平成29年度「お茶の京都博(仮称)」実施に係る 企画・実施計画

平成29年度「お茶の京都博(仮称)」実施に係る
企画・実施計画策定及び準備調整業務委託仕様書
1
趣旨
京都府では、宇治茶の世界文化遺産登録に向けた取組みを契機として、府南部12
市町村域において、宇治茶にまつわる文化・景観・生活・産業等の保全・継承・発展
を通じ、宇治茶のブランド価値の向上や「お茶する文化」の再興、地域資源の再認識
を推進し、これらの相乗効果による持続可能な地域振興を、「お茶の京都」というキ
ーワードの下で行うこととしている。
平成27年4月には、京都・山城地域における日本の喫茶文化をリードしてきた宇
治茶の歴史や美しい茶畑の景観を通じたストーリーが「日本茶800年の歴史散歩」
が日本遺産に認定されたところであり、また、京都縦貫自動車道の開通や28年度中
には新名神高速道路の一部開通により京都府南北軸の整備が京丹後市から木津川市ま
で進み、人・ものの流れが飛躍的に増大することが期待されます。
この機会を逃すことなく、平成29年度を「お茶の京都」のターゲットイヤーとし
て全国に向けて大きくアピールし、産業振興、交流人口の拡大、地域の活性化に結び
つけていくため、地域全体の力を結集し、茶産業の振興・発展を促すとともに、文化
・景観の保持・継承のための情報発信の機会づくりとしてイベント「お茶の京都博(仮
称)」を開催します。
また、「お茶の京都博(仮称)」の開催を一つのステップに、平成32年の東京オ
リンピック・パラリンピックの開催も見据え、各地における相互の結びつきを強めて
地域のブランド化を図り、国内外から選ばれる地域にすることを目的とします。
2
「お茶の京都博(仮称)」のイメージ
(1)目的
①宇治茶にまつわる文化・生活・景観等の発信を通じ
ア 宇治茶のブランド価値を高める。
イ 「お茶する文化」の再認識と日常化のきっかけをつくる。
ウ お茶文化の魅力を発信し続ける交流エリアの創出とネットワーク化を行う。
②お茶及びお茶関連産業の文化・魅力の効果的なプロモーション及びこれによる観
光誘客を推進する。
③お茶産業のイノベーションを創出し、新たな製品開発・市場開拓を進める。
(2)全体概要
「お茶の京都」の歴史文化、食、景観や地域の力を中心とした高付加価値型交流イ
ベントの開催により、全国・海外から多くの誘客を図るとともに、地域全体が高い
意識を持ってイベントに参画し、丁寧で特別感のあるおもてなしと交流を提供する。
このため、訪れた人と地域住民の双方が満足できる仕掛けとなるよう、観光関連団
体、農林水産業者、交通事業者、商工関係者、伝統産業、NPOや学生などとの協
働や、各市町村や観光協会などが実施する様々な祭りやイベントと連携し、期間中
は各所でイベントや体験プログラム、滞在ツアー等が実施され、これらを地域周遊
システム(交通等)に接続させることで、地域全体の賑わい創出を目指す。
さらに、イベントの開催を通じて、地域住民が自ら暮らす地域の価値に気づき、
自らが誇りを持って発信し、宇治茶の生産・販売に誇りを持ち、来訪者を迎える主
役となることを決意し、将来的に活動を進める契機とする。
(3)主催
「お茶の京都博(仮称)」京都府実行委員会(本年中に立ち上げ予定。以下「実行
委員会」という。実行委員会については、本年中に設立予定であるが、設立されて
いない場合は、京都府企画理事付とする。)
(4)実施時期・期間
(5)会場
平成29年4月1日~平成30年3月末
府の南部12市町村
(6)事業規模の目安
300,000 千円(29 年度開催に係る実行委員会全体の目標予算(協賛金等外部資金
調達状況により変動の場合あり))
3
委託業務
(1) 成果物及びスケジュール
委託業務
①-1 29 年度「お
茶の京都博(仮
称)」の企画
①-2
同実施計画策定
②-1
