交野市生活支援コーディネーター業務委託仕様書(215KBytes)

交野市生活支援コーディネーター業務委託仕様書
1 目的
日常生活上の支援が必要な高齢者が、住み慣れた地域で生きがいを持って在宅生活を
継続していくために必要となる多様な主体による多様な生活支援・介護予防サービスの
提供体制を構築するため、生活支援コーディネーター(以下、「コーディネーター」と
いう)が支援ニーズとサービスのコーディネート機能を担い、サービスを提供する事業
主体と連携して支援体制の充実・強化を図ることを目的とする。
2 委託事業の名称
交野市生活支援コーディネーター業務委託
3 業務委託期間
平成28年10月1日から平成29年3月31日までとする。
4 業務内容
次の各号に定める業務を実施する。
(1)生活支援・介護予防サービスのコーディネート等に関する以下の業務
① 生活支援・介護予防サービスの提供状況の把握および創出
② 支援ニーズの把握
③ 関係者間のネットワークの構築
④ 地域ニーズと地域資源のマッチング
(2)サービス・支援の担い手となるボランティア等の養成に関する業務
(3)社会福祉法人、NPO、ボランティア団体、老人クラブ等、多様な関係主体間
の定期的な情報共有及び連携・協働による取組みを推進するための協議体※
の構成員及び運営に関する業務
(平成28年度に限り2回以上の開催、ただし、市が必要と認めたときは随時開
催するものとする。)
※協議体
多様な主体間の情報共有及び連携・協働による資源開発等を推進することを目
的とした定期的な情報の共有・連携強化の場として協議体を設置する。
【協議体の役割(例)】
・コーディネーターの組織的な補完
・情報交換の場
・働きかけの場
・地域づくりにおける意識の統一を図る場
5.生活支援・介護予防サービスの提供体制業務の範囲
業務の範囲は、交野市全域とする。なお、業務は市内全域で画一的に実施するので
はなく、小中学校区域ごとにニーズの把握等を実施し、区域の実情に応じて実施する
こと。(「第1層」と「第2層」の機能を併せ持つ機能)
6 コーディネーターの要件
コーディネーターについて、特に資格要件等は設けないが、活動するにあたっては、
次の各号に定める内容を遵守すること。
(1)コーディネーターは、市民活動への理解を深め、多様な理念を持つ地域のサー
ビス提供主体の調整を適切に行う。
(2)コーディネーターは、所属する法人等の利益によることなく、地域住民の
ニーズにこたえるよう公平・中立な立場で活動を行う。
(3)コーディネーターは、選任された時点で国や都道府県が実施する研修を受講し
ていない場合は速やかに当該研修を受講し、資質の向上に努める。
7 勤務形態
雇用形態は常勤・非常勤等問わない。また、本事業に従事する人数についても規定は
設けないが、担当者がコーディネーター業務に専従した時間の合計が、週40時間相当
になるようにしなければならない。
8 コーディネーターの配置場所
原則として、受託した団体の所有する施設とする。
9 委託料
(1)業務を実施するために必要な以下に掲げる経費について、市との協議の上、
委託料※として受託者に支払うものとする。
※委託料に含まれるもの
人件費、旅費、消耗品、備品購入費、研修費、通信運搬費(切手代、電話代等)、
リース代、印刷製本費、賠償責任保険加入費 等
なお、備品購入費については、協議の上で市が購入を認めた場合には、購入金
額によって、2社以上の見積書徴収や入札等を実施するなど、適切な手続に則り
購入しなければならない。
(2)委託料の請求および支払の手続きについては,業務委託契約書の定めるところに
よるものとする。
10 関係書類の提出
受託者は、本事業の遂行にあたり、本仕様書の内容に基づき次の関係書類を作成し、
提出するものとする(任意様式)。
(1)実施計画
① 受託者は、事業を効果的に実施しつつ事業の質を向上させるため、事業の目
標と事業の計画を定めた実施計画書を作成し、契約締結後、市に提出して承
認を受けなければならない。また、実施計画に変更が生じる場合は、事前に
市の承認を得るものとする。
②
実施計画書には、次に掲げる事項を記載すること。
(ア)業務のスケジュール(月間・年間)
(イ)アウトリーチやネットワーク拡充等の活動計画
(ウ)社会資源の把握や創出に関する計画
(エ) 従事者の雇用形態(専任または兼任)、人数及び勤務予定(月間・半年間)
(オ)その他、業務実施にあたって必要な事項等で市が必要とする書類等
③ 承認された実施計画は、市が概ね四半期ごとに評価等を実施し、その進捗状
況を確認した上で必要な指導を行うものとする。
(2)業務実施に関する報告
市は、必要性が生じた場合には、受託者に対し、業務実施に関する報告を求め
ることができる。
(3)業務終了後の報告
①業務完了報告書
②委託期間中の業務実施に要した、収支決算報告書等の経費内訳書
③コーディネーターの勤務実績報告書
④実施計画に対する活動実績及び評価報告書
⑤その他必要と認められる書類等
(4)その他
上記(1)~(3)による他、受託者は市からの指示に基づき、適宜、必要な書
類を作成し、提出すること。
10 業務実施における注意事項
(1)法令等の遵守
本事業(事業実施に係る全ての業務)の履行にあたり、契約書、仕様書に基づ
いて行うものとし、契約締結時に、関連する法令(最低賃金法、労働基準法、
職 業安定法及び労働関係諸法令並びに指針等の関連法規を含む)及び条例等
を遵守するための誓約書(任意様式)を市に提出すること。
(2)業務の一括再委託の禁止
受託者は、受託した業務を一括して第三者に委託し、又は請け負わせることは
できない。
(3)個人情報保護及び守秘義務
個人情報の取扱いについては、交野市個人情報保護条例(昭和63年3月26
日条例第10号)に基づき十分に留意し、帳票類等の保管にあたっては、施錠
可能なキャビネット等に格納することにより、漏えい、滅失及び毀損の防止、
その他個人情報の保護に努めること。
また、守秘義務及び目的外使用の禁止等を遵守し、業務が終了した後について
も同様とすること。
(4)事業実施に際し、支援対象者からいかなる名目でも料金を徴収することを禁止
する。
11 その他
(1)受託者は、本仕様書に疑義が生じたとき又は定めのない事項については、速や
かに市と協議し、その指示を受けること。
(2)受託者は、市が求める場合には、契約期間満了後に新たに本事業を受託する事
業者に対し、受託期間に得られた情報や成果を引き継ぐものとする。
(2)受託者は、事業実施上の瑕疵により、本事業の対象となる支援対象者その他の
第三者等に損害が生じた場合には、その損害を賠償すること。
(3)受託者は、仕様書に明記がない場合であっても、事業目的の遂行にあたり、必
要と認められる業務は、市と協議の上、誠実に履行するものとする。
(4)受託者は、災害防止等のため必要があると認めるときは、臨機の措置を取らな
ければならない。この場合において、速やかに市の指示を受けなければならな
い。ただし、不測の事態発生、緊急を要する等やむを得ない事情がある際には
この限りではない。