平成28年6月 市長記者会見 配布資料

平成28年6月 市長記者会見 配布資料
期 日 平成28年6月9日(木)
時 間 午前10時~10時30分
発
表
内
容
1 平成28年一般会計補正予算(第2号)の概要について……<財務課>
2 地方創生の取り組みについて
………<総合政策課>
3 公共施設等総合管理計画(案)のパブリックコメント実施について
………<行政改革課>
4 入間市・佐渡市姉妹都市提携 30 周年記念「タスキリレー」の開催について
………<社会教育課>
5 住宅リフォーム支援事業の補助金不正受給の発覚について
………<建設課>
【事前質問】
提出はありませんでした
-1-
市長記者会見発表内容 要旨
(H28.6.9)
1 平成28年一般会計補正予算(第2号)の概要について
<概要>
1.補正予算について
○「支所・行政サービスセンター庁舎整備事業」の増額計上
○地域おこし協力隊の任期終了後の起業を支援する「地域おこし協力隊起業支援補助金」
を計上
○その他の経費については、当初予算編成後の事由による緊急性のある経費について計上
2.予算規模
補正前の額
補 正 額
累計予算額
(単位:千円)
44,557,500
367,260
44,924,760
3.主な財源内訳
(単位:千円)
国・県支出金 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15,163
財産収入 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 136,889
繰入金
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ △52,402
市
債 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 265,000
4.主な補正項目
(単位:千円)
○(継続費)支所・行政サービスセンター庁舎整備事業【財務課】
補正額:282,500
(事業内容)
・両津支所整備事業の追加計上
両津支所解体工事、両津支所建設工事設計業務委託ほか
(単位:千円)
変更前
年 度
変更後
年割額
年 度
年割額
増 減
平成 27 年度
322,977 平成 27 年度
322,977
0
平成 28 年度
1,793,334 平成 28 年度
2,075,834
282,500
平成 29 年度
820,210 平成 29 年度
820,210
0
3,219,021
282,500
計
2,936,521
計
○地域の活力再生事業【地域振興課】
補正額: 3,000
(事業内容)
・地域おこし協力隊起業支援補助金
市内で起業する場合に、その経費について、予算の範囲内で 1 人当たり
100 万円を上限(補助率 4 分の 3)に支援する
-2-
2 地方創生の取り組みについて<資料>
<概要>
本年4月 20 日に「改正地域再生法」が施行され、「地方創生推進交付金」及び「企業版
ふるさと納税」の制度が創設されました。
両制度とも、内閣総理大臣から対象事業を記した「地域再生計画」の認定を受ける必要
があります。対象となる佐渡市の事業は次のとおりです。
Ⅰ 地方創生推進交付金
①佐渡米ブランディング事業
昨年度の地方創生交付金の優良事例として採択を受けた、
「佐渡米品質向上支援事業」
をベースに、ブランド力を高めるための販売戦略に関する費用を追加し、「佐渡米ブラ
ンド」を更に高めます。
事業費:5千万円
補助率:2分の1
交付金の額:2千5百万円
②佐渡版DMO深化事業
本年3月に地方創生加速化交付金事業の採択を受けた「佐渡版DMO事業」の取り組
みを更に進めるため、従来の佐渡観光のネックとなっている、個人や小グループ、外国
人観光客のニーズに対応します。
事業費:5千万円
補助率:2分の1
交付金の額:2千5百万円
Ⅱ 企業版ふるさと納税
