で にも してみよう

動画
挑戦
で
にも
してみよう!
写真では
表現できない
空気感や揺らぎ、
そして音場まで
[MOVIE]カメラ:EOS 7D Mark II レンズ:EF100-400mm F4.5-5.6L IS ⅡUSM 1920×1080/30p 1/60秒 F9.0 ISO100 ND4フィルター
鉄道ムービー
村上悠太
Murakami Yuta
残さず記録できる。
写真を日常的に撮って
い る 僕 に と っ て「 動
画」はどこか近いけど遠い存
在でした。興味はあるものの、
いきなりビデオカメラを手に
BGMに載 せる
走 る鉄道ムービーは
想 像以上に楽 しい
EOSとEFレンズ
が生み出す
写真の魅力を
そのままに
秒間いくつものコマで
動画として
表現できるのが
EOS MOVIE。
!
持ち、新たな世界である「動
画」に飛び込むのは少しハー
ドルが高くきっかけもつかめません。でもこのハードルを
簡単に飛び越え、動画の世界に僕を誘ってくれたのは、普
段僕が写真撮影に使っている EOS のカメラたちでした。
写真とはまた違う
魅力を持つ表現として
ムービー撮影と編集
に挑戦すれば
EOS シリーズの動画システム「EOS MOVIE」
。まず何よ
りも魅力だったのが、普段写真撮影で使っているカメラ、
レンズ群がそのまま動画撮影でも使用できる点と露出ワー
クやピクチャースタイル等が写真撮影時と同じ操作感でコ
ントロールできることでした。動画を撮影する上で新しく
これまでにない
楽しさを
実感できるはず。
覚えたのはフレームレートの設定、画面サイズの設定くら
いで、すぐに動画撮影の準備が整えられます。
いざ動画を撮ってみると写真にはない発見の連続でした。
鉄道は被写体そのものが大きく動くので、
「動画なら車両
そのために
EOS MOVIE は
の走行感がより出て迫力あるだろうな」と予想していたも
のの、車両と一緒に映り込む花や木々が吹く風にゆらゆら
と揺れ、川はせせらぎと共に流れてゆく。列車の迫力だけ
最良の選択となる。
でなく、そんな風景の動く姿に大きく感動しました。そし
て、スチルでは残せない列車が徐々に迫ってくる期待感と、
走り去った後の余韻を流れで見せられるのも動画の世界な
⬆ムービーの撮影と編集を始めて1年足らずの村上氏だが、
完成した作品は感性に溢れている。
03
⬆作例のムービーは EOS 7D
集するとやりがちなミスというのが少し分か
ってきました。
まず、ワンカットが長くなりがちのようで
す。特に鉄道の場合、列車がフレームインし
Mark IIで撮影。付けている外
部マイクはタスカムのデジタル
一眼レフ用 X-Y 方式ステレオマ
イクTM-2X。三脚はマンフロッ
トのビデオヘッド504HDとビ
デオ用三脚535の組み合わせ。
てからフレームアウトするまで迫力があるの
いざこれを再生してみると、ずっと同じ絵が
らでは。実はこの臨場感は僕が撮影現場でフ
続き、飽きてしまいます。動画は少し短いか
ァインダーを覗いて感じている世界そのもの
な、くらいのカット割りが心地よく、次のカ
で、それを視聴者と共有できるのは僕にとっ
ットへのリズムがつくように感じました。
景色込みの「引き 画」だけでなく
アップショットを加えると
見違えるムービーになる。
次に、列車を小さめに撮影したら(引き)、
て新しい表現でもありました。
さて、機材が併用できると言ってもよりよ
忘れずに列車が大きく映るカット(寄り)も撮
い動画を撮影するために、2 つ用意したい機
影しておくのもポイントです。特にローカル
材があります。まず一つ目は外付けのマイク。
線だと風景よりのカットばかりを狙いがちで
カメラにも内蔵マイクがありますが風よけが
すが、どんなに綺麗な風景でもそればかりが
なく、少しでも風がマイクに当たるとノイズ
続くとやはり一本に繋いだ際に単調になりま
が入ってしまいます。しかしあまり本格的な
す。また、列車が走り抜ける方向も大切で、
例えば左から右に列車が走り抜けるカットの
マイクではコストもかかりますし、何より手
軽ではないので、僕はホットシューに付ける小型の外付けマイクを使用しています。
2 つ目は雲台です。スチル用の雲台でカメラを滑らかにパンしようとするのはな
次は右から左に走っていくカットを当てるといった点にも気をつけたいところ。
編集時に素材不足にならないためにも撮影時から意識しておくことが重要です。
かなか大変で、これを強力にサポートしてくれるのが動画用の雲台なのです。実は
そして最後に、列車が写っていない普通の風景や駅舎などの情景カットを撮影して
鉄道写真に流し撮りというテクニックがあるため、カメラを振るという行為には少
おくのも忘れずに。鉄道動画の主役はもちろん鉄道の姿ですが、場面転換やリズム
し自信があり、最初はスチル用の雲台で何度かパンニングに挑戦してみたのですが、
を変えたいときなどに情景カットが欠かせません。このように一連の流れと展開が
