2016年6月 第63号 生涯学習を拓く CAM けやき倶楽部会報 -2016 年度けやき倶楽部総会- 2016 年度総会は 5 月 22 日(日)13:30 より千葉大学人文社会学系統研究棟2階 マルチメディア会議室にて、会員 86 名の参加のもと開催されました。 審議に先立ち、来賓の千葉大学 堀内伸也教育企画課長、上村清雄地域貢献専門 部会長よりご懇篤なるご挨拶を頂戴いたしました。 総会では議長に井田洋二、副議長に杉山良子の両会員を選出し、齋藤俊朗及び高 頭雅子両会計監査の監査報告に引き続き、企画担当幹事、会計担当幹事、副会長よ り議案の説明を行いました。出席会員の熱心なご審議の後議案は原案通り承認されました。 会創設以来 20 年にわたり会長を務められた生田幹男会員は退任され新会長に青木濶会員が選出され、新任 幹事の紹介、新旧会長の挨拶に引き続き生田前会長へ会より感謝状、花束及び記念品が贈呈され、15:30 閉 会いたしました。 引き続きレストラン「コルザ」にて懇親会が開催されました。 ------------------------------------------------------------------------------------------------ ☆開会挨拶 けやき倶楽部会長 生田幹男様 おります。千葉大学はスーパー・グローバル大学に 採択され益々声価を高めておられますが、けやき倶 楽部が千葉大学生涯学習友の会として設立され、一 貫して大学と一体感をもって進んでこられたこと を会員の皆様と誇りと感謝をもってこの総会で確 認したいと存じます。事前にお届けした総会議案は これからのけやき倶楽部にとって重要な事項でご ざいます。よろしくご審議をお願い申し上げます。 会員 86 名のご出席を得て、本年 度総会を開会いたします。千葉大学 から地域貢献専門部会長の上村清 雄先生、学務部の教育企画課長の堀 内伸也様のご出席をいただいてお ります。地域の課題、世界の問題に関心をもつ私た ちは両先生から親しくご指導を頂戴し、けやき倶楽 部の運営につきましても多大なご支援を頂戴して ☆来賓ご挨拶 ているところです。 大学の役割は教育、研究、社会貢献といわれます が、このような中、本会は公開講座を始め数々の取 り組みを行われております。私も出させていただき ましたが、シンポジウムの参加者が 280 名を超える など、会員のみならず幅広く地域に密着した取組み が行われているということで感謝を申し上げます。 千葉大が今日の社会的課題に応える上で本会の果 たす役割は非常に大きなものがあると期待してお ります。より一層の皆様の御尽力をよろしくお願い いたします。 千葉大学 教育企画課長 堀内伸也様 昨年は創設 20 周年を迎えられ、更 に邁進されるということで嬉しく思 います。生田会長をはじめ、皆様方 のたゆみない努力の賜ということで 御礼申し上げます。 千葉大学の教育改革についてポイント 3 つに絞っ て簡単にご報告をさせていただきます。1 点目、組 織改革ですが、国際教養学部が本年度から立ち上が っており、高校生の関心が高く、定員 90 名のとこ ろ 4 倍を超える 369 名の志願があり、国立大学で第 一位であり大きな成果の一つと考えています。2 点 目は研究教育改革です。昨年度徳久学長の下、千葉 大学ビジョンを定め、独創的な次世代研究の創出、 更に世界水準の教育の実践、それと次世代型人材育 成を図るということをしております。最後に教育プ ログラムの推進についてですが、大学は現在「スー パーグローバル大学創成支援」事業に採択を受けグ ローバル化の推進を図っており、併せて地域も見据 えて「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」 (COC事業)の採択を受け、地方創生にも邁進し 千葉大学地域貢献専門部会長 上村清雄様 総会おめでとうございます。昨年 の総会でもご披露しましたが、ある 雑誌で生田会長が対談でけやき倶 楽部の創設の頃を語っておられる のを読ませていただきました。地域に根差した活動 をしているけやき倶楽部が、必ずしも千葉大学の卒 業生で構成されているわけではないことを知りま した。今まさしく地域と大学との結びつきがいかに 重要であるかが問われている現在、その意味でけや き倶楽部は非常に先駆的な組織であると思います。 1 昨年度も、風土記の研究グループのご要望により、 学習会の講師に千葉大学文学部の兼岡理恵先生を お願いした際も、皆さまは周到な準備の下に取り組 まれ、先生も心地よい緊張感をもちながら講義に臨 まれたようです。