新潟大学経営戦略本部教育戦略統括室 FD・SD 部門教員公募要項新潟大学では，法人化以降，教員人事組織と教育組織の分離，授業科目の全学科目化，到達目標達成型主専攻プログラムの設置，副専攻制度の設置，新潟大学学士力アセスメントシステム（NBAS）の導入など，学士課程教育の改革を進めてきました。現在，平成29 年度を目途に，教育学部の教育課程の見直し，理学部，工学部，農学部にかかる主専攻プログラムの再設定，さらに，新たな概念の到達目標創生型プログラムを持つ創生学部の設置の検討を進めています。しかし，学士課程教育プログラムのさらなる見直しや大学院の教育課程の再構築，18才人口減少への対応，入学者選抜制度の改革，高大接続の改善など喫緊の課題は山積しており，今後，総合的戦略の下で教育改革を推進していくことは，新潟大学の将来にとって極めて重要なこととなっています。そのような認識から，新潟大学では平成28年4月に，教育改革を統括する組織として，経営戦略本部に教育戦略統括室を設置しました。教育戦略統括室には，1)高大接続推進部門，2)教育プログラム評価部門，3)FD･SD部門の３部門が置かれており，それぞれの部門の任務は以下の通りとなっています。 1) 高大接続推進部門：高大接続や入学者選抜制度改革への対応を強化 ①入学志願者の動向調査，②18 才人口減少の中での受験者確保の中期的戦略の策定， ③入試広報のあり方の検討，④新テスト実施に向けた本学の入学試験の改善に関する施策案の策定，⑤高等学校との連携体制の改善 2) 教育プログラム評価部門：エビデンスに基づく評価によるプログラム改革の促進 ①ミッションの再定義によるプログラム再編スキームの策定，②教育プログラムの柔軟な運用を可能にする教育システムの検討，③創生学部における学位審査方法の確立に向けた支援 3) FD・SD 部門：教職員の体系的キャリア支援 ①教職員研修項目の再構築，②効果的・体系的な研修実施体制の確立現在，教育戦略統括室では専任教員2名を求めています。本公募はそのうちの FD･SD 部門を主業務として担当する教員の公募です。同じく公募中の教育プログラム評価部門の教員1名，すでに配置されている高大接続推進部門の教員1名と併せて，3名が協働して教育戦略統括室の業務を遂行することにより，新潟大学の教育改革を推進することが期待されています。１．所属組織：経営戦略本部教育戦略統括室 FD・SD 部門２．専攻領域：専攻領域は問わないが，専門領域を踏まえて高等教育，大学のあり方に関して一定の識見があること。３．採用職名・人員：教授または准教授（任期制５年，再任可）１名４．給与：国立大学法人新潟大学職員給与規程による。５．応募資格： (1)博士の学位を有すること又はそれと同等の教育研究上の実績を有すること。 (2)大学での教育経験を有すること。６．採用年月日：平成28年10月1日（予定）７．応募締切日：平成28年7月15日（金）必着８．提出書類： (1)履歴書（様式１） (2)教育研究業績書（様式２の１）（その他、ＦＤ・ＳＤに関する実務実績がある場合は、様式２の２をあわせて提出すること） (3)科学研究費の獲得状況およびそれ以外に外部資金の獲得状況（過去10年間） (課題名と代表・分担の別を明記) (4)主要論文（5編）の別刷あるいはコピー (5)①これまでの研究の概要、②大学などにおける教育実績をふまえた今後の大学教育改革についての提言について、それぞれ1500字程度にまとめたもの文頭に、採用時の希望職位（教授、准教授、どちらでも可）を明記すること。 (6)応募者についての意見をうかがうことができる方２名の氏名と連絡先９．応募書類提出先：〒950-2181 新潟市西区五十嵐２の町8050番地新潟大学総務部企画課宛 ※『教育戦略統括室ＦＤ・ＳＤ部門教員応募書類在中』と朱書きし, 簡易書留あるいは宅配便で送付。１０．問い合わせ先新潟大学経営戦略本部教育戦略統括室 E-Mail：室長濱口哲 [email protected] ※問い合わせは，原則としてメールでお願いします。１１．その他 (1)提出された書類等は審査の目的以外には使用しないものとし，選考終了後はすべての個人情報は責任もって破棄し，返却しません。 (2)選考にあたり面接を行う場合がありますが，その際の旅費は応募者負担となります。 (3)本学は男女共同参画およびダイバーシティの視点に立った教育･研究・就業環境の整備を推進しており，教員公募においても女性の積極的な応募を歓迎します。業績（研究，教育，社会貢献ほか）が同等であれば，女性を優先的に採用します。