シャッターを切る瞬間に同調していればいい写真の「流し撮り」と一定の振りを滑
動画にはとても大切で、写真同様テ
らかに維持し続けないといけない動画の「パンニング」は似て非なるもので、結果
ーマ意識が鍵になります。
は惨敗。今では素直に動画用の雲台を使用しています。
ムービーから周囲の
シャッター 音を 消 すことは
工夫次 第で意 外と 簡単。
でつい長くカット割りしてしまうのですが、
[MOVIE]カメラ:EOS 7D Mark II レンズ:EF16-35mm F4 L IS USM 1920×1080/60p 1/60 秒 F16 ISO100
また、動画で画と同じくらい重要
そして、動画撮影のクライマックスは何と言っても撮影後の編集作業。動画は編
なのが「音」。純粋に鉄道の音だけが
集を経て初めて作品として完成します。自分が撮ってきた素材を生かすも殺すもこ
収録できれば最高なのですが、鉄道
の編集作業にかかっています。ひとつの作品を作るのにカットが複数必要ですし、
の撮影地は国道の脇やほかのノイズ
内容にしてもテーマや繋げたときに起承転結を意識させるものがほしくなるなど、
ちょうど組写真や写真展の構成を行うのと同じような発想が必要になってきます。
今回、本格的に動画編集に初挑戦してみましたが、写真を撮ってきた人が動画を編
04
鉄道ムービー|村上悠太
➡編集にはグラスバレーの EDIUSを使用。
動画から音声だけを切り貼りして、シャッター
音を消している。ムービー編集ソフトは EOS
MOVIE に最適化された EDIUS Pro 8(右)
がおすすめ。
05
EOS 80D のムービー関連設定 ①
ムービー記録の設定
音声関係の設定
● 動画撮影モードにすると、ムービー関連
機能のメニューが設定できる。
「動画記録画
質」は MOV にすると圧縮方式が ALL-I に
固定される。ALL-I にするとファイルサイズ
が大きくなるが、編集時のレスポンスは良
い。また、動画から1コマ抜き出す場合も画
質的には有利。ただ、MP4でも編集可能な
ので多くの場合 MP4で良いだろう。
「動画
記録サイズ」は、鉄道や旅客機、野鳥など
動きモノを撮る場合、1秒間に60コマを撮
● 普段はオートでいいが、鉄道や旅客機
など静かなシーンから大音量まで音量の振
れ幅が大きい場合は、マニュアルにして、レ
影する【59.94P】* にしたほうが動きは滑ら
かに表現できる。逆に映画のようなコマ落
ベルメーターが 0 に届かないように音量を
とし風な表現にしたい場合は、1秒 24コマ
調整する。屋外で風が強い場合はウィンド
撮影の【23.98P】を選ぼう。FHD は1920×
1080 画素、HD は 1280×720 画素のこと。
カットをON にすると、風がマイクに当たる
雑音を抑えられる。
*これをフレームレートと言う。詳しくはP.19も参照。
ムービー記録の手順
[MOVIE]カメラ:EOS 7D Mark II レンズ:EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM 1920×1080/30p 1/30 秒 F5.6 ISO400
に撮影した際のシャッター音です。これは自分以外の撮影者がいることも多い鉄道
撮影ならではの悩みです。シャッター音だけを的確に除去できれば理想ですが、そ
れも難しいので、僕の場合はシャッターを切り終えた後の音を生かすようにしてい
ます。具体的には、シャッター音までの音をカットし、その後の音を少し画に合わ
せて前に移動します。この方法は単純で簡単ですが、無音部分が生まれてしまいま
す。ただ、僕の動画は基本的に BGM を載せて制作しているので、たとえ無音区間
があってもそこまで気になることはありません。また、シャッター音以外のところ
をループさせ、音の強弱をつけて擬似的に再現するのもテクニックの一つです。
動画に合わせる BGM についてはインターネット上のフリー音源サイトを活用し
ています。こちらの音源はルールを守った上で、自由に利用でき、曲数も豊富です。
僕の動画編集工程はまずテーマを決め、BGM を決めていきます。時には BGM と
動画のクライマックスがずれることもありますが、そこで活用できるのが先ほどの
情景カット。これらを組み合わせて作品を作り上げていきます。ちなみに望遠レン
ズを多用する鉄道撮影では、実際に録音した音と画が感覚的に合わないことがあり
ます。これは遠くの車両をアップで撮影すると、音は小さくしか録れないため。目
安として 300mm 以上のレンズで列車のアップを撮影する際には、列車がカメラの
近くを通過する際に録音した音を画に合わせて前にずらすのもポイントです。
映 像から聴こえてくるはずの音を
タイミングを ずらすだけで
自 然なムービーに仕上がる。
に溢れていてなかなか綺麗には録音ができません。特に一番の悩みはスチルを一緒
