週刊株式アウトルック

2016 年 6 月 10 日号
週刊株式アウトルック
来週の見通しと投資ポイント
CONTENTS
1. 日本株式..................................................................................... 1
2. 注目テーマ① マイナス金利で注目される J-REIT ........................... 2
3. 注目テーマ② アップル開発者会議が来週開催 .............................. 3
4. 注目テーマ③ “Brexit”アップデート ............................................... 4
5. ドル円相場 .................................................................................. 5
6. 米国株式..................................................................................... 5
7. 投資部門別売買動向 ................................................................... 6
8. 個人投資家の買付動向 ................................................................ 7
9. 週間個別銘柄騰落状況(東証 1 部) .............................................. 7
10. テクニカル分析 ............................................................................. 8
11. 来週・再来週の主なスケジュール ................................................... 9
投資情報部
2016 年 6 月 10 日(金)
週刊株式アウトルック
1.日本株式
横山 敦史
【日経平均の推移と来週の見通し】
20,000
(円)
(兆円)
<来週の予想レンジ:16,200~17,200円>
12
11
19,000
75日移動平均(左軸)
10
18,000
9
17,200円
8
17,000
7
16,200円
16,000
日経平均(左軸)
6
25日移動平均(左軸)
5
15,000
4
14,000
3
2
13,000
1
東証一部売買代金(右軸)
12,000
1/4
2016年
1/25
2/15
3/4
3/25
4/14
5/10
5/30
6/17
0
(月/日)
注:予想はSMBC日興証券
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
日米金融政策会合は結果と併せて会見内容にも注目

来週は14~15日にFOMC(米連邦公開市場委員会)、15~16日に日銀金融政策決定会合が開かれる。今月
についてはいずれの会合でも政策の現状維持が決定されると考えるが、今後の政策変更時期を探る上で
は、その内容や会合後の記者会見に注目したい。

日銀の追加緩和については、円高等による足元の物価動向の鈍化を考慮すると、いつ追加緩和を打ち出
してもおかしくない。量・質・金利の3つの次元による追加緩和となれば、円安株高が進行しよう。
三角保ち合いから大きく変動しやすいタイミングが近づく

年初以降の日経平均の推移を見ると、上値切り下げ、下値切り上げが続いており、いわゆる三角保ち合い
のチャート形状となっている(図表)。5月中旬以降、商いも閑散としており、投資家は相場の方向感を見出し
にくくなっているように見受けられる。

三角保ち合いの後には、株価は上振れか下振れによって新たなトレンドを生み出し易い。チャート形状から
はタイミングとしては、来週の日米金融政策会合か、23日の英国国民投票などがきっかけとなる可能性があ
り、来週以降、相場の急変には注意を払いたい。

なお、下落トレンドに転換するリスクシナリオとしては、英国国民投票でEU離脱が選択される場合のみに限
られると考える。依然としてEU離脱に関する世論調査は拮抗しているが、最終的には世界経済への悪影響
などが考慮され、EU残留が選択されることとなり、日本株は上昇基調を取り戻すと予想する。
1
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2016 年 6 月 10 日(金)
週刊株式アウトルック
2.注目テーマ① マイナス金利で注目されるJ-REIT
図表1. 東証REIT指数と10年国債利回り
2,200
(pt)
(%)
2,000

1月29日に日銀が追加緩和策として「マイナス金
利」を導入した。これを受けて国内金利は低下し、
金融機関が預金金利や住宅ローン金利を引き
下げる動きがみられる。

東証REIT指数は、低金利下では利回りの高さ
や借入環境の改善期待も相まって、相対的に投
資妙味が高まるため、10年国債利回りと逆相関
の関係がある(図表1)。

ファンダメンタルズも良好だ。空室率は2012年後
半より低下、募集賃料は2014年初より回復段階
に入っており、東京都心部のオフィス市況は改
善傾向にある(図表2)。

さらに、日銀はREITを買い入れており、金額は
2016年末に3,600億円程度(年間で約900億円
増加するペース)の見通しだ。

オフィス市況の改善や日銀のREIT買い入れは、
J-REIT市場の追い風となろう。

今後の見通しとしては、日銀は、「量」・「質」・「金
利」の3つの次元の緩和を駆使して、金融緩和を
進める方針である。J-REIT市場にとっては、日銀
が「量」・「質」・「金利」のいずれの手段を用いた
としてもプラスに作用しよう。

