機関紙 第 36号

(1)生活の党と山本太郎となかまたち機関紙 第36号 平成28年(2016年)6月10日発行 Ⓒ生活 H E A D L I N E S
❶小沢一郎代表 巻頭提言
山本太郎代表 スペシャル・レポート
❷第190回国会活動報告
参院選候補者推薦一覧
日米国際交流DP21
地域の活動●のざわ哲夫、末次精一
生活の党と
山本太郎となかまたち
さまざまな矛盾が露呈してきている日本
世 界 的に激 動の時 代を 迎えていますが、日 本
もいま、
いろいろな意味で矛盾が表面化しつつあ
ります。「アベノミクス」
などという 言 葉 遊びのパ
フォーマンスで、景気はいつまで経ってもよくなら
ず、国民の活力を生み出せない状況が続いていま
す。
あげくに、日銀を巻き込んだ間違った金融政
策の結果、特定の人だけが利益を享受するいびつ
な社会になってしまいました。
また、労 働 環 境も 悪 化の一途を 辿っており、非
正 規 雇 用は増え 続ける一方で、年 金や医 療など
の社会保障の先行きも不透明感が増すばかりで
す。
これでは、生活が成り立たないという不満や、
いつか日本は破綻してしまうのではないかという
不安が、国民の間で渦巻いていくのも致し方あり
ません。
れるか否かは別にして、与党が勝利する可能性が
非常に高いと思います。
私は最後まで諦めず
自公に代わる受け皿づくりに努力する
アメリカの大統領選の候
海外に目を向けると、
補 者 選びで共 和 党のトランプ氏や民 主 党のサン
ダース氏の歯切れのよい主張が多くの国民の支持
を得ています。
その内容はさておき、
彼らの真剣に
国を憂う気持ちが伝わり、
有権者の心を動かした
のだと思います。日本の野党も、自分たちの議席
を守るためなどという狭い考えを捨てて、安倍政
治を止め、
国民生活や日本の将来を守るという高
い志を国民の前に示すべきです。
それを国民にしっかりと伝える最大の方法は、
野党が本気になって心を一つにすることです。
その
真剣さが見えてくれば、
国民は
「ああ、
政権交代の
用意ができた。
これならいける」
と感じて、無党派
層も投票所に足を運んでくれるはずです。
そうす
れば、
必ず野党は勝てます。
有権者は自公に代わる受け皿に投票したくてう
ずうずしているのです。
それができないものだから、
「うずうず」
が
「イライラ」
に代わって、今や諦めに
なろうとしています。
今夏の参院選はとても重要で
す。
野党の現状はまだまだ態勢が整っているとは言
えませんが、
私は最後の最後まで諦めません。
何と
しても有権者の受け皿をつくり、
安倍政権に代わる
日本の政治体制を築いていきたいと思っています。
報隠しも取り上げました。持続可能な国作りを放棄する無責任行
政を許しません、粘り強くやっていきます。
国家戦略特区法改正案では、私の質疑のためだけの参考人と
して、東大大学院農学生命科学研究科の鈴木宣弘教授に委員会
に出席して頂きました。鈴木先生は、
「特区は政権と近い一部の
企業の経営陣の皆さんが利益を増やせるルールを広げる突破口
をつくるのが目的」
と断言されました。
さらに「ブッシュ前大統領は、食料自給できない国を想像でき
るか、それは国際的圧力と危険にさらされている国だと演説し、
アメリカの大学では、標的は日本だ、日本人の直接食べる食料だ
けでなく畜産の餌穀物を全部アメリカが供給すれば日本人が完全にコントロー
ルできる」
「これが食料戦略というものです」と発言されました。TPPと一体と
なった国家戦略特区に反対し、日本の食料自給率と食料自給力を向上させるた
めに頑張ります。皆で一緒にやりましょう。
皆さんがこの文をお読みになっている頃には国会が閉会、参議
院選挙のみか、
ダブル選か、ハッキリしている事でしょう。どちらに
しても全身全霊で戦っていきましょう。