●ムービー撮影は光学ファインダーではモニターができず、液晶モニターを見ながら。
動画撮影スイッチをムービー側にして、露出、フォーカスを合わせてSTART/STOP ボ
タンを押すだけ。絞り、シャッタースピードなどはスチル撮影同様、メイン電子ダイヤ
ル、サブ電子ダイヤルでも設定できるが、ムービー撮影時はタッチパネルによる操作
が案外便利。録画中は右上に赤い REC マークが点灯。
❶ライブビュー・動画撮影スイッチを
ムービーマーク側にすると液晶に画像
が表示される
❷フォーカス、絞り、シャッタースピー
ド、ISOなどを決める
❸ START/STOP ボタンを押すと録画
開始
[フォーカス]
[絞り]
[ISO]
動画と写真は互いに光景を残すメディアと
して仲間同士です。双方を撮っていて気がつ
いたのですが、特定の瞬間と対峙しつづける
ことができる写真と、事象として一連の姿を
見ることができる動画では伝わることも伝え
方も違ってくる。もちろん、どちらかに決定
的な優劣がある訳でもなく、気負いなく両方
にチャレンジすればいいと思います。
06
➡意外と使えたのがフリーBG
Mを配布しているサイト「FREE
BGM DOVA-SYNDROME」
。曲
の長さから検索できたのがとて
も便利だった。
☞ http://dova-s.jp/
*ご利用前に必ず利用規約を確認の
上、自己責任の上で利用してください。
鉄道ムービー|村上悠太
⬆サーボ AF ON 時にフォーカスを合わせ
たい被写体にタップすると、フォーカスが
合い、追従し続ける。
⬆画面の絞りの数値をタップすると上の
表示になり、バーをスワイプして設定。
⬆画面の ISO の数値をタップすると上の
表示になり、バーをスワイプして設定。
07
EOS 80D のムービー関連設定 ②
フォーカス関連の機能
●じっくり撮影できるときはマニュアルフォ
ーカスで。スチルのライブビュー撮影と同じ
[マニュアルフォーカス]
く、撮影前に5倍、10倍に拡大してピントを
合わせることができる。野鳥などはきちん
と目に合わせよう。AFを追従させたい時は
【動画サーボAF機能】で。そのON/OFFは
液晶画面の左下の押しやすい位置にあり、
こまめに操作することで、不自然なAFの挙
動を避けることができる。また動画撮影での
AFは挙動が速すぎると不自然なこともある
ので、メニューで【AF 速度】と【動画サーボ
AF の被写体追従特性】を設定できる。
⬆ピントを確認したい位置にAFフレーム
を動かす。
⬆拡大ボタンで 5 倍、10 倍と拡大してフォー
カスを合わせる。
[MOVIE]カメラ:EOS 80D レンズ:EF100-400mm F4.5-5.6L IS ⅡUSM 1920×1080/60p 1/60秒 F11 ISO100 ND8フィルター
⬆動画サーボ AF の AF 速度を調整できる。
この機能は「動画撮影時の低速ピント送
り」に対応しているレンズ(2009 年以降発
売)で可能*。
航空ムービー
A☆50
⬆フォーカスの追従を止めたいときに【SE
RVO AF】をタップするとフォーカスが固定
される。もう一度タップすると再び追従が
始まる。
⬆動画サーボ AF の被写体追従特性を7段
階で調整することができる。
/ Akira Igarashi
航空写真家として飛行
機のスチル撮影を主体
として一眼レフカメラを使用
してきました。しかし、幾度
となく「このシーンは動画で
飛 行 機の
一挙手一投足 を
記 録 できる楽 しみ。
[動画サーボ AF]
記録したほうが良いのではな
いか ?」という場面に遭遇し
てきたのも事実です。例えば、ベイパーと呼ばれる翼が水
蒸気を発生させるシーン(P.12 参照)。機体が見えなくなっ
*詳しくはキヤノンホームページでご確認ください。
てなお、ファインダーの中で揺らめくベイパーを見た時、
動画の存在を強く意識したものです。もちろん、最近の
デジタルズーム機能
EOS 一眼に動画機能が付いていることは知っていました。
● EOS 80D の CMOS センサーの画素数
は有効 2420 万画素なので、一部を切り出
してもフル HD(1920×1080)画素が得ら
れる。それを利用してデジタルズームを積
極的に活用しても面白い。後で編集時に
拡大すると映像が甘くなってしまうが、撮
しかし、いざという時に勝手のわからない動画機能を使っ
て失敗してしまったら…と躊躇し、結局は経験のあるスチ
ル撮影で記録していました。
今回は、スチル機能だけでなく動画撮影機能にも著しい
進化が見られる新型の EOS 80D を使用する機会があり、
影時であれば画質劣化が抑えられる。
動画撮影にチャレンジしてみました。ここでは、メイン機
材として EOS 80D を、2 カメが必要な際などにサブカメラ
⬆デジタルズーム操作中の画面
として EOS 7D Mark II を使用。メインを EOS 80D にし