企業版ふるさと納税は、地域再生計画に記載された地方創生に係る事業に対して寄附を
行った企業が、課税の特例措置が講ぜられる制度です。
佐渡市の対象事業
①世界遺産登録推進事業
②トキ野生復帰と連動した環境ブランドづくり
③佐渡人の育成事業
④歴史と文化が薫る島づくり事業
-3-
出典:地方創生に関する都道府県・指定都市担当課長会議(H28.1.21)資料
地域再生法の改正 : 地域再生計画の作成・課税の特例
地方公共団体が、地域再生計画を作成し、内閣総理大臣の認定を受けた場合
に、当該計画に記載された「まち・ひと・しごと創生寄附活用事業」に寄附を行った
企業について、課税の特例措置を講ずる。
2.地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)
○ 地域再生計画の作成【第5条第4項第1号】
※ 複数年度(5か年度以内)にわたる計画も対象とすることにより、
地方公共団体が安定的・継続的に事業に取り組めるようにする。
・官民協働、地域間連携、政策間連携等による先駆的な事業
・先駆的・優良事例の横展開を図る事業
・既存事業の隘路を発見し、打開する事業
○ “先導的”な事業 (=地方創生の深化に向けた、以下のような事業をいう)
交付対象となる“先導的”な事業について
当該事業に要する経費に充てるため、予算の範囲内で交付金を交付する
ことができる。
○ 交付金の交付【第13条】
-4-
○ 税負担軽減のインセンティブを2倍に拡大して、企業の寄附を促進
・寄附額の3割に相当する額を税額控除(創設)
→現行の損金算入による軽減効果(約3割)とあわせて、寄附額の約6割を
負担軽減
(税額控除の具体的方法)
・法人住民税で寄附額の2割を控除(法人住民税所得税割額の20%が上限)
・法人住民税の控除額が2割に達しない分を、法人税で控除
(寄附額の1割、法人税額の5%が上限)
・法人事業税で寄附額の1割を控除(法人事業税額の20%が上限)
税制優遇措置の内容(地方税法、租税特別措置法の改正)
○ 地域再生計画の作成【第5条第4項第2号】
計画の作成主体
・総合戦略を策定した都道府県、市区町村
(ただし、不交付団体である都道府県、三大都市圏の既成市街地等
計画の作成主体
に所在する不交付団体の市区町村を除く。)
総合戦略を策定した地方公共団体
計画の対象事業
計画の対象事業
・総合戦略に位置付けられた事業であって、地方公共団体が企業から
〔第1号イ関係〕地方創生事業全般(雇用の創出、移住・定住の促進、
寄附を受けて行う事業
結婚・出産・子育て支援、まちづくり 等)
・KPI(重要業績評価指標)の設定、PDCAの整備により効率的
・総合戦略に位置付けられた事業のうち、KPI(重要業績評価
かつ効果的に実施される事業
指標)の設定、PDCAの整備により効率的かつ効果的に実施
○ 課税の特例の適用【第13条の2】
される事業であって、先導的なもの
当該事業に対して企業が寄附をしたときは、当該企業の法人住民税、
・ソフト事業を中心とし、それと一体となって行うハード事業も
法人税、法人事業税について、課税の特例の適用がある。
対象
※ 対象となる寄附の要件(内閣府令等で規定)
〔第1号ロ関係〕道、汚水処理施設、港の整備
・寄附額の下限は10万円
・総合戦略に位置付けられた事業であって、各事業分野ごとに
・本社が所在する地方公共団体への寄附は対象外
2種類以上の事業を総合的に行うもの
・寄附の代償として経済的利益を伴わないものであること
・継続事業については、附則に経過規定を置き、配慮
地域再生法の改正 : 地域再生計画の作成・交付金の交付
地方公共団体が、地域再生計画を作成し、内閣総理大臣の認定を受けた場合
に、当該計画に記載された事業について、「まち・ひと・しごと創生交付金」(地方創
生推進交付金)を交付することができる。
1.地方創生推進交付金
1.地方創生推進交付金 : 地方公共団体の自主的・主体的な事業で先導的なものを支援