また、低金利下では、J-REITの分配金利回りは
魅力的である。今後も地方銀行のJ-REITの買い
越し姿勢は継続することが期待できる。

弊社では今後12ヵ月の東証REIT指数のターゲ
ットを2,300ptとする。
-0.2
0.0
東証REIT指数(左軸)
1,800
0.2
1,600
0.4
1,400
0.6
1,200
0.8
新発10年物国債利回り
(右逆軸)
1,000
1.0
800
1.2
12
13
14
15
(年)
16
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
図表2. 東京都心5区のオフィス市況
22,000
(円/坪)
(%)
21,000
10
9
20,000
8
平均空室率(右軸)
19,000
7
18,000
6
17,000
5
平均募集賃料(左軸)
16,000
4
15,000
10
11
12
13
14
15
3
16 (年)
出所: INDBよりSMBC日興証券作成
図表3. 弊社アナリストが投資評価1とする銘柄一覧
コード
投資法人名
3227
3234
3278
3281
3282
3292
3295
3453
8956
8963
8968
8972
8975
8985
8986
MidCity
森ヒルズ
ケネディレジ
GLP
コンフォリア
イオンリート
ヒューリックRE
ケネディ商
プレミア投
INV
福岡リート
ケネディオフィ
いちごオフ
JHR
日賃貸
時価総額
(億円)
溝渕 彩乃
投資評価
目標株価
(円)
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
405,000
192,000
355,000
150,000
256,000
165,000
215,000
330,000
160,000
95,000
240,000
726,000
103,000
115,000
100,000
972
2,875
1,024
3,289
1,213
1,794
1,786
1,237
1,881
2,794
1,522
2,595
1,232
3,162
1,387
6/8
株価
(円)
365,500
164,200
293,200
126,800
236,300
137,000
186,600
292,800
142,800
76,000
203,800
641,000
80,700
95,200
84,600
注: 6月8日時点の弊社アナリスト予想
出所:QUICKよりSMBC日興証券作成
2
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2016 年 6 月 10 日(金)
週刊株式アウトルック
3.注目テーマ② アップル開発者会議が来週開催
図表1. アップルと村田製作所の株価 (週足3年)

恒例のアップル世界開発者会議(WWDC)が来
週13~17日にサンフランシスコで開催される。こ
れは同社の開発者向けのイベントであるが、初
日の基調講演での新バージョンのOS(基本ソフト
ウェア)発表が注目されている。なお、iPhoneなど
ハードウェアの新製品は例年9月ごろに発表され
る傾向にある。

アップルの株価は5月に約2年ぶりの安値を付け、
これにつられて日本や台湾の関連部品銘柄は
軟調な株価推移となっていた(図表1、2)。

今秋にも発売される新型iPhoneの形状は現行モ
デル「6s」とほぼ同じで、主な改良点はストレージ
容量の増大やカメラの機能向上など小幅にとど
まるとの観測により、今年のiPhone出荷・販売台
数の市場予想は弱い見通しである。米調査会社
IDCは「2016年のiPhone出荷は2億2700万台と、
前年の2億3200万台から減少し、年間で初めて
前年比マイナスとなる見通し」と6月2日に発表し
た。

一方、すでに開発が進んでいる2017年発売予
定のモデルは、有機EL画面の採用など大幅な
機能向上やデザイン変更が見込まれている。

しかしながら、ファンダメンタルズに数ヵ月先行し
て動くのが株価の常である。米国の著名投資家
であるウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社
バークシャー・ハザウェイがアップル株式の投資
を開始したことが5月16日に明らかになって以降、
同社株は底打ちの気配を見せている。

国内関連企業は、今期、総じて保守的な業績予
想を発表しており、悪材料もかなり株価に織り込
まれているとみられる。バフェット氏に追随するか
否かは別としても、関連する日本株の底値拾い
のタイミングは遠くなかろう。
(ドル)
140
22,000
(円)
村田製作所(左軸)
130
20,000
アップル(右軸)
120
18,000
母良田 剛
110
16,000
100
14,000
90
12,000
80
10,000
70
8,000
60
6,000
13/6
50
13/12
14/6
14/12
15/6
15/12
(年/月)
出所: BloombergよりSMBC日興証券作成
図表2. アップルと台湾電子株指数 (年初来)
115
(ドル)
(台湾ドル)
350
110
340
105
330
100
320
台湾 電子株指数(左軸)
310
95
アップル(右軸)
300
90
1/4 1/19 2/3 2/18 3/4 3/19 4/3 4/18 5/3 5/18 6/2
(月/日)
出所: BloombergよりSMBC日興証券作成
図表3. 国内の主なアップル関連銘柄
コード 銘柄略称
6502 東 芝
株価
(円)
292.2
今期
PER(倍)
主なスマホ関連ビジネス
13.1 NAND型フラッシュメモリの世界大手。
6762 TDK
6,300.0
8.5
低消費電力化、高機能化などに対応する
各種デバイスや電池など。
6770 アルプス
2,259.0
12.8
スマホ向けはカメラアクチュエーターやタッ
チパネルなど。
6806 ヒロセ電
13,330.0
23.2
コネクター大手。スマホの高速化、小型
化、薄型化に貢献。
1,121.0
15.4
主力のセラミックコンデンサーでは村田製
作所に次ぐ2位集団を形成。
6981 村田製
12,760.0
14.8
セラミックコンデンサーで世界首位の電子
部品専業大手。
6988 日東電
7041.0
17.2
液晶パネルに不可欠の部材である偏光
板で世界トップシェア。
6976 太陽誘電
注: 株価は6月9日終値ベース。予想PERは6月8日時点のQUICKコンセ
ンサスEPSに基づく
出所: 東洋経済四季報、会社HP などよりSMBC日興証券作成
3
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2016 年 6 月 10 日(金)
週刊株式アウトルック
4.注目テーマ③ “Brexit”アップデート
図表1. 足元でのBrexit世論調査
発表日
6月6日
6月5日
6月5日
6月3日
6月3日
5月31日
5月30日
5月29日
5月29日
5月25日
5月24日
5月24日
5月22日
5月22日
5月19日
5月19日
5月17日
5月16日
5月15日
調査会社
YouGov
ICM
ORB
YouGov
Opinium
YouGov
ICM
ICM
ORB
BMG Research
Survation
YouGov
ICM
ORB
Opinium
ComRes
YouGov
Ipsos MORI
ORB
残留(%)
43
43
52
41
43
41
44
42
51
44
44
41
45
58
44
52
44
48
51
離脱(%)
42
48
40
45
41
41
47
45
42
45
38
41
45
38
40
41
40
35
45
未定(%)
11
9
8
11
16
17
9
13
7
12
18
17
10
4
16
7
12
14
4
母良田 剛

