原案 [PDFファイル/421KB]

保育料の改定、保育料の減免及び幼稚園就園奨励費
の終了に関する意見の募集(パブリックコメント)について
平成 28 年6月
石狩市保健福祉部こども家庭課
0
保育料の改定、保育料の減免及び幼稚園就園奨励費
の終了に関する意見の募集(パブリックコメント)について
石狩市では、現在の保育料(認定こども園の幼稚園部や子ども・
子育て支援新制度に移行している幼稚園の保育料を含む。)及びその
減免基準を見直し、平成 28 年9月から適用するための準備を進めて
います。
また、平成 29 年度より市内の私立幼稚園がすべて子ども・子育て
支援新制度に移行する予定であることから、幼稚園就園奨励費につ
いては、平成 29 年度から3年間の経過措置を設け、平成 31 年度を
もって終了します。
このため、保育料の改定、保育料の減免及び幼稚園就園奨励費の
終了について、広く意見を募集します。
1
対象とする案件
保育料の改定、保育料の減免及び幼稚園就園奨励費の終了について
2
意見募集期間
平成 28 年6月1日水曜日から6月 30 日木曜日まで
3
意見の提出方法
住所、氏名、連絡先を明記の上、文書持参、郵送、ファクス、Eメール、
音声ファイル、録音テープのいずれかで提出してください。
様式は問いません。
4
意見提出者の範囲
意見は、どなたでも提出できます。
5
意見の検討結果の公表
平成 28 年7月中に公表予定
6 意見の提出先・問合先
(1)意見の提出先
〒061-3292 (住所不要) 石狩市役所 企画経済部 企画課
Tel: 0133-72-3161 Fax: 0133-74-5581
E-mail: [email protected]
(2)問合先
保健福祉部 こども家庭課
Tel: 0133-72-3197 E-mail: [email protected]
1
① 保育料の改定
●趣旨
平成27年4月から子ども・子育て支援新制度が本格スタートしましたが、昨今、子ど
もの貧困問題は大きなテーマの一つとなっています。
本市の財政状況が厳しい中で、増大する教育・保育ニーズに対応しつつ、制度を安定的
に維持していくためには、公的負担と利用者負担の適正なバランスを確保する必要があり
ますが、経済的に厳しい状況にある子育て世帯で一番影響を受けるのは子どもであること
から、低所得の子育て世帯について配慮することが重要です。
このため、保育料の改定にあたっては、国基準とのバランスも考慮しつつ、低所得階層
への配慮を行うこととし、次のとおり、平成28年9月から適用する保育料の改定(案)
を作成しました。
●概要
1 保育標準時間の場合の保育料
これまで3歳未満の児童に係る保育標準時間の保育料は、B階層(A階層を除き、市
町村民税非課税世帯)及びC1階層(市町村民税均等割の額のみの世帯)については、
国基準の保育料からそれぞれ30%を軽減した額、C2階層(市町村民税所得割合算額
7,800円未満)については、国基準の保育料から約45%を軽減した額としていま
したが、B階層からC2階層については、それぞれ国基準の保育料の3分の1に軽減し
た額とします。
なお、軽減については、3歳以上の児童についても同様です。
表1
保育標準時間及び保育短時間の場合の保育料(案)(月額)
(C3階層~C18階層 略)
(単位:円)
支給認定
保護者の区分
3歳未満児
階層
区分
定義
A
生活保護世
帯等
B
C1
C2
保育標準時間
A階層を除
き、市町村
民税非課税
世帯
市町村民税
均等割の額
のみの世帯
市町村民税
所得割合算
額 7,800 円
未満
改定前
保育短時間
3歳以上児
改定後
改定前
3歳未満児
改定後
改定前
3歳以上児
改定後
改定前
改定後
0
0
0
0
0
0
0
0
6,300
3,000
4,200
2,000
6,300
3,000
4,200
2,000
(0)
(0)
(0)
(0)
(0)
(0)
(0)
(0)
13,700
(6,300)
6,500 11,600
(2,700)
16,600 10,000 14,000
(7,800)
(4,500)
5,500 13,400
(5,300) (2,200)
9,000 16,300
(6,500) (4,000)
2
(6,200)
(7,600)
6,300 11,400
(2,600)
(5,200)
9,800 13,700
(4,400)
(6,300)
5,400
(2,200)
8,800
(3,900)