良い講義が実現できたとうかがっ ています。 また、公開市民講座「安房を彫る」では、伝統的 な仏像などを対象に工学部の先生が撮られた画像 を立体画像(3D)の機械を会場に設置してご紹介 することができました。いわばこの匠の技を科学的 に分析する試みとともに、安房の木彫の歴史と伝統 を紹介するこの講演会は、おかげさまで募集期間中 ☆議長・副議長 に定員に達するなど大変好評でした。これもお知り 合いとお誘い合わせのうえご参加をいただいた皆 様のお蔭と思います。今年も房総半島に伝わる特徴 的な文化をとりあげ、伝統と再生という観点から講 演会の企画をすすめています。是非ご参加いただき たいと思います。 けやき倶楽部が非常に先進的な活動をしていて、且 つ千葉大学の活動の大きな支えになっているとい うことに感謝申し上げます。ご指導を受けるという 恩恵をいただいているのは当方でございます。これ からもご指導ご鞭撻のほどお願いいたします。 ☆来賓 ☆議案説明 ☆質疑 ☆議案説明と質疑 1.2015 年度事業報告(森山幹事) 郵送会員への郵送料の徴収に関し、会員から要望 と賛否両様の意見が出され、担当幹事からそれぞれ 回答されました。 5.その他会員からは、 1)千葉大学への謝辞 2)千葉大学のけやき倶楽部への期待や要望? 3)今年度の繰越金が減るのはなぜか? 4)実地見学会での現地集合は注意が必要 などの要望や質問が出され、それぞれにつき堀内課 長や担当幹事から回答・謝辞がありました。 6.新旧会長・幹事選任 生田幹男会長が退任され、新設の相談役に就任し、 青木濶副会長が新会長に昇任しました。 幹事は 7 名が退任し、新しく 4 名が就任しました。 昨年度は創立 20 周年であり、記念講演会などが 開催されたこと、従来よりの大学への協力のほかに 千葉大学 COC と協働で公開シンポジウムが開催さ れ、280 名の参加という成果を上げたこと、会報の 内製化などの合理化を図ったことなどが説明され ました。 2.2016 年度事業計画(青木副会長) 幹事数が減った中、公開シンポの共同開催などよ り一層の千葉大学との協働、自主活動グループとの 協働に努めます。 3.2015 年度決算報告及び 2016 年度予算(望月幹事) 4.相談役の設置及び入会金の廃止を柱とする会則の 改正(青木副会長) ※新幹事会のメンバーと分掌: (◎=チーフ ○=メンバー) 会員 番号 氏 名 三役 492 青 木 濶 611 森 本 742 新 713 望 815 担当チーム 企画 会計 会員管理 総務 広報 会長 ○ 清 武 副会長 ◎ 井 信 子 副会長 ○ 月 真 一 小 野 常 富 17 植 草 美佳子 374 平 野 登世司 623 高 石 克 治 ◎ ◎ 828 吉 岡 ヒロ子 ○ ○ 557 豊 田 昂 636 落 合 侔 ○ 807 荒 木 千鶴子 ○ 843 中 澤 由 IT ○ ○ ◎ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 美 ○ ○ ◎この後、出席者全員の拍手により、議案は原案通り承認されました。 2 ○ ☆退任挨拶(生田前会長) ☆新任挨拶(青木新会長) 平成7年以来長い間、千葉大 学、けやき倶楽部の皆様には大 変お世話になり本当にありがと うございました。至らぬ私に常 に力をお貸しいただいた歴代の 幹事各位はもとより、それとな く見守って気をかけていただいた方々には感謝の言 葉がない位ありがたく思っています。 お世話になった 20 年間の中で、私はその「時」に ついて実感していることがあります。組織というもの は、その活動の中で理解や気持ちの行き違いが起った りしますが、私はこれはあわてることはないと思って おります。 一生懸命な人、人々を「時」が慈しみ深く抱き込んで、 人々を良い方に分かり合えるように導いてくれる。私 はそういう実感にいま到達しております。もともと人 間の心理の底には発展可能性があるのでしょう。この ことで組織は、そしてけやき倶楽部も深さと厚みを増 しています。 これがいま私の懐かしい思い出となっており、感謝 の思い出になっております。 この総会で青木新会長を中心とした幹事会がスタ ートしました。けやき倶楽部の主柱です。そしてけや き倶楽部の将来は生涯学習を続ける会員ひとりひと りの希望が基となり力となってあるべき姿に成就さ れていくのだと思います。