Press Release 平成 28 年5月 31 日 経営支援課金融係 (内線 2481) 平成 28 年熊本地震に係る中小企業金融対策について 平成 28 年熊本地震により、取引先の被災等を受け、売上の減少、原材料の入 手難、売掛金の回収遅れなどの影響を、県内事業所が受けるおそれがあること から、次のとおり緊急の中小企業対策を講じることとしましたので、お知らせ します。 1 緊急経済対策特別支援資金の融資対象に追加 取引先の被災等により事業活動に支障が生じている県内事業所について、 緊急経済対策特別支援資金の融資対象要件を緩和したうえで追加し、資金 ニーズに対応します。 現行制度では直近3か月の売上減少が要件であり、地震後の緊急的な資 金ニーズに対応できないため、直近1か月の売上減少及びその見込みがあ れば融資対象とする。 (1) 融資対象〔追加〕 平成 28 年熊本地震の影響を受けて事業活動に支障を生じ、 次に掲げる 要件のいずれかに該当するもの ① 地震の影響により営業、操業等を短縮し又は停止していること。 ② 地震の影響により最近1か月間の売上高が、前年同期の売上高に比 して3%以上減少し、又は減少することが見込まれること。 ③ 地震の被害を受けた企業に対する売掛金債権等が回収困難になるな ど、緊急的な資金を必要としていること。 ※県内に事業所を有し、信用保証協会の保証対象業種を6ヵ月以上営む中小企業者又は組合に限る。 (2) 融資条件〔現行制度と変更なし〕 ① 資金使途 運転資金、借換資金 ② 融資限度 運転 企業 5,000 万円、組合1億円 借換 企業 8,000 万円、組合 1.6 億円 ③ 融資期間 運転 5年以内(うち据置1年以内)(下記以外) 7年以内(うち据置1年以内)(特定中小企業者) 借換 10 年以内(うち据置1年以内) ④ 融資利率 年 1.65%(下記以外) 年 1.50%(特定中小企業者 1~6 号適用者) ⑤ 保証料率 年 0.35%~1.72%(割引有) 0.80%(特定中小企業者 1~6 号適用)、0.70%(同 7,8 号適用) (3) 緊急経済対策支援資金新規融資枠 380億円 (4) 取扱金融機関〔現行制度と変更なし〕 伊予銀行、愛媛銀行、愛媛信用金庫、宇和島信用金庫、東予信用金庫、川之江信用 金庫、商工組合中央金庫松山支店、みずほ銀行、三井住友銀行、中国銀行、広島銀行、 山口銀行、阿波銀行、百十四銀行、四国銀行、徳島銀行、香川銀行、高知銀行 (5) 実施期間 平成 28 年6月1日(水)から平成 29 年3月 31 日(金)まで(時限措置) (6) その他 県内災害以外の災害で中小企業向け金融対策を実施するのは、平成6 ~7年度の「阪神・淡路大震災関連緊急対策融資」及び平成 23 年度の 「東日本大震災関連緊急対策融資」の2回のみ。 2 県内金融機関への金融円滑化の要請 地震の影響を受けて事業活動に支障が生じ、又は生じるおそれがある県 内事業所に対し、緊急的な運転資金の融通等、既往借入金の返済条件の緩 和や借換について迅速・適切な対応を行うよう、 県内金融機関に要請する。
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