夢二がいた街 - 弥生美術館・竹久夢二美術館

竹久 夢 二美 術館
20 16年 7月
企 画展 プ レ スリ リ ー ス
ごあいさつ
みどころ
竹久夢二(1884~1934) は 16 歳で上
京して以来、人生の大半を東京で過ごしました。
東京には夢二に想いを馳せることのできるゆか
りの地が多くあります。夢二は東京の街、そして
1
夢二ゆかりの
東京の街をたどる
その片隅に生きる人々に目を向け、都会の賑わ
いと感傷を描きました。当時の風俗をありあり
浅草、日本橋、銀座、本郷、上野、御茶ノ水、
と写し出しただけでなく、夢二の絵から新たな
早稲田、渋谷、世田谷……。東京には夢二ゆか
風俗も生まれました。百貨店等の商業美術を手
りの街がいくつもあります。夢二が暮らした街、
掛け、都市に花開いたモダンな文化の担い手と
描いた街などをご紹介いたします。
しても活躍しました。
本展では東京にまつわる夢二の作品を展示す
①恩地孝四郎宛葉書
明治 44 年(1911)
②港屋絵草紙店の前に立つ夢二
大正 3 年(1914)
③VIRGIN MARY
大正 8 年(1919)
夢二もよく訪れた浅草の街の
賑わいが描かれている。
夢二が日本橋に開店した港屋は「東京
名所」と言われた程評判となった。
御茶ノ水のニコライ堂は、恋人・
彦乃との思い出の場所。
るとともに、当時の東京の様子を伝える資料も
併せてご紹介いたします。夢二の生きた時代、近
代的な都市へと変貌しつつあった〈モダン東京〉
た け ひ さ ゆ め
じ
竹久夢二
明治 17 年-昭和 9 年
1884-1934
会期中に誕生日、命日
があります。
東京・雑司ヶ谷霊園
に建つ夢二の墓石
(
大 正十 二年 夢 二が北九州 に住 む
父 ・菊蔵 に関東大震災後 に宛 てた手紙 より)
9 月 16 日、岡山県生。
早稲田実業学校在学中より雑誌へ投稿し、明治
38 年末にデビュー。以後コマ絵や挿絵を数多
く発表、またセンチメンタルな画風の〈夢二式
美人画〉を確立した。
画壇に属さず、日本の郷愁と西欧のモダニズム
を自在に表現した作風で、日本画・水彩画・油
彩画・木版画制作などを行った。
夢二は恋多く、旅を重ね、漂泊の人生を歩んだ。
9 月 1 日、富士見高原療養所にて49歳で没。
独自の芸術世界を形成した、大正ロマンを象徴
する存在として、高く評価されている。
「小 生 は東 京 を 故 郷 と定 め申 候 」
の空気をお楽しみください。
みどころ
2
夢二が発信!
モダンな都市文化
モダン都市を象徴する、百貨店やカフェー、
映画館、フルーツパーラー……。夢二は広告等
の商業美術を手掛け、東京に花開いたモダンな
文化を伝えました。
みどころ
約200点
⑤『クロネコ』4 月号
昭和 4 年(1929)
⑥銀座千疋屋のための図案
昭和初期
「今日は帝劇 明日は三越」のコピーが流行語となった
百貨店・三越の PR 誌に掲載された夢二の口絵。
夢二が表紙を描いた、銀座にあった
カフェークロネコが発行した雑誌。
夢二が描いた図案原画。千疋屋のフル
ーツパーラーにはモボ・モガが集った。
関東大震災と夢二
3
夢二は地震で変わり果てた
1920 ~30 年代の
東京の姿をご紹介
東京の街をスケッチしてま
わり、震災の様子を伝える
絵や文が新聞や雑誌に掲載
されました。夢二の社会派
な一面もご紹介します。
ガラスとコンクリートのビルヂングが建ち、
モダンガールが闊歩した東京。夢二が生きた時
代、近代的な都市へと変貌していった街の様子
展示総数
④涼しき装い
大正 14 年(1925)
を、当時の資料からご紹介いたします。
⑦東京行進曲
昭和 4 年(1929)
⑧モダンガール
大正 15 年(1926)
モダン都市・東京の風景を
歌った大ヒット曲。作曲は
中山晋平、作詞は西条八十。
楽譜表紙を夢二が描いた。
「東京行進曲」の楽譜
表紙絵に描かれたよ
うな、お洒落なモダン
ガールの写真。
関東大震災は江戸の面影を
消し去り、東京がモダンな
⑨娘と人形
大正 12 年(1923)
都市へと変貌する契機とも
なりました。
竹久夢二美術館
竹久夢二美術館は、都内で夢二作品を鑑賞できる
唯一の美術館です。
平成 2 年(1990)に開館し、年4回三ヵ月ごとに企画
展を行っています。
館が建つ東京・本郷は、夢二
が滞在した〈菊富士ホテル〉
がかつてあり、また最愛の
女性、笠井彦乃と逢瀬を重ね
た場所で、今なお昔の風情を
留めて静けさと木々の緑に包
まれています。
◆ 夢二カフェ 港や
美術館に併設するカフェ
では、展示に合わせた期間
限定メニューも登場!
