平成 29 年度 大田区立児童館運営業務委託募集要項

平成 29 年度
大田区立児童館運営業務委託募集要項
平成 29 年 5 月 20 日
大田区こども家庭部子育て支援課
目 次
Ⅰ 公募の概要
1 平成 29 年度に運営業務委託する児童館・・・・・・・・・・・・・・・・・P1
2 運営業務委託期間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P1
3 応募資格・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P1
4 応募にあたっての前提要件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P2
5 応募に関する留意事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P2
6 事業者の募集及び選定方式・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P3
7 公募スケジュール(予定)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P3
8 応募手続きの流れ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P3
Ⅱ 事業者が行う業務等
1 運営基準の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P6
2 業務の範囲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P7
3 職員の配置基準・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P7
Ⅲ 事業者の選定
1 選定方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P8
Ⅳ 運営業務委託契約等に関する事項
1 基本的事項の確認・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P9
2 運営業務委託契約の停止条件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P10
Ⅴ モニタリング及び事業評価に関する事項
1 モニタリング及び自己評価の実施・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P10
2 帳簿種類等の提出・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P10
Ⅵ その他
1 苦情解決・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P10
2 業務の継続が困難になった場合等の措置・・・・・・・・・・・・・・・・P10
3 その他協議すべき事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P11
別紙1 大田区立児童館運営業務委託標準仕様書・・・・・・・・・・・・・・P12
別紙2 企画提案内容の項目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P23
資料1 大森西児童館の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P26
資料2 久が原児童館の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P27
資料3 萩中三丁目児童館の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P28
平成 29 年度 大田区児童館運営業務委託募集要項
大田区では児童館(児童福祉法第 40 条に規定する児童厚生施設)での乳幼児事業の拡充
や学童保育時間の延長など区民のニーズに迅速・柔軟に対応し、効率的にサービスを提供す
るため、平成 25 年度より学童保育事業(児童福祉法第 6 条の 3 第 2 項に規定する放課後児童
健全育成事業)を含む児童館事業の運営業務委託を進めております。
児童館は、子ども・子育て支援新制度スタートにより、地域子育て支援の拠点として新た
な役割が求められています。また、学童保育事業についても、区立小学校を活用した「放課
後ひろば」への移行・展開が進められる中、これらの環境・変化に柔軟に対応しうる事業者
を選定していく方針です。
平成 29 年度4月からの委託運営を目指し、公募プロポーザル方式により応募事業者の運
営能力、信頼性、社会性及び見積価格等、総合的に評価し運営事業者を選定いたします。