6月23日に英国のEU 離脱(いわゆるBrexit)の
是非を問う国民投票が実施される。足元の世論
調査では離脱派優勢との結果が多くなってきた
(図表1)ため、マーケットに混乱が起き始めてい
る。

離脱派優勢の報道が出始めた5月下旬以降、英
ポンドのインプライド・ボラティリティ(予想変動率)
が急騰しており、リーマン危機以来の高水準とな
っている(図表2)。英国がEU離脱を決定した際
のポンド急落リスクを市場が強く意識し始めたこ
とが窺えよう。

また、英国のブックメーカー(賭け業者)によるオ
ッズから算出される離脱確率は、6月8日現在で
29.4%となっている。年初来では35%前後で推移
していたのち、5月下旬に19.7%にまで低下して
いたが、その後の「離脱派優勢」との報道で
32.8%(6月6日)にまで戻していた。

一部の報道によれば、過去の英国での選挙では
世論調査結果が外れることがしばしばあり、今回
も開票されるまでは、マーケットは動きにくい展開
となっているようだ。

英国の離脱が決定した場合、ギリシャなど他の
EU加盟国の脱退観測も高まり、ポンドとともにユ
ーロも売られるとみられている。

ユーロ円に対する株価の感応度が相対的に高
い主な国内銘柄を図表3に紹介する。これらの企
業の業績は円高・ユーロ安の悪影響を受け、株
価のパフォーマンスも冴えないケースが多い。新
年度の会社計画も総じて保守的である。英国の
EU残留が決まった場合には、為替の反転ととも
に株価のリバウンドも予想される。
出所: Financial Times HPよりSMBC日興証券作成
図表2. ポンドのインプライド・ボラティリティ(週足10年)
30
(%)
25
20
15
10
5
0
06/6
07/6
08/6
09/6
10/6
11/6
12/6
13/6
14/6
15/6 (年/月)
出所: BloombergよりSMBC日興証券作成
図表3. ユーロ円感応度が相対的に高い主な銘柄
コード
銘柄略称 株価(円) 感応度
5486
日立金
7012
7261
1,165.0
0.78
川 重
325.0
マツダ
1,768.5
6471
日精工
7205
6762
時価総額 予想PER 今期PER 今期予想
(億円)
決算期
(倍)
ROE(%)
5,185 2017/03
11.4
9.6
0.75
5,597 2017/03
12.1
10.4
0.74
10,861 2017/03
8.4
12.4
876.0
0.71
5,050 2017/03
10.8
9.5
日野自
1,081.0
0.67
6,343 2017/03
10.2
12.8
TDK
6,300.0
0.67
8,099 2017/03
8.4
13.7
7259
アイシン精
4,410.0
0.64
13,246 2017/03
13.1
8.4
7270
富士重
3,908.0
0.63
31,346 2017/03
9.6
22.0
6724
エプソン
1,874.0
0.62
7,557 2017/03
11.7
12.1
8015
豊通商
2,361.0
0.60
8,480 2017/03
11.1
8.2
注 : 東 証 1 部 、 時 価 総 額 5,000 億 円 以 上 、 予 想 PER15 倍 以 下 、 予 想
ROE8%以上の条件を満たす銘柄のうち、感応度の高い順。金融関
連・不動産・建設・住宅を除く。株価は6月9日時点。時価総額、感応
度、PER、ROEは6月8日 時 点 。感 応 度は直 近1年の日 次 ベース。
PER、ROEはQUICKコンセンサス
出所:QUICKよりSMBC日興証券作成
4
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2016 年 6 月 10 日(金)
週刊株式アウトルック
5.ドル円相場
龍 翔太
【ドル円相場の推移と来週の見通し】
(円/ドル)
<来週の予想レンジ:105.50~109.00円>
122