幹事の皆様、学習グループ 世話人の皆様、280 名の会員の皆様が益々お元気で楽 しくこれに取組まれることを心から祈っております。 どうも本当にありがとうございました。 次期会長に就任することになり ました青木濶(会員番号 492 番)と 申します。会長就任に当たり、ひと ことご挨拶申し上げます。 けやき倶楽部会長として創立以 来 20 年間に渉りご尽力いただいた 生田幹男氏の後任として、2代目会 長に就任するには、正直なところ大変な不安と重責を 感じています。 けやき倶楽部は、けやき倶楽部創立当初から千葉大 学の先進的な姿勢とご支援、並びにけやき倶楽部会員 の皆様のご協力により、創立 20 周年を迎えることが できました。これからもけやき倶楽部活動のさらなる 展開を目指し努力する所存ですのでよろしくお願い 申し上げます。 私は平成 13 年に体調を崩し(貧血&ヘルニア)2 回 ほど入院/手術をいたしました。これを契機に満 63 歳でリタイアいたしました。一年間休養し第 2 の人生 を模索していましたが、休養途中に知人の紹介で「け やき倶楽部」の存在を知り入会いたしました。入会の 動機はやはり「生涯学習」でした。入会後にけやき倶 楽部は創立 10 周年となりました。古在学長(当時) のご厚意もあり、けやき倶楽部創立 10 周年の記念植 樹(国際教育センター前の一角)が行われました。そ の木( 「ケヤキ」 )もすくすくと大きく育ち現在に至り ました。記念植樹した木の前を通る度に、多くの会員 との交流を通して「有意義で楽しく愉快」な生涯学習 を続けてこられたことに感謝しています。会員の皆様 がけやき倶楽部の会員であることを心から歓んで誇 りに思っていただける倶楽部を目指したいと存じて います。 ◎新旧会長の挨拶後、生田前会長に会より感謝状と記念品、花束の贈呈がありました。 ☆感謝状贈呈 ☆懇親会 ☆花束贈呈 レストラン「コルザ」にて 3 ☆自主活動グループ・代表世話人紹介(敬称略)☆ けやき倶楽部には、15 の自主活動グループがあります。 それぞれの行事予定・活動内容詳細は ホームページを参照ください。 参加にあたりましては、各代表世話人に連絡いただくか、例会日に 直接学習室へお越しください。 歴史グループ 例会: 第 3 火曜日 代表: 竹田勇吉 ライフデザイングループ 例会: 第 3 木曜日 代表: 平野登世司 文学・芸術グループ 例会: 第 4 土曜日 代表: 山田恂 パソコンクラブ 例会: 第 3 金曜日 代表: 高石克治 哲学・宗教グループ 例会: 第 3 水曜日 代表: 布施徳蔵 けやき俳句の会 例会: 第1水曜日 代表: 豊田悦子 政治・経済グループ 例会: 第 4 火曜日 代表: 内本岩宏 共育を考える会 例会: 第 4 木曜日 代表: 松島敬之 健康・福祉グループ 例会: 第 3 日曜日 代表: 菅野英夫 けやき歩こう会 例会: 第 2 月曜日 代表: 井田洋二 国際理解グループ 例会: 開催日不定 代表: 増井敦 囲碁会 例会: 第4金曜日 代表: 小野豊 スポーツコミュニケーショングループ 例会: 第 2 土曜日 代表: 長谷川薫 柳田國男と語る会 例会: 第 4 月曜日 代表: 佐藤信夫 環境グループ 例会: 第 2 金曜日 代表: 稲生茂 ☆今後の行事予定 (全体活動として、年数回の講演会、公開シンポジウム、実地見学会、会員発表会を開催しています) ●2016 年度講演会(第 2 回) ・講師:森本 靖之氏(船長協会顧問; 船員災害防止協会会長) ・テーマ:海上の危険と船長の責務 ・開催日:2016 年 9 月 13 日(火) ●実地見学会 開催日:2016 年 7 月 12 日(火) 銚子(ヤマサ醤油、犬吠埼灯台 ほか) ●2016 年度講演会(第3回) ・講師: 未定 ・テーマ: 未定 ・開催日: 未定 ☆入会ご検討の方は、下記あてメール・電話・はがきにてお問い合わせください。 CAM 第 63 号 (2016 年 6 月) 発行:千葉大学生涯学習友の会 けやき倶楽部 ホームページ http://chibadaikeyaki.com/ メール [email protected] 〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町 1-33 千葉大学教育企画課気付 Tel:043-290-2154 編集担当:幹事会広報チーム 4
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