平成28年度京の農林女子力パワーアップ支援事業委託業務

平成28年度京の農林女子力パワーアップ支援事業委託業務仕様書
1
委託業務名
平成28年度京の農林女子力パワーアップ支援事業
委託業務
2 業務概要
(1)目的
京都府内の女性農業者は農業就業人口の約半数を占め、担い手として重要な役割を
担っている。また、女性林業者は林業就業人口に占める割合は低いものの、今後の進
出が期待されている。
しかし、女性農林業者(以下、「農林女子」という。)の労働環境についての理解は
あまり進んでおらず、女性特有の悩みが共有される場が少なく、改善に向けた取組も
進んでいない。
そこで、本業務において、京都府内の農林女子のネットワークの設立と、交流会の
開催や農林女子向け機能商品の開発支援に関する業務を委託する。
(2)業務の具体的な内容(以下の内容について、企画案の段階から、京都府流通・ブラ
ンド戦略課と協議しながら進めること。)
1)農林女子ネットワーク化と活動支援
①ネットワーク(組織)の企画・運営
■ネットワーク登録者募集事務及び応募取りまとめ
・募集チラシによる募集
A4裏表1枚、1,000 部× 3 種類発行
500 部× 2 回分の封入・郵送経費を見込むこと。
※ 募集対象者のリストアップ及び初回チラシ配布は、京都府が行う。
・web等での募集
・応募取りまとめについては随時行う。
■ネットワーク登録者の訪問、雇用主への説明
登録者数は 30 名以上を目標とし、京都府担当者に同行し必要に応じて登録
者を訪問し、取組趣旨を説明、理解を得る。
■ネットワークのPRパンフの作成(1回)
A4、4ページ程度、2,000 部
■ネットワークのPRのための情報発信
web、SNSへの情報掲載の他、随時テレビ・新聞等メディアへのリリース
なお、専用webサイトの立ち上げは不要とするが、受託者のwebサイト等に
おいて農林女子コーナーを開設し、そこで上記の情報発信を行うこと。
■農林女子のSNSなどによる、情報共有広場の作成、運営、管理
農林女子同士の悩み・情報共有の場の開設及び適切な運営
②ネットワーク会議(女子会)の企画・運営
■ネットワーク会議(女子会)の企画・実施(広報、案内、会場確保、出席者の
とりまとめ、当日運営、結果のとりまとめ)
各回定員 30 名程度で企画すること。
■ネットワーク会議の開催4回
2回:会議(情報交換会・交流会)
1回:先進地視察
1回:悩みや課題の抽出と便利グッズ開発に必要な情報収集
(企画提案事項)
・また、お茶やお菓子、ロケーションを大切にしてもらうこと(農村レストラ
ン、参加者が好みそうな場所、女子力がアップしそうな場所等参加したくな
るような工夫をすること)。
2)農林女子便利機能商品の開発
農林女子が集まり、企業と連携して女性特有の悩みを改善する便利機能商品の
開発プロジェクトを企画し、運営支援を行う。
① 企画
■ネットワークの中から、コアメンバーを 10 名程度選出(立候補)
■チーム編成
作業服、機械、器具などの分野ごとに3チームを編成する(若しくは、農業
2チームと林業等にチーム編成)。
3チームがそれぞれ1商品以上の開発プロジェクトを立ち上げることを想定。
②
実施・運営
・広報、案内、旅費支払い、出席者とりまとめ、当日運営、結果とりまとめ、進
行管理
3チーム(3商品)×検討会各5回(旅費はのべ50人・回を想定)
③
開発協力企業探しと調整
・農林女子が望む便利機能商品を共同開発できる企業を探し、調整する。
・協力企業には、原則として農林女子の開発チームへの参画を前提とする。
④
便利機能商品の開発検討
・農林女子が望む便利機能商品の開発に向け、農林女子の要望を企業につなぎ、
双方の意見調整を図り、開発に向けた検討を行う。
⑤便利機能商品の試作・試行の実施、発信
・ 開発協力費として、3商品毎に経費計上を検討すること。
⑥ 完成商品のPRと活用状況の情報発信
・記載のPRパンフ、webサイトなどで企業と協力しながら適宜情報を発信する
こと。
(3)委託期間
契約締結日から平成29年3月24日(金)までに事業を完了し、成果品を提出す
ること。
(4)成果品
事業実施報告書(正本1部、副本1部、PDFファイル)
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その他
(1)成果品(事業実施報告書)に対して、著作権法に規定する著作物が発生する場合
は、その権利(著作権法第2章及び第3章に規定する著作権)は、成果物の引き渡
しと同時に発注者に譲渡するものとする。ただし、受託者の著作権の行使について、
発注者の承諾を得た場合はこの限りではない。
(2)業務の遂行に際して知り得た情報等については、いかなる理由を持っても委託業
務期間中、又は委託業務期間終了後において、第三者に漏らしてはならない。
(3)受託者は、個人情報保護法を遵守し、個人情報が漏れることがないようにするこ
と。
(4)業務の内容、方法等に疑義が生じた場合は、府と受託者において十分協議するも
のとする。
(5)契約に当たっては、個人情報の保護に関する特記事項があるので留意すること。