この1週間は、米雇用統計の下振れによる
早期利上げ期待の後退等からドル安が進
行。一旦持ち直す場面もあったものの反発
力は弱く、一時106.26円まで売られた。

来週は重要な米経済指標の他、日米で金
融政策会合が開催されるため、上下に振
れの大きい展開を予想。

日米ともに政策据え置き見込みの中、
FOMC(連邦公開市場委員会)参加者の政
策金利見通しに注目。3月時点では年内2
回の利上げが予想されていたが、この見通
しが今回も維持されれば、早期利上げ期待
の再浮上からドル買い戻しが期待される。

一方、英EU離脱を問う国民投票を前に警
戒感が燻る中、米経済指標が予想外に悪
化した際のドル下振れリスクに注意したい。
120
118
116
114
112
110
109.00円
108
106
105.50円
104
1/1 1/19
2016年
2/4
2/22
3/9
3/25
4/12
4/28
5/16
6/1
(月/日)
出所: BloombergよりSMBC日興証券作成
6.米国株式
河田 剛
【S&Pエネルギー株のリビジョンインデックス】

米国株は利上げ観測の後退や原油価格
の上昇などからじり高の動きとなった。ダウ
工 業 株 指 数 は 18,000 ド ル 台 、 S&P500 は
2015年5月の最高値近辺に到達した。

エネルギー株の業績見通しの改善が目立
っている。アナリストの業績予想の方向性
を示すリビジョンインデックス(RI)は5月中
旬以降、上方修正優位となっている。WTI
原油価格が50ドル/バレルを超える状態が
続けば、エネルギー関連企業の上方修正
が増加する可能性があり、株式市場全体
の下支え要因になると考えられる。

5月雇用統計の雇用者数が事前予想を大
きく下回ったことで、6月14~15日のFOMC
での利上げの可能性はほぼなくなったとみ
られるが、声明文の内容によっては7月利
上げ観測が高まる可能性もあるため、目先
の株価は上値の重い動きとなろう。
1.0
リビジョンインデックス=((業績予想上方修正数-下方修正数)/全修正数)
0.8
上方修正優位
0.6
12週移動平均
0.4
0.2
0.0
‐0.2
‐0.4
‐0.6
‐0.8
下方修正優位
‐1.0
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16 (年)
注: 予想はIBES集計
出所: DatastreamよりSMBC日興証券作成
5
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2016 年 6 月 10 日(金)
週刊株式アウトルック
7.投資部門別売買動向
石田 卓也
6月第1週の投資部門別売買動向(現物・先物)

海外投資家は▲1,872億円と3週ぶりの売り越し。

個人は895億円と4週ぶりの買い越し。

信託銀行は▲233億円と3週連続の売り越し。ただ、現物のみでは買い越しており先物売りで先行きのリスクを
ヘッジする一方で、現物では押し目買いを入れていると思われる。

事業法人は1,179億円と6週連続の買い越し。株主総会を前に株主還元を強める企業が多くなっている。
【日経平均株価と主な投資部門別売買動向(現物・先物合計)の推移】
20,000
(円)
(億円)
22,000
事業法人(左軸)
信託銀行(左軸)
15,000
21,000
海外投資家(左軸)
日経平均株価(右軸)
10,000
20,000
個人(左軸)
19,000
5,000
18,000
0
17,000
▲ 5,000
16,000
▲ 10,000
15,000
14,000
▲ 15,000
12/5
2015年
1/9
2016年
2/13
3/19
4/23
5/28 (月/日)
注: 売買動向は2015年12月第1週から2016年6月第1週まで、株価は2016年6月9日までのデータ。現物は二市場一・二部等。先物は日経225、
225mini、TOPIX先物、ミニTOPIX、JPX日経400の合計
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
6
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2016 年 6 月 10 日(金)
週刊株式アウトルック
8.個人投資家の買付動向
菊池 祐一
【買付代金上位10銘柄(6/3~6/9、銘柄コード順)】
コード
銘柄名
市場
業種
6/2終値
(円)
6/9終値
(円)
騰落率
(%)
1570
日経レバ
東証
ETF
11,050.0
11,190.0
1.3
4565
そーせい
マザーズ
医薬品
20,190.0
20,930.0
3.7
4587
ペプチド
東証1部
医薬品
6,330.0
7,190.0
13.6
4589
アキュセラ
マザーズ
医薬品
1,175.0
1,761.0
49.9
マザーズ
サービス業
6,650.0
8,400.0
26.3
276.4
292.2
5.7
5,669.0
5,603.0
-1.2
6176 ブランジスタ
6502
東 芝
東証1部
電気機器
7203
トヨタ
東証1部
輸送用機器
8306
三菱UFJ
東証1部
銀行業
527.2
526.2
-0.2
8411
みずほ
東証1部
銀行業
167.9
165.1
-1.7
9983
ファーストリテイ
東証1部
小売業
28,180.0
29,940.0
6.2