児童館の運営業務委託にあたり、以下により事業運営に関する知識と経験、そして熱意ある事
業者を募集します。
Ⅰ 公募の概要
1 平成 29 年度に運営業務委託する児童館
児童館名
所在地
開 設
延 床
学童保育
年月日
面 積
利用定員
大森西児童館
大田区大森西五丁目 20 番 17 号
S59.8.10
495 ㎡
65 人
久が原児童館
大田区久が原五丁目 4 番 9 号
H2.6.15
336 ㎡
65 人
H6.12.15
373 ㎡
60 人
萩中三丁目児童館 大田区萩中三丁目 30 番 9 号
2 運営業務委託期間
平成 29 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日まで
(平成 29 年 1 月から 3 月までは運営準備期間として、別途の契約により区職員との並行運
営をお願いします。
)
3 応募資格
(1)応募資格
東京都、埼玉県、千葉県及び神奈川県内に主たる事務所を有する法人(社会福祉法人、
NPO法人、株式会社等)で、前記 4 都県で児童館及び学童保育事業の運営実績を有する
事業者(以下「事業者」という。
)
(2)欠格事由
次に該当する事業者は、応募者となることができません。
① 地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の 4 第 2 項の規定により、区にお
ける一般競争入札等の参加を制限されている事業者
-1-
② 大田区及び国や他の自治体の競争入札参加資格の指名停止措置を受けている事業者
③ 国税又は地方税等を滞納している事業者
④ 本業務を円滑に遂行できる安定的かつ健全な財務能力を有しない事業者
⑤ 地方自治法第 92 条の 2(議員の関係私企業への就職の制限)、第 142 条(長の請負人等
となることの禁止)、第 166 条(副区長の兼職禁止・事務引継)及び第 180 条の 5 第 6 項
(委員会の委員及び委員の兼業禁止)に該当する事業者
⑥ 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成 3 年法律第 77 号)第 2 条に掲げ
る暴力団、又は暴力団若しくはその構成員若しくはその構成員でなくなった日から 5
年を経過しない者の統制の下にある事業者
4 応募に当たっての前提要件
応募に当たっては、以下の要件を前提とします。
(1)児童館の運営に当たっては、利用する乳幼児親子・一般児童・生徒・地域関係団体との
関わりを大切にすること。
(2)学童保育の運営に当たっては、児童福祉法等関係法令に基づき実施する従前からの運営
方法や事業内容の継続性を重視するとともに、個人情報の保護などを定める法令や区例規
を遵守し、安定した質の高い学童保育を提供すること。
(3)地域と協働して運営する施設の性格をよく理解し、地域との協働事業には、主体的に連
携すること。
(4)受託事業者は、委託開始後、事業者職員の故意又は過失により児童等に損害を与えた場
合は、事業者はその損害を賠償すること。また、区が損害を受けた場合は、区の責に帰す
る場合を除き、事業者の責任において賠償すること。
(5)この要項に定める事業は、平成 29 年度予算(案)について議会の議決を得られることを
条件として、区と事業者との間で業務運営委託契約を締結して実施するものであること。
5 応募に関する留意事項
(1)応募要項の承諾
応募事業者は、書類の提出をもって本募集要項の記載内容を承諾したものとみなします。
(2)提案内容変更の禁止
提出された書類の内容の変更又は追加はできません。ただし、応募書類に記載の役員の
辞職、失職、死亡等の場合はこの限りではありません。
(3)応募事業者の失格
以下の要件に該当した場合は、選考審査の対象から除外します。
① 応募資格を満たさなくなった場合
② 応募書類に虚偽の記載があった場合
③ 募集要領に定める手続を遵守しない場合
④ 選定審査に関する不当な要求等を申し入れた場合
⑤ 社会的信用を損なう行為等により、事業者としてふさわしくないと認められる場合
⑥ その他不正行為があった場合
(4)費用負担
提出された書類の作成に要する費用、旅費、その他応募に関し要する費用は、全て応募
事業者の負担とします。
-2-
(5)応募書類の取り扱い、著作権
応募事業者の提出する書類の著作権は作成した応募事業者に帰属します。応募書類は、
大田区情報公開条例に基づき、区に対する情報公開の対象文書となります。この場合、無
償で提出書類の全部又は一部を使用できるものとします。
ただし、公開することで個人が識別されたり、法人等の正当な利益を害するおそれがあ
ると区が判断する部分は公開しません。提出された応募書類は理由の如何を問わず返却し
ません。区の責任において保管します。
6 事業者の募集及び選定方式
事業者の募集及び選定は、公募プロポーザル方式を採用し、外部の有識者を含む「大田区
