SALAGEN® Granule First Anniversary Web Seminar SALAGEN® Granule First Anniversary Web Seminar SALAGEN® Granule First Anniversary Web Seminar サラジェン顆粒発売1周年記念講演会 Web講演会 日時 2016年 6月 15日(水) 19:00~19:40 LIVE配信 シェーグレン症候群の 診断と治療の最前線 :2016 Up Date 筑波大学医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)講師 演 者 坪井 洋人 先生 シェーグレン症候群(SS)は唾液腺炎・涙腺炎を主体とし、 (1~6)に 活 動 性 の 点 数(0~3)を か け た もの の 合 計 で ある 種々の自己抗体、腺外病変がみられる自己免疫疾患である。 (0~123 点)。指定難病の重症度基準では、ESSDAI 5点以上が 本邦では2015年1月より、診断・重症度基準を満たした場合 助成の対象となった。ESSPRI は、乾燥、疲労感、痛みに関して、 には、指定難病として医療費助成の対象となった。SS に関して 患者自身が0~10 の11 段階で評価し、 3つの平均点を算出する。 標 準 化され た 方 法 による診 断・重 症 度 評 価、エビデンスに 3)腺病変、腺外病変に対する有効性が確立された免疫抑制 基づく治療の提供が求められている。本講演会では、SS の 薬は現時点ではない。海外ではハイドロキシクロロキンが頻用 1)診断・分類基準の比較、2)ESSDAI、ESSPRI による疾患活動性 されているが、最近報告されたRCT(JOQUER 試験) では、有効 評価、3)免疫抑制薬、生物学的製剤を含めた治療戦略の進歩、 性は示されなかった。生物学的製剤では、TNF阻害薬は無効、 4)厚労省研究班ですすめられている診療ガイドラインの作成 リツキシマブは有効性が示されてきたが、最近の多数例のRCT (TEARS 試験)では有効性は示されなかった。ベリムマブは、 に関して、最新の情報を紹介する。 1)本邦では厚生省改訂診断基準、 アメリカ・ヨーロッパ改訂 パイロット研究においてESSDAI、ESSPRI を改善したが、唾液・ 分類基準、アメリカリウマチ学会(ACR)分類基準が用いられ 涙液分泌の改善は得られなかった。我々は長崎大、産業医大と てきた。厚労省研究班(住田班) で、 日本人SS 患者の診断に関し の共同研究 (ROSE 試験) で、 RA 合併二次性SS のRA 所見、 分泌能 て3つの基準の比較が行われ、厚生省基準が最も優れていた。 を含むSS 所見に対するアバタセプトの有効性を明らかにした。 前述の指定難病の認定でも厚生省基準が採用された。 さらに 4)厚労省研究班(住田班)では、SS 診療ガイドライン作成 2015 年のACR ではACR-EULAR 新分類基準が発表され、今後 委員会が組織され、Minds の手引きに則って、エビデンスに 検証が必要である。 基づくガイドラインの作成がすすめられている。 2)ESSDAI は、12 の臓器特異的領域に関して、各領域の重み 本講演会はインターネットによるWeb講演会です。詳しい視聴方法は裏面をご覧ください。 主催 キッセイ薬品工業株式会社
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