生命保険事業の
基盤整備に向けて
お客さまからの信頼維持と、事業の健全な発達を目指し、
生命保険各社の適正な運営を支援しています。
暮らしと社会を支える生命保険
保険金・給付金等の合計(平成26年度実績)
「 相 互 扶 助 」の 仕組みで
さまざまな生活保障を提供
( 約603億円 )
年間約 22 兆円
1日あたり
生命保険は大勢の人が公平に保険料を負担し合
い、いざというときにお互いに給付を受けられる
「助
け合い」
「 相互扶助」の仕組みにより、さまざまな保
医療保障としての
入院・手術給付金など
死亡・高度障害
保険金など
老後保障としての
年金など
障を提供しています。生命保険各社は死亡・高度障
害保険金をはじめ、入院・手術給付金や年金などの
お支払いを通じ、皆さまの生活に貢献しています。
生命保険の仕組み(相互扶助の原理)
保険加入者
保険料
全員が公平に
負担
社会性・
公共性に配慮し、
安全性・有利性を
支払事由に
該当した人に
お支払い
求めた資産運用
Q.「心身障害者扶養共済制度」って何?
障がいのある方を扶養している保護者が、毎月掛金を納めるこ
心身障害者扶養共済制度の仕組み
被保険者
保護者
共団体が実施しており、障がいのある方の生活の安定と福祉の
増進、保護者が抱く将来の不安の軽減を図ることが目的です。
生命保険会社10社が共同で保険契約を引き受けて運営に協力
しており、平成27年度末の加入者数は47,103名です。
12
扶養保険
契約
都道府県
・
指定都市
被保険者が
亡くなった場合、
年金が支払われる
障がいの
ある方
助成
国
信託銀行
いのある方に終身年金を支給する制度です。
この制度は地方公
実施主体
生命保険会社
とで、保護者に万一(死亡・重度障害)のことがあったとき、障が
扶養共済
契約
保険契約者
独立行政法人
福祉医療機構
障がいのある方の
A.「万が一」を支えます
保険金・年金
等の受取人
保険金・年金等
保険料 の 運用を通じて
株 式 価 値 向 上に向けた
社会・経 済活動を支援
取り組 みを4 2 年 間 継 続 調 査
生命保険各社の総資産は約370兆円で、世帯数で
当協会では昭和49年度より42年間にわたり、株主・
単純に割ると一世帯あたり約655万円になります
投資家の立場から、株式価値向上に向けた取り組
(平成26年度実績)。各社は皆さまの保険料のご負
みを調 査しています。コー ポレ ートガ バナンス・
担を軽減しつつ、確実に保険金等をお支払いする
コードの適用元年となる今年度は、平成26年に導
ために、お預かりした大切な保険料を安全性・有利
入されたスチュワードシップ・コードも考慮し、企業
性に加え、社会性・公共性にも配慮しながら運用し
と投資家の対話や、コーポレート・ガバナンスに関
ています。また、当協会では、国内株式市場全体の
するアンケート項目を充実させて調査を実施しまし
活性化に向けた取組みも実施しています。
た。そして「コーポレート・ガバナンス」
「 経営目標」
「対話」の観点から、企業に対する要望だけでなく、
投資家に対する要望も公表しています。本調査が
中長期的な株式価値向上、株式市場の活性化に繋
がることを期待しています。
Opinion
税制改正の要望
3.
国際保険協会連盟に参画
社会保障制度のおかれた状況を踏まえると、公的
各国保険協会による情報連携・意見発信の強化
保障・私的保障が各役割を果たし、国民の生活保
を目的として、平成24年10月に「国際保険協会連
障を支えていくことが重要であると考えます。当
盟(GFIA)」が発足し、当協会も設立時からメン
協会では、
「 公私二本柱の生活保障」
という理念
バーとして加盟しています。GFIAの活動に精力的
のもと、私的保障の充実に向け、自助努力を支援
に参画し、IAISなどの国際機関に対する保険業界
する制度である生命保険料控除制度の拡充など
の意見発信力を高め
を要望してまいります。
ていくとともに、GFIA
生命保険事業の
基 盤 整 備に向 けて
1.
私 的 保 障 のさらなる充 実 のため 、
積 極 的に意 見を表 明しています。
のさらなる発展に寄
2.
国際的な保険監督基準・
会計基準の策定に向けた意見
与してまいります。
国際保険協会連盟(GF
IA)総会(ルクセンブルク)
生命保険事業の国際化が進展するなか、各国の
保険監督機関などで構成される「保険監督者国
際機構(IAIS)」では、国際的な保険監督基準の策
4.
韓国生命保険協会と
覚書を締結
定に向けた議論が、また「国際会計基準審議会
韓国生命保険協会との協力関係及び相互理解を
(IASB)」
では、保険契約に関する国際会計基準の
促進し、共通の関心事項や活動情報を交換する
策定に向けた議論が行われています。当協会は
ため、平成27年7月に同協会と覚書を締結しまし
生命保険の事業特性が適切に反映されるよう、
た。その一環として、同協会と意見交換会を開催
積極的に意見を表明しています。
しています。
13
より適切に業務を行うための取組み
生 命 保 険 各社が遵守すべき
「 行動規範」を制定
当協会では、生命保険事業がこれまで以上に社会
では、各社の事業経営や役職員の業務遂行におけ
から信頼されるよう、生命保険各社やその役職員が
る原則・基準を
「行動原則」
として定めるとともに、遵
遵守すべき
「行動規範」
を定めています。
「行動規範」
守すべき「基本的行動」を定めています。
行 動 規 範
行動原則
お 客さま本 位 の
行動
コンプライアンスと
高い企業倫理に
基づく行 動
社会的責任に
基 づ く行 動
基本的行動
1
商品の提案・提供から支払いまでの
適切なお客さま対応の推進
6
社会性等に配慮した
安全・有利な資産運用の遂行
2
お客さまや社会との相互理解の促進
7
環境問題への取組みの推進
3
お客さま情報の
適正な取扱いと保護の徹底
8
社会貢献活動の推進
4
コンプライアンスの推進
9
職員の人権尊重と
活力ある職場環境の実現
5
反社会的勢力との関係遮断
10
リスク管理の徹底
11
再発防止の徹底と説明責任の遂行
実務上の留意点などをまとめた
自主ガイドライン策定と見直し
当協会では、商品の提案・提供からお支払いまでの
い・留意点を自主ガイドラインとして策定し、周知を
各段階において、適切な取扱いを行い、お客さまに
図っています。自主ガイドラインについては、定期
対して最良のサービスが提供できるよう、生命保険
的に点検・見直しを行っています。
各社やその役職員が参考とすべき実務上の取扱
14
自 主 ガ イド ラ イ ン
消費者への情報提供
(生命保険文化センター作成)
適切な保険金支払い
● 保険金等の支払いを適切に行うための
● 生命保険の契約にあたっての手引
対応に関するガイドライン
● 保険金・給付金の請求から受取りまでの手引
● 保険金等の請求案内事務に関するガイドライン
● 診断書様式作成にあたってのガイドライン
適正な募集
● 契約概要作成ガイドライン
