世界優先証券ファンド201411

2016年5⽉25⽇ 臨時レポート
世界優先証券ファンド201411
(ヘッジあり)
愛称「ゆうせん君201411」
単位型投信/内外/その他資産(優先証券) ※課税上は株式投資信託として取り扱われます。
※購⼊の申込期間は終了しています。
-第3期分配⾦のお知らせ-
⽇頃より『世界優先証券ファンド201411(ヘッジあり)』をご愛顧賜り誠にありがとうございます。
当ファンドでは5⽉25⽇に第3期の決算を⾏い、利息収益中⼼に収益の分配を⽬指し、基準価額⽔準、市況動向、
分配対象額等を勘案した結果、当期(第3期)の分配⾦を以下の通り決定いたしました。
第3期の分配⾦(税引前、1万⼝あたり)
40円
当ファンドの基準価額は、2015年央以降、いわゆる「リスクオフ」の動きから優先証券市場が下落傾向を辿っ
たことを主因に下落傾向にありました。2016年2⽉以降も欧州の⾦融機関の業績不振や、保険銘柄の中で繰上
償還延期を⽰唆した発⾏体があったことなどから基準価額が下落しました。但し、3⽉に⼊り欧州の追加緩和や
⽶国の利上げが更に緩やかなペースとなる⾒通しが強まったことなどから、⾜許の優先証券市場は上昇に転じ
ています。(詳細は2ページ以降をご覧ください)
※分配対象額が少額な場合等には、委託会社の判断で分配を⾏わないことがあります。※将来の分配⾦の⽀払いおよびその⾦額について保証する
ものではありません。
<基準価額・純資産総額の推移 設定⽇(2014/11/28)〜2016年5⽉25⽇>
■基準価額等の推移
(円)
10,500
純資産総額(右軸)
分配⾦再投資基準価額(左軸)
基準価額(左軸)
(億円)
500
400
10,000
300
9,500
200
9,000
100
純資産総額
83億円
(2016年5⽉25⽇現在)
■基準価額騰落率
設定来
-5.7%
(2016年5⽉25⽇現在)
0
8,500
14/11/28
■基準価額・純資産総額
基準価額
9,238円
15/5/28
15/11/28
(年/⽉/⽇)
※基準価額は信託報酬控除後のものです。※分配⾦再投資基準価額および騰落率は、信託報酬控除後の基準価額に対して、税引前分配⾦を決算
⽇に再投資した修正基準価額をもとに算出、表⽰。※騰落率は実際の投資家利回りとは異なります。※上記データは過去の実績であり、将来の
運⽤成果をお約束するものではありません。
8ページ⽬以降の「投資リスク」と「ファンドの費⽤」の内容について必ずご確認ください
■当資料は、ファンドの運用状況や関連する情報等をお知らせするために大和
住銀投信投資顧問が作成した資料です。■当資料内の運用実績等に関する数
値等は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。
■当資料内のいかなる内容も、将来の市場環境の変動等を保証するものでは
ありません。■当資料は各種の信頼できると考えられる情報源から作成してお
りますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。■投資信託は預
金、保険契約ではありません。また、預金保険機構及び保険契約者保護機構の
保護の対象ではありません。■銀行など登録金融機関でご購入いただいた投
資信託は、投資者保護基金の対象ではありません。
1 /10
大和住銀投信投資顧問株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第353号
加入協会 一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会
2016年5⽉25⽇ 臨時レポート
世界優先証券ファンド201411
(ヘッジあり)
<Q1. 基準価額の下落要因と第3期分配⾦について教えてください。>
A1. ①⾦融市場の混乱を背景に、優先証券の価格が下落したこと、②繰上償還の延期
懸念から、⼀部の保険銘柄が下落したこと、から基準価額が下落しました。
ただし、⾜許の基準価額は回復傾向にあります。
(保険銘柄の⼀部の価格が下落したことによる要因については、Q2:3ページ以降をご覧ください)