たのは、フルハイビジョン画質(以下 FHD)、秒間 60 フレ
ーム(以下 60p)の撮影が可能であり、その際に動画サーボ
AF(被写体に追従するオートフォーカス)が使用できるように
なったからです。デュアルピクセル CMOS 機ならではの
動画サーボ AF を使用しながら、FHD/60p の滑らかな動画
[デジタルズームなし]
08
[約 3 倍]
[約 10 倍]
⬆様々な雑誌に作品を提供する一方、航空会社の広告や販
促物の撮影や制作も行う。多方面で活躍中。
09
した。この辺りは、次回の課題にしたいと思
います。
ND フィルターの他に必要な道具として、
動画用の雲台と PCM レコーダーを挙げます。
飛行機撮影では機体を追いかけパンニングす
ることも多いので、できるだけ滑らかに動く
動画用の雲台があると良いでしょう。また、
飛行機撮影においてはフォーカス合わせに際
して動画サーボ AF に頼ることも多くなりま
す。この際、どうしても AF の作動音をカメ
ラのマイクが拾ってしまうため、音をしっか
りと残したいというのなら外部レコーダーを
用意したいところです。動画と同時にスチル
慌ただしい飛行場の営み
タイムラプスは
その素顔 を伝えてくれる。
途半端に切れている動画も撮影してしまいま
の画も残したいという場合も、レコーダーを
離れた場所に置いて気兼ねなくシャッターを切れるので便利です。
新型の EOS 80D にはタイムラプス動画専用の撮影機能が新たに付加さ
れています。タイムラプスは静止画の連続ですから、スチルユーザーには
着陸した瞬 間の
煙や機体の傾 き、
そのリアリティさに
息 を 呑 む。
[MOVIE]カメラ:EOS 80D レンズ:EF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM 1920×1080/60p 1/60 秒 F10 ISO200
を撮影することができました。
入りやすく、それがさらに身近になりました。たとえば飛行機撮影におい
ても機体が空港に戻ってきてまた出発するまでの様子などを撮影するのに
ひじょうに親和性が高く、通常の動画撮影では間延びしそうなシーンもタ
まず感じたのが「キレイな動画を意外とカ
イムラプス動画なら収まりが良いシーンもあり、今回の動画にも多用しま
ンタンに撮れる」ということ。バリアング
した。カメラに内蔵されたインターバルタイマーでも同じことができます
ル・タッチパネル液晶はスマホ感覚で操作で
が、露出変化の激しい夕暮れ時などはインターバルタイマーを用い、日中
き、初心者の自分でも慣れるのに時間がかか
や夜などはタイムラプス機能を使うと良いと思います。また、輝度差の大
りませんでした。撮り終えた素材を背面液晶
で見た時、ダイナミックに動く機体、迫力の
あるジェットサウンドに感動 ! 垂直尾翼にあ
るラダーの動き、ジェットブラストが醸し出
す揺らぎ、タッチダウンスモークが巻き上が
る様子など、飛行機の一挙手一投足を記録で
きることに楽しさを感じました。
スチルと動画撮影の違いを最も感じたのがシャッタースピード(以下 SS)
の違いです。スチルの飛行機撮影では、日中の露出の稼げる時間帯は流し
撮りなど特別な意図がない限り、高速シャッターを用いて機体をビシっと
止めるのが基本となります。しかし、動画撮影では晴天下の日中でも動き
を出すため 1/60 という遅めのシャッターを用いることを知りました。
このため、絞り値が過大になり回折現象が起きたり、被写界深度が深く
なりすぎないよう ND フィルターが手放せませんでした。夜間など低露出
下では逆に 60p で撮影していると SS が 1/60 以下にならない(1 秒間 60 コ
マ撮影するため)ため、ISO 感度が大きくなりすぎに。この場合は、画質を
考え 30p で撮影し、SS を 1/30 まで落とし少しでも ISO 感度が上がらない
ようにすることもありました。また、スチル撮影の癖でファインダーをの
ぞきながら構図を構成したため失敗も。スチル撮影のアスペクト比が 3:2
であるのに対し、動画のアスペクト比は 16:9 が基本となるため、上下が中
[タイムラプス動画]カメラ:EOS 80D レンズ:EF24-70mm F2.8L Ⅱ USM 1920×1080/30p 1/500 秒 F8 ISO100
10
航空ムービー|A☆50/Akira Igarashi
11
ムービー撮影のためのレンズとツール
ムービー撮影を重視したレンズ
● STM(ステッピングモーター)搭載レンズ
EF-S18-135mm
F3.5-5.6 IS USM
にはムービー撮影を考慮したモデルが用意
されている。特にEF-S18-135mm F3.5-5.6
83,000 円(税別)3 月下旬発売予定
IS STM は、静かでスムーズな動画サーボ
AFを実現。また手ブレの補正範囲を広げた
ダイナミックIS機能を備えており、歩き撮り