個人情報保護
● 注意喚起情報作成ガイドライン
● 生命保険業における個人情報保護のための
● 契約締結前交付書面作成ガイドライン
取扱指針(生保指針)
● 市場リスクを有する生命保険の募集に関する
● 生命保険業における個人情報保護のための
ガイドライン
安全管理措置等についての実務指針
● 正しい告知を受けるための対応に関する
(生保安全管理実務指針)
ガイドライン
● 未成年者を被保険者とする生命保険契約の
適切な申込・引受に関するガイドライン
● 保険募集人の体制整備に関するガイドライン※
高齢者対応
● 募集関連行為に関するガイドライン※
● 高齢者向けの生命保険サービスに関する
ガイドライン
※平成27年度新規策定
● 生命保険商品に関する適正表示ガイドライン
● 生命保険商品の募集用の資料等の審査等の
体制に関するガイドライン
保険業法改正に対応して
適切な募集態勢をサポート
生命保険事業の
基 盤 整 備に向 けて
募集資料等の適正な表示
「認定個人情報保護団体」
としての 活 動
販売形態の多様化など、保険会社を巡る経営環境
当協会は、平成17年4月に金融庁から個人情報の
の大きな変化を踏まえ、平成26年5月に保険業法が
保護に関する法律に基づき「認定個人情報保護団
改正され 、保険募集の際の情報提供義務・意向把
体」
として認定を受けました。
「 個人情報保護指針」
握義務などの保険募集に係る基本的ルールや、代
を策定し、生命保険各社に対して遵守を指導・勧告
理店などの保険募集人に対する体制整備義務が導
するとともに、苦情等の受付及び各社に対する情報
入されました。当協会では、改正のポイントをまと
提供などを行っています。
めたQ&A集や、
「保険募集人の体制整備に関する
ガイドライン」
「 募集関連行為に関するガイドライ
ン」を作成・公表するなど、生命保険各社の適切な
保険募集態勢の構築・運営をサポートしています。
15
生 命 保 険 各社 の 取組事例を
収 集し経 営改善に反映
当協会では、平成19年より、各種自主ガイドラインに
例を収集するため、
アンケートを実施していました。
おける生命保険各社の取組状況を確認し、
ガイドラ
平成27年以降、両アンケートを発展的に統合し、
インの内容を経営に反映させていくことを目的に、
「Value Upアンケート」を実施しています。
これによ
フォローアップアンケートを実施していました。ま
り、消費者からの意見・要望などを踏まえた各社の
た、平成18年より、協会内の横断的組織である
「消費
対応を含め、お客さまサービスの向上を目指して
者の声」事務局において、業界外部から寄せられた
行った取組事例などを収集・共有化し、各社のPDCA
相談・苦情、
ご意見・ご要望等を集約・分析し、苦情
の取組みを高度化させることで経営への反映を一
や要望の多い項目を中心に、各社における取組事
層促進しています。
自主ガイドラインのPDCAによる経営品質向上に向けた取組み
Plan
自主ガイドラインを策定、
各社が業務規程を策定
協会・各社の
経営品質向上
Action
自主ガイドラインを見直し、
各社が業務規程を見直し
Do
自主ガイドライン・各社業務規程
に基づく業務遂行
Check
V a l u e
U p ア ン ケ ー ト
各社の主な取 組 事 例
お 客 さま へ の 対 応
社内業務運営態勢の強化
録いただいたご家族1名の連絡先の管理を実施。
また登録いただいたご家族1名に対し、年に1度
ご契約情報を記載した定期通知をお送りすると
ともに、
ご家族から照会いただいた場合には、契
契約時・契約期間中
「ご契約者情報家族連絡サービス」を導入し、登
契約担当所管より支社向けに講師を派遣し、正し
い告知取得の強化に向け研修を実施した。
約者と同等レベルの情報開示を実施している。
が各種変更・請求の応対を行う
「シニア専用ダイ
ヤル」を設置し、高齢者の方がお申し出いただき
やすい環境を整備している。
請求時・支払時
自動音声による申出内容選択を行わず、熟練者
コールセンターのオペレーター向けに高齢者対
応基本トークスクリプトを作成して研修を実施し、
高齢者応対品質の更なる向上を図っている。
業 界 外 部の声
保険金の請求漏れを防ぐために、家族登録制度の取組みがあると聞いた。契約者がその家族に登録をしていること
を言えば良いが、
その家族が、
自分が登録されたことを知らないのでは意味がない。
営業職員の告知受領に関する制度や解釈および正しい告知について、指導していることがあれば教えて欲しい。
保険金、
給付金請求手続きが煩雑で分かりにくいとの声に接する。丁寧な説明が必要ではないか。
16
「せいほ意見交換会」の開催と
消費者関連団体への定期的訪問
当協会では、消費者の声を把握し、生命保険事業に
対する正しい理解を促進することを目的に、生命保
険文化センターと協力して「せいほ意見交換会」を
開催しています。平成27年度は、全国で消費者行
政・団体や報道関係者と計129回の意見交換会を
開催し、多くのご意見をいただきました。
また、
日頃
から消費者関連団体を定期的に訪問し、情報提供
を行うとともに、生命保険事業や当協会の活動など
に関するご意見をお聞きしています。
せいほ意見交換会
消費者団体の声
これからも本物志向の
消費者対応に期待しています
日本消費者協会 事務局長
い とう
けんいち
伊藤 健一さん
てもらうため、早くから最重要情報の絞込みをはじめ、
理解される情報発信に努めています。この課題の克服
は 決して容 易 なことではありませんが 、今 後もより強
力な推進を期待します。
もうひとつは、コールセンター業務の外部委託につい
てです。最 近 、さまざまな 業 界でコール センター 業 務
を専門業者に委託する傾向が広がっています。
しかし
その結果、消費者の声が経営層へ届くことが難しくな
ら気にかけている点について2点お伝えします。
る状況が懸念されます。消費者トラブルを「もめごと」
ひとつは「理解される情報発信」の重要性です。ひとこ
と捉えるのではなく、これからの「ヒント」
と捉え直す必
ろ、企業は消費者に難しい情報を大量に発信して、理
要 があります。この点でも、生 命 保 険 業 界では消 費 者
解してもらったと見 な す 傾 向 が 多くありました 。しか
の声を経 営 改 善に活 かす取 組 み が 見られます。今 後
し、これでは「読まれず、理解されない」情報となり、む
も効率に左右されることなく、さらなる取組みに期待し
しろトラブル時の言い訳にしかならない例も散見され
ています。
生命保険事業の
基 盤 整 備に向 けて
消費者対応に関して、生命保険業界に限らず、普段か
ます。幸い生命保険業界では、形のない商品を理解し
17
災 害 等 の 発生に備えた
「災害地域生保契約照会制度」
態勢整備
を運営
当協会では、災害発生時や新型インフルエンザな
当協会では、東日本大震災以降「災害地域生保契
どの流行に備え、