2.地方創生応援税制 (企業版ふるさと納税): 地方公共団体が行う地方創生プロジェクトに対する企業の寄附について、税制優遇措置を創設
3.「生涯活躍のまち」制度:中高年齢者が移り住み、健康でアクティブな生活を送りつつ、継続的なケアを受けられる「生涯活躍のまち」の制度化
地域再生法の一部を改正する法律(平成28年4月20日施行)の概要
-4-
-5-
【27年度】
地方版総合戦略の策定
26補正
基礎交付
1,400億円
上乗せ交付
300億円
人的支援
の拡充
【28年度】
地方版総合戦略の推進
年度
横展開/隘路タイプ
先駆タイプ
28新型交付金
出典:地方創生に関する都道府県・指定都市担当課長説明会(H28.1.14)資料
-5-
情報支援
の拡充
27補正
加速化交付金
1,000億円
地方版総合戦略に基づく各自治体の取組について、
先駆性を高め、レベルアップの加速化を図る。
そのため、
○上乗せ交付金の特徴的な事例、
○地域しごと創生会議における特徴的な事例
等も紹介し、自治体の自主的・主体的な取組を支援。
地方創生加速化交付金の概要(イメージ)
地方創生推進交付金事業一覧
(1)先駆タイプ・・・①自立性、②官民協働、③地域間連携、④政策間連携の4つの要素が全て含まれること
計画認定期間:5か年度以内、1事業あたり国費1億円(事業費ベース2億円)を上限の目安
(2)横展開タイプ・・・①自立性に加え、②官民協働、③地域間連携、④政策間連携のうち少なくとも2つの要素が含まれること
計画認定期間:3か年度以内、1事業あたり国費2,500万円(事業費ベース5,000万円)を上限の目安
(3)隘路打開タイプ・・・KPIの達成に向けて既存の取組等の隘路を発見し、それを打開するための新規事業に取り組む場合
計画認定期間:3か年度以内、1事業あたり国費2,500万円(事業費ベース5,000万円)を上限の目安
(単位:千円)
№
事業名
事業内容
担当課
事業費
交付金
【佐渡米品質向上支援】
佐渡米未来プロジェクト「品質向上90」の取組強化と
合わせ、ハード面において、色彩選別機の導入を促進
し、主力産品であるコシヒカリの1等米比率90%以上
農林水産課
を達成することにより、農家所得の安定化・向上につ
なげる。
1
佐渡米ブランディング
事業
(横展開タイプ)
50,000
25,000
50,000
25,000
100,000
50,000
【販売網拡充】
朱鷺と暮らす郷の販路拡大のため、米穀専門店を中
農林水産 心に佐渡米の優位性を高めるキャンペーンやセール
課
ス活動を展開するとともに、販売網拡大に向けた調
産業振興 査・研究、佐渡産取扱店へのフォロー等も行う。
課
【佐渡航路乗用車航送運賃割引拡大】
乗用車航送の拡大基調を維持し、高速道路と連携し
交通政策課
た新たな運賃割引事業により、更なる輸送量の拡大を
図る。
2
【周遊観光商品の造成】
2泊3日以上の商品造成やモデルコースの設定、着
地型体験商品の充実、ガイド活用商品等を造成する。
【受入環境整備(ハード)】
佐渡のイメージアップと旅行満足度の向上を図るた
佐渡版DMO深化事業
観光振興課 め、島内一周観光に対応できる主要観光拠点トイレの
(横展開タイプ)
洋式化を行う。
【連携都市等との交流促進】
広域連携による対岸市からの誘客、友好交流パス・
ふるさと里帰りによる交流を推進する。
【スポーツ・ツーリズムの推進】
スポーツイベントとして定着したトライアスロンやロン
社会教育課
グライド等の5大会について、他の観光的な要素と組
み合わせることで、参加者の行動範囲の拡充を図る。
合計
-6-
企業版ふるさと納税 事業一覧
(単位:千円)
№
1
2
3
事業名
担当課
事業内容
【推薦書作成】
推薦書のブラッシュアップ、推薦書用DVDの作成等を行
う。
【構成資産活用】
世界遺産登録
世界遺産推進課 北沢浮遊選鉱場跡のライトアップを行い、観光客や市民
推進事業
