日差しがだんだんと強くなり、春から初夏への移ろいを感じる今日この頃です。 4⽉度の法・薬価改定、レセプト請求も終わり、皆様ひと息ついた頃でしょ うか? 5⽉は暖かな陽気が多い⽉ですね、外で過ごす時間を 沢山つくり、季節や自然を楽しみましょう! 体調にはくれぐれもお気を付け下さい。 1.【調剤システム】ハイリスク薬の設定 2.【医科システム】湿布薬を投薬した場合のコメント入力について 1 【調剤】 調剤】ハイリスク薬 ハイリスク薬の設定について 設定について 今回は各システムでのハイリスク薬の設定について、ご案内いたします。 ハイリスクフラグの設定については各システムで設定が可能ですが、 特定薬剤管理指導加算の算定には、その他の算定要件を満たす必要があります。 ハイリスクフラグの設定については、あくまでもお客様の責任において行ってくださいますようお願いいたします。 NEXT の場合 平成28年3月下旬に公表された「特定薬剤管理指導加算等の算定対象となる薬剤一覧」 (以下、厚労省 ハイリスク一覧)に基づき、マスタを更新しました。(平成28年4月15日時点) (参照先:http://www.iryohoken.go.jp/shinryohoshu/) こちらの厚労省ハイリスク一覧のうち有効期限切れでない薬品について、薬品原本にハイリスクフラグ を設定しています。 今後、厚労省ハイリスク一覧が更新されましたら、随時配信アップデート(マスタ更新)にてマスタを 更新します。 ※すでに使用薬品に登録済みの薬品については、現在の設定値を優先するため、対象薬剤であっても ハイリスクフラグの書 書き換えは行 ハイリスクフラグの えは行いません。 いません。必要に応じてお客様にてフラグの設定を行ってください。 ハイリスク薬(特定薬剤管理指導加算の算定対象となる薬品)の設定変更については、薬品マスタ画面 にてひとつずつ行う方法と、ツールを使用して厚労省ハイリスク一覧に基づき、一括で設定を行う方法 ができます。 【薬品マスタ 薬品マスタで 設定方法】 マスタでの設定方法】 ①メニュー画面⇒マスタ登録(T)⇒調剤系⇒薬品登録を選択します。 ②該当薬品を検索して、F4修正を選択します。画面右下の「その他フラグ」欄の「7:ハイリスク」に チェックを入れてF8登録を選択します。 処方画面上でハイリスク薬とわかるように 表示色を設定することができます。 カラーパレットをクリックして色を設定します。 2 【ハイリスク薬品設定 ハイリスク薬品設定ツールで 薬品設定ツールでの ツールでの設定方法】 設定方法】 ※注意 本作業を手順どおりすべて行うと、これまでお これまでお客様 これまでお客様が 客様が独自に 独自に設定されていたハイリスクフラグがある 設定されていたハイリスクフラグがある 場合でもいったんクリアされ 場合でもいったんクリアされ、 でもいったんクリアされ、厚労省ハイリスク一覧に準ずる使用薬品にのみハイリスクフラグが設定 されます。 ①メニュー画面⇒マスタ登録(T)⇒マスタ更新⇒ハイリスクフラグ設定を選択します。 ②「ハイリスク薬品設定ツール:使用確認」画面が表示されますので、F F8 上記内容を 上記内容を確認のうえ 確認のうえ実 のうえ実行する を選択します。 ③「ハイリスク薬品設定ツール」画面が表示されます。 ② ① No 項目 ① 内容 厚労省が公表した「特定薬剤管理指導加算等の算定対象となる薬剤」の 厚労 場合に●が表示されます。 ② 厚労省ハイリスクのみ表示 チェックを入れると厚労列に●が表示されている薬品のみ表示します。 3 ④F2全解除を選択してから、画面右上の「厚労省ハイリスクのみ表示」にチェックを入れます。 ⑤厚労省ハイリスク一覧に準ずる薬品のみ表示されますので、F1全選択を選択してください。 選択列にすべて●がつきます。 ⑥F8登録を選択すると、次の確認画面が表示されますので、はい(Y)を選択します。 ⑦続いて情報画面が表示されますので OK を選択します。 ⑧ESC終了で画面を閉じます。作業は以上で終了です。 本ツールや薬品マスタ画面でハイリスク薬に設定しても、既に入力済みの処方に、 「/805 特定薬剤管理指導加算」が入力されることはありません。 4 【特定薬剤管理指導加算の 特定薬剤管理指導加算の算定方法】 算定方法】 特定薬剤管理指導加算は受付1回につき、1回算定できます。 特定薬剤管理指導加算は、薬剤服用歴管理指導料算定時のみ算定可能な加算となります。 ●手動で 手動で入力する 入力する方法 する方法 処方入力画面にて、「/805」と入力してEnterしてください。