Adobe PDF形式 (523KB) - IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

「情報処理技術者試験インターネット願書受付における
クレジットカード決済データの情報処理業務」
に係る事前確認公募
公 募 要 領
2016 年 5 月 25 日
次のとおり、参加意思確認書の提出を招請します。
独立行政法人情報処理推進機構(以下「IPA」という。)では、現在、IPAで運用している「情報処理技術
者試験インターネット願書受付アウトソーシングサービス」のカード決済に関わる情報処理業務について、
下記の内容で事前確認公募を実施いたします。
事前確認公募の結果、応募要件を満たすと認められる者がいない場合にあっては、現在予定している者と
の契約手続に移行します。
なお、参加意思確認書等を受理した際は、契約予定者と当該応募者との間の競争手続きに移行します。応
募者は、参加意思確認書等を提出した場合、辞退することはできません。
記
1. 契約の概要
(1) 名称
「情報処理技術者試験インターネット願書受付におけるクレジットカード決済データの情報処理業務」
(2) 契約期間
契約締結日から 2021 年 12 月 31 日(金)
(3) 概要
「情報処理技術者試験インターネット願書受付アウトソーシングサービス」で使用しているインター
ネット願書受付システムにおける受験手数料支払いのためのクレジットカードデータについて、上記ア
ウトソーシングサービスの請負先データセンターとクレジットカード決済会社との間で正常かつ正確に
遅滞なくカード決済に関わるデータ授受及び保管等業務が、滞りなく行われることを目的とする。
具体的な業務の内容については、別紙「仕様書」参照のこと。
(4) 業務スケジュール
・インターネット願書受付システムとの接続テスト:2016 年 7 月
・本稼動:2017 年 1 月
2. 応募要件
(1) 応募者は、法人格を有していること。
(2) 予算決算及び会計令第 70 条の規定に該当しない者であること。なお、未成年者、被保佐人又は被補
助人であって、契約締結のために必要な同意を得ているものは、同条中、特別な理由がある場合に該
当する。
(3) 予算決算及び会計令第 71 条の規定に該当しない者であること。
(4) 法人税、消費税及び地方消費税について、納付期限を過ぎた未納税額がないこと。
(5) 平成28・29・30年度競争参加資格(全省庁統一資格)において「役務の提供等」で、「A」、「B」又
は「C」の等級に格付けされた資格を有する者であること。
(6) 各省各庁及び政府関係法人等から取引停止又は指名停止等を受けていない者(理事長が特に認める場
合を含む。
)であること。
(7) 経営の状況又は信用度が極度に悪化していないと認められる者であり、適正な契約の履行が確保され
る者であること。
(8) 暴力団排除に関する誓約事項(別記)について、誓約する者であること。
(9) 守秘性に関する要件
本業務の履行に関して、秘匿性の高い情報を適切に管理できること。
1
(10) 業務執行体制及びスキルに関する要件
① インターネット受付システムとの接続テストを2016年7月に実施できること。
② 別紙「仕様書」の要件をすべて満たすこと。
3. 手続き等
(1) 担当部署
応募(提出)先及び問合せ先
独立行政法人情報処理推進機構
IT 人材育成本部情報処理技術者試験センター実施グループ 担当:斎藤、鈴木、萩原
電話番号:03-5978-7600
E-mail: [email protected]
住所: 〒113-6591 文京区本駒込 2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス 15 階
※ 応募に関する問合せの受付は、E-mail のみとします。
※ 受付時間 10:00~17:00(12:30~13:30 は除く)月~金曜日(祝・休日を除く)
(2) 参加意思確認書の提出期限、場所及び方法
「1. 契約の概要」及び別紙仕様書に記載の業務の提供が可能であり、かつ「2. 応募要件」に記載
の要件を満たし、業務への参加を希望する場合、参加意思確認書等(下記提出書類一式)を提出して
いただくこととなります。
なお、要件を満たしていない参加意思確認書等は受領できませんので、提出前に電話、E-mail又は
直接訪問にて上記(1)担当部署に要件を満たしていることの確認を必ず行ってください。
期限:2016年6月3日(金)12時00分
場所:「3.手続き等」(1)に同じ
方法:持参、郵送(書留郵便に限る。)
【提出書類】
① 参加意思確認書(様式 1)
② 「1.契約の概要」及び別紙「仕様書」に記載の情報処理技術者試験インターネット願書受付
におけるクレジットカード決済データの情報処理業務の提供が可能であり、かつ「2.応募要
件」に記載の要件を満たすことが可能であることを証する書面(様式自由)
③ 最新の納税証明書(その3 の3・「法人税」及び「消費税及地方消費税」について未納税額
のない証明用)の原本又は写し
④ 平成28・29・30年度競争参加資格(全省庁統一資格)における資格審査結果通知書の写し
⑤ 委任状(必要な場合)
⑥ 会社概要(様式 2)
4. その他
(1) 手続きにおいて使用する言語及び通貨は、日本語及び日本国通貨に限る。
(2) 競争手続きに移行した場合、その旨後日通知する。
(3) 参加意思確認書を提出した者は、提出した書類に関し説明を求められた場合は、これに応じなければ
ならない。
(4) 契約結果等、契約に係る情報については、当機構のウェブサイトにて公表(注)するものとする。
(5) 契約条項については、
(参考)契約書(案)を参照のこと。なお、契約条項については契約締結時に調
整する場合がある。
2
(注)独立行政法人の事務・事業の見直しの基本方針(平成22年12月7日閣議決定)
に基づく契約に係る情報の公表について
独立行政法人が行う契約については、
「独立行政法人の事務・事業の見直しの基本方針」
(平成22年1
2月7日閣議決定)において、独立行政法人と一定の関係を有する法人と契約をする場合には、当該法人
への再就職の状況、当該法人との間の取引等の状況について情報を公開するなどの取組を進めるとされ
ているところです。
これに基づき、以下のとおり、当機構との関係に係る情報を当機構のウェブサイトで公表することとし
ますので、所要の情報の当方への提供及び情報の公表に同意の上で、応札若しくは応募又は契約の締結を
行っていただくよう御理解と御協力をお願いいたします。
なお、案件への応札若しくは応募又は契約の締結をもって同意されたものとみなさせていただきます
ので、ご了知願います。
(1)公表の対象となる契約先
次のいずれにも該当する契約先
① 当機構において役員を経験した者(役員経験者)が再就職していること又は課長相当職以上の職を
経験した者(課長相当職以上経験者)が役員、顧問等として再就職していること
② 当機構との間の取引高が、総売上高又は事業収入の3分の1以上を占めていること
※ 予定価格が一定の金額を超えない契約や光熱水費の支出に係る契約等は対象外