に対して広く構成資産の周知等を行う。
【ガイダンス施設整備】
ガイダンス施設整備整備基本計画に基づく建築、展示の
基本設計を行う。
【トキ保護推進事業】
トキ保護推進に資することを目指し、トキガイド養成講
座、冬期間トキ餌場確保等の事業を行う。
【トキの森公園事業】
トキやそれを取り巻く環境に関心を持ち、トキ野生復帰や
トキ野生復帰と連動した 農林水産課 生きものと共生する佐渡市の取組のついて普及啓発を促
環境ブランドづくり事業
進するためのトキの森公園の管理運営を行う。
【トキ生息環境再生事業】
トキの主な餌場である水田等をビオトープとして活用し、
餌となる生物の量を増加させるよう維持管理する団体に補
助金を交付する。
【グローバル人材育成事業】
市内の高校生と外国人との交流活動を推進し、佐渡の魅
力を情報発信するグローバルな人材を育成する。
【小学校総合学習支援事業】
佐渡の自然、歴史、文化を学ぶ佐渡学や地域産業学習
を推進するため、佐渡市教育委員会のキャリア教育基礎
作りとして、昨年度作成した教材を活用し、キャリア教育プ
ログラムを作成する。また、地域人材を活用して、深く郷土
学校教育課 を学べる環境を作り、郷土愛を育む。
【中学校総合学習支援事業】
佐渡の自然、歴史、文化を学ぶ佐渡学や地域産業学習
佐渡人の育成事業
を推進するため、キャリア教育研究校を指定し、関係各
課、高等学校、企業等との連携を行い、キャリア教育プロ
グラム作成に向けて取り組むとともに、全校で職場体験用
のマナー講習を実施し、職場体験の充実を図る。また、地
域人材を活用して、深く郷土を学べる環境を作り、郷土愛
を育む。
【キャリア教育の推進】
学校・地域・家庭・企業が連携し、将来子ども達が誇りを
産業振興課 持って佐渡に暮らし、佐渡のために働く社会人となるよう
「郷土愛の醸成」と「職業観の育成」を図り、若者の定着と
雇用の拡大につなげる。
【文化財保護】
国登録文化財である「正法寺本堂」や「北條家長屋門」、
その他市指定文化財の保護を行う。
【伝統建築保存】
佐渡博物館古民家の修繕を行う。
社会教育課 【伝統文化等保存支援】
伝統文化保存団体等(佐渡の能を識る会、県立羽茂高
校等)に対する支援を行う。
事業費
47,084
50,000
23,596
世界遺産推進課
4
歴史と文化が薫る
島づくり事業
合計
20,010
140,690
-7-
3 公共施設等総合管理計画(案)のパブリックコメント実施について
<資料>
<概要>
公共施設等の老朽化が大きな問題となっていますが、佐渡市では、公共施設等の現状と
将来の見通しを分析し、全体的な管理に関する基本的な考え方をまとめた「佐渡市公共施
設等総合管理計画」のプロジェクトチームを設置し昨年度から計画策定作業を進めてきま
した。
その計画(案)がまとまりましたので、パブリックコメントを実施します。
パブリックコメント実施概要
○期
間:平成28年6月8日(水)~7月7日(木)
○閲覧場所:市役所行政改革課、各支所・行政サービスセンター、中央図書館、教育委員
会各教育事務所に配置しているほか、市ホームページでも閲覧できます
○ご意見の提出方法:閲覧場所に配置してあります「ご意見提出用紙」に記入のうえ、持
参、郵送、ファクシミリ、または、市ホームページの応募専用フォームで、
市役所行政改革課へ提出してください
佐渡市の状況と計画の考え方
市内の公共施設は、設置目的や内容が類似している施設が数多くみられ、広大な市域を
カバーする道路や橋りょう、トンネル、下水道、情報通信ケーブル、漁港などのインフラ
も多数保有しており、このような施設や各種インフラは、順次、更新時期を迎える。
一方で市の財政は依然として厳しく、人口減少等による利用需要の変化も予想される。
このため、長期的な視点から計画的に更新・統廃合・長寿命化などにより、財政負担を
軽減・平準化するともに、公共施設等をより適切に配置していく。
-8-
佐渡市公共施設等総合管理計画(案)の概要
