資料1-4 福島第一原子力発電所 敷地境界連続ダストモニタ警 報発生について(モニタリングポスト2近傍) 2016年6月9日 ©Tokyo Electric Power Company Holdings, Inc. All Rights Reserved. 1 時系列 <2016年6月1日 > 7:54 免震重要棟集中監視室 MP(モニタリングポスト)ダストモニタ監視盤にて、ダ スト放射能濃度の上昇を示す「高警報」が発生。 指示値:1.06×10-5 Bq/cm3 (高警報設定値: 1.0×10-5 Bq/cm3) 8:40 当該ダストモニタの現場確認し(警報クリア)、ろ紙回収開始。 8:52 ろ紙回収完了、当該ダストモニタ再起動。再起動後のダスト放射能濃度は通 常の範囲内で推移。 11:30 免震重要棟集中監視室 MPダストモニタ監視盤にて、ダスト放射能濃度の 上昇を示す「高警報」が発生。 指示値:1.41×10-2 Bq/cm3 11:31頃 一度警報がクリアしたが再度発生。 12:16~12:36 MP2周辺のダストサンプリングを実施。 13:10~13:30 当該ダストモニタの現場確認し(警報クリア) 当該ダストモニタについて 予備品との交換を実施。 13:30~ 再起動後のダスト放射能濃度は通常の範囲内で推移。 ©Tokyo Electric Power Company Holdings, Inc. All Rights Reserved. 2 敷地境界ダストモニタ設置場所 MP 当該モニタ設置場所 ダストモニタ MP1 MP8 MP7 MP2 MP3 MP4 MP6 N MP5 警報発生時の風向 提供:日本スペースイメージング(株) ©Tokyo Electric Power Company Holdings, Inc. All Rights Reserved. 3 調査結果および推定原因 <調査結果> ○ダスト濃度上昇時の各プラントパラメータに異常値が見られないこと。 ○1号機,3号機の原子炉建屋最上階(オペフロ)に設置しているダストモニタ及び 構内ダストモニタに異常は見られないこと。 ○他の敷地境界ダストモニタ、モニタリングポストに異常は見られないこと。 (なお,警報発生時の風向は「西」であった。) ○1号機オペフロ,3号機オペフロ及びその他構内において、ダストを舞い上げる作業も 無かったこと。 ○ろ紙の核種分析の結果、天然核種は確認されたが、警報に達するような濃度 ではないこと。 (核種分析結果) ・1回目の警報時のろ紙 → 2.5×10-8 Bq/cm3 (ビスマス:Bi214) ・MP2近傍でのダスト採取結果 → 7.7×10-7 Bq/cm3 (Bi214) 採取時間:12:16~12:36 ・2回目の警報時のろ紙 → 全て検出限界値未満 (Bi214のND値: 3.2×10-8 Bq/cm3) これらの状況から、ダストモニタの機器異常と判断した。 なお、当該ダストモニタについては、予備のモニタと交換し、交換後は通常の変動の範囲 内で推移している。 また、当該ダストモニタの点検を行い、機器異常の原因を調査する。 ©Tokyo Electric Power Company Holdings, Inc. All Rights Reserved. 4
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