「 大地震対策要綱」を策定するな
約照会制度」を運営しています。
この制度は、災害
ど、保険金のお支払いなど重要な業務を継続し、社
救助法が適用された地域において、被災されたお
会的責任を果たせるよう、対策を講じています。ま
客さまが加入していた生命保険会社がわからず、
た、生命保険各社においても、東日本大震災への取
生命保険契約に関する手掛かりを失い、保険金の
組みを踏まえ、災害対策や事務・サービスの見直し
請求を行うことが困難な場合などにおいて、生命保
を行っています。事業継続計画(BCP)の見直しを行
険契約の有無のご照会に応じています。
うことに加え、平常時のお客さま対応についても一
層の充実に向けて取り組んでいます。
災害地域生保契約照会制度の運営
お 支 払 い の お 手 続 きの た め のご 案 内
照会
震災により
生命保険の手掛かりが
なくなられたお客さま
該当する契約が無い旨を
照会者へ連絡
18
0120-001731
受付時間
月~金曜日(祝日を除く)
ご契約有
調査依頼
災害地域生保契約
照会センター
(生命保険協会本部)
照会者
会員会社(41社)
ご契約無
9 : 00~17 : 00
該当する契約が
無い旨を回答
平成28年熊本地震で被災された
お客さまへの対応
平成28年4月14日
(木)、平成28年熊本地震
た契約者等への対応を積極的に支援する
が発生しました。当協会では地震発生後直
こと」を定め、基本方針に基づき、各種対応
ちに「大地震対策本部」を設置し、基本方針
を決定し、実行しています。地震発生後、生
として、
「 被災された方に一刻も早くご安心
命保険各社では直ちにご契約の特別取扱
いただけるよう最大限の配慮に基づ いた
いを行いました。
対応を行うこと」
「 会員会社による被災され
1
ご契約に関する各種特別取扱い
保険料払込
猶予期間の延長
(最長6か月延長)
保険金等の
簡易迅速なお支払い
(必要書類の一部省略等)
災害地域生保契約照会制度の運営
3
お客さまへの周知活動
不適用
(災害関係保険金・給付金の
全額をお支払い)
生命保険事業の
基 盤 整 備に向 けて
2
地震免責条項等の
当協会では、生命保険業界における
震災対応について、新聞広告および
当協会ホームページ等でご案内して
いるほか、生命保険各社の相談窓口
等を記載したポスターを避難所、市・
区役所等に掲示するなど、お客さまへ
の周知活動に取り組んでいます。
生命保険各社の相談窓口、災害地域生保契約
照会センターの連絡先を記載したポスター
19
苦情・紛争の解決支援
中 立・公 正な立場で
消 費 者 の 相談や苦情に対応
生命保険相談所(東京の生命保険相談室と各道府
県53か所の連絡所)では、専門知識を持った相談
員が、中立・公正な立場で相談や苦情などをお受け
相談の様子
しています。苦情の解決依頼の申出を受けた場合
生命保険相談所の受付件数
には、関係する生命保険会社に対して和解のあっ
年 度
6,067
一般相談
せんなどを行い、早期解決を支援しています。
(単位:件)
平成27年度
平成26年度
6,064
5,186
苦 情
4,724
11,253
合 計
10,788
「裁定審査会」における
紛争 の 適 切な解決
苦情申出を受けたことを生命保険会社に連絡し、
年度に委員を計5名増員するなど体制を強化して
解決を依頼した後、原則1か月を経過しても問題が
います。現在は弁護士6名、消費生活相談員6名、生
解決しない場合、その申出の解決を図ることを目的
命保険相談所の職員3名の計15名の委員で構成さ
に、生命保険相談所に「裁定審査会」を設けていま
れ、中立・公正な立場から紛争の適切な解決を図っ
す。同会では平成26年度に運営を見直した結果、申
ています。
立件数が増加し、それに対応するため、平成27、28
裁定審査会ご利用手続きの流れ
裁定審査会
和 解 案の
作 成・提 示
審 理
書 面・ヒ ア リ ング
な どで事 実 確 認
適 格 性の審 査
裁定申立
解 決 し ない 場 合
話 し合 い・
あっせん
会 社へ解 決 依 頼
苦情申出
和解
成立
裁定不調に
よる終了
裁定書に
解決
よる終了
不受理
裁定審査会への申立件数の推移
指定紛争解決機関として
業務を実施
300
312
260
200
208
202
19 4
24
25
26
172
12 2
10 0
4
0
(件) 平成13
20
14
16
24
14
15
16
37
17
25
18
40
82
19
20
21
22
23
27(年度)
Q.「指定紛争解決機関」って何?
中立・公正な立場で、
A. 裁判外での紛争解決
を図ります
中立・公正なADR機関(裁判外紛争解決機関)
として、法令に基
づき金融庁から指定を受けた機関のことです。当協会は、平成
22年9月15日付で指定を取得しました。
外部有識者による
「裁定諮問委員会」の 設置
「指定紛争解決機関」による手続きの主な特長
生命保険会社は手続きへの参加・協力が
義務付けられています。
生命保険会社は裁定審査会の裁定結果を原則、
受諾することが義務付けられています。
裁定審査会への申立を行う場合、
お客さまの請求権に
係る消滅時効の進行が中断します。
裁定審査会の手続きは、無料でご利用いただけます。
相 談や苦 情 対 応についての
情報提供
生命保険相談所では、外部有識者の学者、弁護士、
当協会では相談・苦情の受付状況をまとめた「相談
医師、消費者団体の代表者、及び当協会の常勤役
所リポート」や「裁定概要集」を発行しています。ま
員からなる「裁定諮問委員会」を設けています。同
た、年に4回、項目別の苦情件数や代表的な苦情な
委員会は、生命保険相談所長(生命保険協会長)か
どをまとめた「ボイス・リポート」
( 全社版・各社版)
らの諮問・相談に応じるとともに、相談所の業務や
を作成・提供することで、苦情の再発防止・未然防
裁定審査会の運営が公正・円滑に行われるよう、必
止を図っています。さらに、生命保険各社の苦情件
要に応じて勧告・提言を行っています。同委員会で
数をホームページで公表し、中立性・公正性・透明
出された意見などは、当協会や生命保険各社の取
性の確保に努めています。
組みに反映させる仕組みを構築しています。
生命保険業界では、当協会や生命保険各社で受け
付けたお客さまの声を経営改善に活かす取組みを
進めています。なお、お客さまに苦情内容の傾向や
苦情に対する各社の取組みをご理解いただくた
ホームページでご覧になれる苦情情報等
苦情件数
苦情の内訳
当協会受付分
各社受付分
当協会受付分
各社受付分
生命保険事業の
基 盤 整 備に向 けて
お客さまの 声を
今後 の 経営改善に活用
苦情の主な事例
苦情等の対応状況(改善状況)
め、当協会や各社のホームページで苦情の件数や
保険金等の支払件数・
支払非該当件数
内訳、保険金等の支払件数・支払非該当件数など
保険金等支払漏れなど
に関する情報を開示しています。
:当協会HPで開示