立児童館運営委託事業者選定委員会」(以下「選定委員会」という。)を設置し、各児童館ご
とに応募書類の審査、プレゼンテーション及びヒアリング等による選考を行い、事業者候補
を選定します。
7 公募スケジュール(予定)
下記の日程については、予告なく変更することがあります。
項
目
時
期
募集要項等の公表(区報・ホームページ)
平成 28 年 5 月 20 日(予定)
委託児童館見学会
平成 28 年 5 月 30 日(月)
・5 月 31 日(火)
募集内容に関する質問の受付期間
平成 28 年 5 月 25 日(水)~6 月 1 日(水)
質問に対する回答
平成 28 年 6 月 7 日(火)
申請書類の受付期間
平成 28 年 6 月 8 日(水)~6 月 14 日(火)
第一次審査(書類審査)
平成 28 年 7 月中旬
第二次審査
(1)応募事業者運営施設の調査※必要に応じて実施
(2)児童館利用者に対する提案内容説明会
平成 28 年 7 月下旬
〃
(3)面接審査(プレゼンテーション及びヒアリング)
平成 28 年 8 月上旬
選定結果通知
平成 28 年 9 月中旬
委託事業者と契約協議
平成 28 年 9 月下旬
業務引継ぎ(運営準備)
平成 29 年 1 月~3 月
運営業務委託の開始
平成 29 年 4 月 1 日(土)
8 応募手続きの流れ
児童館運営業務委託については、3館すべてについて応募することができます。参加申込
書に第1希望から第3希望を記入してください。ただし、受託できるのは、1事業者(法人)
1 児童館とし、必ずしも第1希望の児童館を受託できるとは限りません。
(1)募集要項の公表
大田区のホームページにより公表します。
(URL:http://www.city.ota.tokyo.jp)
募集要項の内容が変更になった場合は、速やかに更新版を区のホームページに掲載しま
す。この場合、応募事業者への個別のお知らせはしませんのでご了承願います。
-3-
(2)書類配布、提出先及び問合せ先
大田区こども家庭部子育て支援課 子育て支援担当
〒144-8621 東京都大田区蒲田五丁目 13 番 14 号 大田区役所 3 階
電話 03-5744-1273 FAX 03-5744-1525 ※委託施設への問合せはご遠慮願います。
(3)委託児童館見学会
① 開催日時
大森西児童館
― 平成 28 年 5 月 30 日(月)
午後 1 時 30 分から 2 時まで(受付は午後 1 時 15 分から)
久が原児童館
― 平成 28 年 5 月 30 日(月)
午前 10 時から 10 時 30 分まで(受付は午前 9 時 45 分から)
萩中三丁目児童館 ― 平成 28 年 5 月 31 日(火)
午前 10 時から 10 時 30 分まで(受付は午前 9 時 45 分から)
② 参加人数
1 事業者につき 2 名まで。施設受付で名刺をお渡しください。
③ 申込期間
募集要項公表日から同月 25 日(水)午後 5 時まで
④ 申込方法
大田区委託児童館見学会参加申込書「様式7」に必要事項を記入の上、上記(2)の問
合せ先までFAXで申し込み願います。その際、送信未達を防ぐため、午前 9 時から午
後 5 時まで(ただし、正午から午後 1 時までは除く。)に電話によるご確認をお願いしま
す。なお、電話での申し込みは受け付けできません。
⑤ 注意事項
見学会当日、施設は通常どおり利用されています。このため見学できる範囲、内容は
限りがありますので、あらかじめご了承願います。また、写真撮影等は制限させていた
だく場合があります。
(4)募集要項に関する質問の受付
募集要項等の内容に関する質問を下記のとおり受け付けます。
① 受付期間
平成 28 年 5 月 25 日(水)から平成 28 年 6 月 1 日(水)まで
② 受付時間
午前 9 時から午後 5 時まで
③ 受付方法
質問票「様式8」に必要事項を記入の上、上記(2)問合せ先までFAXで送付してく
ださい。質問に対する回答は、6 月 7 日(火)以降、区のホームページで一括して回答し
ます。個別の回答はいたしません。また、電話での質問は一切受付いたしません。
④ 注意事項
今回の募集と直接関係がないと判断した質問については、回答いたしません。この
場合、質問を提出した事業者への個別のお知らせはいたしませんのでご了承ください。
(5)申請書類の受付
申請書類を下記のとおり受け付けます。
① 提出期間
平成 28 年 6 月 8 日(水)から 6 月 14 日(火)まで
② 受付時間
午前 9 時から午後 5 時まで(正午から午後 1 時まで、及び土・日曜日は除く。)
-4-
③ 受付方法
直接ご持参をお願いいたします。 ※申請を希望される際には、必ず事前にご連絡
ください。こちらで提出日時を指定させていただきます。
④ 提出書類
提 出 書 類
部 数
<1>参加申込書(様式 1)
正本 1 部
<2>運営経費見積書(様式 2) 児童館ごとに作成