注1:生活保護世帯等とは、生活保護法による被保護世帯(単給世帯を含む。)及び中国残
留邦人等の円滑な帰国の促進並びに永住帰国した中国残留邦人等及び特定配偶者の
自立の支援に関する法律による支援給付受給世帯です。
注2:要保護世帯等(ひとり親世帯、在宅障がい児(者)のいる世帯、その他市長が認め
た世帯)で、B階層からC7階層(C7階層は市町村民税所得割課税額が 77,101 円
未満の場合に限ります。
)までに認定された場合の保育料は、下段のかっこ書きの金
額となります。
(※)
「ひとり親世帯」とは、母子・父子家庭世帯、「在宅障がい児(者)のいる世
帯」とは、身体障害者手帳、療育手帳及び精神障害者保健福祉手帳の交付を受
けた者又は特別児童扶養手当の支給対象児、障害基礎年金等の受給者がいる世
帯、
「その他市長が認めた世帯」とは、生活保護法に定める要保護者等特に困窮
していると市長が認めた世帯をいいます。
注3:子どもが2人以上いる多子世帯において、小学校就学前までの範囲に最年長の子ど
もから順に2人目以降の子どもが保育所等を利用している場合、第2子について半
額、第3子以降については無料となります。ただし、次の2つの特例措置がありま
す。
(※)保育料軽減の算定対象人数には、以下の算定対象施設を利用している小学校
就学前子どもを含めます。
保育所、地域型保育、認定こども園、幼稚園、特別支援学校幼稚部、情緒障害
児短期治療施設通所部、児童発達支援、医療型児童発達支援、へき地保育所
①B階層からC5階層(C5階層は市町村民税所得割課税額が 57,700 円未満の場合に
限ります。
)までに認定された場合及び同一の世帯に要保護者等がいる世帯において
B階層からC7階層(C7階層は市町村民税所得割課税額が 77,101 円未満の場合に
限ります。
)までに認定された場合は、「小学校就学前までの範囲」という子どもの
年齢制限はありません。また、保育料軽減の算定対象となる施設等の制限もありま
せん。ただし、生計が同一である必要があります。
②B階層からC7階層(C7階層は市町村民税所得割課税額が 77,101 円未満の場合に
限ります。
)までに認定され、同一の世帯に要保護者等がいる場合、第2子以降につ
いては無料となります。
注4:年齢区分は、原則として、年度の初日(4月1日)の年齢区分となります。
注5:階層区分認定の際の基礎となる課税額は、配当控除、住宅借入金等特別控除、政党
等寄附金等特別控除、住宅耐震改修特別控除、住宅特定改修・認定長期優良住宅新
築等特別税額控除、外国税額控除等の適用はありません。
注6:階層区分は、4月から8月までは前年度分の市町村民税、9月から翌年3月までは
当年度分の市町村民税により決定します。
2 保育短時間の場合の保育料
これまで同様、保育標準時間の場合の各階層区分(A階層(生活保護世帯等)及びB
階層(A階層を除き、市町村民税非課税世帯)を除く。
)の保育料から1.7%を軽減し
た額(100円未満の端数は切り捨て)とします。
3 教育標準時間の場合の保育料
保育所の保育料は、国基準から2割程度軽減した設定となっていること、幼稚園は保
育所と異なり、給食費は実費徴収であることを考慮し、石狩市の独自軽減策として、各
階層区分(A階層(生活保護世帯等)及びB階層(A階層を除き、市町村民税非課税世
帯(市町村民税所得割非課税世帯含む))を除く。)の国基準の保育料からそれぞれ5,
200円を軽減した額としています。
3
しかしながら、保育標準時間及び保育短時間の場合の保育料の見直しに伴い、さらに
600円上乗せして国基準の保育料からそれぞれ5,800円を軽減した額とします。
なお、B階層の保育料については、国基準の保育料から1,000円を軽減した額と
します。
表2
教育標準時間の場合の保育料(案)(月額)
(単位:円)
階層区分
教育標準時間
定義
改定前
改定後
A
生活保護世帯等
B
A階層を除き、市町村民税非課税世帯
(市町村民税所得割非課税世帯含む)
C1
市町村民税所得割合算額 77,100 円以下
C2
市町村民税所得割合算額 211,200 円以下
15,300
14,700
C3
市町村民税所得割合算額 211,201 円以上
20,500
19,900
0
0
3,000
2,000
(0)
(0)
10,900 10,300
(4,900) (4,600)
注1:生活保護世帯等とは、生活保護法による被保護世帯(単給世帯を含む。)及び中国残
留邦人等の円滑な帰国の促進並びに永住帰国した中国残留邦人等及び特定配偶者の