:各社HPで開示(当協会HPからリンク)
相談員の声
相談後に気持ちが軽くなり
元気になれるアドバイスを
生命保険相談室相談員
たかはし
あきこ
髙橋 明子
保険営業の経験者として、生命保険に関するトラブルで
のお客さまの疑問や不満などをお伺いし、アドバイスし
ています。最近は「どこに相談したらよいか分からない」
という相談が多いと感じます。電話、窓口来所、いずれ
の場合も相談後には気持ちが軽くなり、元気になってい
ただくことを目指し、中立・公正な立場で解決に向けた
支援をするため、日々の業務にあたっています。
21
コンプライアンスの向上と人材育成
営 業 職 員や代理店 のために
業界共通教育制度の体系図
教 育 制 度を運営
入社説明会
営業職員や代理店が生命保険の販売を行うために
要とされる知識や資質・能力を確認するための「一
3
般課程試験」を運営しています。
また、
より高いレベ
(通算
ルでお客さまのニーズに対応できるように「専門課
か月研修
行う必要があります。当協会では、登録のために必
初期
は、法令上、主務官庁に生命保険募集人の登録を
15
を、変額保険・変額年金保険の販売に必要とされる
45
60
時間)
運営しています。当協会では、毎年テキストなどの
最低8日間、30単位32時間
一般課程試験
合格
単位
知識を修得するために「変額保険販売資格試験」を
登録前研修
入社
日間
程試験」
「 応用課程試験」
「 生命保険大学課程試験」
支社を中心に1日以上実施
登録(主務官庁)
登録後研修
最低7日間、15単位28時間
実地指導
登録後1か月
見直しを行い、教育内容の充実を図っています。
専門課程に関する研修
2日間以上、12時間以上
生 命 保 険 募集人 の
継 続 教 育 制度を実施
専門課程試験
合格
生命保険募集人がお客さま重視・法令等遵守の視
ライフ・
コンサルタント
点を持ち続けて募集活動を行うため、毎年、原則と
してすべての生命保険募集人に対して継続的に教
育する仕組み(継続教育制度)を構築しています。
また、標準カリキュラムのフォローアップを毎年行
応用課程試験
合格
い、継続教育の充実を図っています。
継続教育制度標準カリキュラム
22
1
コンプライアンス
2
法令上の禁止行為
3
適正な保険募集のために必要な知識
4
保険金等の支払い等アフターサービス
5
保険代理店による保険募集に関するルール
6
銀行等による保険募集に関するルール
シニア・ライフ・
コンサルタント
変額保険販売
資格試験研修
2日間以上、10時間以上
変額保険販売
資格試験
生命保険
大学課程試験
合格
トータル・ライフ・
コンサルタント
合格
登録
(生命保険協会)
継続教育制度
原則すべての生命保険募集人が、当協会が定める継続教育
制度標準カリキュラムに則った研修などを毎年履修する。
※所属する生命保険会社・代理店にて研修を実施します。
各教育制度の目的、修得内容、合格者数(平成27年度)
試験
目的
主な修得内容
一般課程
営業職員や代理店に求められる生命保険の基礎知
識を修得すること
▶
募集時などにおけるコンプライアンス
▶
保全・アフターサービスの重要性 など
専門課程
一般課程で得た基礎知識をもとに、
さらに高水準の保
険販売に関する専門知識・周辺知識を修得すること
▶
隣接業界の知識
▶
社会保障制度・企業保障制度 など
応用課程
応用力・実践力を養成し、
ファイナンシャル・プランニ
ング・サービスに必要な全般的知識を修得すること
▶
税の種類と計算
▶
公的年金制度 など
生命保険大学課程
業界共通教育体系の最高位に位置する課程で、生
命保険や関連知識を専門的なレベルで修得すること
▶
ファイナンシャル・プランニング
▶
個人保険・企業保険商品研究 など
変額保険販売資格
変額商品の特徴や仕組みなどの知識を修得すること
▶
変額保険の種類と仕組み
▶
募集上の禁止・留意事項 など
合格者数
138,081 名
80,860 名
28,477 名
32,088 名
47,092 名
適切に業務を行うための
取 組 みを促進
Case1
支払担当部門の
人材育成
生命保険各社の支払担当者の業務能力の維持・向上を図
るため、
「生命保険支払専門士試験」を運営しています。平
成27年度の合格者は2,430名でした。
ご契約の申込時には、告知や医師の診査などにより健康
面接士制度の運営
と面接する方法があります。当協会では、
この生命保険面
接士の認定試験を運営しています。平成27年度の合格者
は1,523名でした。
法令や自主ガイドラインを踏まえた適切な業務運営のた
Case3
研修会の実施
生命保険事業の
基 盤 整 備に向 けて
Case2
状態を確認します。その手段のひとつに、生命保険面接士
生命保険
めに、生命保険各社の職員を対象に各種研修会を開催し
ています。また、業界のコンプライアンス向上への取組み
の周知徹底を図っています。
職員の声
私たち業務教育グループは、業界共通各課程試験を各
各県地方協会と力を合わせ
県地方協会と力を合わせ、円滑に実施されるよう努めて
試験の円滑な実施に努める
います。業界共通教育制度が営業職員と代理店の知識
業務教育部業務教育グループ
くどう
の ぶよ
工藤 展代
習得、資質向上に役立ち、お客さまのニーズに合ったラ
イフプランをご提案できることにつながることを願い、
こ
れからも災害時の対応も含め、全国で安定的に試験を実
施できるよう頑張りたいと思います。
23
健全性・公平性確保のための取組み
生 命 保 険 の 悪用を
防ぐための 取組み
生命保険は、不当に利益を得るために悪用される
ことがあります(これを「モラルリスク」
と呼んでいま
す)。モラルリスクを防止するため、当協会では、さ
まざまな制度を設けています。
また、犯罪死の見逃
し防止のための警察による生命保険加入状況調査
に協力しています。さらに、社会問題となっている
特殊詐欺に対しては、お客さまが被害にあわない
よう注意を促すポスターを、警察庁や金融庁と協力
して作成するとともに、全国の地方協会で注意喚起
チラシの配布活動などを行っています。
特殊詐欺防止チラシ
「モラルリスク」を防ぐための制度
契約内容登録制度
支払査定時照会制度
生保警察連絡協議会の運営
複数の生命保険会社にまたがり、
保険金等のご請求があった場合、
生命保険を不正に利用する犯罪を防
短期間に集中して契約し不正に保
生 命 保 険 会 社 同 士 が 必 要 に 応じ
止するため、警察庁と連絡会議を開催
険金等を受け取ることを防止する
て、保険契約の内容について情報
しています。また、全国54の地方協会
ため 、契約内容を当協会の「登録
交換を行い、保険金等のお支払い
と都道府県警察本部との間で「生保警
センター」に登録し、
ご契約の引き
の際に判断の参考にしています。
察連絡協議会」を設置し、暴力団情勢
受 けや 保 険 金 等 の お 支 払 い の 判
の現状と対策やモラルリスク防止策、