28 年度実施計画
策定及び実施
②-2
協賛企業の誘致
(最終案提出まで)
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
●中間案提出
●最終案提出
(8 月下旬)
(11 月末)
●
●
実施計画案
メディア会
提出(8 月)
開催(9 月)
12 月
1月
2月
3月
イベントのプロデュース及び広報(7 月~3 月)
「お茶の京都博・首都圏・メディア会での広報
(10 月~3 月)
契約後速やかに(最終案までに協賛企業確定)
※「●」は成果を提出・開催する時期であり、厳守すること。
(注1)②-3 総合プロデューサーは、契約後直ちに選任し、活動を開始すること。
(注2)打ち合わせ、会議、事業実施ごとに報告書を作成し、提出すること。
(2)業務詳細
①-1「お茶の京都博(仮称)」の企画
ア 別添「お茶の京都博(仮称)イメージ」等を参考に、お茶の京都博(仮称)
の事業についてコンセプトを定めた企画を行うこと。
企画にあたり、『「お茶の京都博」開催概要案』(別添 1)を参考にするとと
もに、現在進めているお茶の京都事業の取組み(別添 2)や京都・山城の日本遺
産に関わる取組(別添 3)及びお茶の京都博のイベント等と連携、ストーリー化
するなど相乗的な効果が上がる仕組みやイベントを、また、イメージには記載
していない独自の賑わい創出事業等も提案すること。
さらに、各イベントについては、ターゲットを明確にしたうえで、開催時期
や開催場所等を意識し、相乗的な誘客に繋がるような内容とすること。
(ターゲットを明確にした例)
・30~40 代女性(お茶の購買、健康・美に関心ある層)=king of 宇治茶ムリエ(宇治茶の
淹れ方コンテスト)、抹茶ラテアート、カフェ、コスプレ、スイーツ、健康・カワイイ・
おしゃれなどの感性を刺激するイベント、フェイスブックの活用等
・20 代男女(今後の購買層)=茶香服(宇治茶の産地当てバトル)、抹茶ラテアート、宇治
茶に関連するミステリーツアー・謎解き(脱出)ゲーム・レンタル自転車学生無料・自転
車トライアスロン、お茶の京都八十八景、旅行企画八十八ちーたび等参加型イベント、ツ
イッター活用等
【必須内容】
(ア)ターゲットイヤーにおけるイベント等の提案
○オープニングイベント
時期:4 月から 6 月
場所:センターイベント 1 市町村
コアイベント 2 市町村
全域を会場と見立てた地域イベント 9 市町村
内容:中央イベントでは、最先端の映像・音楽技術を駆使し、山城地域の
日本遺産、ユネスコ無形文化遺産に登録された和食や文化遺産とのマ
ッチングを図る等、全国から注目を集めるイベントとすること。
コアイベント及び地域イベントは、中央イベントと呼応し、京都府
内、関西圏内、首都圏で注目を集めるイベントとすること。
・メインイベント
時期:7 月から 12 月
場所:センターイベント 1 市町村
コアイベント 2 市町村
全域を会場と見立てた地域イベント 9 市町村
内容:『「お茶の京都博」開催概要案』(別添 1)を参考に、お茶の京都を
全国・全世界にアピールするお茶の京都博の中心となるイベントを企
画し、目的を体感、共感できる仕掛けを提案すること。
なお、以下の項目については計画のメインイベントと位置付けること。
・千家が参加する茶会、海外茶産地との交流及び茶の商談会の開催
・日本遺産サミット、世界遺産シンポジウムの開催並びに玉露の淹れ
方コンテスト、煎茶道大会、日本茶アワード及び手もみ茶競技大会
の全国大会の開催
・茶畑アート、ミューズフェスで拠点を廻る取組
(参考ホームページ)
・ワールドティエキスポ
http://www.worldteaexpo.com/
・世界遺産サミット
http://www.mlit.go.jp/kankocho/page05_000075.html
