発行:世田谷区玉川総合支所街づくり課 平成 28年5月 野毛一丁目西部地区地区計画策定に 向けた原案説明会開催のご案内 時下、益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。 日頃より世田谷区の街づくり行政にご理解ご支援をいただき厚く御礼申し上げます。 さて、野毛一丁目地内に存する都営野毛町アパート(事業主:東京都)について、老朽化に よる建替えが平成29年度より予定されています。 世田谷区では、住宅団地と周辺市街地が調和した良好な住環境の保全・創出を誘導していく ため、都営野毛町アパートの敷地を対象に街づくりのルールを定めることができる地区計画の 導入を予定しております。 このたび、意見交換会及び素案説明会でのご意見等を踏まえて、地区計画の原案をとりまと めましたので、説明会を下記の日程で開催いたします。 日時・会場 案内図 日 時:平成28年5月28日(土曜日) 14:00∼15:30まで 会 場:「野毛区民集会所」2階会議室 (野毛2-4-4) 右図参照 お願い:駐車場はございませんので、 お車での来場はご遠慮ください。 都営野毛町アパート (地区計画策定予定区域) 説明会について 意見交換会及び素案説明会において、周辺に お住まいの方よりいただいた意見等を踏まえ 街づくりルールとなる「地区計画」原案をと りまとめましたので、都営野毛町アパート周 辺にお住まいの皆様に説明させていただきま す。(内容は2・3ページに記載しています) [会場] 野毛区民集会所 (注1)本説明会は、都営野毛町アパートの建て替え説明会ではありませんので、建物の戸数、高さ、配置及び間取 り等についての説明は行いません。 (注2)国土交通省等々力宿舎(住所:野毛一丁目19番∼23番)については、区より国に対して都市公園と私立 認可保育園として取得するため要望を行っております。国土交通省等々力宿舎の取得の可否に関しては、現 在、未定です。(平成28年5月1日時点) 【原案説明会に関するお問い合わせ先】 世田谷区 玉川総合支所 街づくり課(世田谷区等々力3−4−1) 街づくり担当:荒井・田中 電話:03−3702−4539 この案内は都営野毛町アパート内及び周辺にお住まいの方に配布しています。 -1- 「地区計画」とは 地区計画とは、地区ごとに 街づくりの目標や方針、建築 物等のルールや都市基盤を定 め、地区にあった街づくりを 進めるための手法です。 事業者はこのルールに従い、 建て替え計画を行います。 目標【街づくりの目標・方向性】 地 ○どのような目標に向かって地区の街づくりを進める かを定めます。 区 方針【街づくりの方針】 計 ○街づくりの目標を実現するための方針を定めます。 画 地区整備計画【街づくりの具体的なルール】 ○道路・公園・広場などの配置や建築物に関する制限を 定めます。 「地区計画」(街づくりルール)の原案について 野毛一丁目西部地区の建築物等の誘導に関するルールは、以下の通りです。 名 称 野毛一丁目西部地区地区計画 位 置 世田谷区野毛一丁目及び野毛二丁目各地内 面 積 約0.9ha 1.広域避難場所としての防災性の向上 地区計画の目標 2.安全で人にやさしい歩行者ネットワークの形成 3.周辺景観と調和した緑豊かで潤いのある街並みの形成 区域の整備・ 開発及び保全 に関する方針 老朽化した都営住宅団地の建て替え事業を適切に誘導し、質の高い集合 土地利用の方針 住宅地の形成を図る。また、防災上有効なスペースの確保など、広域避難 場所としての機能の強化を図る。 地区施設の配置及び規模 広場、緑地、歩道状空地(3ページ下図参照) 建ぺい率の最高限度 40% 1号壁面線は、道路境界線から5m以上とする。 2号壁面線は、隣地境界線から5m以上とする。 壁面の位置の制限 3号壁面線は、隣地境界線から7m以上とする。 地区整備計画 (3ページ上図参照) 建築物等の高さの最高 限度 建築物の各部分の高さは、15m以下とする。(図①) 形態又は意匠の制限 建築物等の形態、色彩、意匠は周辺環境と調和したものとする。 全方位斜線制限、北側斜線制限 道路、歩道状空地、広場、緑地等に面して垣又はさくを設ける場合は、生垣 垣又はさくの構造の制限 又はフェンス等に緑化したものとする。 ■建 物 の最 高 高 さについて(図 ①) 高度地区の 最高限度基準値 45m 建物 地区計画の高さの最高限度 (第二種風致地区の制限高さ) 15m 計画 建物 都営野毛町アパート内の現況(北側:公園敷地境界より) -2- 建築物の壁面の位置の制限について 隣接地への圧迫感を抑える為、隣地境界線から原則5m以上の離隔距離を確保 地区計画策定区域 【凡例】 1号壁面線: (敷地境界線) 道路境界線から5m以上 2号壁面線: 隣地境界線から5m以上 (道路中心線) 3号壁面線: 隣地境界線から7m以上 (道路中心線) (敷地境界線) 広場や緑地等の整備について 建て替えを契機に広域避難場所としての機能の強化及び隣接住宅地に配慮したゆとりある緑化空間 の確保と既存緑地の保全 東西のネットワークに寄与する通路の確保 (歩行者又は自転車専用) 防災上有効なオープン スペースの確保 歩行空間の確保 周辺の住環境に寄与 する緑化空間の確保 【凡例】広場: 緑地: 歩道状空地: -3- 素案説明会を開催しました 開催日時:平成28年2月26日(金曜日)19:00∼20:30 会場:野毛区民集会所 会議室〈参加者:10名〉 次第:意見交換会のおさらい(説明) 地区計画(素案)について(質疑・応答) ※お忙しい中、当日ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。 (素案説明会の様子)→ ■質疑・応答 質問1: (敷地内にある緑化について)高木は極力残してほしい。また建物間にある樹木についても、防 災スペースへの移植も含めて検討できないか。 区回答:敷地の外周及び建物間に樹木がありますが、いただいたご意見を踏まえて敷地内にある樹木の 保全について東京都(事業主)と協議を行っていきたいと考えています。 質問2: 「防災上有効なオープンスペースの確保」ということで広場の記載があるが、近くに大きな公園 があるため、本当に必要なのか。 区回答:区には「みどりの基本条例」があり、建築行為を行う場合、必要な緑化面積(芝生や樹木)とし て参入されるとともに、地震等の緊急時には、広域避難場所として機能し、都営野毛町アパート にお住まいの方及び周辺地域の方々の防災活動拠点として使用されることが考えられます。 質問3:東京都(事業者)が実施する建替え計画について、全体のスケジュールを教えてほしい。 区回答:現在、平成29年度より建替え工事に着手すると聞いております。 ※東京都(事業主)より、説明会後、下記の回答(①∼③)をいただきました。 ①1期工事に該当する住棟にお住まいの方は、5月の引っ越しに向けて準備を行っている。 (1期は1∼5号棟、2期は6号棟) ②お住まいの方が引っ越し後、解体工事を行い、埋蔵文化財調査に着手する。工事期間について は、1期ごとに約3年間かかり、1期が終わったら2期に着手する予定。 ③1期工事に該当する住棟の解体工事については、平成28年度内に着手する予定。 質問4:地区計画策定区域周辺にある国土交通省等々力宿舎を見ると比較的管理が不十分で、扉も開い たりしている。区として安全管理をどういう風に指導されているのか聞かせてほしい。 区回答:安全管理について、昨年の 10 月に上野毛町会の方、野毛町会、PTA の方にご尽力頂き、連名 で国土交通省に対して要望書を提出して頂いている状況です。今まで通り抜けが出来たようなと ころに柵を設け、樹木の剪定、敷地内のゴミの処分についても要望されていると聞いております。 ※国土交通省等々力宿舎については、区より国に対して都市公園と私立認可保育園として取得す るための要望を行っております。 地区計画の策定スケジュール(予定) 平成27年度∼平成28年度 第1回 第2回 地区計画案 意見交換会 意見交換会 素案説明会 原案説明会 の縦覧 (H27.9.11) (H27.11.28) (H28.2.26) (H28.5.28) (未定) 開催済 開催済 開催済 都市計画 決 定 ※今回はここです。地区計画(原案)について説明をおこないます -4-
© Copyright 2024 ExpyDoc