断の参考にしています。
特殊詐欺などについて、情報交換を
積極的に行っています。
反 社 会 的 勢力へ の
対 応について
マネー・ローンダリングに
関する対 策
当協会は、
「行動規範」などにおいて、反社会的勢力
マネー・ローンダリングとは、犯罪などで得た資金
との関係遮断を宣言しています。また、反社会的勢
をあたかも正当な取引で得た資金に見せかけるた
力及びその関係者との保険契約の解消に向けて、
めに、その出所を偽装したり、隠したりすることで
保険約款への暴力団排除条項の導入の後押しや反
す。当協会では、マネー・ローンダリングなどの対策
社会的勢力に関する業界データベースの構築、他
について、生命保険会社の理解を深めることを目的
団体との意見交換などの対応を行っています。
としたハンドブックやQ&A、お客さまへ向けた店頭
掲示用ポスターの作成などを行っています。
24
わかりやすい情報発信
ホームペ ージで
生 命 保 険 の 基礎知識を解説
当協会ホームページ内の「生命保険の基礎知識」
で
生命保険の
基礎知識
は、生命保険について知っておくと便利な基礎知識
を解説しています。また、
「 生命保険かんたんナビ」
では、生命保険各社の生命保険商品に関する情報
を手軽に入手できます。
生命保険を
体系的に解説
生命保険協会ホームページ
生命保険
www.seiho.or.jp
かんたんナビ
生命保険各社の
ホームページにリンク
「生命保険事業概況」
などの 統 計 資 料 の 公 表
生命保険各社のディスクロージャー(経営内容の開
生命保険各社の主要業績を、毎月、四半期、上半期
示)は、法令によって開示項目が定められています。
及び年度ごとにまとめた業界全体の事業概況を、
当協会では、お客さまや投資家の利便性の観点か
当協会のホームページで公表しています。また、主
ら、
自主的に開示すべきと判断した項目を加えた業
な業績の動向を簡潔にまとめた「生命保険の動向」
界統一のディスクロージャー開示基準を定めてい
や、業績などの詳細な統計資料として
「生命保険事
ます。また、毎年見直しを行うことにより、情報開示
業概況」を作成し、提供しています。
生命保険事業の
基 盤 整 備に向 けて
経営内容 の 開示基準 の
見直しとさらなる向上へ
のさらなる向上に努めています。
財務諸表などを説明した
「虎 の 巻 」の 作成
生命保険各社の
ディスクロージャー誌を提供
生命保険各社の財務諸表など
生命保険各社のディスクロージャー誌を、当協会の
を皆さまにわかりやすく説明し
本部及び地方協会に備え付けるとともに、全国各
た「 生 命 保 険 会 社 の ディスク
地の消費生活センターなどにも提供しています(約
ロージャー ~ 虎 の 巻 」を 作 成
400か所)。なお、当協会のホームページにおいて
し、当協会のホームページにお
も各社の決算発表資料、上半期情報及び四半期情
いても掲載しています。
報を掲載しています。
25
社会に
貢献するために
健康や介護、女性活躍などをテーマとした助成活動や、
住み良い社会環境づくりに取り組んでいます。
「社会貢献活動3ヵ年計画」
に基づく取組み
仕事と子育ての 両立を支援
女性活躍 のさらなる推進へ
当協会では、女性のさらなる活躍と待機児童問題
の受け皿となる施設の拡大や質の向上の取組みに
の解決に向けて、働きながら安心して子育てできる
対し資金助成を開始し、平成27年度は80の施設
環境を整備していくことを目指しています。平成26
に、総額2,100万円の助成を行いました。
年度より、保育所・放課後児童クラブといった保育
助成先施設の声
助成金で楽器を購入
子どもに笑顔が増えました
慣れない子どもは不安な気持ちで過ごしています。助
成金で購入した電子ピアノ等で、子どもの好きな曲を歌
いながら保護者のお迎えを待つことで、笑顔が増えたと
島松いちい保育園 園長
思 います。保 護 者
わかばやし な お こ
の 方 からも、生 命
若林 尚子さん
保険協会への感
謝の声が聞かれ
助成金対象施設に選定されたこと、大変喜ばしく感謝
ました。
いたします。一時保育は突発的に利用することが多く、
“ 高 齢 期でも健やかに”
元 気シニア応援団体に助成
高齢化がますます進むなか、いつまでも健やかで
心豊かに生活できる活力ある社会を実現し、長寿
を全うできるよう生涯にわたる健康づくりの重要性
が増しています。そこで、当協会では、平成26年度よ
り高齢者の健康管理と増進、自立支援、生きがいづ
くりなどの活動を行っている民間非営利の団体や
グループに対して資金の助成を開始しました。平成
27年度は42の団体に、総額500万円の助成を行い
ました。
26
電子ピアノに合わせて踊る子どもたち
平成27年度助成対象団体の活動内容
身体向上
活動
虚弱化予防のた
めの健康体操や
ウォーキング など
17団体
交流活動
交流サロンでのコ
ミュニ ケ ー ション
による心身の健康
確保など
20団体
自立支援
活動
外出支援による閉じ
こもり防止対策など
5団体
支援者養成
活動
認知症サポーター
の育成など
2団体
生きがいづくり
活動
各種趣味活動など
を通じた心身の健
康確保など
5団体
その他
音 楽 療 法・傾 聴 活
動を通じた心身の
健康確保など
3団体
※複数の内容を有する活動があるため、
合計数は助成対象団体数とは一致しない
高齢者介護 の 担い手
“介護福祉士”の 育成支援
高齢者介護の担い手として、介護福祉士には大き
介護福祉士養成奨学生数の推移
250
20 0
平成元年~27年度:
220
215
平成22
23
206
な役割が期待されています。その養成を支援する
ため、平成元年から27年間にわたって
「介護福祉士
養成奨学金制度」を実施しており、卒業生は全国各
地の介護福祉の第一線で活躍しています。平成27
年度は199名の学生に対して、返還義務のない奨
学金(年間24万円)
を支給しました。
4,433 名
194
203
199
10 0
0
(名)
24
25
26
27(年度)
※当該年度に奨学金を支給した奨学生の合計
奨学生の声
相手に寄り添う
介護福祉士になりたい
学び、実習などではコミュニケーション技術や観察力を
身につけています。また、学校では勉強以外にも、同じ
夢に向かって努力する仲間たちとの交流があります。仲
長野県福祉大学校
間との思い出や、授業・実習などで学んだことは、人生
たけいり
の糧になると思います。社
な つ き
竹入 夏希さん
会に出て何かに迷ったと
きにはそれらを力にし、自
私は相手のニーズに寄り添い、一人ひとりの利用者と
分の夢や初心を忘れず
の関わりを大切にできる介護福祉士になりたいです。そ
真っ直ぐ前を向いて突き
のために、授業では福祉に関する基本的知識や技術を
進んでいきたいです。
「医療的ケア」授業風景
地域に根ざした住み良い
社会環境づくりへ の 取組み
各都道府県には、生命保険事業の健全な発展を目