ブル型の日経平均連動ETFに個人投資家
の買いが目立つ。

バイオ、ゲーム関連の新興市場銘柄は、
個人投資家の物色意欲が未だ衰えず。

バイオ関連物色の流れからペプチド
(4587)もランクイン。

東芝(6502)は、子会社がインドに原発6基
建設の基本合意をしたと報じられたことで、
年初来高値を更新。

トヨタ(7203)の個人投資家からの物色は根
強いものがある。

三菱UFJ(8306)、みずほ(8411)などメガバ
ンク株も買われた。
注: 弊社のリテール部門での国内上場銘柄の買付手口を集計。ただし、取引所外
取引およびブロックトレードのみデータから除外して集計
出所:QUICKよりSMBC日興証券作成
9.週間個別銘柄騰落状況(東証1部)
髙山 裕介
【値上がり率上位10銘柄(6/3~6/9)】
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
コード
銘柄名
4829
7717
6620
4008
9880
3676
6032
3668
2201
2301
日本エンタ
Vテクノロジー
宮越HD
住精化
イノテック
HUG
インターワークス
コロプラ
森永菓
学 情
業種
情報・通信
精密機器
電気機器
化学
卸売
情報・通信
サービス
情報・通信
食料品
サービス
6/2 終値
(円)
249.0
7,870.0
441.0
518.0
403.0
3,110.0
1,197.0
2,052.0
561.0
1,054.0
6/ 9終値
値上がり率
(%)
(円)
354.0
42.2
10,080.0
28.1
547.0
24.0
628.0
21.2
486.0
20.6
3,735.0
20.1
1,417.0
18.4
2,428.0
18.3
662.0
18.0
1,243.0
17.9
【値下がり率上位10銘柄(6/3~6/9)】
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
コード
銘柄名
3333
2395
3658
8697
4996
8624
6804
9919
6472
4812
あさひ
新日科学
イーブック
JPX
クミアイ化
いちよし
ホシデン
関西スパ
NTN
ISID
業種
小売
サービス
情報・通信
その他金融
化学
証券商品先物
電気機器
小売
機械
情報・通信
6/2 終値
(円)
1,731.0
795.0
762.0
1,432.0
851.0
859.0
749.0
1,131.0
361.0
1,944.0
6/ 9終値
値下がり率
(%)
(円)
1,530.0
-11.6
707.0
-11.1
679.0
-10.9
1,283.0
-10.4
764.0
-10.2
772.0
-10.1
674.0
-10.0
1,018.0
-10.0
327.0
-9.4
1,763.0
-9.3
注: 対象は東証1部銘柄
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
7
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。

日経平均は6/3~6/9の間、0.6%上昇。

日本エンタ(4829):
電子商取引事業を行う子会社を設立する
と発表し、事業展開の加速に期待。

Vテクノロジー(7717):
LG電子が16年の有機ELテレビの販売を
前年比3倍に増やすと伝わり、思惑買い。

コロプラ(3668):
スマホ向け新ゲームの出足が好調。

あさひ(3333):
5月の既存店売上高が8ヵ月ぶりに減少。

新日科学(2395):
新株予約権の停止指定が取り消され、需
給悪化懸念。

JPX(8697):
東証1部売買代金低調で収益悪化懸念。
2016 年 6 月 10 日(金)
週刊株式アウトルック
10.テクニカル分析
石田 卓也
【東証マザーズの売買代金】

【東証マザーズ指数一目均衡表】

足元の東証マザーズと東証1部の売買代金の比率
は、2014年8月以来の水準まで上昇している。主
要銘柄を手掛けにくい中、マザーズ銘柄が物色の
対象になっていると考えられる。
(pt)
1,300
(%)
東証マザーズの売買代金/東証 1 部売買代金
18
16
先月にダブルトップを形成した同指数だったが、
下げは限定的だった。一目均衡表の雲が下支
えしており、市場エネルギーの高まりが株価上昇
につながることが期待される。
一目均衡表とは、時間・値幅などを組み合わせたテクニカル手法で転換線、基準線、先行スパン1、先
行スパン2、遅行線は株価のトレンドを表したり、抵抗帯となりやすい。
先行スパン1と先行スパン2に挟まれた領域のことを“雲”といい、抵抗線や支持線となりやすい。
1,200
14
1,100
12
10
1,000
8
900
6
4
800
2
0
12年
14年
15年
3/1
2016年
16年
基準線(26日)
先行スパン1
先行スパン2
遅行スパン
700
13年
転換線(9日)
3/30
4/27
5/31
6/28
(月/日)
出所: QUICK、BloombergよりSMBC日興証券作成
【日本株市場関連データ(6/9時点)】
指数
日経平均株価
25日移動平均
75日移動平均
200日移動平均
6/9
前週末比 前週末比
(%)
(円)
終値(円)
16,668.41
26.18
0.16
16,656.34
移動平均
16,634.24
乖離率
17,731.30
指数
TOPIX
6/10
前週末比 前週末比
(%)
終値(円,pt) (円,pt)
1,337.41
0.18
0.01
0.07
JPX日経400
12,043.82
-4.08
-0.03
0.20
東証2部指数
4,392.40
6.51
0.15
-5.99
東証マザーズ指数
1,163.16
25.17
2.21
売買高(東証1部、万株、①)
168,404
日経JASDAQ平均
2,557.91
12.12
0.48
25日移動平均
192,687
東証REIT指数
1,893.88
-10.21
-0.54
売買代金(東証1部、億円、②)
17,853
東証1部予想配当利回り(%)
25日移動平均
19,820
東証1部予想PER(倍)
売買単価(円、②/①)
1060.15
2.14
14.95
1.16
東証1部PBR(倍)
 東証1部売買代金の25日移動平均が2兆円を割れた 東証REIT指数予想分配金利回り(%)
[単位:%]
【テクニカル指標】
のは、2006年9月以来、約10年ぶり。
騰落レシオ(東証1部、25日)
 日経平均は前週末とほぼ変わらない水準。値動きの
サイコロジカル(TOPIX)
幅が小さく、三角持ち合いの収斂に近づいていると
ストキャスティクス(TOPIX)
思われる。
RSI(TOPIX)
3.33
判定
113.57
―
58.33
―
45.11
―
48.13
―
注:予想は東証1部配当利回り及び東証1部予想PERは日経予想、東証REIT指数予想分配金利回りはQUICK予想。配当・分配金利回りは加重平均。
テクニカル指標は一般的に、騰落レシオ:120%以上が買われ過ぎ、70%以下が売られ過ぎ、サイコロジカル:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売
られ過ぎ、ストキャスティクス:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売られ過ぎ、RSI:75%以上が買われ過ぎ25%以下が売られ過ぎと判断される
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
8
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2016 年 6 月 10 日(金)
週刊株式アウトルック
11.来週・再来週の主なスケジュール
龍 翔太