公共施設等総合管理計画は、公共施設等の適切な管理と有効な活用を推進するための計画です。
【背景】
○過去に建設された公共施設等がこれから大量に更新時期を迎える一方で、市の財政は依然と
して厳しい状況にあります。
○人口減少等により今後の公共施設等の利用需要が変化していきます。
○市町村合併後の施設全体の最適化を図る必要があります。
【目的】
○公共施設等の全体を把握し、長期的な視点をもって、更新・統廃合・長寿命化などを計画的
に行います。
○財政負担を軽減・平準化するとともに、公共施設等の最適な配置を実現します。
1 計画の位置付け
⑴ インフラ長寿命化基本計画(平成 25 年 11 月インフラ老朽化対策の推進に関する関係省庁
連絡会議策定)で示された市が策定すべき行動計画として位置付けるものです。
⑵ 国は地方公共団体に対して公共施設等の総合的かつ計画的な管理を推進するため、
「公共施
設等総合管理計画」の策定に取り組むよう要請しております。公共施設見直し手順書(平成
24 年 12 月策定)
、佐渡市将来ビジョン(平成 25 年 12 月変更)をはじめとした各種計画をふ
まえ、市内の公共施設等の現状を把握するとともに、適正な管理や有効な活用を図っていく
ための基本方針となるものです。
国
国土強靭化基本計画
将来ビジョン「2013(H25).12」
インフラ長寿命化基本計画
公共施設見直し手順書「2012(H24).12」
市公共施設等総合管理計画
固定資産台帳
インフラ施設の個別計画
公共施設の個別施設計画
-9-
公共施設等総合管理計画に基づく老朽化対策のイメージ
公共施設等の管理
○長期的視点に立った老朽化対策
の推進
○適切な維持管理・修繕の実施
○トータルコストの縮減・平準化
○計画の不断の見直し・充実
まちづくり
国土強靭化
○PPP/PFI(※1)の活用
○計画的な点検・診断
○将来のまちづくりを見据えた検討
○修繕・更新の履歴の集積・蓄積
○議会・住民との情報及び現状認識
○公共施設等の安全性の確保
○耐震性の推進
の共有
(※1) PPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ:公民連携)とは、公民が連携して公共サービスの提供を
行うスキーム。PFIは、PPPの代表的な手法の一つで、指定管理者制度、市場化テスト、公設民営(DBO)
方式、さらに包括的民間委託、自治体業務のアウトソーシング等も含まれる。
PFI(プライベイト・ファイナンス・イニシアティブ)とは、公共施工等の設計、建設、維持管理及び運営に、民
間の資金とノウハウを活用し、公共サービスの提供を民間主導で行うことで、効率的かつ効果的な公共サー
ビスの提供を図ること。
2 計画の概要
総務省の「公共施設等総合管理計画の策定にあたっての指針」
(平成 26 年 4 月 22 日付け総財
務第 75 号)を踏まえ、総人口の将来見通しや公共施設等の管理の考え方など、指針で示された
項目を基本に構成しています。
⑴ 対象施設
全ての公共施設等
公共施設見直し手順書(平成 24 年 12 月)で対象とした公共施設(ハコモノ等)及びイン
フラ資産(道路、橋りょう、上下水道、情報インフラ、漁港)
⑵ 計画期間
30 年(平成 28 年度~平成 57 年度)としています。
-10-
⑶ 公共施設等の状況
① 公共施設及び敷地面積の概況
・施設数 794 施設
・敷地面積 約 640 万㎡
・建物数 1,417 棟
・施設(棟)延床面積 約 50 万㎡
② 人口の現状と見通し
平成 27 年 3 月末人口
住民基本台帳
59,060 人
平成 57 年人口推計
国立社会保障・
佐渡市人口ビジョン
人口問題研究所
41,909 人(71%)
33,717 人(57%)
③ 公共施設等の全体将来更新費用の推計
公共施設等の維持管理・修繕・更新等に係る中長期的な経費の見込みやこれらの経費に充