さて今国会、私は、内閣、行政監視、東日本大震災復興及び原子
力問題、国の統治機構に関する調査会の4つに所属し、合計23回
の質問・意見表明を行いました。町工場と化した我が事務所はフ
ル回転で挑みました
(笑)
。
加藤一億総活躍担当相とは、待機児童問題(保育士の処遇改
善と認可保育所の増設についての修正案提出)、奨学金問題等
で議論しました。特に、生活保護家庭の高校生の大学進学を原
則認めない、
という政府の方針は全く納得できません。
しかし、委員会での質問
が繋がり、厚労省が少しずつ態度を改めるサプライズもあり、諦めず質問して
いく事の大切さを感じています。貧困の連鎖を断ち切るために、今後とも追及
を続けます。放射能汚染の除去土壌の野放図な再利用や東電のメルトダウン情
山本太郎代表
全身全霊で選挙を闘おう! スペシャル・レポート
今こそ、
野党は手を取り合って
本物の連携を図るべき
発行:生活の党と山本太郎となかまたち ■平成28年(2016年)6月10日発行 ■〒102−0083 東京都千代田区麹町四丁目5番6号 麹町森永ビル4F ■Tel.03-3234-3330 ■Fax.03-3234-3332 ■E-mail:[email protected] ■ホームページhttp://www.seikatsu1.jp
野党はしっかりとまとまって、
こういう時こそ、
一致団結することにより、政権交代を実現し、国
民生活に目を向けた正しい経済政策を実行して
いくべきです。
野党がこの夏の参院選に勝てば、安
倍首相は退陣せざるを得なくなり、
安倍政治の暴
走を止めることができます。
ところが現状を見る
と、
かなり悲観的にならざるを得ません。
確かに、
形の上では野党統一候補の選定は進んでいます。
し
かし、
その実態は、全野党がしっかりと手を取り
合って連携するという
ものではなく、何とな
く「 ま あ 仕 様 がない。
候 補 者 を 絞 る 以 外に
ないだろ う 」という 程
度の連 携です。
これで
は、
いくら 統一候 補を
立てても 勝てる 選 挙
区 は 限 ら れてし ま う
と 思います。
このまま
では 与 党 が 参 議 院の
3 分の2の 議 席 を 取
野党は心を一つにして
国民に本気度を示せ!
小沢一郎代表
巻頭提言
36 号 2016.6
第
(2)生活の党と山本太郎となかまたち機関紙 第36号 平成28年(2016年)6月10日発行 Ⓒ生活
第24回参議院議員通常選挙候補者推薦一覧
(平成28年6月1日現在)
岩手県選挙区
第190回国会活動報告
法務委員会等で質疑
●2016年5月11日・24日・26日 参議院特別委員会・法務委員会質問 谷亮子副代表
木戸口 英司(きどぐち えいじ)52歳 新
<主濱了副代表コメント>
木戸口氏は党の理念を継承できる人材。
人は信念が重要で、
彼なら誠意で挑み、
結果を出してくれると信じています。
野党の力、
市民の力は無限です。
皆様の応援をお願いします。
参議院法務委員会では、
「刑事訴訟法等
の一部を改正する法律案」
「本邦外出身者
に対する不当な差別的言動の解消に向け
新潟県選挙区 森 裕子 (もり ゆうこ)60歳 元2
た取組の推進に関する法律案」、いわゆる
石川県選挙区 柴田 未来(しばた みき)45歳 新
員定員法及び総合法律支援法の一部を改
ヘイトスピーチ解消法、そして「裁判所職
正する法律案」について、連日にわたって
富山県選挙区 道用 悦子(どうよう えつこ)50歳 新
和歌山県選挙区 由良 登信(ゆら たかのぶ)63歳 新
香川県選挙区 田辺 健一(たなべ けんいち)34歳 新
質疑が行われ、可決されました。また、政府
開発援助等に関する特別委員会では、アフリカ開発の今日的課題等
について、駐日ケニアおよびエリトリア大使への質疑を行うとともに、
