広島空港-島根間連絡バス運行モデル等作成業務仕様書 1.業務名 広島空港-島根間連絡バス運行モデル等作成業務 2.業務目的 尾道松江線の全線開通により、広島空港から山陰地方及び広島県北地域へのアクセス環境が向上 したことを契機として、これまで島根への直通連絡バスの運行がなかった広島空港から広島県三次 市を経由し、島根県松江市等を結ぶ連絡バス導入を検討していくための基礎資料を作成することを 目的とする。 3.業務の内容 運行モデルの作成と裏付けとなる需要予測及び運行収支の作成(連絡バス導入後) (1)運行モデルの作成 ・広島空港~三次(駅・ICなど)~松江駅を含むルートを基本とする広島空港-島根間連 絡バス運行モデルを作成すること。 ・主に想定する連絡バス利用者は次のとおりとし、需要予測に基づきこれらをバランス良く 網羅した運行モデルを作成すること。 ①広島空港の国際便を利用して島根を訪れる外国人観光客 ②成田空港・羽田空港からの乗り継ぎで広島空港を利用して島根を訪れる外国人観光客 ③島根県内へ国内便が就航していない他の地域から広島空港を利用して島根を訪れる日 本人観光客 ④広島空港の国際便及び島根県内へ国内便が就航していない他の地域への航空便を利用 する島根県の住民 ⑤広島空港を利用する広島県北地域の住民及び同地域への来訪者 ・運行ダイヤ案及び停留所の位置は効率的であること。 ・広島空港~島根間の運行ダイヤは2往復以上とすることとし、そのうち1往復以上の運行 について、出雲市駅を島根側の発着地もしくは途中停車地とする運行モデルとすること。 ・運行モデルは、収支面において最も好ましい(黒字が最大もしくは赤字が最小)ものとな ること。 (2)作成したモデルの需要予測及び運行収支の提示 ・作成したモデルの需要予測を示すこと。 ・月間及び年間の運行収支の試算を示すこと。 ※予測や試算においては、その根拠となるデータを示すこと。必要に応じて調査やアンケー ト等を実施すること。 (3)その他 ・打合せは初回・中間・納品時の3回を予定し、必要に応じて適宜実施する。 ・既存の調査結果や各種統計データを利用することができる場合には利用し、業務の効率化 を図ること。 ・平成27年12月に実施した島根県による広島空港直行バス利用ニーズ調査結果を提供 するので参考として良い。 ・行政関係者、バス事業者等と行う連絡バス導入に関する打合せの場へ同席を求めること がある。 4.報告書 ・上記の結果をもとに中間報告書と最終報告書の2種類を作成すること。 ・報告書は、連絡バス導入に関わる運行可能性を検討するための基礎資料として使用す る。 ・成果物については、下記の区分に応じて必要部数を提出期限までに島根県観光振興課 にそれぞれ提出すること。 成果物 中間報告書 最終報告書 部数・内容等 紙媒体4部及び 電子媒体(CD-R)2枚 紙媒体4部及び 電子媒体(CD-R)2枚 提出期限 平成28年7月20日(水) 平成28年8月19日(金) 5.発注等 (1)契約期間 契約締結日から平成28年8月31日まで (2)発注内容 企画提案において、最も優秀と認められる提案を行った者を選定し、当該被選定者と 必要な協議を行ったうえで、最終の仕様を確定し、業務委託契約を締結する。 6.業務上知り得た情報の秘密保持 本件受託者(本件業務に直接・間接を問わず関わる全ての者)は、本件業務実施中に生 じる全ての成果品を、 県の書面による承諾なく他に公表または開示してはならない。また、 本件業務中に知り得た事項を第三者に漏洩し、または開示してはならない。これらのこと は、本件業務終了後においても同様とする。 7.その他 ・受託者は本業務を実施するにあたり、島根県観光振興課及び広島県空港振興協議会と十 分な協議・調整を行うこと。 ・本業務を円滑に遂行するため、適宜報告を求めることがある。 ・本仕様書に定める事項について疑義が生じた場合、または、本仕様書に定めない事項に ついては、島根県観光振興課及び広島県空港振興協議会と受託者が協議して決定する。
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