岸和田市中学校図書館コーディネーターにおける現状と課題 岸和田市中学校図書館コーディネーター 1.中学校図書室利用についての現状 ・昼休みと、学校によっては休み時間、朝の授業時間の始まる前の時間、放課後が主な開館時間である。 ・調べ学習などで図書室や、蔵書を利用することもあるが頻度は少ない。 ・貸出し返却業務は一校を除いて、手書きの個人図書カード、ノートなどで行っている。 (今年度もう一校で電算化に取り組む予定) 2.生徒の様子 ・夏休み前までは、色々な生徒の出入りがあり落ち着かないが、2 学期に入るころには、本好き、図書 室好き、休み時間に教室に居づらい、といったいわゆる常連が安定して利用するようになる。 ・全校的には、図書室に来たことが全くないという生徒が多いのが現状である。 ・図書室の存在そのもの、また、利用方法や、利用日時について、生徒に浸透しきれていないせいかも しれないので、本年度は、多くの学校で新一年生へのオリエンテーションを行った。結果、図書委員 の活動が始まる前から、一年生の貸出、来館が激増したので、年度当初のオリエンテーションは大変 有益であった。 3.2014年度2015年度の図書館コーディネーターの主な活動について ・図書室整備 ・貸出、返却作業(図書委員の補助) ・選書(生徒のリクエストの吸い上げ、各社ブックカタログ、コーディネーター間の情報交換などから) ・廃棄処理(手続きに沿って) ・図書委員会への支援・補助 ・掲示物、展示 ・図書だよりの作成 ・調べ学習や行事のための資料、生徒要望図書の借り出し(市立図書館から) ・個人情報の問題や、蔵書管理、貸出時間の有効利用のためにも、図書室の電算化など工夫が必要。 ―中学校コーディネーターからひとことー 中学校の生徒さんや先生方が、活発に図書室を利用し、読書活動、ひいては学力向上のために少しでも 貢献できればと思い日々努力して参ります。
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