チーム医療教育の深化 創立の原点へ

日本で唯 一 医 療 系 4 学 部が共に学ぶ
医学部
本学は、創立以来盛岡市中心部の内丸地区にキャンパスを構え、地域医療の安定充
Medicine
歯学部
実を図るとともに、
その担い手となる医療人の養成に務めてきました。
近年、生命科学は飛躍的な進歩を遂げており、
これに対応した最先端の教育、診療
薬学部
Dentistry
を行うため、矢巾地区に広大なキャンパスを開設し、医・歯・薬学部が同じキャンパス
で学ぶ日本で唯一の医療系総合大学となりました。
Pharmacy
現代は、患者さんを中心に様々な職種の医療者が連携してチーム医療にあたること
が求められています。本学は、医・歯・薬学部を同一キャンパスに有する特色を生か
看護学部
し、学部の垣根を越えた連携のもと、
チーム医療教育に取り組んできました。
これに
Nursing
看護教育が加わることで、将来のチーム医療を担うメンバーが共に学び、学問的にも
相互補完する形となり、
より実践的な医療教育の深化が期待されます。
創立の原点に立ち返り、
チーム医療の担い手となる高度な知識と技能、豊かな人間
チーム医 療 教 育 の 深 化
創立の原点へ
性、倫理性をそなえた看護師を養成します。
本学の創立者である三田俊次郎は、明治初期の岩手県における医療の貧困を憂いて、
明治30年、私立岩手病院を開院、
同時に医学講習所、産婆看護婦養成所を併設し、医
師だけでなく看護婦や産婆の養成を開始しました。
これはまさに現在のチーム医療の
概念に他なりません。
岩手医科大学は、創立120周年の節目を迎えるにあたって、
この原点に立ち返り、岩手
県・東北地方の医療の安定に寄与するべく、医学部・歯学部・薬学部に加えて看護学部
を設置し、医療系総合大学として、
チーム医療教育のさらなる深化を目指します。
最 新 、最 先 端 の 医 療を学ぶ充 実 の 実 習
東北最大級の病床数を誇る岩手医科大学附属病院は長年にわたり、岩手県の看
護師養成の実習機関としての役割を果たし、充実した教育体制を築いてきました。
岩手医科大学附属病院での臨地実習では、多くの症例にあたることができ、医療
の現場に則した実践力を持った人材の育成が期待できます。高度化する看護医療
の実践に必要な最先端の知識・技術の習得を目指します。
平成31年新附属病院 開院
創立120周年記念事業の一環である
「附属病院移転事業」
により、平成31年、矢巾キャン
パスに新附属病院が東北・北海道最大級の1,000床を有する病院として誕生します。
コンセプトは
「患者さんにやさしい病院」。患者さんの移動による負担の軽減のため、
コン
パクトで機動的な設計となっています。
また、病状の急変にもすぐに対応できるよう、常に
患者さんの近くに医師がいる環境を整えています。
将来的な医療環境の変化にも対応するため、
フレキシビリティの高い構造になっているの
岩手看護短期大学から岩手医科大学看護学部へ
も特徴のひとつで、教職員・スタッフも働きやすい病院として整備します。
学校法人 岩手医科大学は、平成28年度に学校法人岩手女子奨学会が設置する岩手看
護短期大学(岩手県滝沢市・平成2年開設)
の移管を受け、併せて、当該短期大学を母体
とした4年制の看護学部を平成29年度に設置するための準備を進めています。
■今後のスケジュール
平成27年度
平成28年度
平成29年度
平成30年度
平成31年度
平成32年度
学校法人岩手女子奨学会 岩手看護短期大学
学校法人
岩手医科大学
岩手看護短期大学 看護学科募集停止
専攻科募集停止
看護学部設置
新附属病院開院
完成イメージ