外部委託業者の募集 References: IO/16/CFT/70000227 “Diagnostics Specialized Development” (特殊計測技術の開発業務委託) IO 締め切り 2016 年 5 月 23 日(月)、国内締め切り 2016 年 5 月 23 日(月) ○ 目的 本契約の目的は、多様な計測技術の専門的開発事業を提供することです。 ほとんどの計測技術は各国内機関(DA)の所掌範囲内ですが、30%は IO の所掌範囲です。広い範囲の 計測技術がこの契約内に含まれます。 : ○ 背景 計測システムはプラズマの挙動と性能の正確な測定をします。それらの計測は、装置の保護、装置の基礎 的な制御、高度なプラズマ制御、物理的な研究の評価に必要なものを含んでいます。 また、初の側壁測定機能も含まれます。 全部で約 50 の計測システムがあり、これらの要求に対応する7つのグループに分けられます。 グループは以下の通りです。 -磁気計測 -中性子と核融合生成物の計測 -光学計測 -ボロメーター -分光計測 -マイクロ波計測 -プラズマに面した壁とプラズマ端部の計測 これらの計測技術に共通する特徴は、財産保護、プラズマ制御、物理的データ取得等の目的に応じて様々 に使われるということです。 計測の範囲には、ポートプラグとこれらの計測装置を所定の位置(ポートとダイバータ)に設置するため のインフラも含まれます。図1にトカマク装置内の計測範囲の一覧を示します。 ほとんどの計測システムは、機能仕様書に沿って本来各国内機関から調達されます。例外的に IO が詳細 設計業務をすべきものとして、磁気センサー、導線巻き容器があり、書面契約を通して調達されます。 その他、IO が概念設計から調達まですべての責任を負った計測装置がいくつかあります。 それらは、熱電対、腐食モニター、塵埃と重水素量モニター、初期側壁サンプルとプラズマ界面の流量計、 格納容器内の電子サイクロトロンの過熱保護プローブです。 図1 トカマク内の計測装置の概要(EP:Equatorial Port 赤道上のポート、 UP :Upper Port 上部ポート、DP:Diverter Port ダイバーターポートを意味し ます) スケールに関しては、一つの EP は断面積がおよそ 2mx2.5m です。 ○ 業務範囲 この仕様書で要求する開発業務は、IO と DA の業務範囲において、契約者の会社が計測システム技術の 確証と強化に貢献する特殊な専門技術を提供することです。 DA の計測作業は以下です。 ‐ 設計開発と調達の期間における監督 ・技術文書のレビュー ・レビューと進捗会議の開催とフォローアップ ‐ IO における、開発とメインテナンスのインターフェース ‐ 工場とサイト訪問対応の準備と管理 ‐ 設備設置の準備と管理 ‐ 委託業務の準備と管理 IO の計測作業は以下です。 ‐ 概念から製造可能レベルまでの設計開発 ‐ プロトタイプ試作 ‐ 調達(技術仕様書の準備) 一般的な供述として、契約者から提供されるサービスの詳細は、タスクオーダーの技術仕様書に示されま す。 これらの技術仕様書は実際の要求事項に応じて、それぞれのタスクオーダーに特別に定義されます。 また、技術的範囲、IO 内のタスクオーダーの組織、成果物の内容を含みます。 この契約の枠組みでの遂行される業務量は、平均的に全契約期間の専門の物理学者と技術者(計測技師) の 12FTE(Full Time Employment)に相当します。 ITER プロジェクトの計測範囲(IO-CT と DA の範囲を併せたもの)は 100 の計測プロジェクトからな ります。それらは、多様な専門的活動を必要とします。これらの専門的活動は1つのプロジェクト以上が 必要となります。結果的に専門的活動の負荷は個々の人的リソースの数とは正確には整合しない場合があ ります。その数は 5 から 20 の範囲で変わります。 ○ 必要経験 契約者は以下に詳細に示す業務や活動の適切な経験を有している必要があります: - 一般的な計測技術と工学知識 - 証拠書類作成を含めた概念から科学的活用までの計測技術開発 - 磁気計測システム - 中性子計測 - 工学計測 - ボロメーター計測 - 分光法計測 - マイクロ波計測 - プラズマに面した壁とプラズマ端部の計測 - シャッターシステム - 1 次鏡クリーニングシステム - 真空内外の電気配線システム - 真空窓 - 容器内観察システム - 計測工学インターフェースの解明 - 建屋内と敷地内インフラにおける計測システムの統合 - 計測機器と制御 - 計測プロジェクトの統率と実行 ○ 作業内容 計測システム開発はポート部と容器内外の計測技術の開発を推進するスキルを必要とします。 作業の範囲は、現場での計測工学専門技術の提供を含みます。つぎの活動が予想されます。 ‐ DA と世界中の供給業者との一貫した計測システムの開発を確実にする仲介役業務 ‐ 種々の ITER 計測に関して技術的解決策の作成 ‐ 種々の診断レポートの評価と改訂 ‐ これらのレポートへの専門的助言の提供と計測レポートの正確さの評価 ‐ 計測システムの際立つリスクの見極め ‐ 計測システムの不整合な設計に対して代替案の作成 ‐ ITER インフラ構造に対し、計測技術の統合活動の管理 ‐ 特殊計測と統合計測システムの対応側との調整を完成させてインターフェース仕様書の作成 ‐ 構造上健全性解析/計測システムとそのインターフェースの負荷の定義 ‐ ITER の要求と計測システムの要求事項への設計適合性の評価 ‐ プロトタイプの製作、製造、プラズマ計測システムの受け入れ試験の監督 ‐ プラズマ計測システムの設置、委託、動作、科学的追及び文書化 ‐ 必要に応じて構成部品設計の提供 ○ 業務期間 契約は最初の決められた期間として4年間、オプション期間として2年間に渡り実行されます。 本契約は 2017 年の1月に施行されます。 ○ 入札スケジュール 暫定スケジュールは以下の通りです。 調達スケジュール 暫定スケジュール 国内機関の推薦の〆切 2016 年 5 月 23 日 事前審査 2016 年 5 月 事前審査結果 2016 年 6 月 応札資料発行 2016 年 7 月 応札資料提出〆切 2016 年 9 月 MAC 承認 2016 年 11 月 契約内示授与 2016 年 12 月 契約締結 2016 年 12 月 契約開始 2017 年 1 月 MAC: Management Advisory Committee ○ 入札参加の条件 すべての法人は個別または ITER 参加極に設立された団体(コンソーシアム)として本入札に参加できま す。コンソーシアムは、常任の法的に確立された団体または特定の入札手順のために非公式に構成された 団体(ただし、正式な契約レターは必要)であってもかまいません。コンソーシアムのすべての委員(例: リーダー及び他の委員)は、ITER 機構に対して連帯して責任を負います。コンソーシアムの団体は事前 審査の段階で公表されます。入札者の構成は、事前審査後 ITER 機構の許可なく変更することはできませ ん。 同じ法人団体に属する法人は、独立した技術的能力と財務的能力が実証できる場合に個別に参加すること が許されます。入札参加(個人またはコンソーシアム)は、事前審査プロセスの間に提示される選定基準 に従う必要があります。IO は、重複した参照プロジェクトを無視すること、並びに該当する法人を事前 審査手続きから除外する権利を有します。 【※ 詳しくは ITER 公式ウェブ http://www.iter.org/org/team/adm/proc/overview をご参照ください。】 「核融合エネルギー研究開発部門」の HP: http://www.fusion.qst.go.jp/ITER/index.php では ITER 機構からの各募集(IO 職員募集、IO 外部委託、IO エキスパート募集)を逐次更新してい ます。ぜひご確認ください。
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