来週は、国内では日銀金融政策決定会合や法人企業景気予測調査などの発表が予定されている。足元の
ドル円は上値が重く、6日には一時106.38円まで下落。そのような状況の中、日銀の政策が注目されよう。

海外では、FOMC(連邦公開市場委員会)やイエレンFRB(連邦準備制度理事会)議長の記者会見が行われ
る他、5月小売売上高など重要な米経済指標の発表が相次ぐ。3日に発表された5月非農業部門雇用者数の
大幅な下振れを受けて、6月のFOMCでは金融政策は据え置かれる見込み。しかし、足元の経済統計は概ね
良好な内容となっており、今月もその流れが続けば7月利上げ観測が高まることも考えられる。
【来週の主なスケジュール】
発表日
国・ 地域
市場予想 前月・ 前期・ 前年
4-6月期
日本
4-6月期
6月 13日 (月 )
米国
中国
インド
米国
6月 14日 (火 )
ユーロ圏
英国
インド
ブラジル
日本
米国
6月 15日 (水 )
ユーロ圏
英国
インドネシア
マレーシア
ブラジル
米国
ユーロ圏
英国
6月 16日 (木 )
豪州
NZ
インドネシア
ロシア
日本
6月 17日 (金 )
6月 18日 (土 )
6月 19日 (日 )
米国
日本
-
1-5月
5月
5月
5月
-
-
5月
5月
4月
5月
5月
4月
-
-
-
-
5月
5月
6月
4月
2-4月
5月
5月
5月
4月
5月
6月
5月
-
5月
5月
1-3月期
-
5月
5月
5月
5月
5月
5月
-
法人企業景気予測調査
( 景況判断BSI- 大企業製造業、 前期比)
法人企業景気予測調査
( 景況判断BSI- 大企業全産業、 前期比)
アップル世界開発者会議(WWDC2016、~17日)
固定資産投資( 都市部、 年初来、 前年比)
小売売上高( 前年比)
鉱工業生産( 前年比)
消費者物価指数(前年比)
FOMC( 連邦公開市場委員会、 ~ 15日)
米ゲーム見本市E3開幕(~16日、ロサンゼルス)
小売売上高( 前月比)
小売売上高( 除自動車、 前月比)
鉱工業生産(前月比)
消費者物価指数(前年比)
卸売物価指数(前年比)
小売売上高指数(前月比)
日銀金融政策決定会合( ~ 16日)
JNTO訪日外客数
政策金利
イエ レン FRB( 連邦準備制度理事会) 議長記者会見
生産者物価指数(前月比)
鉱工業生産指数( 前月比)
ニュ ーヨーク連銀製造業景況指数
貿易収支(季調済)
ILO失業率
失業保険申請件数
貿易収支
消費者物価指数(前年比)
経済活動指数(前月比)
消費者物価指数(除食品&エネルギー、前年比)
フィラデルフィア連銀製造業景況指数
消費者物価指数(前年比、確報、前回値は速報値)
政策金利
新規雇用者数(前月比)
失業率
実質GDP(前期比)
政策金利
鉱工業生産(前年比、発表日未定、~17日)
全国百貨店売上高(前年比、発表日未定、~20日)
住宅着工件数( 前月比)
住宅着工件数(年率換算)
住宅着工許可件数( 前月比)
住宅着工許可件数(年率換算)
改正公職選挙法施行(18歳以上選挙権適用)
-
▲7.9%pt
-
▲3.2%pt
-
10.4%
10.1%
6.0%
-
-
-
0.3%
0.4%
-
0.4%
-
-
-
-
0.25~ 0.50%
-
10.5%
10.1%
6.0%
5.39%
-
208.2万人
0.25~ 0.50%
-
0.4%
▲0.2%
▲4.95
-
-
-
-
-
-
2.2%
2.0
-
0.50%
15,000人
5.7%
-
-
0.7%
-
▲1.0%
116.0万戸
1.8%
115.0万戸
-
0.2%
0.7%
▲9.02
223億ユーロ
5.1%
▲2,400人
6.67億ドル
2.1%
▲0.36%
2.1%
▲1.8
▲0.1%
0.50%
10,600人
5.7%
0.9%
6.8%
0.5%
▲3.8%
6.6%
117.2万戸
4.9%
113.0万戸
-
-
-
-
1.3%
0.8%
▲0.8%
0.3%
0.34%
▲0.9%
注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2016年6月9日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがあります
出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成
9
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2016 年 6 月 10 日(金)
週刊株式アウトルック