入館せずにカフェのみの
ご利用も可能です。
◆ ミュージアムショップ
様々な夢 二 グッズをはじ
め、レトロで可 愛 らしい
雑貨、関連書籍などを揃え
ています。ショップのみの
ご利用も可能です。
開催概要
竹久夢二とモダン都市東京展
◆展覧会名称
― 夢二のいた街、描いた街 ―
◆主催・会場
竹久夢二美術館
◆住
所
〒113-0032
東京都文京区弥生2-4-2
◆電
話
03-5689-0462
◆会
期
2016年7月1日(金)~9月25日(日)
日
月曜日
※ただし7月18日(月・祝)開館、翌19日(火)休館
9月19日(月・祝)開館、翌20日(火)開館
◆休
館
◆開 館 時 間
午前10時~午後5時(入館は4時30分まで)
◆入
一 般 900円/大・高生 800円/中・小生 400円
館
料
※弥生美術館と二館併せてご覧頂けます。
※20 名様以上の団体は 100 円割引になります。
◆ホームページ
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp
※Twitter、Facebook も是非ご覧ください。
◆出展作品
◆交
日本画、挿絵原画、書籍、書簡など
約200点
通
東京メトロ千代田線〈根津駅〉及び
南北線〈東大前駅〉よりいずれも徒歩7分
JR上野駅 公園口より徒歩20分
☎ 展覧会についてのお問い合わせは・・・
竹久夢二美術館 学芸員 中 川 春 香 までお願い致します。
Tel:03-5689-0462
Fax:03-3812-0699
散策イベント開催!
9月に夢二ゆかり
の地を歩く本 郷
散 策 イ ベ ン ト
を開催予定。
詳細は後日 HP 等で
お知らせいたします。
学芸員による
ギャラリートーク
7/10[日]、
8/14[日]、9/11[日]
午後 3 時∼
03-3812-0699
FAX
竹久夢二美術館
中川 行
竹久夢二とモダン都市東京展
— 夢二のいた街、描いた街 —
画像使用申込書
画像送付日
月
日 必着
掲載紙(誌)/番組名
発売/放送予定日
ご所属・ご担当者名
ご住所
〒
TEL
FAX
メールアドレス
ご希望の図版番号に○をしてください。
図版番号(プレスリリースをご参照ください)
1
2
3
読者プレゼント招待券
4
5
(5 組 10 名)
6
7
希望する
8
9
希望しない
通信欄
画像データの提供ついて
同封のプレスリリースに掲載の図版について、メールで画像データをお送りいたします。
ご希望の場合は、この申込用紙に必要事項をご記入の上、FAX 03-3812-0699 までお送りください。
また、美術館写真(外観/展示室)
、チラシ画像等を必要とされる場合はご一報ください。
読者プレゼント用招待券のご提供について
読者プレゼント用にご招待券(5 組 10 名様分)をご用意いたします。この用紙にてお申し込みください。
掲載紙(誌)ご送付のお願い
本展に関する記事をご掲載いただきました際には、お手数ですが掲載紙(誌)をお送りくださいますよう
お願い申し上げます。
〒113-0032 東京都文京区弥生2-4-2 竹久夢二美術館
担当 中川宛