墜落・転落災害撲滅で命綱GO~局長が建設現場の

大阪労働局
Press Release
平成28年5月30日
【照会先】
大阪労働局労働基準部安全課
(代表電話)06(6949)6496
報道関係者 各位
いのちつな ご
う
墜落・転落災害撲滅で 命 綱 GO
~局長が建設現場のパトロールを実施~
大阪労働局長(中沖 剛)は、全国安全週間の準備期間に当たり、依然として後
を絶たない墜落・転落災害について建設業界へ警鐘を鳴らすとともに、府内における
死亡災害の撲滅を目指して、安全衛生パトロールを行う。
日時:平成28年6月1日(水)14:00~
場所: 『(仮称)大阪重粒子線がん治療施設新築工事』
(大阪市中央区大手前3丁目3番8号)
○
建設業の災害発生状況
墜落・転落災害の発生割合は約 40%
平成 28 年の大阪府内の建設業における死傷者数は 156 人、うち、62 人(39.7%)
が「墜落・転落」により被災する事故が最も多く、次に多い「はさまれ、巻き込ま
れ」(22 人)の 2.8 倍になります。(4 月 30 日現在)
また、平成 28 年の死亡災害は3件発生し、3件とも「墜落・転落」によるもので
す。 (5 月 29 日現在)
起因物では、はしごや脚立からの墜落が最も多く、また、60 歳以上の高年齢労働
者が最も多く被災している状況です。 (別添実施要領及び資料 1~2 を参照)
○ 最重点課題は墜落転落災害防止対策
いのちつな ご
う かつどう
「命 綱 GO活動」の取組
高所作業のみならず、墜落・転落のおそれのある箇所での二丁掛け安全帯の使
用徹底と、墜落時の衝撃を緩和させるハーネス型安全帯の普及のため、「命綱G
O活動」を「ゼロ災・大阪『安全見える化運動』」の一環として展開しています。
(別添「命綱GO活動」リーフレットを参照)
○
当日の指導内容
パトロール当日は、昨年7月改正の足場等からの墜落防止措置の徹底、ハーネス型安全帯
の普及促進と併せ、熱中症予防対策についても周知・啓発を行うこととしており、作業者本
人の自覚を促すとともに、早い時期からの取組を促すこととしています。
1
ゼロ災・大阪『安全見える化運動』
大阪労働局長 安全衛生パトロール実施要領
1
日
時
2
実 施 場 所
大阪市中央区大手前3丁目3番8号
3
工
事
名
(仮称)大阪重粒子線がん治療施設新築工事
4
発
注
者
大阪重粒子線施設管理株式会社
5
設 計 業 務
株式会社日建設計
6
建 設 業 務
鹿島建設株式会社関西支店
7
作業所事務所
大阪市中央区谷町2丁目3番1号
平成28年6月1日(水) 14:00~16:00
ターネンビルNo.2
8
9
別 添
2階
℡ 06-6314-6566
工 事 概 要
主 要 用 途
診療所
建 築 面 積
3,430.44 ㎡
構造・規模
RC 造一部 S 造地上 3 階
工
2015 年 8 月 7 日~2017 年 9 月 29 日(26 カ月)
期
延 床 面 積
地下 0 階
8,848.55 ㎡
最高高さ 21.6m
タイムスケジュール
13:50
作業所集合(作業所仮設事務所 2F会議室集合)
14:00
開
催
(場所:作業所仮設事務所 2F会議室)
大阪労働局長挨拶
工事事務所所長挨拶
工事概要等説明
14:40
安全衛生パトロール開始
15:40
安全衛生パトロール終了(場所:会議室)
大阪労働局労働基準部安全課長講評、開催御礼
16:00
解散
《取 材》
報道関係者からの取材を受け付けます。
取材される方は、当日13時40分までに、東側No.2ゲートよりお入り下さい。
作業所には駐車スペースがございませんので、お車での来場はご遠慮下さい。
(別添作業所案内図参照)
取材に当たっては、歩きやすい靴・服装にご留意下さるとともに作業所担当者の指示に
従ってくださるようお願いします。
なお、ヘルメットは現場で用意しております。
2
別添
作業所案内図
大阪府庁
NO3ゲート
NO2ゲート
工事現場
NO1ゲート
大阪府警本部
馬場町交差点
現場住所:大阪府大阪市中央区大手前3丁目3-8
最寄駅:地下鉄谷町線 「谷町四丁目駅」 1B出口より徒歩5分
大阪府警本部方面に向かって歩き「馬場町交差点」にて左方に曲がって戴きます。
大阪府警の守衛さんを通り過ぎると工事現場の仮囲いが見えて参ります。
【鹿島建設株式会社関西支店 大阪重粒子線施設建築工事事務所】
現場事務所:〒540-0012 大阪市中央区谷町2-3-1 ターネンビルNo.2 2階
TEL:06-6314-6566
FAX:06-6314-6567
3
資料1
大阪府内の建設業における墜落・転落災害による死傷者数
墜落・転落災害の占める割合の推移
2,000
50.0%
1,800
45.0%
1,600
1,400
墜落・転落災害の割合
38.2%
37.0%
37.4%
36.8% 36.4%
36.8%
35.3%
36.6%
38.1%
39.7%
33.9%
1,273
1,205
35.0%
1,193
1,200
30.0%
建設業の死傷者数
945
1,000
871
877
874
816
25.0%
836
722
800
600
40.0%
469
361
400
15.0%
墜落・転落災害の死傷者数
323
288
296
306
446
439
322
20.0%
10.0%
275
200
5.0%
0
0.0%
平成18年平成19年平成20年平成21年平成22年平成23年平成24年平成25年平成26年平成27年平成28年
(労働者死傷病報告による平成28年は4月30日現在の速報値)
平成28年 建設業 事故の型別発生状況
高温・低温の物との接
触, 1, 1%
交通事故(道路),
2, 1%
動作の反動・無理な動
作, 4, 2%
その他, 1, 1%
踏み抜き, 1, 1%
切れ・こすれ,
10, 6%
転倒, 17, 11%
崩壊・倒壊,
8, 5%
はさまれ・巻き込まれ,
22, 14%
激突, 9, 6%
平成28年
建 設 業
156件
飛来・落下, 14, 9%
激突され, 5, 3%
墜落・転落,
62, 40%
(労働者死傷病報告による平成28年は4月30日現在の速報値)
4
資料2
平成28年 墜落場所(起因物)別 災害発生状況(建設業・大阪)
その他
2
荷
0
建設機械
1
動力クレーン等
2
通路
0
支保工
0
環境等
0
開口部
4
階段
1
作業床
3
トラック
7
建築物
5
屋根・梁等
9
足場
11
はしご等
17
0
2
4
6
8
10
12
14
16
18
総数62件 (労働者死傷病報告による。平成28年4月30日現在の速報値)
平成28年 年齢別 墜落災害発生状況 (建設業・大阪)
60歳以上
16
55歳以上60歳未満
3
50歳以上55歳未満
7
45歳以上50歳未満
13
40歳以上45歳未満
8
35歳以上40歳未満
5
30歳以上35歳未満
5
25歳以上30歳未満
4
20歳以上25歳未満
0
20歳未満
1
0
2
4
6
8
10
12
14
16
18
総数62件 (労働者死傷病報告による。平成28年4月30日現在の速報値)
5