2016年に⼊り⾦融市場では、2015年12⽉の⽶国利上げ実施に加え、中国経済の減速懸念や原油安を背景に、
世界同時株安や円⾼進⾏など、いわゆる「リスクオフ」の動きが続きました。リスクが相対的に⾼い⾦融資産
はほとんど値下がりし、値動き(ボラティリティ)が⼤きかったことから、投資家の多くが狼狽売りをしたこ
とがうかがえます。
債券市場では⽶国債など信⽤⼒が⾼い債券が買われる⼀⽅で、ハイイールド債券など信⽤⼒が低い債券は⼤き
く下落するなど、クレジット(信⽤リスクを取って利益を追求する債券)市場は軟調な展開となりました。そ
のような中で優先証券も下落傾向を辿りました。ただし、他資産に⽐べ相対的に下落率は⼩さくなっています。
3⽉以降、「リスクオフ」の動きは収まっています。ECB(欧州中央銀⾏)は3⽉に⼊り政策⾦利の引き下げ、
資産購⼊プログラムの買⼊額および購⼊対象資産の拡⼤といった市場の想定以上の追加緩和策を発表しました。
これを受けて、市場ではクレジットリスクの縮⼩がクレジット市場に好材料となるとの⾒⽅が広がり、優先証
券市場は上昇に転じました。同⽉のFOMC(⽶連邦公開市場委員会)において年内のFF⾦利の引き上げ回数予
想と2016年末時点のFF⾦利の誘導⽬標の中央値予想が共に引き下げられ、⽶国の利上げペースが事前予想よ
り緩やかになると⾒込まれることも好感されました。
市場に落ち着きが戻り、当ファンドの基準価額も回復傾向にありますが、基準価額の⽔準、市況動向、分配対
象額等を勘案した結果、第3期の分配⾦は40円と致しました。
<各資産の騰落率
(第1期末:2015年5⽉25⽇との⽐較)>
原油 ⽇本株 ⽶国株 中国株
第2期末
(2015/11/25)
-28% -3%
優先
投資適
ハイイール
証券
格社債
ド債券
0%
-6%
-2% -24% -2%
<ご参考:優先証券市場の推移>
106
104
102
100
98
96
2016/5/23
-19% -18% -4% -41%
1%
4%
-2%
(2014年12⽉31⽇〜2016年5⽉23⽇)
94
92
優先証券
※2014年12⽉末を100として指数化
90
※原油:WTI原油先物、⽇本株:⽇経平均株価、⽶国株:S&P500、
中国株:上海総合、優先証券:バンクオブアメリカ・メリルリンチ証
券 US Capital Securities Index、投資適格社債:バンクオブアメリ
カ・メリルリンチ証券 US Corporate Index、ハイイールド債券:バ
ンクオブアメリカ・メリルリンチ証券 US High Yield Index
14/12末
15/4末
15/8末
15/12末
16/4末
(出所)各種データより⼤和住銀投信投資顧問作成
8ページ⽬以降の「投資リスク」と「ファンドの費⽤」の内容について必ずご確認ください
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する数値等は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。■当資料内のいかなる内容も、将来の市場環境の変動等を保証す
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2016年5⽉25⽇ 臨時レポート
世界優先証券ファンド201411
(ヘッジあり)
<Q2. 優先証券の繰上償還の状況について教えてください。>
A2. 銀⾏などの⾦融機関の⾃⼰資本規制強化を背景とした繰上償還は順調に進みました
が、2015年に⼊ると、⼀部の保険銘柄の繰上償還が延期されました。
2012年〜2014年は、⾃⼰資本規制強化を背景に既存の優先証券が繰上償還された⼀⽅、国際的な⾦融機関は経
営の健全性を維持するため、⾃⼰資本の強化を進めたことから信⽤⼒の改善が進み、市場環境が不安定な時も影
響は軽微にとどまり、優先証券は堅調に推移しました。
2015年〜現在:銀⾏銘柄は繰上償還進むも、保険銘柄の⼀部で繰上償還が延期
繰上償還が進んだことで、投資対象となる銀⾏銘柄は減少し、2014年以降新たな投資対象として保険銘柄が注
⽬されるようになりました。銀⾏のような規制強化による繰上償還はないものの、格付け維持等の理由※で、銀