再来週は、国内では5月貿易収支などが発表される他、参院選公示が予定されている。

海外では、イエレンFRB議長による半期議会証言、英国のEU離脱の是非を問う国民投票、スペイン再選挙
などが行われる予定。英国のEU離脱問題は依然として残留派と離脱派が拮抗しており予断を許さない状況
となっている。離脱した場合、経済的衝撃の大きさからリスク回避色が強まるとみられ、投票結果に注意を払
いたい。
【再来週の主なスケジュール】
発表日
6月 20日 (月 )
国・ 地域
日本
ロシア
日本
6月 21日 (火 )
米国
独
トルコ
日本
6月 22日 (水 )
6月 23日 (木 )
米国
タイ
南ア
日本
米国
英国
ユーロ圏
フィリピン
6月 24日 (金 )
6月 25日 (土 )
6月 26日 (日 )
米国
独
ベトナム
スペイン
5月
5月
5月
5月
5月
5月
5月
-
3-5月
6月
-
-
-
4月
5月
-
5月
-
5月
-
6月
6月
-
5月
5月
6月
1-6月
-
全国コンビニエンスストア売上高(前年比)
貿易収支( 季調済)
貿易収支
輸出( 前年比)
輸入( 前年比)
実質小売売上高(前年比)
全国スーパー売上高(前年比)
イエレンFRB議長による半期議会証言(上院)
カーニバル決算
ZEW景気期待指数
政策金利
参院選公示
イエレンFRB議長による半期議会証言(下院)
FHFA住宅価格指数(前月比)
中古住宅販売件数( 前月比)
政策金利
消費者物価指数(前年比)
沖縄慰霊の日
新築住宅販売件数( 前月比)
英国の EU離脱の是非を問う国民投票
サービス業PMI(速報)
製造業PMI(速報)
政策金利
耐久財受注( 前月比)
耐久財受注( 除輸送用機器、 前月比)
IFO景 況 指 数
実質GDP(前年比、発表日未定、~30日)
スペイン再選挙
市場予想 前月・ 前期・ 前年
0.9%
-
4,266億 円
-
8,232億 円
-
▲10.1%
-
▲23.3%
-
▲4.8%
▲4.8%
▲0.7%
-
-
-
-
-
6.4
-
7.50%
-
-
-
-
-
0.7%
-
1.7%
-
1.50%
1.50%
6.2%
-
-
-
16.6%
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
53.3
51.5
3.00%
3.4%
0.5%
107.7
5.5%
-
注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2016年6月9日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがあります
出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成
10
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2016 年 6 月 10 日(金)
週刊株式アウトルック
<弊社株式調査部 業種格付けおよび投資評価について>
【業種格付けについて】
業種格付けの定義は、以下の通りで、対象期間は今後 6~12 ヵ月です。日本については市場平均は東証株価指数(TOPIX)を基準としています。
強気:弊社のアナリストが予想する担当業種のカバレッジ・ユニバースの投資リターンが、市場平均を上回ると判断する場合。
中立:弊社のアナリストが予想する担当業種のカバレッジ・ユニバースの投資リターンが、市場平均と同程度と判断する場合。
弱気:弊社のアナリストが予想する担当業種のカバレッジ・ユニバースの投資リターンが、市場平均を下回ると判断する場合。
【投資評価について】
投資評価の定義は、以下の通りで、対象期間は今後 6~12 ヵ月です。
1(アウトパフォーム):弊社のアナリストが予想する個別銘柄の投資リターンが、担当業種のカバレッジ・ユニバースの投資リターンの中央値を上
回ると判断する場合。
2(中立):弊社のアナリストが予想する個別銘柄の投資リターンが、担当業種のカバレッジ・ユニバースの投資リターンの中央値と同程度と判断す
る場合。
3(アンダーパフォーム):弊社のアナリストが予想する個別銘柄の投資リターンが、担当業種のカバレッジ・ユニバースの投資リターンの中央値を
下回ると判断する場合。
NR:投資評価を実施しない場合。
RS:一時的に投資評価を停止する場合。
また、本調査レポートの業種分類において、中小型株・成長株に分類された銘柄の投資評価の定義は、以下の通りで、対象期間は今後 6~12 ヵ月
です。市場平均は東証株価指数(TOPIX)を基準としています。
A(アウトパフォーム):弊社のアナリストが予想する個別銘柄の投資リターンが、市場平均を上回ると判断する場合。
B(中立):弊社のアナリストが予想する個別銘柄の投資リターンが、市場平均と同程度と判断する場合。
C(アンダーパフォーム):弊社のアナリストが予想する個別銘柄の投資リターンが、市場平均を下回ると判断する場合。
NR:投資評価を実施しない場合。
RS:一時的に投資評価を停止する場合。
【目標株価について】
目標株価は、弊社のアナリストが今後 6~12 ヵ月の期間に達すると予想している株価水準です。
