平成 28 年度 学校だより 金指小学校 H28.4.28 今回の熊本地震で大きな被害を受けた皆さま、また関係者の皆さまに心よりお見舞い 申し上げます。現在も休校・休園が続き、通学・通園できない児童生徒・園児が合わせ て約14万6千人に上るとのことです。新学期が始まったばかりだというのに、4月14 日以来避難所となっている学校や関連の施設で不自由な生活を送っている方々がたくさ んいるということに思いを馳せ、金指小学校でも被災された方々のために何かできるこ とはないかと、子供たちとともに考えています。 さて、1学期が始まってまず驚かされたのは、 子供たちのあいさつです。ただ、「おはようござ います」と言うだけでなく、名前を付けて「水谷 良治校長先生、おはようございます!」と1年生 から6年生までみんながあいさつできるのです。 これが他の先生方や、横断歩道で交通指導をして いる用務員さんにも同じあいさつができているの です。上級生がお手本を示し、しっかりと下級生 に伝えているその姿が大変素晴らしいと思いました。 正門坂下での朝のあいさつ 4月のめあて「名前をつけて元気にあいさつ」は十分に達成できていたと思います。 次に驚いたのは、4月20日に実施した「1年生を迎える会」での子供たちの発言する 内容です。9人の1年生はみんな、自分の名前と好きなものを大きな声で発表すること ができました。1年生も立派でしたが、会を振り返る感想発表の場面では、上級生みん なの手が挙がり、誰もが1年生の姿を褒めながら、 「学年+α(アルファ)」の数の文で感想を述べていま した。例えば、「1年生の皆さんは、とても大きな 声で自己紹介ができていました。縦割り班でやった ジャンケン列車も楽しかったです。金指小学校には たくさんの楽しい行事があります。これからも楽し く縦割り班で活動していきたいと思います。」この ように、集会の内容を振り返り、自分の言葉でしっ 大きな声で自己紹介をする1年生 かりまとめて発表できていました。 子供たちが生きていく時代は今以上に変化が激しく、価値観が多様化する社会になる ことでしょう。そこでは、進んで問題を解決しようとする力や、みんなと話し合い、協 力していこうとする力、さらには情報を集めて効果的に活用しようとする力などが必要 になります。これからの時代を生き抜く「資質」や「能力」の育成に向けて、教育活動 を進めていきたいと考えています。 (校長 水谷良治)
© Copyright 2024 ExpyDoc