(2)公表する情報
上記に該当する契約先について、契約ごとに、物品役務等の名称及び数量、契約締結日、契約先の名
称、契約金額等と併せ、次に掲げる情報を公表します。
① 当機構の役員経験者及び課長相当職以上経験者(当機構OB)の人数、職名及び当機構における最
終職名
② 当機構との間の取引高
③ 総売上高又は事業収入に占める当機構との間の取引高の割合が、次の区分のいずれかに該当する
旨
3分の1以上2分の1未満、2分の1以上3分の2未満又は3分の2以上
④ 一者応札又は一者応募である場合はその旨
(3)当方に提供していただく情報
① 契約締結日時点で在職している当機構OBに係る情報(人数、現在の職名及び当機構における最終
職名等)
② 直近の事業年度における総売上高又は事業収入及び当機構との間の取引高
(4)公表日
契約締結日の翌日から起算して原則として72日以内
(4 月に締結した契約については原則として 93
日以内)
(5)実施時期
平成23年7月1日以降の一般競争入札・企画競争・公募公告に係る契約及び平成23年7月1日
以降に契約を締結した随意契約について適用します。
なお、応札若しくは応募又は契約の締結を行ったにもかかわらず情報提供等の協力をしていただけ
ない相手方については、その名称等を公表させていただくことがあり得ますので、ご了知願います。
3
(別記)
暴力団排除に関する誓約事項
当社(個人である場合は私、団体である場合は当団体)は、下記の「契約の相手方として不適当な者」の
いずれにも該当しません。
この誓約が虚偽であり、又はこの誓約に反したことにより、当方が不利益を被ることとなっても、異議は
一切申し立てません。
記
1. 契約の相手方として不適当な者
(1) 法人等(個人、法人又は団体をいう。
)が、暴力団(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律
(平成 3 年法律第 77 号)第 2 条第 2 号に規定する暴力団をいう。以下同じ。
)であるとき又は法人等の
役員等(個人である場合はその者、法人である場合は役員又は支店若しくは営業所(常時契約を締結す
る事務所をいう。
)の代表者、団体である場合は代表者、理事等、その他経営に実質的に関与している者
をいう。以下同じ。
)が、暴力団員(同法第 2 条第 6 号に規定する暴力団員をいう。以下同じ。
)である
とき
(2) 役員等が、自己、自社若しくは第三者の不正の利益を図る目的又は第三者に損害を加える目的をもっ
て、暴力団又は暴力団員を利用するなどしているとき
(3) 役員等が、暴力団又は暴力団員に対して、資金等を供給し、又は便宜を供与するなど直接的あるいは
積極的に暴力団の維持、運営に協力し、若しくは関与しているとき
(4) 役員等が、暴力団又は暴力団員であることを知りながらこれと社会的に非難されるべき関係を有して
いるとき
上記事項について、参加意思確認書の提出をもって誓約します。
4
【様式 1】
平成
年
月
日
参加意思確認書
独立行政法人情報処理推進機構
理事長 富田 達夫 殿
提出者 〒
住所
団体名
代表者役職氏名
印
担当者所属役職氏名
連絡先 メールアドレス
TEL
FAX
「情報処理技術者試験インターネット願書受付におけるクレジットカード決済データの情報処理業務」に
係る事前確認公募において、応募要件を満たしており、業務への参加を希望しますので参加意思確認書を提
出します。
記
1 会社概要
※会社概要について記載すること(パンフレット等で代用できる場合は、パンフレットを添付すること)
サイズ:A4 縦、記載しきれない場合は、別紙添付でも可。
2 応募要件
※応募要件を満たしている状況等について記載すること
サイズ:A4縦、記載しきれない場合は、別紙添付でも可。
5
【様式 2】
会社概要(1/2)
会 社 名
代 表 者 氏 名
URL
本 社 住 所
〒
設 立 年 月
西暦
年
月
主 取 引 銀 行
資 本 金
百万円
資 本 系 列
従 業 員 数
人
加 盟 協 会
会社の沿革:
に
○
印
を
記
す
)
主
要
役
員
(
非
常
勤
は
役
職
の
前
氏
名
年令
役職名
担当部門
学 歴 ・ 略 歴
持株数
構成比(%)
貴社との関係
才
才
才
才
才
才
株
主
名
%
主
%
要
%
株
%
主
%
%
関 連 企 業
主要外注先又は仕入先
6
会社概要(2/2)
所在地 〒
会社概要に関す
る担当者連絡先
所属・氏名
TEL:
FAX:
E-mail:
前々期(確定)
期
/
~
/
前 期(確定) 今 期(見込み)
/
~
/
/
~
/
項目
売上高
百万円
百万円
百万円
営業利益
百万円
百万円
百万円
経常利益
百万円
百万円
百万円
資本勘定
百万円
百万円
百万円
当期未処分利益
百万円
百万円
百万円
借入残高(社債、割手含む)
百万円
百万円
百万円
定期預金残高
百万円
百万円
百万円
業
績
主要取引先
直近決算時点における売上高
百万円
百万円
主
要
取
引
先
と
そ
の
売
上
高
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
借入金、社債等の元本返済・利払いの遅延の有無
有・無
7
税金支払い遅滞の有無
有・無
【別 紙】
仕様書
「情報処理技術者試験インターネット願書受付におけるクレジットカード決済データの情報処理業務」の
仕様について次に示す。
1. 業務概要
(1) 「情報処理技術者試験インターネット願書受付アウトソーシングサービス」で使用しているインター
ネット願書受付システムにおける受験手数料支払いのためのクレジットカードデータについて、上記
アウトソーシングサービスの請負先データセンター(以下「IDC」という。
)とクレジットカード決済
会社(以下「カード会社」という。
)との間で遅滞なくカード決済に関わるデータ授受及び保管等業務
(以下「情報処理業務」という。
)を行う。
(2) クレジットカードデータ等について、独立行政法人情報処理推進機構 情報処理技術者試験センター
(以下「試験センター」という。
)からの問い合わせに対しては、迅速に対応すること。
(3) インターネット願書受付期間中は、24 時間機器の監視を行うこと。障害が発生したときには、即座に
復旧対応を取ること。
(4) クレジットカード会社障害発生報告やメンテナンス情報などは、試験センター及び IDC に随時連絡す
ること。
(5) クレジットカード決済代金の入金業務等の処理は行わない。
2. 契約期間及び実施時期
(1) 契約期間
契約締結日から 2021 年 12 月 31 日(金)
(2) 実施時期(インターネット願書受付期間)
① 2017 年度春期試験(2017 年 1 月~2 月予定)
② 2017 年度秋期試験(2017 年 7 月~8 月予定)
③ 2018 年度春期試験(2018 年 1 月~2 月予定)
④ 2018 年度秋期試験(2018 年 7 月~8 月予定)
⑤ 2019 年度春期試験(2019 年 1 月~2 月予定)