・玉露のうまい淹れ方コンテスト
http://www.cha-irie.com/news/%e7%8e%89%e9%9c%b2%e3%81%ae%e3%81%86%e3%81
%be%e3%81%84%e6%b7%b9%e3%82%8c%e6%96%b9%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%83%86%e3%8
2%b9%e3%83%88/
・全国煎茶道大会
http://www.senchado.com/
・日本茶アワード
http://nihoncha-award.jimdo.com/
○テイクオフイベントの実施
時期:1 月から 3 月
場所:センターイベント 1 市町村
コアイベント 2 市町村
全域を会場とした地域イベント 9 市町村
内容:山城地域全市町村において、「お茶の京都」の意義を共有し、取組
を持続的に行い、未来につなげる決意を示すこととなる地域住民参
加型のイベントを提案すること。
○地域の各種イベントや行催事等の実施
今年度行われている「UJI-CHA fair」を参考に、山城地域 12 市町村・観
光協会、商工会議所、商工会等が主催するイベントを周遊する仕組み・イベ
ントを提案する(オープニング、メイン、テイクオフイベントに係る地域イ
ベントに位置付けることも可能)とともに、各市町村のお茶の京都マスター
プランの内容を発信できる新しいイベントを 1 箇ずつ提案すること。
(UJI-CHA fair2016 ホームページ)
http://www.pref.kyoto.jp/yamashiro/ocha/news/ujichafair2016.html
(イ) 想定効果
提案に基づく各イベント開催がもたらす入込客数増加等の短期的な想定効
果に加え、イベント終了後の地域づくりに与える長期的な想定効果についても
示すこと。
(例:地域住民が主体となって戦略拠点づくりとして各種イベントを実施することにより、
将来自立自転する仕組みを構築する 等)
(ウ) 費用の算定
イベント毎に概算費用を積算し記載すること。
① -2
ア
「お茶の京都博(仮称)」の実施計画
上記①-1に基づき、お茶の京都博(仮称)の事業について実施計画(30
年度以降に見込まれる効果を含む。)書を策定すること。
(ア)お茶の京都博(仮称)実施の仕組み(工夫)・システム等の提案とスケジ
ュールの策定
・お茶の京都事業や日本遺産に関わる取組みや宇治茶の世界文化遺産登録に
向けた取組と連動した仕組み
・市町村が実施するイベントの賑わい創出の仕組みの構築及び統一感の醸成
・地域周遊システム(例:サイクリングロード等)
・茶の愛飲家、サイクリスト等への案内所、地域コンシェルジュ等の設置
・各イベント等における実施体制の提案(例:アドバイザーの推薦等)
・体験プログラムや滞在ツアーの造成、実施
・各取組における推進スケジュールの策定
(例)
http://www.pref.kyoto.jp/kyotoyamashiro/chiitabi.html(ちーたび)
(イ)広報宣伝業務
・お茶の京都博(仮称)の開催にむけたプロモーション方針と考え方
(プロモーションにおける効果想定、メインターゲット(富裕層、インバン
ド等)別・エリア(首都圏、京阪神、山城地域)別の訴求の考え方等含む)
・受託者で対応が可能な媒体ネットワークの活用及び広報実施計画の策定
(例)
・お茶の京都ポータルサイトの効果的活用と改善
・告知チラシ、ポスター、ガイドブック等のPRツール作成及び掲出計画
・メディア、旅行者向けプロモーション(ターゲット・エリア別)の推進
・SNS やデジタルサイネージの活用方法の提案
(ウ)広報における推進スケジュールの策定及び概算費用の積算
