南アフリカの銀行から流出したカード情報に基づく本邦での現金不正

平成28年5月23日
在南アフリカ共和国日本国大使館
大使館からのお知らせ
(南アフリカの銀行から流出したカード情報に基づく本邦での現金不正引き出し事
案について:注意喚起)
南アフリカにおいては,これまでもスキミングの犯罪が広く発生している実態があ
りますが,今般,南アフリカの銀行(スタンダード銀行等)から流出したカード情報
を使用し,5月15日,本邦17都府県のコンビニに設置されたATMで総額約14
億円の現金が不正に引き出されるという事案が発生したとの報道が本邦及び南アフ
リカでなされています。
今回の犯罪ではおよそ1600枚のクレジットカード情報が使用されたと見られ
ており,どのような形でそのような情報が流出したのか等詳細については,今後の捜
査当局による捜査を待つことになります。
つきましては,特にスタンダード銀行のクレジットカードをお持ちの方におかれて
は,クレジットカードの使用履歴で心当たりがない引き落としがないか確認するよう
お願いいたします。その上で,万が一,被害に遭われた可能性が認められた場合には,
取引先銀行に被害を報告するとともに当大使館への一報をお願いいたします。
また,今回の事件で言及されているスタンダード銀行発行に限らず,南アフリカ各
銀行が発行するクレジットカードやデビットカード,及び本邦クレジットカード等に
ついても,現金引き落とし時はもとより,使用時にはスキミング被害に遭わないよう
細心の注意を払うようにお願い申し上げます。
(了)