的として活動する54の地方協会があります。各地方
協会では、各社の職員が協力しあって、それぞれの
地域社会との良好な関係づくり)活動を実施してい
ます。
外国人留学生 の
支援
車いすを寄贈
福祉巡回車を寄贈
社 会に貢 献 す る た めに
地域に根ざした地方CR(Community Relations=
国際貢献と人材交流の一層の充実を目的として、
こ
れまで355名の東南アジア・東アジアなどからの留
学生に返還義務のない奨学金を支給(2年間)
して
います。
27
読 み 聞かせによる
“ 家族 のきずな”推進活動
当協会では、家族のきずなを深めるための取組み
として、平成20年度より
「読み聞かせによる“家族の
きずな”推進活動」に取り組んでいます。平成27年
度は、
「 JPIC(出版文化産業振興財団)読み聞かせ
サポーター講習会」に協賛し、読み聞かせ活動を普
及・PRすることで、家族で過ごす時間と場そのもの
読み聞かせ会
を提供することに貢献しました。講習会は、33の地
域で実施され、合計2,957名の方々にご参加いただ
きました。また、講習会において、参加団体に対し、
講習会で学んだことを活かした「家族のきずな読
み聞かせ会」の開催を呼びかけ、実施いただいてお
ります。開催の際には、当協会が「家族のきずな読
み聞かせ会セット」を提供しています(平成27年度
は22,320セットを提供)。
読み聞かせ講習会
家族のきずな読み聞かせ会セット
(絵本)
★
★
★
★のオリジナル絵本と☆の副読本は、全国の公立図書館などに加えて、
当協会のホームページ上でも読むことができます(★はWeb絵本、☆はPDF形式)。
「 健 康 増 進 啓 発 プ ロ ジェクト」で ウォー キ ン グ イ ベ ントに 協 賛
当協会では、政府の成長戦略にも掲げられている国民
の健康寿命の延伸に向けた啓発活動を積極的に推進
するため、平成26年度より
「健康増進啓発プロジェクト」
を展開しています。平成27年度は、全国6か所(山梨、宮
城、沖縄、京都、岡山、東京)のウォーキングイベントへの
協賛を実施し、イベント会場に設けた当協会のブースで
は、骨の健康度の無料測定や生活習慣病予防に関する
情報冊子の配布などを行い、参加者の健康増進に対す
る意識の向上に取り組みました。
28
当協会のブースで行った
「骨の健康度測定」
☆
環境問題への取組み
数値目標を設定し
環 境 問 題へ の 取組みを推進
生命保険業界では、
「 生命保険業界の環境問題に
き2020年度までの目標及び2020年度から2030年
おける行動指針」
「 生命保険業界の低炭素社会実
度までの目標を設定し、積極的な取組みを推進し
行計画」の策定、数値目標の設定及び生命保険各
ています。また各社における取組みをより一層推
社の取組状況の共有化を通じ、環境問題に取り組
進させるため、毎年実績のフォローアップを行って
んでいます。特に、
「 低炭素社会実行計画」に基づ
います。
2 023003年
の目
標標
0 度まで
年 度まで
の目
2 0 2 0 年 度まで の目 標
2020年度から2030年度までの間、会社全
2020年度の会社全体における床面積あた
体における床面積あたりの平均電力消費
りの 電 力 消 費 量を2 0 0 9 年 度比で 年 平 均
1%削減することを目指す。
量が、2020年度までの目標をさらに下回
る水準になることを目指す。
床面積あたり電力消費量
各社における取組事例
事 業を通じた 取 組み
(kWh/㎡)
150
132.7
年平均
削減率 3.3%
112.2
100
●
●
(
2009年度
(基準年度)
2014年度
投資・融資時に企業の環境問題への
●
約款・帳票の電子化
オフィス環 境 整 備
)
●
●
省エネ機器の導入など、節電への取組みの促進
エネルギー利用効率の向上に向けた取組み
その 他 の 取 組み
●
●
子ども向け環境教室の実施
顧客への情報提供(家族で行える節電等)
社 会に貢 献 す る た めに
15.4%
環境配慮型投資用ビルへの改修
環境問題に取り組む企業・個人への優遇金利制度の導入
取組み等の確認・フォロー
削減率
対基準年度
2009年度
0
●
里山保全活動
29
生命保険各社の社会貢献活動
その他 31
交通安全・防犯 7
学術研究・
(社会)教育
国際交流
(奨学金等を含む)10
スポーツ 18
各種研究助成金の
提供、奨学金事業の
運営
社会福祉
63
NPOの基盤形成・
ボランティア支援 30
生命保険各社の
社会貢献活動
(合計431件)
被災地向け
ボランティア 30
文化・芸術
35
自然・環境
44
健康・医療
62
学術研究・
(社会)
教育
51
地域社会への
参加
50
※複数分野にまたがる活動については、重複して計上されている
ものがあります。
※独自の財団や各種事業団(福祉事業団、厚生事業団など)、
基 金の設立などによるものを含むほか、一部にグループ企業
高齢社会全般に関
わる研 究 へ の 支 援・
参画
中小企業経営者向
けのオープン講座の開催
移動図書館へ本を寄贈
子どもたちへの学習支援
地域社会への参加
駅前や地区の清掃、地域施設の花壇づくり・植樹
地域で行われるボランティア活動などへの参加・支援
認知症セミナーの開催および認知症サポーターの養成
全体としての取組みも計上されています。
社会福祉
自然・環境
子育て支援団体の表
彰 制 度、育 児をテー
マとするイベントの
開催
障がいのある方への
支 援(自立 支 援を目
的とした生産品の購
入、製作活動の支援、
寄付、募金活動)
学童保育における仕事体験(医師)
学童保育へのプログラム提供
児童養護施設・特別支援学校の子どもたちや高齢者及
び障がいのある方への音楽鑑賞、スポーツ活動などの
機会の提供
健康・医療
がん・難病の患者に対する支援活動
先進的な専門医療の研究・提供
生活習慣病やがん、各種難病などに関する研究及び研
究支援
献血、各種ドナー登録、募金活動、健康やがん早期発見
などに関する情報提供・啓発活動
30
環境保護団体への寄
付、植 樹 および 森 林
保全活動の実施、緑
地化推進のための助
成 、環 境 絵 画 コ ン
クールへの協賛
エコキャップを回収
し、途上国へワクチン
を寄付
海岸清掃
「ご契約のしおり・約款」Web版の提供に伴う寄付
文化・芸術
ホール・美 術 館 の 運
営・支援、美術展・コ
ンサートなどの開催・
協賛、障がい者や子
どもたちの招待
絵画コンクールの開
催、舞台技術者の表
彰、地域伝統文化の
支援、若手作家の育成支援
チャリティコンサートの開催
国際交流
被災地向けボランティア
復興支援活動
被災地の物産品の販売協力、社内食堂での使用
被災地のボランティア活動(清掃活動、水田整備)、募金
活動
NPOの基盤形 成・ボランティア支 援
チャリティイベントを
開 催し、募 金をN P O
団体などに寄付
生命保険事業に関す
る海外でのセミナー
の開催
発展途上国での学校