正本各 1 部
<3>運営準備期間の経費見積書(様式 3) 児童館ごとに作成
正本各 1 部
<4>運営状況一覧表(様式 4)
正本 1 部
<5>企画提案書(様式 5)
正本 1 部・副本 15 部
<6>館長予定者(1名)のプロフィール
正本 1 部
<7>直近決算分の法人事業税、法人税、消費税及び地方消費税
原本各 1 部
の納税証明(その1)
<8>書類提出日 3 か月以内に発行された登記簿謄本(履歴事項全 原本 1 部
部証明書)
<9>事業報告書(※1 決算書を含む。)
<10>事業計画書(予算書を含む。)
直近 3 年分
直近 2 年分
正本各 1 部
正本各 1 部
( ※1 決算書)
*社会福祉法人:資金収支計算書、事業活動収支計算書、貸借対照表、財産目録
*NPO法人:貸借対照表、収支計算書、財産目録、収益事業に関する書類(損益計
算書、貸借対照表、利益処分計算書)
*株式会社:損益計算書、貸借対照表、販売費及び一般管理費の明細書、株主資本等
変動計算書、附属明細書個別注記書
⑤ 提出書類の編集方法
ア 複写することがあるので、クリアファイル、紙ファイル等を使用しないでください。
イ 企画提案書は「様式5」を表紙として、25 ページ以内とします。A4 版縦左とじ(ホ
チキス)し、目次を作成し、ページ番号を付してください。インデックスはつけな
いでください。
ウ 企画提案書の副本には事業者の名称が特定できる又はそれを類推できる事項は記載
しないでください。(例えば、受託している施設、自治体名、事業者が識別できる
表記) やむを得ない場合は、該当箇所にマスキング(塗りつぶし)処理を施してくだ
さい。
(6)応募事業者の辞退
応募書類提出後に辞退する場合は、辞退届「様式6」を提出してください。
(7)第一次審査
申請書類の内容について、審査を実施します。
(8 第二次審査
○応募事業者運営施設の調査
第一次審査を通過した応募事業者が現に運営する施設がある場合は、必要に応じて現地
調査を行います。日程等は別途通知します。
○児童館利用者に対する提案内容説明会
-5-
第一次審査を通過した事業者に対して、平成 28 年 7 月下旬に児童館利用者に対する提
案内容説明会を行います。日程等については、当該事業者に通知します。
○面接審査
第一次審査を通過した事業者に対して、平成 28 年 8 月上旬に選定委員に対するプレゼ
ンテーション及び委員質疑による審査を行います。日程等については、当該事業者に通知
します。
(9)選定結果の通知
選定結果は、申請書類を提出した全ての応募事業者に対して通知します。また、選定の
経過及び結果は、後日、区のホームページに掲載します。
(10)業務の引継ぎ等
平成 29 年 4 月 1 日からの業務を支障なく行ってもらうため、平成 29 年 1 月から 3 月ま
でを運営準備期間として引継ぎを含め区職員とともに業務を行っていただきます。
※Ⅱ事業者が行う業務等~3 業務の範囲~(3)運営準備期間中の対応を参照
Ⅱ 事業者が行う業務等
1 運営基準の概要
(1)児童館の事業
大田区立児童館条例(昭和 42 年条例第 9 号。以下「児童館条例」という。)第 3 条に定
める事業で、次のとおりです。
① 児童の育成及び支援に関すること。
② 子育ての支援に関すること。
③ 児童福祉に関する行事。
④ 児童館の利用に関すること。
⑤ 大田区学童保育の実施等に関する条例(昭和 60 年条例第 53 号。以下「学童保育条例」
という。)の規定に基づく学童保育事業の実施に関すること。
⑥ その他区長が必要と認める事業。
(2)児童館の開館時間及び休館日
① 開館時間
大田区児童館条例施行規則(昭和 42 年規則第 19 号。以下「児童館規則」という。)
第 6 条に定める児童館の利用時間で、次のとおりです。
午前 9 時から午後 5 時まで。ただし、区長は特に必要があると認めたときは、変更
することができます。
② 休館日
児童館規則第 5 条に定める児童館の休館日で、次のとおりです。
ア 日曜日 ただし、こどもの日を除きます。
イ 国民の祝日に関する法律(昭和 23 年法律第 178 号)に定める休日(以下「休日」とい
う。)。ただし、こどもの日を除く。
ウ 1 月 2 日、同月 3 日及び 12 月 29 日から同月 31 日まで。
(3)学童保育の利用資格及び実施時間等
① 利用資格
学童保育条例第 4 条に定める利用資格で、次のとおりです。
-6-
区内在住、または在学する小学校の児童で、その保護者が労働等により昼間家庭にい
ないもの。
② 実施時間等
学童保育条例第 7 条に定める実施時間等で、次のとおりです。
ア 下校時から午後 5 時まで。ただし、学校休業日にあっては、午前 8 時 30 分から午
後 5 時まで。
イ 実施時間は午後 6 時まで延長できます。
ウ 日曜日、休日及び年末年始を除き実施します。
エ ただし、区長は特に必要があるときは実施時間及び実施日を変更することができま