「G7伊勢志摩サミット、第6回アフリカ開発会議及び持続可能な開
発のための2030アジェンダに向けた我が国の開発政策に関する決
地域の活動
「これでいいのか日本・東京」で挨拶
東京都第1区総支部長
のざわ哲夫
5月22日にミドルズ・ミナセン東京主
催の「これでいいのか日本・東京」で以下
の政党ご挨拶をさせていただきました。
「野党の共闘体制は、国民側から見て、
自公に代わり信頼して政権を任せられる
受け皿になっていない。沖縄では衆院でも参院でも野党が力を合わせ、譲るべ
きは譲って大きな成果を上げているが、その他の地区では今のところ必ずしも
そうでない。本当に野党が結束すれば必ず自公に勝てる。わたしは最後まで、公
示までの間に、
これならば、野党が本当に団結したな、
という姿を国民に見せる
ことができれば、
まだ間に合うと思う。野党がもう一度政権交代を果たし、国民
のための本当の政治を行い、
日本に議会制民主主義を定着させよう」
地域の活動 「人は石垣、人は城」の重みを感じながら活動を続ける
長崎県第4区総支部長
議」を行いました。今国会中における皆様方の御支援に対し、心より
厚く御礼申し上げます。 激励の集いを開催 玉城デニー幹事長
5月13日に「玉城デニー激励の集い2016」を開催。来場された
大勢の支持者の皆さんへ国政における議員活動や生活の党の取り
組みなどを報告するとともに、
6月5日投開票予定の県議会議員選
挙、
7月施行予定の参議院選挙における勝利への団結を誓いました。
この日は小沢一郎代表も激励に駆けつけ、
「皆さんの力で玉城君
を政治家として大きく育てていただきたい」と、沖縄における厳しい
政治環境の中でさらに飛躍するための温かいご支援を来場の皆さん
へ述べられました。
2年ぶりとなった「激励の集い」には支持者の他に県副知事、現職
参議院議員や元市長の来賓方々も揃いさらなる活動に向けた力強い
エールを頂戴いた
しました。
末次精一
「山の向こうを見ても援軍は来ない」そう言ったのは
故田中角栄首相でした。自力本願を旨とせよという趣旨
ですが、まさに選挙の本質を突いた言葉だと思います。
私が一昨年暮れの解散で惨敗してからは、
この言葉を座
右に置き活動してきました。まだまだ実力不足ではありますが、必ず当選して
やるという気持ちだけは捨てずにやって来きました。
不思議なことに、最近は「末次さんも諦めずに頑張っているから何とかして
あげたいね」という声も聞こえるようになりました。惻隠の情ほど有難いもの
はありません。これは小沢一郎代表の岩手県事務所にあったのですが「人は
石垣、人は城」
という言葉の重みも感じながら活動を続ける日々です。
日米国際交流DP21
〜米国から高校生がやってきた
アメリカの高校生を招待し、日本に対する知見を広めてもらうプロ
ジェクト「日米国際交流DP(Dream Project)21」で、今年もイリノ
生 活 の 党 と 山 本 太 郎 と な か ま た ち は、 機 関 紙 以 外 に も メ ル マ ガ を は じ め
facebook や動画、Twitter などのソーシャルメディアで積極的に情報を発信し
ています。
生活の党と山本太郎となかまたちホームページ http://www.seikatsu1.jp
イ州のレインテック高校の生徒10名が日本にやってきました。一行
は5月22日から28日まで滞在。国会議事堂を見学するなど東京で
研修した後、小沢代表の地元岩手県に移動し達増知事を訪ね活発な
意見交換を行うなど充実した一週間を過ごしました。
同プロジェクトは小沢一郎代表が日本語教育を取り入れているシ
カゴのラングストン
ヒューズ 小 学 校を
生活の党と
山本太郎となかまたち
訪問した際、日本語
や日本文化を真剣
に学ぶ子供たちの
姿に感銘を受けス
タートしたもので、
今年で16年目を迎
えます。