⑥ 2019 年度秋期試験(2019 年 7 月~8 月予定)
⑦ 2020 年度春期試験(2020 年 1 月~2 月予定)
⑧ 2020 年度秋期試験(2020 年 7 月~8 月予定)
⑨ 2021 年度春期試験(2021 年 1 月~2 月予定)
⑩ 2021 年度秋期試験(2021 年 7 月~8 月予定)
3. クレジットカード決済利用者概数実績及び想定申請者数
(1) クレジットカード決済利用者概数実績(単位:人)
時期
利用者概数
2015 年度
春期
秋期
86,000 90,000
(2) 想定申請者数
2017 年度春期試験~2021 年度秋期試験 10 回分:880,000 人(試験 1 回分の平均 88,000 人)
想定申請者数について、実際上増減が生ずることがあっても、請負者は異議の主張ができないものとする。
8
4. 業務要件
(1) 処理能力については、200 件以上/分を処理できること。
(2) 本件業務を行うためのシステムは耐震性、防火性、セキュリティ管理等が確保された請負者保有のデ
ータセンターに設置すること。
(3) IDC 上で稼働するインターネット願書受付システム用ソフトウェア(以下「受付ソフトウェア」とい
う。
)には、受付画面上で決済等が行われるようにモジュールが組み込まれている。決済画面等は変更
しないので、IDC 側の受付ソフトウェアで利用できるセキュリティコード対応の Perl モジュール(以
下「自社モジュール」という。
)を用意し、受付ソフトウェアに組み込むこと。
(4) 自社モジュールを組み込む際に、クレジット決済連携における受付ソフトウェアの改修が発生する場
合は、その費用は、本契約の費用に含むものとし、請負者が、受付ソフトウェア保守業者に支払うこ
と。
(5) クレジットカード情報は、IDC 内に保有せず、請負者の自社内で厳重に管理するなど、安全確実な方法
で保管するためのシステム運用体制を実現すること。
(6) 請負者は、IDC やカード会社との接続テストを行い、システムが確実に動作することを確認すること。
(7) 請負者は、売上データをカード会社へ日々送信すること。
(8) 請負者側の不具合や動作確認ミス等で受験申請者及び試験センター等に不利益が生じた場合、損害賠
償も含め、請負者が責任をもって対処すること。
(9) インターネット願書受付期間中は、24 時間機器の監視を行うこと。障害が発生したときには、即座に
試験センターに報告するとともに復旧対応を取ること。即座に対応できない場合は、試験センターと
相談しながら復旧対応を取ること。なお、後日速やかに障害及び復旧対応報告書を提出すること。
(10)利用内容照会など、試験センター又は IDC からの問い合わせについては、迅速に対応すること。
5. 業務執行体制に関する要件
本情報処理業務にあたっては、次の業務執行体制を整えること。
(1) 連絡窓口(担当者)の設置
請負者は、本業務の実施を円滑に行うため、
「連絡窓口(担当者)
」を設置する。担当者は、試験セン
ター担当者との綿密な連絡調整及び本業務の実施に際し必要となる作業に当たるものとする。
(2) 留意事項
試験センターと必要に応じて適宜打合せを行い、業務の調整を行うものとする。なお、不明な点や仕
様書に記載のない事項については必ず試験センターに確認すること。
6. 業務スキルに関する要件
本情報処理業務にあたっては、次の実績及びスキル要件を満たすこと。
(1) 法人としての実績
① Perl モジュールの提供実績があること。
② ウェブサイトを利用した試験受付に係るクレジットカード決済データの情報処理業務を過去 5 年
以内に連続して 2 年以上請け負った実績があり、当該業務においては、1 回の試験当たりの利用
者数について 7 万人以上の稼働実績があること。実績とは日本国内の実績を指す。
(2) 法人としてのスキル要件
① 情報セキュリティについて、国際カードブランド 5 社(JCB、American Express、Discover、
MasterCard、VISA)が採用するデータセキュリティ基準(PCIDSS)である PCI 基準 Ver3.0 に完全
準拠していること。
② プライバシーマーク付与認定事業者であること。
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7. 納入関連
(1) 納入期限及び納入物件
上記 2.(2) 実施時期(インターネット願書受付期間)ごとに毎月、月末締めで、利用件数報告書(当
月 1 日から当月末日までに発生したトランザクション処理件数と売上データ処理件数を記載したもの)
を作成し、毎月 10 日までに提出すること。
(2) 納入場所
独立行政法人情報処理推進機構 IT 人材育成本部情報処理技術者試験センター実施グループ
住所: 〒113-6591 文京区本駒込 2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス 15 階
8. 検収関連
検収条件:本仕様書において要求する事項をすべて満たしているものであること。
10
(参考)契約書(案)
2016 情試第 xx 号
決済データ処理サービス利用契約書
独立行政法人情報処理推進機構(以下「甲」という。
)と、○○○株式会社(以下「乙」という。
)とは、甲に
よる商品又はサービスの販売のための決済データ処理サービス(以下「本件決済サービス」という。
)の利用
とこれらに付随するサービスの利用及び仕様書に記載された内容を実施することに関して、以下のとおり契
約(以下「本契約」という。
)を締結する。
第1条
定義
1.
「加盟カード会社」とは、甲が加盟店となっており、本件決済サービス利用の対象となるクレ
ジットカード会社である。
2.
「決済データ」とは、甲と甲の販売する商品の購入者又はサービスの利用者(以下「顧客」と
いう。
)間のクレジットカード取引において、加盟カード会社との与信処理、売上処理、その他
クレジットカード決済の処理に用いられるデータである。
3.
4.
「本件決済サービス」とは、乙の次の A)~E)のサービス及びこれらに付随するサービスをいう。
A)
加盟カード会社への売上承認の依頼又は通信販売の申込
B)
売上承認の取得
C)
売上請求に関する業務
D)
前記 A)~C)に付随関連する業務
E)
その他、甲及び乙で合意した業務
「本件ソフトウェア」とは、乙が甲に提供し、甲が本件決済サービスを利用するための甲サー
バー用コンピュータ・プログラムを開発することを目的として、乙が別途定める条件のもとで
使用を許諾するコンピュータ・プログラムである。
5.
「サービス開始日」とは、乙所定の様式により、甲が乙に対して、本件決済サービスの利用を
開始する日として事前に通知し、乙が了承した日である。
第2条
本件決済サービスの提供
1.
乙は、サービス開始日から甲に対し、本件決済サービスを提供する。
2.
乙は、本件決済サービスを善良なる管理者の注意義務をもって提供する。
3.
乙は、本件決済サービスの提供に必要な業務の一部を、甲の事前の書面による承諾を得て、第
三者に委託できる。
4.