当可能な財源の見込み等については、総務省提供の「更新費用試算ソフト」を活用して推計
しました。
本市が保有する公共施設及びインフラを合計した今後 30 年間の整備額は 4,020.6 億円に達
し、1年あたりの平均整備額は 134.0 億円と推計されています。
過去5年間の公共施設及びインフラ資産に対する既存更新分の整備額は 96.8 億円であり、
今後は大幅な整備費用の不足が予測されています。
250
30年間の更新費用総額 4,020.6 億円
1年あたり整備額
134.0 億円
200
既存更新分
+新規整備分
+用地取得分
(5過年度平均)
既存更新分
+新規整備分
(5過年度平均)
既存更新分
(5過年度平均)
150
(
金
額
億
円
)
漁港施設整備額
情報通信整備額
100
下水道整備額
上水道整備額
トンネル整備額
橋りょう整備額
50
道路整備額
公共施設整備額
用地取得分
0
2045
2044
2043
2042
2041
2040
2039
2038
2037
2036
2035
2034
2033
2032
2031
2030
2029
2028
2027
2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
新規整備分
既存更新分
ダミー
年度
-11-
⑷ 公共施設等総合管理基本方針
① 現状や課題に関する基本認識
・人口減少及び少子高齢化による公共施設に対する市民ニーズの変化
・今後 30 年間に多くの公共施設等に更新時期が到来
・佐渡市将来ビジョンの財政計画でも予算規模が縮小、財源の限界
・合併に伴う公共施設の重複と市民一人あたりの公共施設延床面積の増加
② 公共施設等の管理に関する基本的な考え方
現在の市民一人あたりの公共施設延床面積は、県内自治体や類似団体と比較しても突出
して多い現状となっています。将来の人口減少にあわせて施設の総量を縮減しない場合に
は、市民一人あたりが負担する施設の維持更新費用が現在以上に増加してしまいます。
現在のサービス水準を維持しつつ、人口減少に伴った公共施設延床面積の総量を 30%削
減する目標としました。今後この目標を達成するため、施設類型ごとの個別施設計画を策
定することとしています。
人口ビジョン推計人口
公共施設延床面積総量
59,060 人 ⇒ 41,909 人(29%減少)
約 50 万㎡ ⇒ 約 35 万㎡(30%縮減を目標)
⑸ 施設類型ごとの管理に関する基本的な方針
今後の管理に関する基本的な考え方を定めています。施設類型ごとに現状や課題に関する基
本認識を示し、今後策定される個別施設計画においては、公共施設等に係る問題意識を共有化
し、市民と共に課題解決に取組んでいきます。
合併前の旧市町村の区分の枠を超え、市民の目線に立った公共サービスの在り方を検討し、
佐渡市全体の観点から適切な管理を推進していきます。
資料編
市の公共施設について、「公共施設見直し手順書」に示される財産分類を基本に集計・整理し、
一覧で掲載しています。
-12-
4 入間市・佐渡市姉妹都市提携 30 周年記念「タスキリレー」の開催について
<チラシ>
<概要>
今年は入間市と旧両津市とが姉妹都市提携を結んでから30年を迎えます。
30周年記念のスポーツ交流では、佐渡の外周を入間市と佐渡市の選手が交互にタスキ
をつなぐ「タスキリレー」を開催します。
○参加者
入間市から、田中龍夫市長ほか、選手・関係者の皆さま45名程度
佐渡市から、三浦基裕市長ほか、選手20名程度。その他、関係者○○名程度
○日程 ※詳細については別表をご確認ください
7月2日(土)
午前9時
歓迎式(あいぽーと佐渡)
午前9時30分 大佐渡コースと小佐渡コースの2方向に別れてスタート
※大佐渡コースでは田中入間市長が、小佐渡コースでは三浦佐渡市長がそれぞれ
第 1 走者を務めます
午後5時頃
各コースとも初日のゴール地点へ到着
7月3日(日)
午前9時
