2016 年度 日本女子大学附属中学校 第 1 回入試問題

2016 年度
日本女子大学附属中学校
第 1 回入試問題
より抜粋
※著作権上、実際の入試問題の図や問題文の表記とは異なります
〔2〕メダカを育てるために、図のような水そうを用意しました。答えは〔
〕の中から選び、
記号を書きなさい。
(1) メダカを水そうで飼育するときに、①水そうを置く場所
②メダカにあげるエサ、はどれが最
も正しいですか。
① 水そうを置く場所
(ア)直射日光が当たる窓ぎわ
(イ)直射日光が当たらない明るい場所
(ウ)直射日光が当たらない暗い場所
(エ)光が全く当たらない暗い部屋
② メダカにあげるエサ
(ア) 果物
(イ)かんそうミジンコ
(ウ)水草
(エ)タニシ
(2) メダカは卵をどこによく産み付けますか、
(ア) 水草
(イ)水面
(ウ)砂の中
(エ)水そうのかべ
(3) メダカの卵の直径は何 mm くらいですか。もっとも適切なものを選びなさい。
(ア)0.03~0.07
(イ)0.1~0.5
(エ)2.0~2.4
(オ)2.8~3.2
(ウ)0.8~1.2
(4) 約 25℃の水でメダカの卵を飼育した場合、卵から何日くらいでかえりますか。
(ア) 1~2 日
(イ)6~7 日
(エ)18~19 日
(オ)25~26 日
(ウ)11~12 日
2016 年度
日本女子大学附属中学校
第 1 回入試問題
解答
※著作権上、実際の入試問題の図や問題文の表記とは異なります
メダカに関する問題は、入試に比較的よく出題されます。5 年生の理科で学習しますが、知識として覚
えるよりも、今回のように実際に手にとって観察し育てる経験をするほうが確かな記憶として残ります。
〔2〕
(1) ① イ
水そうを置く場所の問題です。直射日光が当たると水温が上昇してしまうのでよくありません。逆に
光が当たらないと水草が枯れてしまいます。
② イ
メダカの餌の問題です。自然の状態では主に動物プランクトン(ミジンコなど)や小動物(ボウフ
ラなど)を食べています。果物や水草などの植物性のものはあまり食べません。タニシ(淡水にすむ巻
貝、1~8cm)は大きすぎます。
(2) ア
卵には付着糸と呼ばれる糸状の物が数十本あり、水草にからみついて流されないようになっています。
(3) ウ
観察結果から、1mm 前後です。
(4) ウ
メダカが孵化するには、水温×日数=250 が最低必要とされています。25℃ですと 10 日ですが、もう
少しかかって 11~12 日が普通です。