乙が本契約に定める義務の履行をせず、又は遅滞したとしても、その原因が次の A)~D)までの
何れかにある場合には、乙は何ら責任を負うことはない。
A)
当該義務の遅滞が甲の行為による場合
B)
当該義務の遅滞が、甲が本契約に定める義務を履行しないことによる場合
C)
法令違背を避けるために合理的な必要性がある場合
D)
乙の責めによらずして通信回線が輻輳し使用不可能となる等、乙の責に帰すべき事由によ
らない場合
5.
第3条
乙は、本件決済サービスを乙所定の仕様に基づき提供する。
甲又は乙の義務
1.
甲は、乙に対して、次の各号の行為を行う権限を付与する。
11
(1) 甲の決済データを加盟カード会社に伝送又は磁気記憶媒体等により引渡すこと。
(2) 過誤、詐欺、不正な取引の結果、又は甲の依頼に基づき、加盟カード会社に伝送、若しく
は磁気記憶媒体等により引渡した決済データ及びそれに基づく処理をキャンセルするこ
と。
2.
甲及び乙は、本件決済サービスの利用に際し、次の各号の規定に従うものとする。
(1) 甲は、本件決済サービスを利用するにあたり、あらかじめクレジットカード会社へ加盟す
る。
(2) 甲は、前項で加盟した、加盟カード会社への正確な登録情報を乙に提供する。また、本件
決済サービスの提供上必要となる甲に関する情報、図画、電子データ等を乙から要求され
た場合、速やかに乙に提出する。
(3) 甲は、決済データを、乙所定の仕様に沿って、乙の決済データ処理サーバーに伝送する。
(4) 甲及び乙は、顧客が本件決済サービスに利用したクレジットカード番号の保管について、
以下に定められた事項を遵守する。
① 甲は、本件ソフトウェアの使用上において、クレジットカード番号の管理に関しては、
すべて甲の費用と責任で行うものとし、不正アクセス、紛失、破壊、改竄、漏洩を防止
するための合理的な安全対策を講じる。クレジットカード番号への不正アクセス、紛
失、破壊、改竄、漏洩等が生じた場合に甲の責任で対応するものとし、乙には何ら迷惑
をかけない。
② 乙は、乙の決済データ処理サーバー上等、乙の管理下でのクレジットカード番号の管
理に関しては、すべて乙の費用と責任で行うものとし、不正アクセス、紛失、破壊、改
竄、漏洩を防止するための合理的な安全対策を講じる。クレジットカード番号への不
正アクセス、紛失、破壊、改竄、漏洩等が生じた場合は、甲の指示に従って、当該事故
の拡大防止や収拾・解決のために直ちに応急措置を講じるものとする。
③ 甲及び乙は、クレジットカード番号を本件決済サービスの目的以外に利用してはなら
ない。
④ 甲及び乙は、クレジットカード番号を取り扱うにあたり、クレジットカード番号への
不正アクセス、紛失、破壊、改竄、漏洩を防止するための合理的な安全対策を講じる。
⑤ 甲及び乙は、クレジットカード番号の不正アクセス、紛失、破壊、改竄、漏洩等の事故
が発生した場合又はそのおそれがある場合、直ちに相手方に連絡をするものとする。
(5) 甲は、違法な目的、若しくは、乙が捜査、起訴、検査、その他法律上の問題に巻き込まれ
るおそれがあるような目的に、本件決済サービスを利用しない。
(6) 甲及び乙は、本件決済サービスを用いる取引の顧客に関するプライバシーを厳格に保護す
る。
(7) 甲は、特定商取引に関する法律その他甲の適用法令に従って顧客との取引を行う。
(8) 甲は、本件決済サービスを用いた顧客との取引において加盟カード会社による立替金支払
いの拒否その他何らかの事故の発生又はそのおそれがあることを知ったときは、直ちに乙
に報告する。
(9) 甲は、本件決済サービスを甲自身と顧客との取引のためにのみ用いるものとし、第三者に
利用させない。
(10) 甲は、本件ソフトウェアの使用に関し、別紙1「決済データ処理サービス用開発ソフト使
用規約」に同意する。
(11) 甲は、乙に対し、本件決済サービスの利用料金として、別紙2「料金表」所定の金額を所
定の支払条件に従って支払う。
3.
甲は、顧客に対し、本件決済サービス利用のために必要となる説明、情報提供その他のサポー
トを行う。
12
4.
甲による前項の顧客向けの説明等が不十分である場合、若しくは、乙の責によらず、甲と顧客
又は加盟カード会社との間のトラブルその他事故が発生し、これによる乙の負担が重いと判断
する場合、乙は甲に通知するとともに当該通知後 30 日以内に事態が改善されない場合、乙は甲
と協議の上、本契約を解除するか、又は、本契約に基づく甲に対するサービスの提供を一時停
止することができる。
5.
乙が本件決済サービスの提供にあたり、次の A)~D)に該当する場合には、第 5 条の定めにかか
わらず、甲から取得した決済データを加盟カード会社その他開示を行う必要のある第三者に開
示する場合があることにつき、甲はあらかじめ同意する。
6.
A)
甲又は顧客の同一性確認(本人確認)のために用いる場合。
B)
顧客及び加盟カード会社との紛争の解決のために用いる場合。
C)
法令又は政府当局、若しくは裁判所の命令に従うために開示する場合。
D)
甲を特定しない形で入札提出資料に統計的データを記載開示する場合。
本契約締結後に、乙が甲と正常にデータ等を授受できるようにするためのテスト、改修する費
用が発生した場合は、乙の負担とする。
第4条
本件決済サービスの停止又は中断
1.
乙は、以下に該当する場合は、本件決済サービスの一部又は全部の提供を停止することができ
る。
(1) 乙、加盟カード会社等によるシステムの定期的な点検・補修の場合
(2) 乙、加盟カード会社等がシステムの適正な運用のため必要と認めた場合
(3) 乙、加盟カード会社等のシステムによって甲のサーバー運用に支障が生じる、又は支障が
生じる恐れがある場合
(4) 乙、加盟カード会社等のサービスに使用する通信回線が輻輳又は使用不能な場合
2.
乙が前項の本件決済サービスの停止を行う場合には、あらかじめ、その理由、実施期日及び期
間を事前に甲に通知する。但し、緊急の場合、又は火災、停電、天災その他の不可抗力による
場合は除く。
3.
乙は、本件決済サービスにおける甲と乙、若しくは顧客と乙間の伝送に用いる第三者の回線又
は甲の機器に起因する事象(通信不良、遅延、誤送等)による本件決済サービスの運営障害に
ついて一切の責を負わない。
第5条
秘密保持
1.
甲及び乙は、相手方の書面による事前の承諾なくして、本契約に基づき知り得た相手方固有の
業務上、技術上、営業上、その他一切の有用な秘密情報を第三者に開示、漏洩しない。なお、
秘密情報を相手方に開示する場合には、秘密である旨を明示する。
2.
