No.35『リーダーシップ 自ら考え行動すること』

風 のかたち
No.35
安田小学校
新田 哲之
2016 年 6 月 7 日
リーダーシップ
・・・自ら考え行動すること・・・
4 年生の教室に行き、リーダーシップについて考える授業をしました。授業展開は次の通りで
す。
1.勉強について知る
基礎基本・・・教科書にあること
自ら学ぶ力・・・自分で考えて行動する力(思考・判断・表現)
2.リーダーシップについて考える
真のリーダーは仲間のために尽くす人である
3.復唱と復命を練習する
4.まとめ(学習して学んだことを書く)
勉強について知るとは、3 年生までは先生から教えてもらったことをしっかりやっていけば学力
がついてきますが、4年生からは言われたことをするだけでは学力がつかず、自分で考えて、
判断し、行動することが必要という意味です。4年生からは抽象的な思考を要する内容が増え
てくるので、基礎基本を身につけることが難しくなってきます。さらに、基礎基本を使って問
題を解決していくことが4年生からは求められます。ちょうど、4年生になって竹馬ができる
ようになった子どもがいたので、どうやってできるようになったのか聞いてみました。答えは、
「竹馬を前に倒す」
「竹馬に体を近づける」
「お尻を少し引く」
「つま先で立つ」この4つの方法
を考え出したようで、自分で考えて行動したことが成功につながったと話してくれました。自
分でどうしたらいいか考え(思考)、どうするか決め(判断)、繰り返しやってみる(行動)という
ことです。
次に、リーダーシップについて考えさせました。担任の先生のこれまでの指導もあって、子
どもはリーダーシップの意味をつかんでいました。普段やっている係の活動や日直活動は人の
ために尽くすことであり、それから、掃除や授業でのグループ活動でみんなのためになる発言
や行動をすることが真のリーダーだとわかっていました。次に、先生から頼まれたら復唱して、
頼みごとを済ませ、復命する練習をした後、4年生からは復唱と復命をすることを勧めました。
最後に、頼まれたことをするのは3年生までで4年生になったらどうしたらよいのか考えさせ、
リーダーシップも自ら考えて行動することだと理解させて授業を終えました。
子どもの学習感想より
・いばってばっかりのリーダーではなく、みんなのために尽くすリーダーになる。
・先生に言われてするのではなく、自分が気がついたら自ら行動するということがわかった。
基礎基本から自分から考えて行動できるようになりたい。
・リーダーシップとは今まで思っていたことと違い、人と人とが助け合い、そしてできるも
のだと思った。クラス全体、安田小学校全体がリーダーシップであふれるようにしたい。