初日のゴール地点からスタート
午前11時過ぎ 最終ゴール(佐渡市役所)へ到着
※初日の第1走者と同様に、田中入間市長と三浦佐渡市長が最終走者を務めます。
○コース
大佐渡コース あいぽーと佐渡を起点に、大佐渡の外周道路を反時計回りに走り、初日
のゴール市役所相川支所を目指します。
2日目は市役所相川支所を出発し、最終ゴールの佐渡市役所本庁を目指
します。
小佐渡コース あいぽーと佐渡を起点に、小佐渡の外周道路を時計回りに走り、初日の
ゴール真野長浜海岸を目指します。
2日目は真野長浜海岸を出発し、最終ゴールの佐渡市役所本庁を目指し
ます。
-13-
日 程 平成 28 年 7 月 2 日(土)~3 日(日)
時 間 7 月 2 日(土曜日)9 時 30 分~17 時 00 分
7 月 3 日(日曜日)9 時 00 分~11 時 30 分
コース 【スタート】 あいぽーと佐渡 ~ 【ゴール】 佐渡市役所
・大佐渡コース(両津~相川~佐和田~金井)
・小佐渡コース(両津~多田~小木~真野~畑野~新穂~金井)
内 容 各コース 1 本のタスキをリレーでつないで走ります。
※ 1 人約 2 キロ~6 キロの距離
主催;佐渡市・佐渡市教育委員会
主管;(一財)佐渡市スポーツ協会
-14-
佐渡外周タスキリレーコース (中継点・区間距離・通過予定時間)
大佐渡コース(108.5km)
小佐渡コース(95.7km)
中継点
スタート
名称
0.0
9:30
スタート
第1中継点 JA エーコープ佐渡加茂店
1.2
9:36
第2中継点 羽吉漁港 付近
3.2
第3中継点 白瀬郵便局
第4中継点 和木漁港 付近
名称
9:30
第1中継点 みなみ旅館
2.9
9:45
9:52
第2中継点 椎泊公民館 入口
4.0
10:05
2.4
10:04
第3中継点
4.3
10:27
2.9
10:19
第4中継点 水津ふどうさん会館
3.8
10:46
第5中継点 平松トンネル入口 付近 2.9
10:34
第5中継点 片野尾バス停 付近
2.6
10:59
第6中継点 浦川郵便局
2.3
10:46
第6中継点 野浦公民館前
3.9
11:19
第7中継点 黒姫バス停留所 付近
3.3
11:03
第7中継点 蚫バス停 付近
2.6
11:32
第8中継点 北小浦海洋センター
5.8
11:32
第8中継点 豊岡みなと公園
3.4
11:49
第9中継点 見立入口(バス停留所)付近
1.9
11:42
第9中継点 東鵜島公民館
2.9
12:04
憩いの館 さしすせそ
4.7
12:06
第10中継点 松ヶ崎ヒストリーパーク
3.8
12:23
午前の部ゴール
2.2
12:34
午後の部スタート(畑野行政サービスセンター松ヶ崎連絡所)
13:00
午後の部スタート(憩いの館 さしすせそ)
12:30
あいぽーと佐渡
区間距離 通過予定時間
0.0
午前の部ゴール
あいぽーと佐渡
中継点
区間距離 通過予定時間
メルティングセンター入口 付近
畑野行政サービスセンター松ヶ崎連絡所
第11中継点 二ツ亀入口
2.5
12:43
第12中継点 爪の沢キャンプ場入口 3.7
13:19
第12中継点 大野亀
2.4
12:55
第13中継点 サンライズ城ヶ浜
2.7
13:33
第13中継点 北鵜島旧小学校前
2.8
13:09
第14中継点 赤泊観光センター
2.6
13:46
第14中継点 真更川バス停 付近
3.5
13:27
第15中継点 新保バス停 付近
2.9
14:01
第15中継点 岩谷口駐車場
4.6
13:50
第16中継点 大杉トンネル入口 付近
2.2
14:12
第16中継点 関 海府荘前
2.9
14:05
第17中継点 羽茂大石高津商会
5.4
14:39
第17中継点 小野見バス停 付近
6.4
14:37
第18中継点 小木観光 たらい舟乗り場 3.8
14:58
第18中継点 入崎海水浴場
3.9
14:57
第19中継点
3.1