には有効。そして今回、EOS 80Dとともに登
場した EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM
は、リングUSM(高速な静止画AFを実現)
とリードスクリュータイプ STM(静かでスム
ーズな動画 AFを実現)の両方の特徴を併
せ持つ薄型モーターNANO USMを採用。
このレンズと組み合わせることができるパ
パワーズームプアダプター
PZ-E1
ワーズームプアダプターPZ-E1 により、静
かで滑らかなズーム撮影が可能になる。
25,000 円(税別)6 月下旬発売予定
三脚
⬆スチルではなく動画で撮るのも良いと感じた「ペイパー」シーン。
を欲張りたい場面でひじょうに有用だと感じる機能です。
動画は撮影するだけでなく編集作業も重要。この編集作業がネックとなり動画撮
影を諦めていた方も少なくないと思います。かく言う筆者もその一人。高価で難解
なソフトが必要で、それなりのものを作るには多くの時間が必要だとも思っていま
した。しかし、今回この動画を制作するために使ったグラスバレーの EDIUS Pro 8
という動画編集ソフトは操作がわかりやすく、初めて扱う筆者でも短時間で編集作
業のコツをつかむことに成功。凝った機能を使わずとも「それらしき」作品を作る
ことができました。
スチル撮影に慣れたユーザーが編集作業中に戸惑うのは、やはり「音」でしょう
か。音楽を入れるとそれらしくなりますが、音楽に合わせどの映像を入れるかは作
り手の腕の見せどころになると思います。また、ボリュームなど音の均一化、余計
な音を取り除く作業も必要。このあたりの作業も難しそうに思えますが、EDIUS な
意外と簡単だ った動画編集
難しい機能を 使わなくても
それらしい作品になる。
きい夜の空港などでは、HDR 動画撮影機能が活躍しました。ダイナミックレンジ
ら簡単に作業することができます。
● パンやティルトといったムービーならでは
の表現をしないなら、スチル用三脚で充分。
パンやティルトをしたい場合、別途動画三脚
を用意してもいいが、手持ちの三脚に、雲
台の面の水平を出すレベリニングユニット
を咬ませ、上にビデオヘッドを載せると良い。
すべて1/4、3/8インチネジで着脱できる。
ビデオヘッド
⬅野鳥や旅客機撮影の
現場での定番、ザハトラ
ーは元々ビデオ三脚。
スチル用三脚
➡スチルでもおなじみの
マンフロットはビデオ三
脚も出している。
スリック
レベリングユニット2
10,000 円(税別)
大きなセンサーサイズ、被写界深度の浅さを活かした映像
マイク
表現ができるなど一世を風靡してきた一眼レフ動画。EOS
● EOS 80D にはマイクが内蔵されている
が、マイク端子も搭載されているので、より
良い音を録りたければ外部マイクを使お
う。マイク端子にジャックが挿されると内部
マイクは OFF になる。
自然の中を走ってくる電車の走行音など、
臨場感豊かに録りたい場合はステレオマイ
クを、人が話しているところなどで声を明瞭
に録りたい時は、ガンマイクを使うと良い。
80D では新たな機能も加わり、もはや「スチルカメラの拡張
機能」とは言わせない域に達したのではないでしょうか ? 飛
行機撮影においては動画サーボ AF の性能が明暗を分けます
が、正直、ここまで機体に追従してくれるとは思っていませ
んでした。これは想像以上でしたね。本格的な動画専用機よ
り手頃ですし持ち運びもしやすい。何より豊富な EF レンズ
群を使い分 けられるのが良いですよね。これまで通りスチ
機撮影ファンには最適な一台ではないでしょうか? 様々な
場面でマルチに活躍してくれるカメラです。
航空ムービー|A☆50/Akira Igarashi
DM-E1
39,000 円(税別)6月下旬発売予定
タスカム
TM-2X
ロード
Stereo Video Mic
オープン価格(1.2 万円前後) 33,156 円(税込)
⬅屋外撮影では風の音を避けるため
ジャマーは必須。最初から同梱されて
いるマイクを選ぶといい。ここで紹介
したマイクはすべて同梱されている。
ル主体だけど、動画にもチャレンジしてみたい という飛行
12
指向性
ステレオマイクロホン
⬆写真の撮影にも使用しているのはジ
ッツォの三脚 GT5542LS に、ザハトラ
ーの雲台 FSB8を組み合わせたもの。
13
ムービー編集 スタートガイド
おすすめムービー編集ソフト
● 1万円台の入門用ソフトからプロ向けの
ソフトまでたくさん発売されているムービ
ー編集ソフト。写真編集からムービー編集
に一歩踏み出すなら、アドビシステムズの
Photoshop Elements 14とPremiere Ele
ments 14とのパッケージ商品がおすすめ。
WindowsとMac の両プラットフォームで
使えるのも便利。
Mac
Pro 8。プロ用編集ソフトなので価格は高め
Win