⾏と同様に最初の繰上償還可能⽇に繰上償還が期待されたものです。
しかしながら、2015年に⼊ると保険銘柄の⼀部については、信⽤⼒についての懸念はないものの、繰上償還の
延期が材料となり価格が下落しました。(詳細は次ページ以降)
繰上償還が⾒送られるという懸念は保険銘柄の⼀部に限られているものであり、優先証券全体に拡⼤しているわ
けではありません。引き続き最初の繰上償還⽇に繰上償還された銘柄は多数存在しています。
※⼀部の格付機関は、保険会社が発⾏した優先証券の資本性を⼀部のみしか認めないことを表明していました。資本性が認められ
ないと財務的な安定性が低下し、結果的に格下げに繋がる可能性があるため、保険会社は既存の優先証券を繰上償還し、新たに資
本性が認められる優先証券を発⾏すると考えられていました。
繰上償還となった銘柄の価格推移
<繰上償還となった銘柄(クレディ・アグリコル)の価格推移>
2014年12⽉26⽇繰上償還済
(⽶ドル)
2016年1⽉19⽇繰上償還済
(⽶ドル)
105
110
105
100
100
95
<繰上償還となった銘柄(ドイツ銀⾏)の価格推移>
(2012年12⽉31⽇〜2014年12⽉26⽇)
12/12
13/6
13/12
14/6
95
(年/⽉)
(2013年12⽉31⽇〜2016年1⽉19⽇)
13/12
14/8
15/4
15/12
(年/⽉)
(出所)Bloombergのデータをもとに⼤和住銀投信投資顧問作成
8ページ⽬以降の「投資リスク」と「ファンドの費⽤」の内容について必ずご確認ください
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世界優先証券ファンド201411
(ヘッジあり)
<Q3. 保険銘柄は全て繰上償還が延期されるのですか?>
A3. ⼀部の保険銘柄について、繰上償還が⾒送られる懸念があります。
2015年1⽉末:⼀部銘柄について繰上償還が延期される懸念浮上
銀⾏のように⾃⼰資本規制強化を背景とする優先証券の繰上償還期待はないものの、前述のように格付け維持
等による繰上償還期待から、保険セクターの優先証券も2014年末まで安定的に推移していました。
しかし、発⾏体の経済合理性の観点から繰上償還を延期するリスクがあると意識され始め※、信⽤⼒についての
懸念はないものの、2⽉以降銀⾏セクターと⽐較して軟調な動きとなりました。⼀部の銘柄に対する売りはその
後も断続的に散⾒されました。
※銘柄によっては、最初の繰上償還可能⽇以降クーポンが固定⾦利から変動⾦利に変わることにより、発⾏体が⽀払うクーポンが
著しく低くなる銘柄があったことから、こうした銘柄は経済合理性の観点から繰上償還を延期するのではないか、という考え⽅。
2015年8⽉:リンカーン・ナショナル発⾏の⼀部優先証券について繰上償還が延期される懸念拡⼤
特に、8⽉初旬には、⽶国の⾦融・保険会社であるリンカーン・ナショナルの⼀部の銘柄が⼤きく下落しまし
た。リンカーン・ナショナルのCEOが7⽉30⽇の4-6⽉期決算発表において、実質的に繰上償還の延期を宣⾔
したと⾒做される発⾔をしたことがその背景です。このため、信⽤⼒についての懸念はないものの、⼀部の投
資家の売りを誘い下落したものと考えられます。
リンカーン・ナショナルの下落により、他の保険銘柄の⼀部※も影響を受けましたが、いずれもリンカーンと
同様に信⽤⼒の悪化によるものではありません。
※「リインシュアランス・グループ・オブ・アメリカ」「カトリン」「グレンメドウ」等
2015年11⽉:リインシュアランス・グループ・オブ・アメリカ発⾏の優先証券の繰上償還が延期
2015年11⽉15⽇、リインシュアランス・グループ・オブ・アメリカ(RGA)の優先証券の繰上償還が延期さ
れたことが判明しました。事前に市場で予想されていたこともあり、直後の市場の⽔準に⼤きな変化はありま
せんでしたが、同様の⾦利⽀払い条件を持つ保険銘柄の⼀部は2016年2⽉にかけて徐々に価格が下落しまし
た。
2016年2⽉:チャブ発⾏の優先証券の繰上償還延⻑リスクが浮上
2016年2⽉26⽇には、⽶国の保険会社であるチャブ(親会社:エース(スイスの保険会社))が、実質的に優
先証券の繰上償還延期の可能性を⽰唆しました。従来同社は、初回の繰上償還⽇に償還すると表明しており、