本条第1項の規定にかかわらず、次の各号の一に該当することを、開示を受けた当事者が証明
することのできる情報は、秘密情報には含まれない。
(1) 開示の時点ですでに公知の情報、又はその後開示を受けた当事者の責によらずして公知と
なった情報
(2) 開示を受けた当事者が、第三者から秘密保持義務を負うことなく正当に入手した情報
(3) 開示の時点ですでに開示を受けた当事者が保有している情報
(4) 開示を受けた当事者が、開示された情報によらずして独自に開発した情報
(5) 開示した当事者が、第三者に対し秘密保持義務を課すことなく開示した情報
(6) 管轄官公庁、若しくは法律の要求により開示された情報
13
第6条
損害賠償
1.
本契約の甲又は乙が本契約上の義務に違反したことに関連する第三者からの請求により、甲又
は乙が損害(当該第三者に対する損害賠償金、訴訟費用及び合理的な弁護士費用を含む)を被
ったときは、違反当事者は、相手方に対し、当該損害を賠償する。
2.
甲及び乙は、次項第 1 号の第三者からの請求を受けたときは、速やかに、相手方に対して通知
して相手方が防御できるようにし、相手方による防御に協力する。かかる通知及び協力が適時
になされない場合、相手方は前項の賠償の義務を免れるものとする。
3.
本件決済サービスにおける特許権、著作権、商標権その他の知的財産権についての乙の損害賠
償責任は次の各号に定めるとおりである。
(1) 本契約及び決済データ処理サービス用開発ソフト使用規約の定めに基づいて乙が甲に対
して提供した本件決済サービス、本件ソフトウェア又はそのコンポーネントが、第三者の
日本国における特許権、著作権、商標権その他の知的財産権を侵害していることを理由と
して、第三者が甲に対して訴訟を提起した場合、乙は、本条に定める範囲で、乙の費用負
担により、甲のために防御し、当該訴訟において甲が支払うものと確定された損害賠償金
及び費用を支払う。なお、甲は乙に対してただちにかかる訴訟について通知し、乙に対し
て乙の裁量で防御する機会を与え、かつ乙の防御に協力する。
(2) 本件決済サービス、本件ソフトウェア又はそのコンポーネントが、前号の訴訟の対象とな
るか、又は、対象となるおそれがある場合は、乙は、その選択及び費用にて、甲が当該本
件決済サービス、本件ソフトウェア又は問題となるそのコンポーネントの使用を継続でき
る権利を確保するか、本件決済サービス、本件ソフトウェア又は問題となるそのコンポー
ネントを差し替えるか、若しくは変更することによって、それらが第三者の知的財産権を
抵触しないようにすることができる。乙が合理的な努力をしても第三者の知的財産権との
抵触の問題が解決できない場合、甲、乙いずれも相手方への書面の通知により本契約を解
除することができる。
(3) 甲は、本項に関連しては、乙から同意を得ることなく、乙のために費用を負担しない。
4.
本契約に基づき乙が甲に対して責任を負う場合の乙の責任は、甲が直接被った現実の損害及び
甲乙別途協議のうえ決定する範囲の間接損害に限られ、その他の損害については、乙は一切賠
償責任を負わない。
5.
甲は第 12 条にかかわらず、法令の改廃により、甲の責めによらずして、情報処理技術者試験の
事業主体が変更になったときは、本契約の全責任を免れる。
第7条
訴訟管轄
本契約に関する民事訴訟の第一審専属管轄裁判所を、東京地方裁判所と定める。
第8条
商標
本契約期間中、甲は、本件決済サービスを用いて行う顧客との取引のための表示において、乙所定
の商標使用基準(以下「商標使用基準」という。
)に従って、乙所定の商標一覧(以下「商標一覧」
という。
)に掲げる商標を無償且つ非独占的に使用できる。但し、乙が一部又は全部の商標一覧並び
に商標使用基準を改訂し、或いは一部又は全部の商標の使用を差し止めた場合、甲は直ちにその指
示に従う。
第9条
契約期間
本契約の有効期間は、契約締結日から 2021 年 12 月 31 日までとする。
第10条 契約の解除
14
1.
甲は、解約希望日の 60 日以上前までに書面による通知を行うことにより、本契約を解約するこ
とができる。
2.
本契約の他の規定にかかわらず、甲及び乙のそれぞれは、相手方に次に規定するいずれかの事
由があるときは、何ら通知又は催告なしに、本契約を即時に解除することができる。
(1) いずれかの当事者に本契約上の義務に対する重大な違反があり、相手方当事者が違反当事
者に対する書面の通知後 30 日以内にその事由が解消されないとき。
(2) 支払いの停止があったとき。
(3) 破産、民事再生手続開始、会社更生手続開始、若しくは特別清算開始の申立、又はこれら
に類する法的手続きの開始があったとき。
(4) 一度でも自社振出の手形又は小切手が不渡となったとき。
(5) 解散の決議をしたとき、又は、解散したとき。
3.
本契約が終了した場合、乙の甲に対する本件ソフトウェアの使用許諾は終了する。
第11条 通知
本契約において書面でなすことを要求されているもの以外の通知は、互いに電子メールでなすこと
ができる。この場合の、甲から乙への通知用電子メール・アドレスは、甲が本件決済サービスを申
込んだ際に通知するものとし、乙への通知用電子メール・アドレスは、乙所定の様式にて、乙に別
途通知する。また、両当事者は、電子メール・アドレスを変更する場合は速やかに相手方に通知す
る。
第12条 地位の移転
1.
甲は、30 日以上前に乙に書面で通知し、乙からの同意の書面があれば、本契約に基づく地位、
権利及び義務を第三者に譲渡又は移転することができる。
2.
乙は、60 日以上前に甲に書面で通知し、甲からの同意の書面があれば、本契約に基づく地位、
権利又は義務のすべてを第三者に譲渡又は移転することができる。
3.