自立の支援に関する法律による支援給付受給世帯です。
注2:要保護世帯等(ひとり親世帯、在宅障がい児(者)のいる世帯、その他市長が認め
た世帯)で、B階層及びC1階層に認定された場合の保育料は、下段のかっこ書き
の金額となります。
(※)
「ひとり親世帯」とは、母子・父子家庭世帯、「在宅障がい児(者)のいる世
帯」とは、身体障害者手帳、療育手帳及び精神障害者保健福祉手帳の交付を受
けた者又は特別児童扶養手当の支給対象児、障害基礎年金等の受給者がいる世
帯、
「その他市長が認めた世帯」とは、生活保護法に定める要保護者等特に困窮
していると市長が認めた世帯をいいます。
注3:子どもが2人以上いる多子世帯において、小学校3年までの範囲に最年長の子ども
から順に2人目以降の子どもが幼稚園等を利用している場合、第2子について半額、
第3子以降については無料となります。ただし、次の2つの特例措置があります。
(※)保育料軽減の算定対象人数には、以下の算定対象施設を利用している小学校
就学前子ども及び小学校第1学年から第3学年までに在学する小学校第3学年
修了前子どもを含めます。
保育所、地域型保育、認定こども園、幼稚園、特別支援学校幼稚部、情緒障害
児短期治療施設通所部、児童発達支援、医療型児童発達支援、へき地保育所
①B階層からC1階層までに認定された場合は、「小学校3年までの範囲」という子ど
もの年齢制限はありません。また、保育料軽減の算定対象となる施設等の制限もあ
りません。ただし、生計が同一である必要があります。
②C1階層に認定され、同一の世帯に要保護者等がいる場合、第2子以降については
無料となります。
注4:階層区分認定の際の基礎となる課税額は、配当控除、住宅借入金等特別控除、政党
等寄附金等特別控除、住宅耐震改修特別控除、住宅特定改修・認定長期優良住宅新
築等特別税額控除、外国税額控除等の適用はありません。
注5:階層区分は、4月から8月までは前年度分の市町村民税、9月から翌年3月までは
当年度分の市町村民税により決定します。
4
② 保育料の減免
●趣旨
石狩市では、上の子どもが認可外保育施設を利用、下の子どもが認可保育所等を利用す
るケースで、子ども・子育て支援新制度の多子軽減の対象とならない場合に、石狩市独自
の事業として、
平成 28 年度より保護者の方からの申請に基づき、
交付金を交付しています。
これは、現在、このようなケースに対応できる減免規定がないことから、認可保育所等
の保育料については、原則として保護者の方に一旦保育料をお支払いいただいています。
(施設等による代理受領可)
このため、次の項目を減免基準に追加し、平成 28 年9月から適用することにしました。
●概要
減免の対象となる者
減免の割合
次の各号の要件をすべて満たすもの
(1) 児童が認可外保育施設を利用
していること
(2) 児童が特定教育・保育施設等を
利用していること
特定教育・保育施設等を利用している小学校就学
前子どもの保育料等と子ども・子育て支援法施行
令(平成 26 年政令第 213 号)第 14 条に規定する
負担額算定基準子どもに認可外保育施設を利用
している小学校就学前子どもを加え、複数の支給
認定子ども等がいる支給認定保護者の特例を用
いて再計算したときの保育料等との差額。
③ 幼稚園就園奨励費の終了
●趣旨
幼稚園就園奨励費とは、石狩市に住民登録している幼稚園児がいる世帯に対して、市民
税の所得割額に応じて保育料を補助する制度で、子ども・子育て支援新制度に移行してい
ない幼稚園が対象です。
子ども・子育て支援新制度に移行した幼稚園や認定こども園(幼稚園部)の保育料は、
あらかじめ幼稚園就園奨励費相当額を控除して設定していることから、幼稚園就園奨励費
の対象ではありません。
平成28年4月1日現在、市内で子ども・子育て支援新制度に移行していない幼稚園は
1園のみですが、この幼稚園は平成29年度より認定こども園になる予定であり、また、
札幌市においても徐々に新制度に移行する幼稚園が増えています。
このため、次のとおり経過措置を設け、終了することにしました。
●概要
平成28年度において子ども・子育て支援新制度に移行していない幼稚園を利用してい
る満3歳の児童が卒園する年度は平成31年度であることから、平成29年度から3年間
の経過措置を設け、平成31年度をもって終了します。
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