(エ)企画にあたっては、お茶の京都の地域外への広報だけでなく、地域内の
機運上昇や地域住民の主体的参加感の確立も同様に重視すること。
(オ)首都圏メディアの交渉及びメディア会の開催、インバンド対策、取材調
整、誘致交渉等については必ず記載すること。
※広報宣伝業務においては、京都府広報センターとの調整により進めること
②-1 28年度実施計画策定及び実施(お茶の京都博に向けた準備調整業務)
ア 広報宣伝業務の企画及び実施
(ア)「お茶の京都博(仮称)」(①-2 ア(イ))に向けたプロモーション方
針と考え方(プロモーションにおける効果想定、メインターゲット別・エ
リア別の訴求の考え方、概算費用含む)
(イ)(ア)に基づいて、受託者で対応が可能な媒体ネットワークの活用及び広
報実施計画の策定及び実施
※広報宣伝業務においては、京都府広報センターとの調整により進め
ること
イ 「お茶の京都博(仮称)」実施に向けた準備調整業務
(ア)市町村及び関係団体との調整を含む準備計画の策定及び実施
② -2
参加料の負担及び協賛企業の誘致
お茶の京都博のイベント参加者からの負担金、民間企業等からの協賛等を
得るための活動及び獲得見込み、並びに事業のコストパフォーマンスを高め
るため他の企業や団体との協力案(共催事業等)についても示すこと。
なお、想定される総事業費の20%程度はイベント参加者の負担及び協賛
企業から集めることを想定し、具体的な負担方法並びに協賛方法、協賛金及
び企業名を明記するとともに、既に実行した事業において実績がある場合は、
可能な範囲で示すこと。
また、11 月には協賛企業を内定する必要があるため、企業へのアプローチ
方法等具体的に記載すること。
(負担例)
・世界遺産平等院上空をヘリで遊覧後、夜間特別拝観、ユネスコ無形文化遺産に登録され
た和食による夕食、プロジェクションマッピング鑑賞ツアーを企画し、旅行会社に提案す
ることにより、ツアー代金の 10%を実行委員会の収入とする。
(協賛例)
・特別協賛
300万円×2 社:メインイベントの飲料独占販売等をインセンティブとする。
・協賛
100万円×10 社:メインイベントのスイーツ・農産物提供専用ブース等をインセ
ンティブとする。
・個別協賛
200社×各5万円:各イベントのブース出展等をインセンティブとする。
・クラウドファンディングの活用
②-3
③
4
総合プロデューサーの設置
業務実施にあたっては、お茶の京都博のイベント及び広報を総合的にコー
ディネートするプロデューサーを配置し、事業期間を通して各種イベントが
「お茶の京都博(仮称)」の取組として統一感を持たせるとともに、「お茶
の京都」の取組につながるものとなるようにすること。
注意事項
ア 28年度実施計画書は、29年度お茶の京都博実施計画書と分けて策定する
こと。
イ お茶の京都博の開催に向けて、平成28年度中に準備が必要な事項について
の抽出と関係者等(府・市町・地域関係団体等)との調整(指導・助言・支援
要請)などを実施し、都度報告書を提出すること。
留意事項
(1)進行・管理
①受託者は実行委員会と密接に連絡調整を行い、本事業を遂行すること。
②受託者は実行委員会が要請した場合に、実行委員会規約に定める会議等(実行委
員会、幹事会)に出席し、進行状況等の説明を行うこと。
(2)その他
①業務実施過程で疑義が生じた場合は、速やかに実行委員会に報告・協議を行い、
その指示を受けるものとする。
②本業務仕様書に定めのない事項については、実行委員会と協議し、決定するもの
とする。
③本仕様書記載の内容に変更の必要が生じた場合、実行委員会と受託者は協議のう
え、内容を変更することができることとする。
④受託者は、本件業務を第三者に委託し又は請け負わせることはできない。ただ
し、あらかじめ実行委員会の承認を受けた場合はこの限りではない。