「特定薬剤管理指導加算」が入力され ます。 入力位置については、処方画面の中であればどこに入力されていても問題ありません。 薬剤服用歴管理指導料を算定せずに、/805を入力すると以下のメッセージが表示されます。 ●算定確認メッセ 算定確認メッセージを メッセージを表示 ージを表示させる 表示させる方法 させる方法 ハイリスクフラグを入れた薬品を入力した際に、加算算定確認メッセージを出すことができます。 (この機能 この機能を 機能を使う場合は 場合は設定が 設定が必要です 必要です。 です。設定方法は 設定方法は P6<<補足 <<補足>> 補足>>をご >>をご覧 をご覧ください。 ください。) 処方入力画面にて、ハイリスク薬を入力して使用量入力時に算定可否のメッセージが表示されます。 メッセージをはい(Y)で進むと「/805特定薬剤管理指導加算」が入ります。 算定確認メッセージを表示する設定で、処方内にハイリスク薬が複数ある場合、一度「/805」が入力され ると、それ以降はハイリスク薬を入力してもメッセージは表示されません。 薬剤服用歴管理指導料を算定されていない処方画面で、上記設定にてハイリスク薬を入力しても、「特定薬剤 管理指導加算を算定しますか?」のメッセージは表示されません。 /805を入力後、薬剤服用歴管理指導料を削除した場合は 会計画面に進む際、以下のメッセージが表示されます。 5 <<補足>> ■ハイリスクフラグの確認画面表示 薬品原本からハイリスクフラグの対象となる薬品をはじめて選択する際には、下記の確認画面が表示されます。 ハイリスクフラグを設定して使用する場合ははい(Y)を選択してください。 ハイリスクフラグを設定せずに使用する場合はいいえ(N)を選択してください。 ■加算算定確認画面表示 処方入力画面にてハイリスク薬を入力→使用量入力後に、算定確認のメッセージを表示させることができます。 設定方法は以下の通りです。 ①メニュー画面⇒補助作業(O)⇒システム環境を選択します。 ②画面が表示されましたら、処方入力設定2を選択します。 ③画面最下部に「特定薬剤管理指導加算算定」項目がありますので、「自動」を選択します。 ④F8登録を選択します。一度、NEXTを終了し再度起動します。作業は以上で終了です。 ■ハイリスク薬の印刷 ①メニュー画面⇒マスタ登録(T)⇒マスタ更新⇒ハイリスクフラグ設定を選択します。 ②「ハイリスク薬品設定ツール:使用確認」画面が表示されますので、F8上記内容を確認のうえ実行する を選択します。 ③F9印刷を選択します。 「ハイリスク薬品指定された薬品一覧を印刷します。ページ数:○枚です。印刷を 開始して、よろしいですか?」とメッセージが表示されます。 はい(Y)を選択すると印刷がはじまります。 <ハイリスク薬品指定一覧 印刷イメージ> 以上 6 Ver.6 の場合 平成28年3月下旬に公表された診療報酬情報提供サービスのウェブサイト内にあります、 「特定薬剤管 理指導加算等の算定対象となる薬剤一覧」を基に、特定薬剤について設定を行いました。 (参照先:http://www.iryohoken.go.jp/shinryohoshu/) 平成28年3月の掲載後より、すでに数回、内容の更新が行われております。内容の変更が判明し次第、 随時データの提供を行いますが、算定についてはご注意いただきますようお願いいたします。 Ver.6 では薬品複写から薬品を登録する際、特定薬剤区分の情報を複写します。 また、薬品複写画面のマザー薬品詳細 画面下部に、特定薬剤区分を表示するように対応しました。 ハイリスク薬の設定変更については、薬品登録画面にて行う方法と、マザーコードセットにて厚労省 ハイリスク一覧に基づき、一括で設定を行う方法があります。 【薬品登録 薬品登録で 登録での設定方法】 設定方法】 ①メニュー画面⇒マスター⇒01:薬品登録を選択します。 ②薬品を検索し、該当薬品が選択されている状態でEnterを押します。 ③薬品登録画面が表示されます。「特定薬剤区分」欄で「1:特定薬剤管理指導対象薬品」を入力し、 Enterを押して、F8登録を選択します。 7 【マザーコードセットでの マザーコードセットでの設定方法】 設定方法】 ※注意 「特定薬剤管理指導加算等の算定対象となる薬剤一覧」に指定されている薬品については、 推奨値でマザーコードセット作業を実施すると、自動的 自動的に 自動的に設定が 設定が上書きされます 上書きされます。 きされます。 