各銘柄には当該会社を含むアナリストまたはそのチームがカバーする業種における相対的な投資評価が付されています。
2016 年 6 月 10 日(金)
週刊株式アウトルック
本資料について
【免責事項】
本資料は証券その他の投資対象の売買の勧誘ではなく、SMBC日興証券株式会社(以下「弊社」といいます)が投資情報の提供を目
的に作成したものです。本資料は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手した情報に基づいて作成していますが、これらの情報
が完全、正確であるとの保証はいたしかねます。情報が不完全または要約されている場合もあります。本資料に記載する価格、数値等
は、過去の実績値、概算値あるいは将来の予測値であり、実際とは異なる場合があります。かかる価格、数値等は予告なしに変更する
ことがありますので、予めご了承くださいますようお願いいたします。本資料は将来の結果をお約束するものでもありませんし、本資料に
ある情報をいかなる目的で使用される場合におきましても、お客様の判断と責任において使用されるものであり、本資料にある情報の
使用による結果について、弊社及び弊社の関連会社が責任を負うものではありません。本資料は、本資料を受領される特定のお客様
の財務状況、ニーズ又は投資目的を考慮して作成されているものではありません。本資料はお客様に対して税金・法律・投資上のアド
バイスを提供する目的で作成されたものではありません。投資に関する最終決定は、契約締結前交付書面、上場有価証券等書面、目
論見書、お客様向け資料等をよくお読みになり、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。
本資料は、弊社又は弊社の関連会社から配布しています。本資料に含まれる情報は、提供されましたお客様限りでご使用ください。本
資料は弊社の著作物です。本資料のいかなる部分についても電子的または機械的な方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製
または転送等を行わないようにお願いいたします。本資料に関するお問い合わせは、弊社の営業担当者までお願いいたします。
本資料に記載された会社名、商品名またはサービス名等は、弊社または各社の商標または登録商標です。
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の金融商品取引所に上場する株式等(売買単位未満株式を除く。)の場合は約定代金に対して最大 1.242%(ただし、最低手数料 5,400
円)の委託手数料をお支払いいただきます。投資信託の場合は銘柄ごとに設定された各種手数料等(直接的費用として、最大 4.32%の
申込手数料、最大 4.5%の換金手数料又は信託財産留保額、間接的費用として、最大年率 5.61%の信託報酬(又は運用管理費用)及
びその他の費用等)をお支払いいただきます。債券、株式等を募集、売出し等又は相対取引により購入する場合は、購入対価のみをお
支払いいただきます(債券の場合、購入対価に別途、経過利息をお支払いいただく場合があります。)。また、外貨建ての商品の場合、
円貨と外貨を交換、又は異なる外貨間での交換をする際には外国為替市場の動向に応じて弊社が決定した為替レートによるものとしま
す。上記手数料等のうち、消費税が課せられるものについては、消費税分を含む料率又は金額を記載しております。
リスク等について
各商品等には株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等及び有価証券の発行者等の信用状況(財
務・経営状況を含む。)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)、又は元
本を超過する損失を生ずるおそれ(元本超過損リスク)があります。
なお、信用取引又はデリバティブ取引等(以下「デリバティブ取引等」といいます。)を行う場合は、デリバティブ取引等の額が当該デリバ
ティブ取引等についてお客様の差入れた委託保証金又は証拠金の額(以下「委託保証金等の額」といいます。)を上回る場合があると共
に、対象となる有価証券の価格又は指標等の変動により損失の額がお客様の差入れた委託保証金等の額を上回るおそれ(元本超過
損リスク)があります。
また、店頭デリバティブ取引については、弊社が表示する金融商品の売付けの価格と買付けの価格に差がある場合があります。
上記の手数料等及びリスク等は商品毎に異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書又はお客様向け資料等をよ
くお読みください。なお、目論見書等のお問い合わせは弊社各部店までお願いいたします。
商 号 等 SMBC日興証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2251 号
加入協会 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商
品取引業協会
(2015/04/09 版)