パフォーマンスに注目するなら、EOS MO
VIEに最適化されたグラスバレーのEDIUS
レビュー性能を高めているのが特徴だ。使
用するパソコンは、できるだけコア数の多
い CPUを使うとより快適になる。
Win
アドビ システムズ
Adobe Photoshop Elements 14
& Adobe Premiere Elements 14
グラスバレー
EDIUS Pro 8
59,800 円(税別)
19,800 円(税別)
3 つの画面の役割を覚えると習得も早くなる
●ムービー編集ソフトの画面は入門用もプ
ロ用も基本的な構成は共通しているので、
前もって覚えておくと理解に役立つ。画面
は主に、3 つに分割されている。まず編集
に使用するムービーや写真のファイルを登
録するのが「ビンウィンドウ」
。ムービー編
集では、必ずソフト内に使用するファイル
を読み込んでから作業するのがポイントだ。
そして、読み込んだ素材を再生順に左から
右に並べて作品を構成する「タイムライン
ウィンドウ」
。最後が素材や編集結果をプレ
ビューする「プレビューウィンドウ」になる。
タイムラインは複数のビデオトラックを重ね
て構成されているが、これはPhotoshop の
レイヤーパネルに時間軸を加えたものと理
解すると分かりやすいだろう。
[プレビューウィンドウ]
[ビンウィンドウ]
素材と編集結果を再生して確認
使用する素材を登録する
[MOVIE]カメラ:EOS 80D レンズ:EF300mm F2.8L USM+1.4 倍 EXT 1920×1080/60p 1/60 秒 F6.3 ISO200
野鳥ムービー
菅原 安
Sugawara Yasushi
冬・夜明け前、気温が
最も下がる時、川面か
ら霧が立ち始めます。川霧と
呼ばれる現象です。乳白色の
霧が川面を這い回る静の世界。
そんな静寂が「チキー」とカ
写真撮影の合間に
静かに録画ボタンを
押してみませんか
だが、パソコンの性能をフルに活かしてプ
?
ワセミの甲高い声で破られま
す。川霧を真っ二つに分けた先にはカワセミが止まってい
[タイムラインウィンドウ]
素材を並べて作品を構成する
ます。開演の予備ベルを鳴らすように静かにビデオをスタ
ートさせます。モノクロームの世界から一気に温かみを帯
写真の編集とムービー編集の違いを知っておこう
びた生の世界が訪れようとしています。夜明けです…日が
差し込んだ瞬間、上昇気流が発生し川霧は狂ったようにダ
ンスを始めます。いよいよショーの始まりです。
川霧に覆われたカワセミはディフューザー効果で、真逆
ビデオの
トリミング
光でもしっかりと背中のコバルトブルーが輝いて見えます。
・カワセミ(主役)
・太陽(照明)のタイミングが
川霧(舞台)
揃わないと描けない世界です。上の作例は、理想的な画を
写真の
トリミング
求めたこの場所で撮影するのに 2 年かかった。そんな貴重
な瞬間に今回はスチル撮影も同時の 3 台体制。寸暇を惜し
む間もない大忙しの撮影でスタートしました。
⬆ EDIUS Pro 8 のプロジェト設定画面
● 写真を編集する時に最初に作成する
「新規」作成に当たるのが、
「プ
ロジェクト設定」や「シーケンス設定」
。フレームサイズで横縦のピクセ
ル数を設定するのは写真の編集と同じで、フル HD の場合は幅 1920、
高さ1080ピクセルを指定する(解像度の設定はない)
。逆に写真にな
いのがフレームレート
(1秒間に表示するコマ数、単位は「fps」
)で、
「24
(23.98)
」
「30(29.97)
」
「60(59.94)
」の 3 種類から選ぶ。撮影時のカメ
写真とムービーの違いは ? 今更の疑問に今回は改めて
ラのムービー設定に合わせるのが基本だが、滑らかなスロー映像を作
るために60pで撮影したなら、24(23.98)fpsを選ぶと効果が高くなる。
また、各フレーム(コマ)の表示方法を選択するフィールドオーダーは、
YouTube 用に編集する場合は「プログレッシブ」を指定。用語で意味
が異なるのが「トリミング」
。ムービーの場合は前後の不要な部分を削
除して、使用する部分を選ぶ作業のことを意味するので注意しよう。
対峙してみました。視聴スタイルの違いが両者の性格を分
けているのでは ? と思います。ムービーは常に時間に支配
され撮影時間=視聴時間が基本で、撮影時の無駄を省いた
りメッセージを伝えるために編集という作業が介在します。
⬆ムービー撮影が本職の菅原氏。撮影対象に合わせて様々
なカメラを使い分ける。タイムラプスも一つの手段。
14
15
[MOVIE]カメラ:EOS 80D レンズ:EF500mm F4L IS II USM 1920×1080/60p 1/200 秒 F4 ISO200
動きの速い野鳥は
pで撮影して
1/2スローにするのが効果的。
60
いっぽう写真は鑑賞する時、時間に支配され
ルエディターを使えばオリジナルの画作りも