突然前⾔を覆したことから、繰上償還延⻑リスクが嫌気される形で価格が下落しました。
次ページに続きがあります。
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2016年5⽉25⽇ 臨時レポート
世界優先証券ファンド201411
(ヘッジあり)
前ページからの続きです。
2016年4⽉:リンカーン・ナショナル発⾏の⼀部優先証券について繰上償還が延期
2016年4⽉18⽇、リンカーン・ナショナル発⾏の優先証券の繰上償還が延期されました。繰上償還が延期され
たのは、昨年11⽉のリインシュアランス・グループ・オブ・アメリカ(RGA)に次いでとなりますが、既に市
場では織り込まれていたため、価格変動は限定的となっています。
<当ファンドにおける繰上償還の延期が懸念された銘柄の保有⽐率>
発⾏体
CGLLN FL
HIG FL
LNC FL
LNC FL
RGA FL
PERPETUAL
02/12/67
04/20/67
05/17/66
12/15/65
カトリン
グレンメドウ(ハート
クーポン
証券格付
満期⽇
初回償還⽇
7.25%
BBB+
永久債
2017/1/19
世界優先証券F201411(ヘッジあり)
4.1%
※2016年4⽉28⽇現在
リインシュランス・
リンカーン
リンカーン
6.51%
BBB2067/2/12
2017/2/15
6.05%
BBB
2067/4/20
2017/4/20
7.00%
BBB
2066/5/17
2016/5/17
6.75%
BBB2065/12/15
2015/12/15
組⼊合計割合
10.0%
7.0%
1.5%
-
22.6%
フォード)
グループ・オブ・アメリカ
※ マザーファンドの純資産総額対⽐組⼊⽐率
<上記保有銘柄の価格推移>
(⽶ドル)
110
(2015年1⽉1⽇〜2016年5⽉23⽇)
100
90
グレンメドウ
リンカーン7%
リンカーン6.05%
カトリン
80
70
60
15/1
15/5
15/9
16/1
16/5
(出所)
(年/⽉) 各種データより⼤和住銀投信投資顧問作成
<Q4. 繰上償還が延期された場合、その優先証券はどうなるのですか?>
A4. 固定⾦利で発⾏された優先証券は、最初の繰上償還可能⽇以降、変動⾦利に変更と
なる場合が⼀般的です。その場合、引き続き「変動⾦利+上乗せ⾦利」による⾦利
収⼊があります。
⼀般的な優先証券では、発⾏体は発⾏から⼀定期間経過後の利払い⽇毎に繰上償還を実施する権利(コール)
を保有しています。
⼀度、繰上償還する権利を放棄(コールをスキップ)したとしても、次回利払い⽇(通常は3か⽉後や6か⽉
後)に、発⾏体は繰上償還を実施(コールを実⾏)することが可能です。したがって発⾏体は、利払い⽇毎に
繰上償還を実施(コールを実⾏)するかしないか判断することになります。
なお、固定⾦利で発⾏された優先証券は、最初の繰上償還可能⽇以降、変動⾦利に変更となる場合が⼀般的で
す。その場合、引き続き「変動⾦利+上乗せ⾦利」による⾦利収⼊があります。
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<Q5. 繰上償還が延期された場合、基準価額への影響はありますか?>
A5. ⼀般的に価格が下落し基準価額も下落します。
発⾏体が繰上償還を実施するか延期するか、市場参加者が事前にどのように予想しているかによって影響は異
なります。市場参加者が繰上償還を実施すると思っている状況で繰上償還が延期された場合は、⼀般的に価格
が下落し、基準価額も下落します。
逆に市場参加者が「繰上償還は延期される」と思っている場合は、⼀般的に最初の繰上償還実施⽇前にすでに
価格が下落し、基準価額も下落しています。
<Q6. 組⼊銘柄が繰上償還されないまま、ファンドが満期償還となったらどうなり
ますか?>
A6. 満期償還時の時価で市場に売却します。
<イメージ図(信託期間3年の場合)>
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<Q7. 今後の⾒通し、運⽤⽅針について教えてください。>