す。
2 業務の範囲
(1)業務委託内容
※詳細は、別紙1「大田区立児童館運営業務委託標準仕様書」のとおり
(2)企画提案内容
事業者の選定に当たっては、本要項に定める「応募資格」及び「応募に当たっての前提
要件」を満たす応募事業者から、次の児童館運営に関して具体的な企画提案を求めます。
詳細については、別紙2「企画提案内容の項目」を参照してください。
(3)運営準備期間中の対応
① 説明会等への出席
委託予定事業者は、
運営業務委託開始までの間(平成 29 年 1 月から同年 3 月まで)は、
随時行う準備会議のほか、行事見学、学校や地域との協力関係の継続確保、地域状況の
把握など、必要な準備に努めていただきます。
また、学童保育業務を円滑に引き継ぐために運営業務委託開始までの間、地域や保護
者との説明会等に参加していただくほか、学童保育利用説明会については主体的に実施
していただきます。
② 委託契約の締結
平成 29 年 1 月から同年 3 月まで、運営業務委託が円滑に移行できるように区と運営
予定事業者との間において、別途準備委託契約を締結し、準備委託業務に従事していた
だきます。準備委託業務に従事する事業者職員は、下記の配置基準に基づき、1月につ
いては館長予定者、2月以降は館長予定者に加えて4月1日から児童館事業・学童保育
事業のリーダーとなる常勤職員を1名ずつ及びその他職員を配置するものとします。
大田区に受託児童館が無い場合、下記配置基準に従い、当該施設等で準備委託業務を
実施するものとします。受託児童館がある場合、当該施設と既受託児童館において、下
記配置基準に従い、準備委託業務を実施するものとします。なお、その場合、配置基準
に示した従事時間の 50%以上は、当該施設で準備委託業務を実施するものとします。
-7-
【配置基準】
館長予定者
児童館・学童保育リーダー
(常勤1名ずつ)
常勤職員・非常勤職員
1月
2月
3月
100 時間以上
120 時間以上
120 時間以上
-
各 100 時間以上
各 120 時間以上
-
延 100 時間以上
延 200 時間以上
3 職員の配置基準
※詳細は、別紙1「大田区立児童館運営業務委託標準仕様書」のとおり
Ⅲ 事業者の選定
1 選定方法
応募事業者の運営能力、信頼性・社会性及び見積提案価格について総合的に評価し、運営
事業者を決定します。なお、応募事業者の運営能力の評価に当たっては、書類審査、プレゼ
ンテーション及びヒアリング等による選考を行います。
(1)申請書類の確認
応募事業者から提出された申請書類に基づき、欠格事項の有無等をこども家庭部子育て
支援課で確認し、水準を満たした事業者を以下の選定委員会に諮ります。
(2)選定委員会の設置
事業者の選定に当たっては、区は、外部の専門家等を含む選定委員会を設置し、提出さ
れた内容について同委員会において評価を行った上で、事業者の候補者を決定します。な
お、委員会においては、審査の公平性を確保するため、一次、二次審査を通じて応募事業
者名を伏せた上で、選定作業を行います。
(3)要件審査(財務評価)
はじめに応募事業者の財務状況については、決算書等に基づき、公認会計士等の専門機
関による財務診断を実施します。この結果、経営状況に重要な問題があると判断された事
業者は、その後の審査に入らず失格とする場合があります。
(4)第一次審査(書類審査)
提出された書類の内容について、評価基準に基づき審査を実施します。申請事業者が多
数の場合は、第一次審査の結果に基づき各児童館ごとに審査を行い、上位 3 事業者を対象
に第二次審査を実施します。第一次審査の結果は、応募事業者に通知します。
(5)第二次審査
①運営中の施設の現地調査
第一次審査を通過した事業者に対しては、必要に応じ、現に運営中の施設について現地
調査を行います。具体的な日時・調査施設等については、別途調整させていただきます。
②児童館利用者に対する提案内容説明会
第一次審査を通過した事業者に対して、平成 28 年 7 月下旬に児童館利用者に対する提
案内容説明会を行います。事業者が提案内容を利用者に説明し、利用者がそれを評価しま
す。利用者の評価結果は審査に反映されます。日程等については、当該事業者に通知しま
す。
③面接審査
-8-
第一次審査を通過した事業者に対して、平成 28 年 8 月上旬に選定委員に対するプレゼ
ンテーション及び委員質疑による審査を行います。日程等については、当該事業者に通知
します。
(8)選定基準
各委員が、下表の評価項目に沿ってそれぞれ審査した評価点が、最も高い申請事業者を
運営業務委託候補者とします。
なお、提出書類の全てが審査の対象となりますので、事業計画書等に記入漏れがないよ
うにしてください。
評価区分
要件審査
財務評価
第一次審査 運営実績
評価項目
事業者の財務状況と評価
児童館・学童クラブの運営実績
見積提案価格
適正運営価格の算出
企画提案内容