甲は、前項の 30 日の期間内に書面で乙に通知することにより、前項の譲渡又は移転と同時に本
契約を解除することができる。
第13条 本契約に定めのない事項
本契約に定めのない事項又は本契約の解釈について疑義が生じた場合、甲乙誠意をもって協議のう
え解決する。
第14条 別紙 3「特記事項」及び別紙 4「個人情報の取扱いに関する特則」
別紙 3「特記事項」及び別紙 4「個人情報の取扱いに関する特則」は、本契約と一体をなすものとし、
別紙 3「特記事項」及び別紙 4「個人情報の取扱いに関する特則」に定めのない事項は、本契約の定
めによるものとする。なお、本契約の定めと別紙 3「特記事項」及び別紙 4「個人情報の取扱いに関
する特則」の定めとが抵触するときは、別紙 3「特記事項」及び別紙 4「個人情報の取扱いに関する
特則」の定めが本契約の定めに優先する。
第15条 仕様書の確実な実施
乙は、「情報処理技術者試験インターネット願書受付におけるクレジットカード決済データの情報
処理業務」について、仕様書どおりに実施する。なお、仕様書どおりに実施できず、甲に損害が生
じた場合は、第 6 条第 4 項及び第 5 項の規定に従い、その損害を補償する。
15
以上、本契約の締結を証するため、本契約書2通を作成し、双方記名押印の上、甲、乙それぞれ1通を保有
する。
2016 年X月X日
甲 東京都文京区本駒込二丁目 28 番 8 号
独立行政法人情報処理推進機構
理事長 富田 達夫
乙 ○○○
○○○株式会社
代表取締役 ○○○
16
<別紙 1>
決済データ処理サービス用開発ソフト使用規約
独立行政法人情報処理推進機構(以下、
「甲」
)と、○○○株式会社(以下、
「乙」
)とは、乙の提供する決済デ
ータ処理サービス(以下、
「本件決済サービス」
)の利用のために甲側サーバーで用いるコンピュータ・プロ
グラムの開発を目的として、乙が提供するソフトウェア(以下、
「本ソフトウェア」
)の使用に関し、以下の
とおり合意します。
第1条
ソフトウェア使用許諾
乙は、甲が本決済データ処理サービス用開発ソフト使用規約(以下、
「本規約」
)のすべての条項に同意いた
だくことを条件に、甲に対し、次の各号の範囲内で本ソフトウェアを非独占的に使用することを許諾します。
(1) 本件決済サービスの利用上必要となる乙設備との通信文の送受信を行うために、甲が正当に占有して管
理するサーバー機(以下、
「サーバー機」
)上で本ソフトウェアを使用すること、又は本ソフトウェアを
用いてサーバー機で稼動するコンピュータ・プログラム(以下、
「甲サーバーソフト」
)を開発して使用
すること。
(2) 前号において、甲は、以下の A)、B)の規定に従うものとします。
A)
サーバー機は、本ソフトウェア及び甲サーバーソフトを第三者が複製又は改変できないように構築
するものとし、乙所定の運用手順に従って、甲によるアクセス及び利用ができるようにしておくも
のとします。
B)
店舗サイト運営者によるサーバー機を通じた本ソフトウェアの使用は、本規約所定の権利制限及び
乙の責任制限を含む使用条件に従ってなされなければならないものとします。
第2条
1.
使用制限
著作権等の保護
(1) 本ソフトウェアにかかる著作権、特許権、商標権その他一切の知的財産権(以下、
「知的財産権等」
)
は、乙および/または原権利者に帰属するものとします。
(2) 甲は、本ソフトウェアに含まれる著作権表示、乙の製品であることを示す表示、その他一切の知的
財産権等の表示をはずしてはならないものとします。
(3) 甲は、本ソフトウェアのうちソースコード以外の形式で提供されるものの改変、リバース・エンジ
ニアリング、ディスコンパイル及びディスアセンブルをしてはならないものとします。
(4) 甲は、本規約に基づく権利を第三者に質入、貸与、譲渡等してはならないものとします。
2.
目的外使用の禁止
甲は、本ソフトウェア又はそのコンポーネントを本件決済サービス利用の目的以外に使用してはならな
いものとします。
3.
変更及びアップデイト
(1) 乙が本ソフトウェア又はそのコンポーネントのアップデイト、修正又は新しいリリース(以下、ま
とめて「変更版」
)を提供し、当該変更版を使用する旨通知した場合、若しくは乙が本ソフトウェア
の変更に対応する甲サーバーソフトの甲自身による変更が必要である旨通知した場合には、甲は、
速やかにその通知による指示に従うものとします。
(2) 甲は、甲が前号の指示に従わなかった場合には、本件決済サービスを正常に利用できなくなること
があること、また、この結果、甲又は甲の取引先その他第三者に損害が生じたとしても、乙はいっ
さい責任を負わないことにつきあらかじめ承諾するものとします。
(3) 第 1 号に定める変更版にも、本規約が適用されるものとします。
(4) 乙は、以下の①~③の範囲内で本ソフトウェアの保守及びサポートを提供するものとします。
17
① 乙所定の変更版並びに当該変更版のインストール方法を甲に配布する。
② 甲がダウンロード若しくは閲覧可能な状態にする。
③ 甲自身による甲サーバーソフトの変更が必要な場合に、本ソフトウェアにおける該当部分の変更
及びその方法を通知する。
第3条
輸出制限
甲は、輸出管理法、その他適用法令を遵守し、乙から事前に書面で承諾を得ない限り、本ソフトウェアを外
国に持ち出さないものとします。
第4条
甲及び乙の責任
原則、甲サーバーソフトは、甲の責任と費用において開発するものとします。但し、本契約締結後に、乙が
甲と正常にデータ等を授受できるようにするためテスト、改修する費用が発生した場合は、乙の負担としま
す。
第5条
1.
期間及び終了
本ソフトウェアの使用許諾期間は、本件決済サービスの利用のために甲と乙との間で締結された原契約
の有効期間と同一とします。
2.
甲は、本規約に基づく本ソフトウェアの使用許諾が終了次第、本ソフトウェアの複製をすべて廃棄し、
その使用を終了するものとします。
18
<別紙 2>
料金表
1.
利用料金(消費税抜)※1
(1) トランザクション処理料XX円/1 トランザクション※2
(2) 売上データ処理料XX円/1 件
(3) オフライン処理取消手数料XXX円/1 件※5
※1 利用料金には、以下の提供機能の価格を含みます。
① 12 ロジカルチャネル※3 の料金
② 加盟カード会社毎の締め日における乙と富士通株式会社又は株式会社富士通システムズ・イーストと
の間の取消データ交換及び取消データ発生時の取消作業にかかる料金
※2 通信回線を通じて乙の運営する通信設備から乙が委託しているクレジットカード決済システム、又は加
盟カード会社の運営する通信設備への売上要求電文、与信要求電文、取消要求電文、又は返品要求電文の
送信とそれらの結果電文の受信を1トランザクションとします。
※3 1 マーチャント※4 で同時に決済データ処理サーバーとの取引電文の送受信が可能な数をいいます。
※4 本件決済サービスの利用単位です。マーチャント毎に 1 つの取引形態(与信売上同時処理又は与信後売
上処理)と 1 つのクレジットカード加盟店屋号(但し、加盟カード会社は複数も可)を設定します。
※5 取引の処理(与信取引に対する取消処理はサービス対象外)をオフライン(FAX またはメール等)で乙
に依頼するときのみ発生する手数料
2.
