リート・ウィークリーレポート - DIAMアセットマネジメント

情報提供資料
リート・ウィークリーレポート(2016/5/31)
マーケットデータ(2016/5/27)
※リート平均配当利回りは2016年4月末時点
リート指数
終値
為替(対円)
騰落率
終値
金利
騰落率
(%)
リート平均
配当利回り
(%)
先進国(含日本)
891.30
+0.9%
3.85
先進国(除日本)
885.29
+1.1%
3.95
日本
398.22
-0.4%
米国
1157.15
+1.8%
米ドル
110.31
902.15
+0.5%
カナダドル
1149.96
+3.0%
英国
86.73
豪州
-0.11
2.78
+0.1%
1.85
3.86
84.73
+0.9%
1.35
5.56
ユーロ
122.61
-0.8%
0.14
3.53
+1.5%
英ポンド
161.44
+1.0%
1.44
3.17
665.41
+0.3%
豪ドル
79.28
-0.3%
2.26
4.45
シンガポール
482.22
+0.3%
79.97
+0.3%
2.10
5.61
香港
513.77
-0.3%
14.20
+0.1%
1.25
4.59
カナダ
欧州(除英国)
シンガポール
ドル
香港ドル
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
※騰落率については、原則先々週末(営業日ベース)の値を基に算出し小数点第2位を四捨五入して表示。
※【リート指数】・【リート平均配当利回り】先進国(含日本)・先進国(除日本)、日本・米国・カナダ・欧州(除英国)・英国・豪州・シンガ
ポール・香港:S&P 先進国 REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)、S&P 各国・地域 REIT インデックス(現地通貨
ベース、配当込み、為替ヘッジなし)の値および平均配当利回り。
※【為替】NY市場終値。※【金利】各国・地域の10年国債利回り。ただし欧州(除英国)はドイツ10年国債利回りを使用。
リート市場の動き
【直近3カ月間:2016/2/26~2016/5/27】
(ポイント)
【2004/3/31~2016/5/27】
(ポイント)
1,200
950
890
800
830
400
0
770
2/26
3/26
4/26
5/26
(月/日)
04/3
06/3
08/3
10/3
12/3
14/3
16/3
(年/月)
(出所:S&PのデータをもとにDIAM作成)
※先進国(含日本)のREITインデックスのグラフデータ:S&P先進国REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
商 号 等 / DIAMアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第324号
加入協会/ 一般社団法人投資信託協会
一般社団法人日本投資顧問業協会
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リート・ウィークリーレポート
マーケット動向(2016/5/23~2016/5/27)
【日本】
J-REIT市場は前週に引き続き、利益確定売りから小幅下落しました。週半ばにユナイテッドアーバン
投資法人(複合)が公募増資を発表したことや、大型投資信託の募集停止の影響、マイナス金利導入以
降買いの主体であった海外勢の一部による利益確定売りとみられる売りによって、需給がやや弱かった
ことが背景にあると考えられます。トピックとしては、野村不動産マスターファンド投資法人(複合)
は、トップリート投資法人(複合)を吸収合併することを発表しています。なお、日銀は5月23日、25
日、26日にJ-REITを各12億円、買い入れています。
【米国】
米国リート市場は上昇しました。早期利上げ観測の高まりから前週は軟調な展開となりましたが、4月
の新築戸建住宅販売が2008年1月以来の高水準となるなど好調だったことなどを受けて、米国経済には
利上げに対処できる強さがあるとの強気の見方が広がり、買い戻しが進みました。
【欧州】
欧州リート市場は上昇しました。ユーロ圏のマクロ指標は強弱まちまちでしたが、米国経済の先行き
について楽観的な見方が優勢になったことに加え、ユーロ圏財務相会合でギリシャへの追加融資が合意
に至ったことや、英国の世論調査でEU(欧州連合)残留派が支持を伸ばしていることなどが好感され、
リスク資産を買い増す動きにつながりました。
【豪州】
豪州リート市場は上昇しました。利上げによる米国経済への悪影響について、過度の懸念が後退した
ことに加え、スティーブンスRBA(豪州準備銀行)総裁が、インフレ率が非常に低いことは事実で、中
央銀行の目標も下回っていると発言したことで、追加利下げの可能性が意識されたことが支援材料とな
りました。
【アジア】
アジアリート市場はまちまちの動きとなりました。米国株式市場の上昇に追随する場面もありました
が、米国の追加利上げへの警戒感は強く、リートを含む高利回り資産の上値は重くなりました。シンガ
ポールの2016年1-3月期GDP(国内総生産)改定値は速報値を若干上回ったものの、前期比成長率は
0.2%にとどまっています。
トピックス
■
上昇基調が続くフランスの不動産市場(欧州)
昨年来、フランスの不動産市場は活況を呈しています。とりわけ、サントロぺやカンヌといった地中
海沿岸地域においては大きく価格が上昇しました。背景にあるのは、海外からの資金流入です。長引く
低金利環境やユーロ安がこうした動きを加速させており、今後は、トゥールーズ、ボルドーといった南
部の他都市や、パリなども本格的な上昇局面に入ってくるとみられます。2017年にパリとボルドーを結
ぶ新高速鉄道が開通することも、両都市の不動産価値にはプラスに働きます。ロンドンと比較して割安
なこともあり、隣国イギリスの投資家はフランスにおいて主要な不動産の買い手となっています。EU離
脱について賛否を問う国民投票を6月に控え、同国をとりまく環境には不透明感もありますが、投資意欲
の減退などネガティブな兆しは現状ほとんどみられない模様です。なお、イギリス以外ではオランダ、
ベルギー、ドイツ、スイスなど欧州の周辺国に加え、米国や中東からもフランスの不動産市場へ資金が
流入しています。
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
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各国・地域別グラフ(2016/2/26~2016/5/27)
《日本》
(ポイント)
440
※各国および地域のリート指数、為替の使用
データについては、P.1「マーケットデータ」の
注記をご参照ください。
日本リート指数
410
380
350
2/26
3/26
4/26
《米国》
(ポイント)
1,250
5/26
(月/日)
(円)
米国リート指数
1,150
114
1,050
107
950
100
2/26
3/26
4/26
5/26
1,280
2/26
(月/日)
《欧州(除く英国)》
(ポイント)
(円)
欧州リート指数
130
1,060
120
950
110
3/26
4/26
《英国》
(ポイント)
95
2/26
5/26
(月/日)
(円)
英国リート指数
190
88
175
81
160
74
145
2/26
3/26
4/26
5/26
(月/日)
2/26
3/26
4/26
5/26
(月/日)
ユーロ/円
140
1,170
2/26
米ドル/円
121
3/26
4/26
5/26
(月/日)
英ポンド/円
3/26
4/26
5/26
(月/日)
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
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《豪州》
(ポイント)
680
(円)
豪州リート指数
93
640
88
600
83
560
豪ドル/円
78
2/26
3/26
4/26
5/26
2/26
(月/日)
《シンガポール》
(ポイント)
520
(円)
シンガポールリート指数
90
480
85
440
80
400
75
2/26
3/26
4/26
5/26
《香港》
(ポイント)
540
2/26
(月/日)
(円)
香港リート指数
15.9
500
15.1
460
14.3
420
13.5
2/26
3/26
4/26
5/26
(月/日)
2/26
3/26
4/26
5/26
(月/日)
シンガポールドル/円
3/26
4/26
5/26
(月/日)
香港ドル/円
3/26
4/26
5/26
(月/日)
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
【各指数の著作権等】
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与えられています。S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLC、ダウ・ジョーンズ、S&Pおよびその関連会社は、DIAMアセッ
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ものではありません。
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