応募動機
人事管理
人材確保・人材育成
職員配置及び勤務体制
事業内容
児童館・学童保育事業内容
児童への指導
利用者サービスの向上に向けた具体的運営内容
行政機関及び地域との連携・交流
安全管理
衛生管理・施設の維持管理
事故防止・安全対策
運営準備
運営準備期間職員配置計画
引継ぎ方針
その他の提案
第二次審査
運営施設現地調査
運営実態・能力 ※必要に応じて実施
利用者に対する提案 提案力等
内容説明会
面接審査
館長の資質、事業者の熱意、対応力等
(9)運営業務委託候補者選定と指定
① 第 1 位運営業務委託候補者の選定及び通知
区は選定委員会による評価結果の報告を受け、児童館ごとに第 1 位及び第 2 位以降
の運営委託候補者を決定します。最終結果は申請者あてに文書で通知します。
② 協議
運営業務委託候補者は、事業者の財務状況、提案書の内容、見積書等に基づく総合
評価により決定します。したがって、ご提案いただいた企画提案の実施内容や見積提
案価格がそのまま採用されるわけではありません。このため区は、第 1 位運営業務委
託候補者と金額面を含めた委託内容の詳細について協議を行います。ただし、委託経
費の縮減のみを目的とした交渉はいたしません。
協議の過程において、委託の困難性が明らかになった場合や、協議が整わない場合
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は、区は第 2 位以降の運営委託候補者と協議を行います。
(10)選定結果の通知及び公表
審査結果について、申請された全事業者に書面で通知します。また、選定の経過及び結
果については、区のホームページなどで公表します。
Ⅳ 運営業務委託契約等に関する事項
1 基本的事項の確認
運営業務委託を円滑に開始するために、運営予定事業者と区の間で、運営業務委託契約に関
する基本的事項を事前に確認させていただきます。
2 運営業務委託契約の停止条件
区と事業者との運営業務委託契約は、平成 29 年度予算(案)について議会の議決を得られる
ことを条件として締結いたします。
Ⅴ モニタリング及び事業評価に関する事項
1 モニタリング及び自己評価の実施
区は、受託事業者に対して利用者の意見・要望及び満足度とともに児童館の運営状況を確
認するため、利用者のモニタリングを実施します。また、業務に対してセルフモニタリングに
よる自己評価を行っていただきます。なお、モニタリングの結果により受託事業者の業務運営
が要求水準を維持していないと認められるとき、区は業務の改善等必要な指示を行い、これに
従わない場合は、業務の停止、さらに契約の取り消しを行うものとします。
2 帳簿種類等の提出
監査委員等が区の事務業務を監査するために必要があると認められる場合、事業者に対して、
帳簿書類その他の記録の提出を求めることがあります。
Ⅵ その他
1 苦情解決
利用者及び近隣からの苦情に関しては、その利用者及び近隣住民の権利擁護を基本として、
利用者等に対するサービスの質の向上に資するよう、苦情解決を行ってください。
2 業務の継続が困難になった場合等の措置
受託事業者は、業務の継続が困難となった場合、又はそのおそれが生じた場合は、速やかに
区に報告するものとし、その場合は次のとおりとします。
(1) 受託事業者の責めに帰すべき事由によるとき
① 受託事業者の責めに帰すべき事由により業務の継続が困難になった場合、又はその
おそれが生じた場合には、区は、受託事業者に対して改善勧告等の指示を行い、期間を
定めて改善策の提出及び実施を求めます。受託事業者がその期間内に改善することがで
きなかった場合等には、区は業務委託契約を取り消し、又は業務の全部若しくは一部の
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停止を命じることができるものとし、この場合、区に生じた損害は受託事業者が賠償す
るとともに、次期受託事業者が円滑かつ支障なく業務遂行できるよう、適切に引き継ぎ
を行うものとします。
② 受託事業者の経営状況悪化、又は著しく社会的信用を損なう等、受託事業者として
相応しくないと認められる場合は、区は業務委託契約を取り消しできるものとします。
(2)損害賠償
前記(1)により業務委託契約を取り消された場合は、受託事業者は区に生じた損害を賠
償しなくてはなりません。
(3) その他の事由により事業の継続が困難になった場合の取扱い
災害その他の不可抗力等、区及び受託事業者双方の責めに帰すことができない事由に
より、事業の継続が困難になった場合は、双方で業務継続の可否等について協議するこ
ととします。
3 その他協議すべき事項
業務委託契約書等に定めのない事項及び疑義が生じた場合は、
区及び受託事業者双方が誠意
をもって協議することとします。
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