支払条件
(1) 乙は、毎月、末日(以下、
「締め日」といいます。
)締めで、仕様書 7.(1)の利用件数報告書を甲に提出後、
当月 1 日から当月末日までの間の利用料金を集計し、消費税相当額を加算した後、請求書を作成し、甲
に対し、請求書を送付するものとします。
(2) 甲は、締め日を含む月の翌々月末までに乙の指定口座に振り込む方法で、乙に対し、利用料金を支払う
ものとします。なお、当該支払いにかかる手数料は甲の負担とします。
3.
確認
甲及び乙は、甲が乙に対して提出した予想トランザクション数と現実に発生したトランザクション数とが異
なる場合でも、利用料金の金額に変更がないことを確認します。
19
<別紙 3>
特記事項
(談合等の不正行為による契約の解除)
第 1 条 甲は、次の各号のいずれかに該当したときは、契約を解除することができる。
一 本契約に関し、乙が私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(昭和 22 年法律第 54 号。以下
「独占禁止法」という。
)第 3 条又は第 8 条第 1 号の規定に違反する行為を行ったことにより、次のイか
らハまでのいずれかに該当することとなったとき
イ 独占禁止法第 49 条に規定する排除措置命令が確定したとき
ロ 独占禁止法第 62 条第 1 項に規定する課徴金納付命令が確定したとき
ハ 独占禁止法第 7 条の 2 第 18 項又は第 21 項の課徴金納付命令を命じない旨の通知があったとき
二 本契約に関し、乙の独占禁止法第 89 条第 1 項又は第 95 条第 1 項第 1 号に規定する刑が確定したとき
三 本契約に関し、乙(法人の場合にあっては、その役員又は使用人を含む。
)の刑法(明治 40 年法律第
45 号)第 96 条の 6 又は第 198 条に規定する刑が確定したとき
(談合等の不正行為に係る通知文書の写しの提出)
第 2 条 乙は、前条第 1 号イからハまでのいずれかに該当することとなったときは、速やかに、次の各号の
文書のいずれかの写しを甲に提出しなければならない。
一 独占禁止法第 61 条第 1 項の排除措置命令書
二 独占禁止法第 62 条第 1 項の課徴金納付命令書
三 独占禁止法第 7 条の 2 第 18 項又は第 21 項の課徴金納付命令を命じない旨の通知文書
(談合等の不正行為による損害の賠償)
第 3 条 乙が、本契約に関し、第 1 条の各号のいずれかに該当したときは、甲が本契約を解除するか否かに
かかわらず、かつ、甲が損害の発生及び損害額を立証することを要することなく、乙は、契約金額(本契
約締結後、契約金額の変更があった場合には、変更後の契約金額)の 100 分の 10 に相当する金額(その金
額に 100 円未満の端数があるときは、その端数を切り捨てた金額)を違約金(損害賠償額の予定)として
甲の指定する期間内に支払わなければならない。
2 前項の規定は、本契約による履行が完了した後も適用するものとする。
3 第 1 項に規定する場合において、乙が事業者団体であり、既に解散しているときは、甲は、乙の代表者で
あった者又は構成員であった者に違約金の支払を請求することができる。この場合において、乙の代表者
であった者及び構成員であった者は、連帯して支払わなければならない。
4 第 1 項の規定は、甲に生じた実際の損害額が同項に規定する損害賠償金の金額を超える場合において、甲
がその超える分について乙に対し損害賠償金を請求することを妨げるものではない。
5 乙が、第 1 項の違約金及び前項の損害賠償金を甲が指定する期間内に支払わないときは、乙は、当該期間
を経過した日から支払をする日までの日数に応じ、年 5 パーセントの割合で計算した金額の遅延利息を甲
に支払わなければならない。
(暴力団関与の属性要件に基づく契約解除)
第 4 条 甲は、乙が次の各号の一に該当すると認められるときは、何らの催告を要せず、本契約を解除する
ことができる。
一 法人等(個人、法人又は団体をいう。)が、暴力団(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法
律(平成 3 年法律第 77 号)第 2 条第 2 号に規定する暴力団をいう。以下同じ。)であるとき又は法人等
の役員等(個人である場合はその者、法人である場合は役員又は支店若しくは営業所(常時契約を締結
20
する事務所をいう。)の代表者、団体である場合は代表者、理事等、その他経営に実質的に関与してい
る者をいう。以下同じ。)が、暴力団員(同法第 2 条第 6 号に規定する暴力団員をいう。以下同じ。)
であるとき
二 役員等が、自己、自社若しくは第三者の不正の利益を図る目的又は第三者に損害を加える目的をもっ
て、暴力団又は暴力団員を利用するなどしているとき
三 役員等が、暴力団又は暴力団員に対して、資金等を供給し、又は便宜を供与するなど直接的あるいは
積極的に暴力団の維持、運営に協力し、若しくは関与しているとき
四 役員等が、暴力団又は暴力団員であることを知りながらこれと社会的に非難されるべき関係を有して
いるとき
(再請負契約等に関する契約解除)
第 5 条 乙は、本契約に関する再請負先等(再請負先(下請が数次にわたるときは、すべての再請負先を含
む。)並びに自己、再請負先が当該契約に関連して第三者と何らかの個別契約を締結する場合の当該第三
者をいう。以下同じ。)が解除対象者(前条に規定する要件に該当する者をいう。以下同じ。)であるこ
とが判明したときは、直ちに当該再請負先等との契約を解除し、又は再請負先等に対し解除対象者との契
約を解除させるようにしなければならない。
2 甲は、乙が再請負先等が解除対象者であることを知りながら契約し、若しくは再請負先等の契約を承認し
たとき、又は正当な理由がないのに前項の規定に反して当該再請負先等との契約を解除せず、若しくは再
請負先等に対し契約を解除させるための措置を講じないときは、本契約を解除することができる。
(損害賠償)
第 6 条 甲は、第 4 条又は前条第 2 項の規定により本契約を解除した場合は、これにより乙に生じた損害に
ついて、何ら賠償ないし補償することは要しない。
2 乙は、甲が第 4 条又は前条第 2 項の規定により本契約を解除した場合において、甲に損害が生じたとき
は、その損害を賠償するものとする。
3 乙が、本契約に関し、前項の規定に該当したときは、甲が本契約を解除するか否かにかかわらず、かつ、
甲が損害の発生及び損害額を立証することを要することなく、乙は、契約金額(本契約締結後、契約金額
の変更があった場合には、変更後の契約金額)の 100 分の 10 に相当する金額(その金額に 100 円未満の端
数があるときは、その端数を切り捨てた金額)を違約金(損害賠償額の予定)として甲の指定する期間内