ません。見る側の意思で別の一枚に目を移せ
登録することができます。しかもその設定フ
るのが写真です。言い換えれば鑑賞時、主導
ァイルは異なる EOS でも反映され、統一感の
権が見る側にあるのが写真で、撮って編集す
ある色傾向を再現できます。
る側にあるのがムービーと言えます。ですか
ら編集は、映像表現を際立たせる効果もあり
ますが、見る側への気遣いで体系化された技
法とも言えるでしょう。と言っても編集を難
しく考える必要はありません。
例えば作例のハクチョウの飛び立ちシーン
⬆用途に応じた画作りを楽しめるピクチャー
スタイルファイルがキヤノンHPから無料提
供されている。コントラストは低めだが業務
用ビデオカメラの色傾向の「ビデオカメラ
Xシリーズ風」
(VIDEO-X)は、他のビデオ
映像と相性がよい。
ですが、そのまま再生するとバタバタと忙し
筆者は、オプション仕様の「ビデオカメラ
X シリーズ」を愛用しており、癖のない色傾
向なのでスチル撮影時もそのまま使っていま
す。ただ今回の逆光カワセミ撮影では、目で
見た強い印象を残しておきたかったので、色
鮮やかでコントラストの高い「風景」を使用
しました。結果は、25 年も前にフィルムで撮
い感じの画になってしまいます。撮影者は現地の記憶があるのでリアルに感じます
影した時の色を彷彿とさせる画が再現できました。当時はこの朝日の変化を出した
が、初めて見させられる視聴者には動きの速さは伝わりますが、優雅さは感じても
く Kodak の PRP という、ちょっとマイナーなポジフィルムを使用したものです。少
らえないでしょう。そんな時、スピードを半減して 1/2 スローで見せてあげれば、バ
し派手ですが似た感じに仕上がりました。ピクチャースタイルはフィルム選びに通
タバタ感は消えじっくり鑑賞してもらえます。
「リアルじゃない」と思われるかもし
じる楽しみもあり、またオリジナルフィルムを作り出せる機能と言えるでしょう。
れませんが、それが動画を見てもらうための気遣いなのです。
写真では一期一会、千載一遇、決
ただしシャッタースピードは再生時の環境を意識して撮影しておきましょう。ス
定的瞬間など、シャッターチャンス
ロー再生前提なら 1/100 〜 1/250 秒くらいまで速くできますが、通常スピードの再
が少なくなるほど、撮れたときの価
生では、適度に画が流れる 1/60 位にしておいたほうが自然な雰囲気になります。で
値感・満足度は高くなります。動画
すから屋外の撮影では、1/4 〜 1/16 くらいの ND フィルターを用意して、明るさを
でも撮影チャンスが少ないと価値感
ND フィルターで調整できるようにしておいたほうが良いでしょう。
は高くなるという反比例の関係は同
写真では RAW 記録して後から画作りする(現像)スタイルが定着していますが、
写真 とムービーを
同じルックにできるのが
EOSの魅力 。
[MOVIE]カメラ:EOS 80D レンズ:EF500mm F4L IS II USM 1920×1080/60p 1/250 秒 F4 ISO100
じですが、動画は一瞬の価値感だけ
動画では撮影段階で画作りしたほうが後処理で補正するよりクリアな映像が得られ
るでしょう。EOS では 7 種類(オート・スタンダード・ポートレイト・風景・ディテール重
視・ニュートラル・忠実設定)のスタイルがプリセットされており、ピクチャースタイ
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野鳥ムービー|菅原 安
➡ブラインド(野鳥撮影用のテント)に入って
の撮影は警戒心の強い鳥はもちろんのこと、
スズメなど身近な鳥でも普段と違う自然な演
技を見せてくれる。右写真のセットは左から
200・300・500mm の 3 本体制でスチルと動
画撮影をこなす。
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一瞬は写真で、
その場の空気感は
ムービーで表現 。
ムービーで写真を使う基礎知識
写真にはない「時間」と「音」を加えていく
[3 秒表示]
[4 秒表示]
[2 秒表示]
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ムービーのフレームレートと
1 枚の写真の表示時間
⬆撮影した写真をムービーにする場合、その写真を何秒表示するかを決める。最短で 1フ
でなく、環境を切り取るその場の雰囲気
(空気感)を表現するのにも長けています。
カワセミのポートレイト写真では光の変
化を余すことなく捉えていますが、川霧
レーム。1フレームの表示時間はムービーのフレームレートによって変わり、59.94fps(60p)
はもちろんのこと、ただじっと止まって
いるように見えるカワセミですが、実際
は微動しているので息吹さえも感じさせ
る映像になっています。ムービー=動い