A7. 今後の⾒通し:優先証券市場は徐々に落ち着きを取り戻す⾒込みです。
運⽤⽅針
:⾼⽔準の利息収益の確保と信託財産の成⻑を⽬指します。
優先証券に投資することで、これまでも普通社債等と⽐較して相対的に⾼い利息収益を確保してきたものの、
⾦融市場の混乱や⼀部の保険銘柄の繰上償還延期懸念を背景に価格が下落し、基準価額が下落しました。
しかしながら、⾜元では⾦融市場はやや落ち着きを取り戻してきています。また、繰上償還が⾒送られるとい
う懸念は⼀部の保険銘柄に限られているものであり、優先証券全体に拡⼤しているわけではありません。すで
に最初の繰上償還⽇に繰上償還された銘柄は多数存在しており、今後につきましても、銀⾏銘柄を中⼼に多く
の銘柄が最初の繰上償還⽇に繰上償還されるものと考えております。
信⽤⼒に懸念はないものの繰上償還延期を材料として価格が下落した⼀部の保険銘柄については、実質的に変
動⾦利の債券として価格形成される⽔準まで下落していると考えられます。したがって、これらの銘柄は信⽤
⼒の悪化など別の価格下落要因がなければ、今後⼤幅に下落することは考え難いと思われます。
今後も、発⾏体がコールを実施しないリスクを注視しつつ、クーポンの⾼い銘柄や変動⾦利⽔準の⾼い銘柄を
組み⼊れるなど的確な銘柄選択を通じて、⾼⽔準の利息収益の確保と信託財産の成⻑を⽬指します。リターン
向上のために最善を尽くして参りますので、皆様のご理解を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
※当コメントは、資料作成時点における市場環境もしくはファンドの運⽤⽅針等について、スペクトラム・アセット・マネジメントの⾒⽅あるい
は考え⽅等を記載したもので、当該運⽤⽅針は変更される場合があり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。また、将来の運
⽤成果等を約束するものでもありません。
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2016年5⽉25⽇ 臨時レポート
世界優先証券ファンド201411
(ヘッジあり)
<ファンドの⽬的>
当ファンドは、マザーファンドへの投資を通じて優先証券を中⼼に投資することにより、⾼⽔準の利息収益の確保と
信託財産の成⻑を図ることを⽬的として運⽤を⾏います。
<ファンドの特⾊>
1.主に世界を代表する⾦融機関等が実質的に発⾏する優先証券を中⼼に投資することにより、⾼⽔準の利息収益の
確保と信託財産の成⻑を⽬指します。
・世界を代表する⾦融機関(G-SIFIs:ジーシフィーズ)およびその他の⾦融機関等が実質的に発⾏する優先証券
等を投資対象とします。
・当初のポートフォリオにおける組⼊優先証券等の平均格付けは、BBB格相当以上とします。
・当ファンドは『世界優先証券マザーファンド201411』を主要投資対象とするファミリーファンド⽅式で運⽤を
⾏います。
・マザーファンドにおける運⽤指図にかかる権限を、スペクトラム・アセット・マネジメント社(Spectrum
Asset Management, Inc.)へ委託します。
G-SIFIs(Global Systemically Important Financial Institutions)とは
G20の要請のもと主要各国の⾦融監督当局等で構成される⾦融安定理事会(FSB)が、国際⾦融システムの
維持・安定のために重要であると指定した⾦融機関です(毎年⾒直されます)。
2.当ファンドは信託期間が約3年半(平成26年11⽉28⽇から平成30年5⽉25⽇)の単位型投資信託です。
・優先証券等への投資にあたっては、流動性、発⾏状況、償還条項、発⾏体の信⽤⼒やバリュエーション等を勘案
しつつ、主として信託期間の終了前後に繰上償還等が期待できる銘柄に投資します。
3.実質組⼊外貨建資産については、原則として対円での為替ヘッジを⾏います。
4.毎年5⽉、11⽉の25⽇(休業⽇の場合は翌営業⽇)に決算を⾏い、原則として利息収益を中⼼に収益の分配を
⽬指します。
・分配対象額の範囲は、元本超過額または経費控除後の利⼦・配当収益のいずれか多い⾦額とします。
