36 海野和男の小諸日記/カメラ散歩[PDF:10MB]

連 載
海野和男の
小諸日記
6
キバネツノトンボ
発行/小諸市 編集/総務部 企画課
〒3 8 4−8 5 0 1 長野県小諸市相生町三丁目 3 番 3 号
☎ 0267 − 22−1700
5 月末から 6 月に不思議な形のトンボのような昆
虫を見たことがないだろうか。よく晴れた日に、見
晴らしのよい明るい草原をかなりのスピードで飛び
休んでいる時は翅を閉じている。
まわっているのはキバネツノトンボだ。
写真右は空中で虫を捕まえて食べているところ
トンボと名がついているけれど、アリジゴクの親
のウスバカゲロウに近い仲間だ。とまり方もトンボ
とはずいぶん違う。活動中は翅を開いてとまり、休むときは翅を屋根型に閉じてとまる。トンボの触角は
細くて短いけれど、キバネツノトンボは長くて先端が丸いチョウのような触角を持っている。ツノトンボ
という名前はこの長い触角からつけられたことがわかる。幼虫はアリジゴクのような巣は作らないけれど
姿はそっくり。地面にいる昆虫をつかまえて食べ、 2 年かけて成虫になる。翅を開いた大きさは 6 cmぐ
らい、本州と九州にすんでいるけれど、数が減ってしまった場所が多い。幼虫時代が長いのでその間に草
原がなくなってしまったらもうそこには住むことはできない。幸い小諸では数が多い昆虫で、キバネツノ
トンボを見たいと小諸を訪れる人もいる。
【文・写真 海野和男】
▼問い合わせ先 企画課 市民協働推進係 平成 2 8 年 6 月 1 日発行
資源保護のため植物油インク/再生紙を使用しています。
5 月 8 日、糠地に
ある、みはらし交流
館 で「菜 の 花 ま つ
り」が開催されまし
た。当日は、菜種油
を使用した天ぷらな
どの振る舞いと、一
面に広がる菜の花畑
が参加された方を魅
了していました。
5 月 1 日、市立小
諸図書館が開館して、
来館者数が10万人に
達しました。図書館
では、毎月イベント
を開催して皆様の来
館をお待ちしていま
す。(イベントの詳
細は、21ページをご
覧ください。)
5 月15日、第12回
サイクリングフェス
ティバルあさまが開
催されました。参加
者は、全長約12㎞の
厳しいコースに挑み、
自己ベストタイムを
めざして完走しま
した。
5 月 8 日、
「浅間山
開き」が開催され、
いよいよ登山シーズ
ンが幕を開けました。
当日は、晴天の中、
多くの登山者が登山
を楽しみ、大自然を
満喫していました。
〈広告欄〉
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広報こもろ 平成28年 6 月号
■広報こもろ・公民館報こもろ 6 月号の印刷費は、 1 部あたり約32円です。