に支払わなければならない。
4 前項の規定は、本契約による履行が完了した後も適用するものとする。
5 第 2 項に規定する場合において、乙が事業者団体であり、既に解散しているときは、甲は、乙の代表者で
あった者又は構成員であった者に違約金の支払を請求することができる。この場合において、乙の代表者
であった者及び構成員であった者は、連帯して支払わなければならない。
6 第 3 項の規定は、甲に生じた実際の損害額が同項に規定する損害賠償金の金額を超える場合において、甲
がその超える分について乙に対し損害賠償金を請求することを妨げるものではない。
7 乙が、第 3 項の違約金及び前項の損害賠償金を甲が指定する期間内に支払わないときは、乙は、当該期間
を経過した日から支払をする日までの日数に応じ、年 5 パーセントの割合で計算した金額の遅延利息を甲
に支払わなければならない。
(不当介入に関する通報・報告)
第 7 条 乙は、本契約に関して、自ら又は再請負先等が、暴力団、暴力団員、暴力団関係者等の反社会的勢力
から不当要求又は業務妨害等の不当介入(以下「不当介入」という。)を受けた場合は、これを拒否し、又
は再請負先等をして、これを拒否させるとともに、速やかに不当介入の事実を甲に報告するとともに警察へ
の通報及び捜査上必要な協力を行うものとする。
21
<別紙 4>
個人情報の取扱いに関する特則
(定 義)
第 1 条 本特則において、
「個人情報」とは、請負業務に関する情報のうち、個人に関する情報であって、当
該情報に含まれる記述、個人別に付された番号、記号その他の符号又は画像もしくは音声により当該個人
を識別することのできるもの(当該情報のみでは識別できないが、他の情報と容易に照合することができ、
それにより当該個人を識別できるものを含む。
)をいい、秘密であるか否かを問わない。以下各条において、
「当該個人」を「情報主体」という。
(責任者の選任)
第 2 条 乙は、個人情報を取扱う場合において、個人情報の責任者を選任して甲に届け出る。
2 乙は、第 1 項により選任された責任者に変更がある場合は、直ちに甲に届け出る。
(個人情報の収集)
第 3 条 乙は、請負業務遂行のため自ら個人情報を収集するときは、
「個人情報の保護に関する法律」その他
の法令に従い、適切且つ公正な手段により収集するものとする。
(開示・提供の禁止)
第 4 条 乙は、個人情報の開示・提供の防止に必要な措置を講じるとともに、甲の事前の書面による承諾なし
に、第三者(情報主体を含む)に開示又は提供してはならない。但し、法令又は強制力ある官署の命令に
従う場合を除く。
2 乙は、請負業務に従事する従業員以外の者に、個人情報を取り扱わせてはならない。
3 乙は、請負業務に従事する従業員のうち個人情報を取り扱う従業員に対し、その在職中及びその退職後に
おいても個人情報を他人に開示・提供しない旨の誓約書を提出させるとともに、随時の研修・注意喚起等
を実施してこれを厳正に遵守させるものとする。
(目的外使用の禁止)
第 5 条 乙は、個人情報を請負業務遂行以外のいかなる目的にも使用してはならない。
(複写等の制限)
第 6 条 乙は、甲の事前の書面による承諾を得ることなしに、個人情報を複写又は複製してはならない。但
し、請負業務遂行上必要最小限の範囲で行う複写又は複製については、この限りではない。
(個人情報の管理)
第 7 条 乙は、個人情報を取り扱うにあたり、本特則第 4 条所定の防止措置に加えて、個人情報に対する不正
アクセスまたは個人情報の紛失、破壊、改ざん、漏えい等のリスクに対し、合理的な安全対策を講じなけ
ればならない。
2 乙は、前項に従って講じた措置を、遅滞なく甲に書面で報告するものとする。これを変更した場合も同様
とする。
3 甲は、乙に事前に通知の上乙の事業所に立入り、乙における個人情報の管理状況を調査することができる。
4 前三項に関して甲が別途に管理方法を指示するときは、乙は、これに従わなければならない。
5 乙は、請負業務に関して保管する個人情報(甲から預託を受け、或いは乙自ら収集したものを含む)につ
いて甲から開示・提供を求められ、訂正・追加・削除を求められ、或いは請負業務への利用の停止を求め
られた場合、直ちに且つ無償で、これに従わなければならない。
22
(返還等)
第 8 条 乙は、甲から要請があったとき、又は請負業務が終了(本契約解除の場合を含む)したときは、個
人情報が含まれるすべての物件(これを複写、複製したものを含む。
)を直ちに甲に返還し、又は引き渡す
とともに、乙のコンピュータ等に登録された個人情報のデータを消去して復元不可能な状態とし、その旨
を甲に報告しなければならない。但し、甲から別途に指示があるときは、これに従うものとする。
2 乙は、甲の指示により個人情報が含まれる物件を廃棄するときは、個人情報が判別できないよう必要な処
置を施した上で廃棄しなければならない。
(記録)
第 9 条 乙は、個人情報の受領、管理、使用、訂正、追加、削除、開示、提供、複製、返還、消去及び廃棄
についての記録を作成し、甲から要求があった場合は、当該記録を提出し、必要な報告を行うものとする。
2 乙は、前項の記録を請負業務の終了後 5 年間保存しなければならない。
(再請負)
第 10 条 乙が甲の承諾を得て請負業務を第三者に再請負する場合は、十分な個人情報の保護水準を満たす再
請負先を選定するとともに、当該再請負先との間で個人情報保護の観点から見て本特則と同等以上の内容
の契約を締結しなければならない。この場合、乙は、甲から要求を受けたときは、当該契約書面の写しを
甲に提出しなければならない。
2 前項の場合といえども、再請負先の行為を乙の行為とみなし、乙は、本特則に基づき乙が負担する義務を
免れない。
(事 故)
第 11 条 乙において個人情報に対する不正アクセスまたは個人情報の紛失、破壊、改ざん、漏えい等の事故
が発生したときは、当該事故の発生原因の如何にかかわらず、乙は、ただちにその旨を甲に報告し、甲の
指示に従って、当該事故の拡大防止や収拾・解決のために直ちに応急措置を講じるものとする。なお、当
該措置を講じた後ただちに当該事故及び応急措置の報告並びに事故再発防止策を書面により甲に提示しな
ければならない。
2 前項の事故が乙の本特則の違反に起因する場合において、甲が情報主体又は甲の顧客等から損害賠償請求
その他の請求を受けたときは、甲は、乙に対し、その解決のために要した費用(弁護士費用を含むがこれ
に限定されない)を求償することができる。なお、当該求償権の行使は、甲の乙に対する損害賠償請求権
の行使を妨げるものではない。
3 第 1 項の事故が乙の本特則の違反に起因する場合は、本契約が解除される場合を除き、乙は、前二項の
ほか、当該事故の善後策として必要な措置について、甲の別途の指示に従うものとする。
以上
23