・収益分配⾦は、基準価額⽔準、市況動向等を勘案して、委託会社が決定します。ただし、分配対象額が少額な
場合等には分配を⾏わないことがあります。
・将来の分配⾦の⽀払いおよびその⾦額について保証するものではありません。
※資⾦動向、市況動向、残存信託期間、残存元本等によっては、あるいはやむをえない事情が発⽣した場合等には、
上記のような運⽤ができない場合があります。
<投資リスク(詳しくは投資信託説明書(交付⽬論⾒書)をご覧ください)>
■当ファンドは、マザーファンドを通じて、実質的に優先証券など値動きのある有価証券等に投資しますので、基準
価額は変動します。また、外貨建資産は、為替の変動による影響も受けます。したがって、投資家の皆様の投資元
本は保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。
■信託財産に⽣じた利益および損失は、すべて受益者に帰属します。
■投資信託は預貯⾦と異なります。
■基準価額を変動させる要因として主に、○⾦利変動に伴うリスク ○信⽤リスク ○流動性リスク ○優先証券等
の固有のリスク ○特定業種への集中リスク ○外国証券投資のリスクがあります。
ただし、上記はすべてのリスクを表したものではありません。
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する数値等は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。■当資料内のいかなる内容も、将来の市場環境の変動等を保証す
るものではありません。■当資料は各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
■投資信託は預金、保険契約ではありません。また、預金保険機構及び保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。■銀行など登録金融機関
でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象ではありません。
2016年5⽉25⽇ 臨時レポート
世界優先証券ファンド201411
(ヘッジあり)
<収益分配⾦に関する留意事項>
○分配⾦は、分配⽅針に基づいて委託会社が決定します。ただし、将来の分配⾦の⽀払いおよびその⾦額について
保証するものではありません。
○分配⾦は、預貯⾦の利息とは異なり、投資信託の純資産から⽀払われますので、分配⾦が⽀払われると、その⾦額
相当分、基準価額は下がります。
○分配⾦は、計算期間中に発⽣した収益を超えて⽀払われる場合があります。その場合、当期決算⽇の基準価額は前
期決算⽇の基準価額と⽐べて下落することになります。また、分配⾦の⽔準は、必ずしも計算期間におけるファン
ドの収益率を⽰すものではありません。
<ファンドの費⽤(詳しくは投資信託説明書(交付⽬論⾒書)をご覧ください)>
投資者が直接的に負担する費⽤
※購⼊の申込期間は終了しております。
● 信託財産留保額
ありません。
投資者が信託財産で間接的に負担する費⽤
● 運⽤管理費⽤
毎⽇、信託財産の純資産総額に年率1.6524%(税抜1.53%)を乗じて得た額と
(信託報酬)
します。運⽤管理費⽤(信託報酬)は、毎計算期末、換⾦時または信託終了のと
きに、信託財産から⽀払われます。
● その他の費⽤・⼿数料
信託財産の財務諸表の監査に要する費⽤は、毎⽇、信託財産の純資産総額に
年率0.0108%(税抜0.0100%)以内の率を乗じて得た額とし、各計算期末
または信託終了時に信託財産から⽀払われます。その他、有価証券売買時の
売買委託⼿数料、それらに対する消費税等相当額、組⼊資産の保管費⽤等は、
取引または請求のつど、信託財産から⽀払われます。これらの費⽤および
当ファンドが投資対象とするマザーファンドにおける信託財産で間接的に
ご負担いただく費⽤については、運⽤状況等により変動するものであり、
事前に料率、上限額等を⽰すことができません。
※上記の⼿数料等の合計額については、保有期間等に応じて異なりますので、表⽰することができません。
8ページ⽬以降の「投資リスク」と「ファンドの費⽤」の内容について必ずご確認ください