建設
児童へランドセルや
翻訳付日本の絵本を寄付
職 員 による ボ ラン
ティア活動への参加
青少年や高齢者を支
援 する 団 体 へ の 助
成、表彰
奨学金制度の運営、
医師の海外留学支援
ミャンマーに寺子屋建設
交通安全・防犯
トレード商品の社内販売
フェア・
全 国 新 入 学 児 童 を 対 象 に 、交 通 事 故 傷 害 保 険 付 の
「黄色いワッペン」を贈呈
地域における子どもへの犯罪防止や防犯情報の提供
活動
職員が防犯グッズを携行し、地域防犯活動を展開
スポーツ
振り込め詐欺被害防止に向けた啓発活動
子 ど も を 対 象 とし
た ス ポーツ教 室 の
開催
その他
障がい者スポーツ大
会への協賛・支援
書き損じはがき、使用済み切手、ベルマーク、ペットボトル
キャップ、
プルタブ・アルミ缶などを収集し、物品を寄贈
ゴールボール交流会
待機児童解消に向け、保有不動産へ保育所・学童を誘致
する取組みを実施
女子ラグビー大会への協賛
生命保険ファイナンシャルアドバイザー協会(JAIFA)の取組み
会(JAIFA)は、生命保険募集人が会社という枠組みを越
えて集まり、相互に研鑽し合うために生まれた団体です
(平成27年度の会員数は、34,890名)。JAIFAでは、さまざ
まな社会貢献活動に取り組んでいます。
愛のドリーム募金(会員が1日10円ずつ募金をし、
その基金(累積総額4億4,842万円)をもとに福祉
巡回車をこれまでに412台、車イス、家電製品など
寄贈)
東日本大震災に対する義援金・救援物資活動
ハートフルファンデーション(基金)事業
エコ&社会貢献をつなぐ活動支援
社 会に貢 献 す る た めに
公益社団法人 生命保険ファイナンシャルアドバイザー協
スペシャルオリンピックス日本への支援
特別養護老人ホームへの訪問(慰問・清掃活動など)
タオル10,000枚運動(高齢者施設への寄贈)
が
「手編みマフラー100本」
長崎県の会員より
届き福島県の仮設住宅にて贈呈式を挙行
使用済み眼鏡、切手・プリペイドカードの回収、盲導
犬協会への支援、清掃奉仕活動など
31
生命保険文化センターの取組み
公益財団法人 生命保険文化センターは、
「生命保険に関する公正な総合情報センター」
として設立された第三者的な機関です。
消費者の生命保険に対するニーズを的確に把握し、
それに応じた公正な情報を中立の立場から提供しています。
生 活 設 計や生命保険に関する
情報を発 信
生命保険のご契約時やご請求時に知っておいて
いただきたいことのほか、生活保障や生活設計、
税 金 などに 関 する最 新 の 情 報を、ホ ームペ ージ
(http://www.jili.or.jp/)や冊子、メールマガジン
を通じて提供しています。若年層向けの携帯電話
用のウェブサイト
( http://jili.jp/mb/)も開設して
います。
「生命保険の契約にあたってのポイント」
「生命保険商品の選び方」
「 保障内容の見直
し方法と留意点」などを解説。
保険金・給付金 の 請求から
受取りまでの 手引
「請求から受取りまでの流れ」
「 保険金・給付
金の内容や受取れる場合・受取れない場合」
「請求もれが生じやすい場合」などを解説。
「ほけんのキホン」
生命保険の仕組みや活用方法などを基礎から解説。
※簡易版「ほけんのキホンfor Beginners」
を成人式
などで配布(合計28.5万部)。
「医療保障ガイド」
遺族保障ガイド
万一の場合の保障として公的保障・企業保障、個人
で準備する生命保険の仕組みや活用方法などを
解説。
「知っておきたい生命保険と税金の知識」
病気やケガで入院や手術をした場合の自己負担
生命保険に関する税金についてぜひ知っておきた
解説。
種類・計算方法をわかりやすく解説。
の仕組みと、それに備える生命保険の活用方法を
「ねんきんガイド」
公的年金制度と個人年金保険の仕組みを、事例や
図表を交えてわかりやすく解説。
消費者向け啓発講座などへ
講師を派遣
い事柄をまとめた小冊子。ケーススタディで税金の
Tel. 0570(062)862
小冊子の
申込についての
(土・日・祝日・年末年始を除く)
お問い合わせ
※冊子は有料です。
※「生命保険の契約にあたっての手引」
「保険金・給付金の請
求から受取りまでの手引」
「ほけんのキホン」
「遺族保障ガ
イド」は、生命保険文化センターのHPでご覧になれます。
消 費 者 関 連 団 体との
連携の強化
全国各地の消費者行政機関や消費者団体・企業など
各地の消費生活センターなどで相談対応をされて
からの要請に応じて、生命保険の上手な活用方法や
いる相談員を対象に、生命保険に関する基礎的な
生活設計、
年金・医療保障などをテーマとした生命保
勉強会を開催しています。
また、生命保険協会と共
険学習会、
研修会などに講師を派遣しています
(平成
催で開催する
「生命保険意見交換会」
( 平成27年度
27年度講師派遣回数:175回、
受講者数:7,690名)
。
開催:全国54地域)などを通じて消費者行政機関・
講師派遣、
副教材などの
お問い合わせ
32
生命保険 の 契約に
あたっての 手 引
Tel. 03(5220)8517
(土・日・祝日・年末年始を除く)
[生活情報室]
※講師派遣に関する経費は無料です。
相 談員の 方々と意 見 交 換を行 い、連 携 の 強 化を
図っています。相談員の方向けに、
「 生命保険・相談
マニュアル」を無償提供しています。
生活設計や生活保障に関する
教育 の 支援
生 命 保 険に関する
相 談に対 応
1 学生向けの生命保険実学講座の開催
消 費 者 からの 生 命 保 険・生 活 設 計 などに関 する
大学生・高校生などに、生命保険や生活設計の基
一般相談に、公正・中立な立場からわかりやすくお
礎知識を学んでいただくため、生命保険実学講座
答えしています。
を開催しています(平成27年度開催回数:420回、
受講者数:26,447名)。
2 高等学校教師向けセミナーなどの開催
相談受付
Tel. 03(5220)8520
受付時間/9:30~16:00
(土・日・祝日・年末年始を除く)
※ご相談は、電話・来訪
(要予約)
にて承っています。
高等学校の先生方を対象に、生活保障などをテー
マとした夏季セミナーや講習会を開催しています。
3 高等学校家庭科教材キットの提供
高等学校家庭科の授業において活用できるPower
Point教材「新しい“家庭経済”授業プラン」を提供
し、保険について学ぶ機会を支援しています。
4 副教材の無償提供・貸出
生 命 保 険に関する
学術の振興
保険学・保険法の学者を中心とした、生命保険に関
する研究会の運営、大学研究者への研究助成、学
副教材を作成し、学校に無償提供を行っています。
術出版物の刊行などを行っています。
平成27年度学校向け副教材の提供実績
副教材名
提供部数
生活設計とリスク管理 12,081部
生き生きTOMORROW 生命保険って何だろう?