ているものが得意で、カワセミのハンテ
ィング・シーンなど最も動画に適した事
象と思われるでしょうが、実際は“静”
の世界をじっくり描き出したほうが面白
い映像になります。野鳥をムービー撮影
しているとスチル撮影者から「生き物は
動画だと良いよね !」と言われてしまい
ます。裏を返せば「動きモノはムービー
[STILL]カメラ:EOS 7D Mark II レンズ:EF200mm F2.8L USM 1/2500 秒 F5 ISO800
⬆カワセミのクチバシが水面
に触れた瞬間を捉える! 撮れ
と言っても撮れない偶然の産
物だが、EOS 7D Mark II の秒
間 10コマのドライブ能力だと
その確率は一気に高くなる。
3:2 の「横位置」写真を使う場合
4000ピクセル
で普通に行なってる作業が、すべて動画では大きなブレにつながってしまいます。
等倍サイズ
(1920×1080ピクセル)
からズームバック
写真の横幅一杯まで引いていく
● 1 枚の写真からトリミングする位置を開始と
終了位置で変更すると、ズームしたり、パンニン
グすることができる。80D の写真の解像度は最
大 6000×4000なので、縦位置で撮影してもか
なりダイナミックなムービー表現が可能になる。
撮影前に画作りを完成させておくのが見やすい野鳥動画のコツ。写真は撮る瞬間が
緊張のピークなら、動画は撮影前の準備段階が一番緊張します。録画が始まったら、
静かに見守る姿勢が上手な野鳥動画の秘訣です ! 簡単でしょう ?
野鳥ムービー|菅原 安
左右合わせでトリミング
1920ピクセル
1080ピクセル
6000ピクセル
動で画は大きく揺れてしまいます。
「ピントは ? 構図をもう少し修正」など、写真
天地合わせでトリミング
「6000×4000」ピクセルの写真から「1920×1080」のフル HD サイズで切り取る
撮影なのに、その場の雰囲気まで持ち帰れることを知っている人は少ないようです。
姿勢がムービー撮影では重要になります。野鳥撮影は超望遠の世界、ちょっとの振
1/30 秒
1/60 秒
解像度の高い写真から部分切り出しやズームやパンも可能
ービー撮影者を見かけたことはほとんどありません。ただフィックスで構えた風景
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⬆ 3:2 の写真
ズームアップしてトリミング
得意なのです。動物映像ではムービーの価値感は浸透していますが、風景撮影でム
さい。そして静かに録画ボタンを押すだけでよいのです。実はこの“静かに…”の
1/24 秒
【ビデオは基本的に16:9 横位置】
●ムービーの画角(横縦比)は基本的に
16:9 の横位置。同じ画角で撮影できる
カメラもあるが、3:2など違う横縦比で
撮影すると、写真側をトリミングして16:
9の中に入れ込む必要がある。3:2の横
位置写真の場合で解説すると、フレーミ
ングを変えたくない場合は天地合わせ
にする。その場合、左右に黒などの色が
付く。それが嫌な場合は左右合わせに
すると黒部分はなくなるが、写真の天地
がトリミングされてしまう。あるいは解像
度が許す限り、思い切りズームアップす
る方法もある。どう使うかは使用する意
図に合わせて自由に決めよう。
確かに捉え続けていれば間違いなく記
瞬間を捉えようと気を張らず、写真撮影の合間に動画撮影モードにしてみてくだ
59.94fps(60p)
写真の表示時間
写真の画角を16:9 のビデオの画角に合わせる必要がある
録できているので、鳥の生態を描くのに向いているのは当然でしょう。でもハンテ
ち着いた画も重要な映像となります。実はビデオではその“静”の世界を描くのが
29.97fps(30p)
写真には音がないので BGMを付けよう。
だと楽だね」と思われているようです。
ィングや飛翔シーンは野鳥映像のハイライトシーンで、その映像を活かす静かで落
23.98 fps(24p)
使用すると、標準で何秒のクリップとして扱うかを決める設定があるが、写真の再生時間は
自由に変更できる。タイムラプス・ムービーを作る場合は 1 枚=1フレームで表示する。また、
の変化までは捉え切れていません。
いっぽう動画では刻々と変化する川霧
フレームレート
なら「1 秒=60フレーム」なので 1/60 秒になる。ムービー編集ソフトでは写真を読み込んで
⃝制作:ビデオサロン編集部
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動画
挑戦
で
にも
ム ー ビ ー 公 開 中 !!
鉄道ムービー
航空ムービー
野鳥ムービー
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キヤノンマーケティングジャパン株式会社
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