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■当資料は、ファンドの運用状況や関連する情報等をお知らせするために大和住銀投信投資顧問が作成した資料です。■当資料内の運用実績等に関
する数値等は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。■当資料内のいかなる内容も、将来の市場環境の変動等を保証す
るものではありません。■当資料は各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
■投資信託は預金、保険契約ではありません。また、預金保険機構及び保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。■銀行など登録金融機関
でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象ではありません。
2016年5⽉25⽇ 臨時レポート
世界優先証券ファンド201411
(ヘッジあり)
<お申込みメモ(詳しくは投資信託説明書(交付⽬論⾒書)をご覧ください)>
※購⼊の申込期間は終了しております。
●信託期間
平成26年11⽉28⽇〜平成30年5⽉25⽇(約3年半)
●換⾦単位
販売会社がそれぞれ定めた単位とします。
※お申込みの販売会社までお問い合わせください。
●換⾦価額
換⾦申込受付⽇の翌営業⽇の基準価額
●換⾦代⾦
換⾦申込受付⽇から起算して、原則として6営業⽇⽬からお⽀払いします。
●換⾦申込受付不可⽇
ニューヨーク証券取引所またはニューヨークの銀⾏の休業⽇と同⽇の場合は
お申込みできません。
●決算⽇
毎年5⽉、11⽉の25⽇(該当⽇が休業⽇の場合は翌営業⽇)
●収益分配
年2回の決算時に分配を⾏います。
<投資信託に関する留意点>
○投資信託は、元本保証、利回り保証のいずれもありません。
○投資した資産の価値が投資元本を割り込むリスクは、投資信託をご購⼊のお客さまが負うことになります。
○投資信託は預⾦、保険契約ではありません。また、預⾦保険機構および保険契約者保護機構の保護の対象では
ありません。
○銀⾏など登録⾦融機関でご購⼊いただいた投資信託は、投資者保護基⾦の対象ではありません。
<委託会社およびその他の関係法⼈>
■委託会社(ファンドの運⽤の指図を⾏う者)
⼤和住銀投信投資顧問株式会社
⾦融商品取引業者 関東財務局⻑(⾦商)第353号
加⼊協会/⼀般社団法⼈ 投資信託協会、⼀般社団法⼈ ⽇本投資顧問業協会
■受託会社(ファンドの財産の保管及び管理を⾏う者)
三井住友信託銀⾏株式会社
■販売会社
取扱販売会社名
静銀ティーエム証券株式会社
株式会社⼗⼋銀⾏
広島信⽤⾦庫
登録番号
⾦融商品取引業者
東海財務局⻑(⾦商)第10号
登録⾦融機関
福岡財務⽀局⻑(登⾦)第2号
登録⾦融機関
中国財務局⻑(登⾦)第44号
⽇本証券業
協会
○
○
○
8ページ⽬以降の「投資リスク」と「ファンドの費⽤」の内容について必ずご確認ください
⼀般社団法⼈
⼀般社団法⼈
⼀般社団法⼈
⽇本投資顧問
⾦融先物
第⼆種⾦融商品
業協会
取引業協会
取引業協会
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■当資料は、ファンドの運用状況や関連する情報等をお知らせするために大和住銀投信投資顧問が作成した資料です。■当資料内の運用実績等に関
する数値等は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。■当資料内のいかなる内容も、将来の市場環境の変動等を保証す
るものではありません。■当資料は各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
■投資信託は預金、保険契約ではありません。また、預金保険機構及び保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。■銀行など登録金融機関
でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象ではありません。