15:14
第19中継点 後尾舟揚場 付近
3.6
15:15
第20中継点 羽茂大橋消火栓前
2.9
15:29
第20中継点 南片辺トンネル出口 付近 4.9
15:40
第21中継点 羽茂小泊(中山)
2.3
15:41
第21中継点 戸地(北)バス停 付近
3.2
15:56
第22中継点 弁天岩ドライブイン
2.3
15:53
第22中継点 尖閣湾揚島遊園
3.4
16:13
第23中継点 倉谷バス停留所 付近
4.0
16:13
第23中継点 達者
2.2
16:24
初日ゴール 大須鼻 長浜荘
3.3
16:30
第24中継点 伊藤赤水作品館前
2.4
16:37
初日ゴール 佐渡市役所相川支所
3.0
16:51
佐渡市基幹集落センター(小比叡)
2日目
スタート
佐渡市役所相川支所
9:00
スタート
大須鼻 長浜荘
9:30
第26中継点 ホテル吾妻 付近
3.3
9:17
第25中継点 尾畑酒造前
4.0
9:50
第27中継点 長手岬入口
4.1
9:38
第26中継点
5.6
10:18
第28中継点 二見神社
3.8
9:57
第27中継点 JA佐渡新穂支店
3.4
10:35
第29中継点 沢根交差点
3.3
10:14 第28中継点 佐渡病院駐車場
4.7
10:59
第30中継点 河原田小グラウンド
4.5
10:37 ゴール
0.4
11:14
第31中継点 バイパス(信号手前)
4.3
10:59
第32中継点 佐渡病院駐車場
2.5
11:12
ゴール
0.4
11:14
佐渡市役所本庁舎
畑野行政サービスセンター
佐渡市役所本庁舎
※1Km走行時間を概ね5分で試算しています
※通過予定時間はあくまでも予定の時間です。 (多少誤差が生じます。ご理解の程よろしくお願いいたします。)
-15-
5 住宅リフォーム支援事業の補助金不正受給の発覚について
<概要>
○事業内容
「住宅リフォーム支援事業」は、平成 22 年度から平成 27 年度まで実施しました。
・事業期間(H22~27 年度)
・総工事費:6,729,688 千円、総補助金交付額:769,661 千円、総交付者数:3,169 件
住宅リフォーム支援事業(H22~23 年度)
補助率 20%、上限額 20 万円
新・住宅リフォーム支援事業(H24~27 年度) 補助率 20%、上限額 50 万円
○不正内容
本事業は、
「佐渡市補助金等交付規則」および「佐渡市住宅リフォーム支援事業補助金交
付要綱」により補助金を交付しています。
今回の不正内容は、実績報告書に添付された領収書が業者により偽造され、且つ、申請
者がそれに気付かず補助金請求を行ったものです。
(単位:円)
実績報告時の金額
対象工事費
補助金額
本来の金額
対象工事費
補助金額
年度
不正
件数
平成22年度
2件
1,363,807
272,000
1,326,807
265,000
7,000
平成23年度
2件
2,390,029
400,000
2,270,029
400,000
0
平成25年度
2件
2,703,000
540,000
2,207,000
441,000
99,000
平成26年度
2件
1,960,000
391,000
1,835,109
366,000
25,000
平成27年度
4件
5,919,447
1,182,000
5,745,975
1,148,000
34,000
計
12件
14,336,283
2,785,000
13,384,920
2,620,000
165,000
差 額
○今後の対応
・
「佐渡市補助金等交付規則」に基づき、対象となる申請者12名の補助金交付決定を取消
し、補助金全額とそれに対する加算金を加えて返還を求めます。
・代理申請を行った施工業者については、本年度から3年間実施予定の「住環境整備支援
事業」での請負を一定期間制限するペナルティを科します。
・その他、具体的な再発防止策を担当課に指示しています。
-16-