ごうつかほ かわら版 家畜衛生広報 (H28 Vol.1) 江津家畜保健衛生所(西部農林振興センター 江津家畜衛生部) 〒695-0011 江津市江津町 1016 番地 13 TEL(0855)52-3111 FAX(0855)52-4216 新年度あいさつ ・ H28 年度 家畜衛生の推進に当たって ・ 江津家保職員紹介 この4月江津家畜保健衛生所に異動になりました岡﨑と申します。当所には 10年ぶりの勤務となります。よろしくお願いします。 皆様方には、日頃より島根県の畜産振興と家畜衛生の推進にご協力いただ いておりますことに感謝申し上げます。 畜産におきましては、全国的な繁殖雌牛の減少等により、肥育素牛、特に 和牛子牛の価格は依然高値を維持しており、今後もしばらくは高値が続くと 推察されています。一方、輸入飼料価格も高値で推移しており、肥育農家に とっては、TPPによる影響も含めて、長期的な見通しが難しい状況となっ 江津家保所長 岡﨑 尚之 ています。 家畜伝染病についてですが、鳥インフルエンザは、国内では平成 27 年1月 に高病原性鳥インフルエンザの発生以降、発生報告はありませんでしたが、海外では引き続き発生が報告さ れています。口蹄疫も今年1月に8ヶ月ぶりに韓国で発生報告があった後、引き続き発生しています。いず れの疾病も、家畜飼養者及び関係者が、日頃から高い防疫意識を持って衛生対策に取り組むことが発生防止 につながると考えております。引き続き飼養者の皆様方と共に、一層の衛生対策の推進と万一に備えた危機 管理体制の強化に努めて参りますので、ご協力をお願いいたします。 なお、江津家畜保健衛生所は、施設の老朽化に伴い、川本町の県川本合庁(1階)へ移転することになり ました。昭和 44 年以降、48 年間業務を行ってきた江津市を離れるのは寂しい思いもありますが、7月4日か ら新たな事務所での業務を開始する予定としております。 今後も、生産現場において、子牛の損耗防止、放牧衛生、搾乳衛生、肥育成績の向上などの対策及び受精 卵移植の活用などによる衛生対策と、家畜の伝染病の発生防止及びまん延防止などの防疫対策を効果的に組み 合わせ、 「島根県の畜産の振興」に 職員一同が取り組んで参りますので、 皆様方の御協力をよろしくお願いい たします。 現在の江津家保 隠岐支庁農林局から参りました。久しぶりの江津家畜保健衛生所 勤務であり、7 月から事務所も川本への移転となりますが、日々 の業務をとおして少しでも管内畜産業のために貢献ができたら、 と思っています。よろしくお願いいたします。 (家畜衛生課長 福田 智大) 江津家保3年目となりました。今年7月は江津家保の引越しを控え ており、家保は川本へ移転し、 『川本家保』となります。心機一転、 新たな気持ちでしっかり働いて、皆さんの畜産経営に少しでも役立 てるよう頑張りますのでよろしくお願いします。家畜の病気等に関 するご相談がありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。 (防疫業務課長 (企画員 丹羽 健二) (主任獣医師 澤 香代子) (獣医師 源田 隆志) (獣医師 石川 鈴木 初) 郁也) 丹羽:江津家保勤務4年目になりました。あっという間の3年間でしたが、今年度も引き続き衛生業 務を担当します。地域の畜産振興に頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 澤 :畜産技術センターから転勤してまいりました。4 年ぶりの江津家保勤務ですが、気持ちを新た に頑張りますのでよろしくお願いします。 源田:今年で3年目になりました。引き続き防疫を担当し、業務に努めて参ります。2年間の経験を 糧に、皆様のお役に立てるよう頑張っていきますのでよろしくお願いします。 鈴木:昨年度、新規採用で江津家保配属になり、今年度で2年目となります。昨年度は初めてのこと ばかりで、なかなか上手くできないことが多かったですが、今年度は昨年度の経験も活かし、 できることを増やしていきたいと思います。引き続きよろしくお願いします。 木下:4 月から庶務担当の嘱託として働いておりま す、 美郷町出身・川本町在住の木下と申します。 家畜保健衛生所というところは初めて務めさ せていただくので、 わからないことだらけです が、 みなさんのお力になれるよう精いっぱい頑 (嘱託 木下 美紀) 張ります。よろしくお願いします。 (嘱託 山藤 友江) 山藤:今年で 10 年目に入ります。初心を忘れず、そして職員の皆さんが快適に業務されるよう、微力な がら頑張ります。どうぞ、よろしくお願い致します。 海外家畜伝染病発生情報 引き続き、飼養衛生管理基準の遵守(農場出入 車両等の消毒、異常家畜・家きんの早期通報な ど)の徹底をお願いします。 韓国における口蹄疫の発生状況 韓国では H26 年 12 月~H27 年 4 月にかけて 185 件(牛 5 件、豚 180 件)が発生し、日本国内へ の侵入リスクが非常に高い状態となりました。 昨年 5 月以降、韓国では新たな発生は確認さ れておりませんでしたが、今年 1 月から、豚に おける本病の発生が 21 件確認され、現在も継続 発生中です。 過去の日本国内における発生の際(H12 年、H22 年)には、同時期に韓国でも本病が発生してい たことから、十分な警戒が必要です。 農林水産省 HP より抜粋 韓国・台湾における高病原性鳥インフルエンザの発生状況 【韓国】平成28年(2016 年)3月以降の発生件数 【台湾】平成 27 年(2015 年)1 月以降の月別発生件数 【H5N8亜型】 【韓国】H27 年 11 月以降、約 4 ヵ月振りの発生。 【台湾】H27 年 10 月以降、42 件で発生確認(鶏 H28 年 3 月以降、家きん飼養農場での発生は計2 21 件、がちょう 13 件、あひる 6 件、七面鳥 2 件)。 件。全て H5N8 亜型。最終発生は H28 年 4 月 5 日。 現在も継続発生中。 業務に関するお問い合わせ 主な家保の業務については、次のとおり担当しています。よろしくお願いします。 業務 担当者 ① 家畜の衛生検査や病性鑑定 国内外の家畜伝染病発生状況 石川・源田・鈴木 防疫体制の整備 ② 肉用牛・乳用牛の衛生指導 丹羽・澤 ③ 豚・鶏・羊・山羊の衛生対策 源田・鈴木 ④ 養蜂の衛生対策 鈴木 ⑤ 家畜人工授精師に関すること 丹羽 ⑥ 牛の受精卵移植に関すること 澤 ⑦ 動物薬事に関すること 澤 ⑧ 獣医療及び獣医師に関すること 澤 お気軽にご相談ください。 【編集後記】 H28 年度広報第 1 号、そして江 津家保としての最終号です。とい うことで、古いアルバムをめくっ てみたのですが、そこには新築当 初の庁舎や先輩方の働く姿があ り、江津家保の歴史を感じること ができました。(澤)
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