16,947部
33,952部
生 活 保 障 準 備に関する実 態・
意 識を時 系 列で調 査
私たちの生活保障準備に関する実態(生命保険の
全 国 の 中学生を対象に
作 文コンクールを実施
全国の中学生を対象に昭和38年から
「わたしたち
加入状況など)や意識(どのような保障に重点を置
くかなど)を3年ごとに全国レベルで時系列にて調
査・研究し、公表しています。調査データは、研究者・
マスコミなどにおいて幅広く活用されています。
のくらしと生命保険」をテーマとした作文コンクー
ルを毎年実施しています。平成27年度(第53回)は、
全国998校から28,742編の応募がありました。
〈生命保険に関する全国実態調査〉
(平成27年12月発行)
一般家庭の生命保険加入状況を中心に、老後生活
や万一の場合などの生活保障に対する考え方を調
査しています。
〈生活保障に関する調査〉
(平成25年12月発行)
生活設計や生活保障に対する意識をはじめ、生活保
障に対する準備状況について調査しています。
表彰式
33
生命保険協会の概要
沿革
目的と事業
わが国における生命保険業の健全な発達および信頼性の維持を図り、
もって国民生活の向上に寄与することを目的として、次の事業を行って
います。
1
生命保険事業に関する情報提供及び理解促進に関する事業
2
生命保険に関する相談、苦情対応及び紛争解決に関する事業
3
生命保険事業の適切な運営を確保するための制度及び施策に関する事業
4
社員会社等の職員に対する教育及び研修に関する事業
5
生命保険の理論及び実務等に関する調査研究に関する事業
6
関係官庁、関係機関その他に対する意見の表明等に関する事業
7
社会的責任を遂行するための事業
8
その他本協会の目的を達成するため必要と認めた事業
明治31年 生命保険会社談話会を設立
明治38年 談話会を生命保険会社協会に発展的に改組
明治41年 生命保険会社協会、社団法人として認可を得て発足
昭和17年 生命保険統制会を設立し、生命保険会社協会を生命
保険集会所と改称、業務の大部分を生命保険統制会
に移管
昭和20年 生命保険統制会を解散、生命保険中央会を設立して
管掌事務を移管。生命保険集会所の名称を生命保
険協会と改めて再発足し、生命保険中央会からの事
務を承継
平成20年 生命保険協会創立100周年(12月)
平成26年 一般社団法人へ移行(4月)
組織図
委員会
常務理事
専務理事
副会長
会長
理事会
地方協会
事務局
社員総会
・共同システム室 ・業務教育部
・地方事務室
・広報部
・調査部
・国際部
・総務部
・生命保険相談室 ・企画部
監査室
生命保険相談所
監事
・裁定諮問委員会 ・相談室協議会
・裁定審査会
・連絡所
加盟会社一覧(平成28年6月現在)
34
アクサ生命保険株式会社
ソニーライフ・エイゴン生命保険株式会社
PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ
アクサダイレクト生命保険株式会社
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社
ファイナンシャル生命保険株式会社)
朝日生命保険相互会社
第一生命保険株式会社
マスミューチュアル生命保険株式会社
アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)
第一フロンティア生命保険株式会社
マニュライフ生命保険株式会社
アリアンツ生命保険株式会社
大同生命保険株式会社
三井生命保険株式会社
AIG富士生命保険株式会社
太陽生命保険株式会社
三井住友海上あいおい生命保険株式会社
SBI生命保険株式会社
チューリッヒ・ライフ・インシュアランス・
三井住友海上プライマリー生命保険株式会社
エヌエヌ生命保険株式会社
カンパニー・リミテッド
みどり生命保険株式会社
オリックス生命保険株式会社
T&Dフィナンシャル生命保険株式会社
明治安田生命保険相互会社
カーディフ・アシュアランス・ヴィ
東京海上日動あんしん生命保険株式会社
メットライフ生命保険株式会社
株式会社かんぽ生命保険
日本生命保険相互会社
メディケア生命保険株式会社
クレディ・アグリコル生命保険株式会社
ネオファースト生命保険株式会社
ライフネット生命保険株式会社
ジブラルタ生命保険株式会社
富国生命保険相互会社
楽天生命保険株式会社
住友生命保険相互会社
フコクしんらい生命保険株式会社
ソニー生命保険株式会社
プルデンシャル生命保険株式会社
(五十音順)
生命保険相談所一覧
生命保険相談室:東 京
〔ご相談受付時間〕9:00~17:00(土・日曜、祝日を除く)
(平 成2 8 年 6月現 在)
Tel.03(3286)2648 〒100-0005 千代田区丸の内 3-4-1 新国際ビル3階 生命保険協会内
・・・ご訪 問してご相談される場合は、事前にお電話ください。
【連絡所】
Tel.011(222)1388
札 幌
〒060-0005 札幌市中央区北5条西5丁目2-12 住友生命札幌ビル8階
愛 知 県 Tel.052(971)5233
〒460-0004 名古屋市中区新栄町1-1 明治安田生命名古屋ビル6階
Tel.0138(54)0292
函 館
〒040-0001 函館市五稜郭町1-14 五稜郭114ビル8階
三 重 県 Tel.059(225)7439
〒514-0009 津市羽所町375 百五・明治安田ビル8階
Tel.0166(25)5166
旭 川
〒070-0031 旭川市1条通9-50-3 旭川緑橋通第一生命ビル5階
滋 賀 県 Tel.077(525)6677
〒520-0056 大津市末広町1-1 日本生命大津ビル8階
苫 小 牧 Tel.011(222)1388
〒060-0005 札幌市中央区北5条西5丁目2-12 住友生命札幌ビル8階
京 都 府 Tel.075(255)0891
〒600-8492 京都市下京区四条通新町東入ル月鉾町62 住友生命京都ビル6階
Tel.0154(22)6027
釧 路
〒085-0014 釧路市末広町9-2-5 日本生命釧路末広町ビル6階
大 阪 府 Tel.06(4708)5132
〒541-0043 大阪市中央区高麗橋4-3-10 日生伏見町ビル新館2階
Tel.0155(26)3827
帯 広
〒080-0010 帯広市大通南10-8 帯広フコク生命ビル2階
兵 庫 県 Tel.078(332)6269
〒650-0032 神戸市中央区伊藤町111 神戸商工中金ビル7階
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岩 手 県 Tel.019(653)1726
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宮 城 県 Tel.022(224)3221
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島 根 県 Tel.0852(24)7229
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