所長だより~あぶくまの流れ~【第4号】

県北教育事務所長だより
第4号
H28. 5.31
文 責 菊 池 篤 志 (所 長 )
写真:県庁近くの河原
福島大学附属幼稚園教育研究会より
「 心 が 動 け ば 、 頭 も 体 も 動 く 。」 第 2 号 で 紹 介 し ま し た 新 教 育 長
の言葉です。
先日、福島大学附属幼稚園の教育研究会に参加しました。今回のテ
ー マ が 『「 心 が 動 く 」「 体 が 動 く 」 子 ど も を 育 て る 』 で し た が 、 ま さ し
く教育長の言葉そのものでした。幼児たちは、自分が納得しなければ
動きません。ある程度年齢が高くなれば、意に沿わないことでも言わ
れれば仕方が無く動くことはありますが、幼児はそうはいきません。
附 属 幼 稚 園 の 園 児 た ち は、主 体 的 に そ れ ぞ れ の 遊 び を 行 っ て い ま し た 。
そのような状態にさせるまでに、綿密な指導計画が練られていたこと
は言うまでもありません。園児が主体的に考えられるように環境を整
えていたのです。
たとえば、園児が『投げる』動きを引き出す環境づくりのため、結
び目をつくったタオル、お手玉、いろいろなボール、段ボール、板積
木などを用意しておきます。園児が様々なものを投げ、お手玉が投げ
やすいことがわかり、板積木に的あてを行いますが、そのうち段ボー
ルを重ね、段ボールを打ち落とすゲームを始めるというものです。自
分たちで「どうしたらいいかな」と考え、成功できたことで長い時間
遊びが続いたそうです。
園児の行動を先の先まで考えて環境をつくり、そこに導く。幼児教
育に教育の原点を見ました。
間違えやすい言葉 ②
学校でよく間違える言葉第2弾です。学校だよりなどで間違えない
ようにしましょう。
〇「学校長」→「校長」
○「うるおぼえ」→「うろおぼえ」
○「感違い」→「勘違い」 ○「初期の目的」→「所期の目的」
SCSV,体育専門アドバイザー
県北教育事務所に今年度新たに配置されましたスクールカウンセラ
ースーパーバイザー(SCSV)について紹介いたします。大学教授
3名に年間45日勤務いただき、スクールカウンセラーに対するアド
バイスをしていただくことになりました。学校に出向き、またはスク
ールカウンセラーの皆さんに教育事務所に来ていただき、アドバイス
をさせていただきます。今後、各教育委員会を通じ学校と調整させて
いただきますので、よろしくお願いいたします。
また、体育専門アドバイザーが、6月1日より2名配置されます。
小学校の体育の授業や休み時間等で、先生方や子どもたちと一緒に活
動させていただきますので、是非、ご活用ください。