それに伴 それに伴い、当該リストで 当該リストで算定対象 リストで算定対象に 算定対象に指定されていない 指定されていない薬品 されていない薬品についても 薬品についても自動的 についても自動的に 自動的に設定の 設定の削除を 削除を行います。 います。 (これまで手作業 これまで手作業にて にて登録 登録した した内容 内容についてはすべて についてはすべて削除 削除されます されます。 。 ) 手作業にて登録した内容についてはすべて削除されます ①メニュー画面⇒随時⇒21:マザーセットメニュー⇒01:マザーコードセットを選択します。 ②マザーコードセット画面が表示されます。各項目で処理を選択し、Enterで進みます。 ※推奨設定の値※ 常 用 量 : 2 最大投与日数 : 2 先発フラグ : 2 特定薬剤区分 : 2 更新コード :15 <常用量・最大投与日数・先発フラグ・特定薬剤区分の選択肢について> 設定項目 作業内容 1:値が0の時に書き込む 常用量、最大投与日数が空欄もしくは特定薬剤区分が0で、未設定の薬品 にのみマザーマスターからの数値がセットされます。 2:無条件に書き込む <推奨設定です 推奨設定です> です> 3:書き込まない 現在、 現在、薬品に 薬品に登録されている 登録されている常用量 されている常用量、 常用量、最大投与日数、 最大投与日数、特定薬剤区分がす 特定薬剤区分がす べてマザー べてマザーマスター マザーマスターの マスターの新しい内容 しい内容に 内容に、書き換え・変更 え・変更となります 変更となります。 となります。 マザーマスター マザーマスターの マスターの内容に 内容に変更したい 変更したい場合 したい場合には 場合には、 には、この設定 この設定を 設定を選んで下 んで下さい。 さい。 ※ただし、 ただし、この選択肢 この選択肢は 選択肢は常用量、 常用量、最大投与日数、 最大投与日数、特定薬剤区分を 特定薬剤区分をお客様 にて任意 にて任意に 任意に手修正されたものも 手修正されたものも、 されたものも、新しい内容 しい内容に 内容に上書き 上書き変更しま 変更します します。ご注 意ください ( ☆1) ください。 さい。 何も変更しません。 (☆1) (例)ジヒドロコデインリン酸塩に対し、特定薬剤指導管理加算対象薬品ではないが、麻薬で服薬指導に注意した かったため、薬局独自で「特定薬剤対象薬」に設定していた。 →今回の作業後より特定薬剤区分が自動的に「非対象」に変更となります。 ③処理選択の入力ができましたら、 「上記入力でよろしいですか? Y」のメッセージが表示されます。 Enterを押し、処理を実行します。 ④「チェックリストが出力されました。内容をご確認ください。 」というメッセージが表示されます。 OKを選択してください。 →「マザーコードセットチェックリスト」が出力されます。 特定薬剤区分が更新されたリストの確認をお願いいたします。作業は以上で終了です。 8 【特定薬剤管理指導加算の 特定薬剤管理指導加算の算定方法】 算定方法】 特定薬剤指導管理加算については、対象となる薬剤を調剤した際に、必要な指導内容を行った場合 に算定が可能となります。しかし、保険薬局システムに入力を行った時点では必要な指導を行った かの判断が行えません。 そのため加算の自動算定は行いません。 算定される場合は集計画面にて、手入力していただきますようお願いいたします。 ①処方入力後、集計画面に遷移する際に以下のようなチェック画面が表示されます。 ②集計画面の「特定薬剤指導加算」欄で「1:特定薬剤管理指導加算」を入力してEnterを押します。 算定方法は以上です。 特定薬剤管理指導加算は受付1回につき、1回算定できます。 特定薬剤管理指導加算は、薬剤服用歴管理指導料算定時のみ算定可能な加算となります。 集計画面の「薬剤服用歴管理指導料」欄が「0:未算定」となっている場合、 「特定薬剤指導加算」欄に 「1:特定薬剤管理指導加算」を入力すると、下記のメッセージが表示されます。 内容のご確認をお願いいたします。 9 <<補足>> ■ハイリスク薬の印刷 ①メニュー画面⇒帳票⇒24:薬品一覧表2を選択します。 ②薬品一覧表2画面が表示されます。F5特定薬剤を選択すると、画面右上に「特定薬剤のみ」と表示され ます。 ③「処理選択」欄を「2:カナ順出力」にして各項目をEnterで進みます。 「上記入力でよろしいですか?Y」のメッセージが表示されます。Enterを押すと印刷が開始されま す。 <薬品一覧表2 印刷イメージ> 以上 10 NS の場合 ハイリスク薬(特定薬剤管理指導加算の算定対象となる薬品)の設定変更については、薬品マスタ画面 にて行います。 (※この設定は処方入力画面や会計帳票にハイリスク薬マーク(◆)を表示するもので、 「特定薬剤管理 指導加算」の自動算定を行うものではありません。) 【薬品マスタ 薬品マスタで マスタでの設定方法】 設定方法】 ①メニュー画面⇒F7マスタ⇒F1薬品を選択します。 ②F5検索より該当薬品を検索します。基本項目タブ内にある「ハイリスク薬」にチェックを入れ、右側の 「ハイリスク薬分類」を選択します。 ③F12登録を選択します。 「この項目を登録します。よろしいですか?」とメッセージが表示されますので、 はい(Y)を選択してください。 薬品を新規に抜き取りした時も、ハイリスク薬の場合は同様の作業が必要です。 【特定薬剤管理指導加算の 特定薬剤管理指導加算の算定方法】 算定方法】 「特定薬剤管理指導加算」を算定される場合は会計入力画面にて、手入力していただきますよう お願いいたします。 ①処方入力画面で「ハイリスク薬」として登録されている薬品を入力すると、薬品名称の前に◆マークが表示 されます。 11 ②会計入力画面の「特薬管理」欄で「1:算定」を選択します。 ※特定薬剤管理指導加算は受付1回につき、1回算定できます。 ※特定薬剤管理指導加算は、薬剤服用歴管理指導料算定時のみ算定可能な加算となります。 算定方法は以上です。 <<補足>> ■ハイリスク薬の印刷 ①メニュー画面⇒F7マスタ⇒F1薬品を選択します。 ②F4印刷を選択し、 「ハイリスクフラグ設定済薬品のみ表示」にチェックを入れます。F11印刷を押すと 「印刷を開始します」とメッセージが表示されます。はい(Y)を押すと印刷が開始されます。 <薬品マスタリスト 印刷イメージ> 以上 12 【医科システム 医科システム】 システム】湿布薬を 湿布薬を投薬した 投薬した場合 した場合のコメント 場合のコメント入力 のコメント入力につい 入力について 4月以降、湿布薬を投薬した場合は、処方せん及びレセプトに、総量と1日枚数または日分を 記載することとなりました。 また、1処方につき70枚を超えて湿布薬を投薬した場合は、「調剤料」「処方料」「処方せん 料」及び「調剤技術基本料」を算定できなくなると共に、超過分の「薬剤料」は算定できな いこととされました。 ただし、医師が疾患の特性等により必要性があると判断し、やむを得ず70枚を超えている 投薬する場合には、その理由を処方せん及びレセプトに記載することで算定することができ ることとされています HOPE の場合 ●湿布薬を投薬する場合は、以下のコメントマスタを使用して、1日枚数または日分を入力してくだ さい。処方せん及びレセプトに、コメントが出力されるようになります。 診区 管理番号 コード 略称 名称 単価 23 2400011 01126 1126 1日 23 2400012 01127 1127 * 日分 備考 *枚使用 0 円 自動抜き取り対象外 0 円 自動抜き取り対象外 ●70枚を超えて湿布薬を投薬した場合は、湿布薬と別剤で、以下のコメントマスタを利用して理由 を入力してください。 診区 管理番号 コード 略称 87 8492340 87704 87704 名称 湿布薬超過投与理由:* 13 単価 備考 0円 自動抜き取り対象外 Medical Recepty NEXT の場合 ●湿布薬入力時のコメント入力は以下のとおりです。 ①処置入力欄に湿布薬を入力します。 ②用法を選択し、 【決定】ボタンをクリックすると以下のコメント内容画面が表示されますので、日数 を入力し、【決定】ボタンをクリックします。 ③用法の下に、投与日数のコメントが入力されます。 ※入力したコメントは 入力したコメントは、 したコメントは、院外処方の 院外処方の場合は 場合は処方せん 処方せん、 せん、院内処方の 院内処方の場合はレセプトに 場合はレセプトに印字 はレセプトに印字されます 印字されます。 されます。 ●70枚超えて湿布薬を投薬した場合は、枚数入力時に自動でメッセージが表示されますので【はい】 を選択、フリーコメント入力画面で「湿布薬理由用」にチェックを入れて理由を入力してください。 ※自動で表示されるフリーコメント入力画面では、はじめから「湿布薬理由用」が選択されています。 コメント種別は「湿布薬理由用」に チェックをします。 「70枚を超えて湿布薬を投与した 理由」とレセプトに表示されます。 ※フリーコメント入力画面は、処置入力欄をクリックし、画面下部のツールバーの いずれかのボタンから表示することができます。 14 の
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