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※※2016年 5 月改訂(第 8 版)
日本標準商品分類番号
※2014年12月改訂
8 7 2 6 4 6
外用合成副腎皮質ホルモン剤
軟 膏
貯
ローション
承認番号 22000AMX01210000 22000AMX01211000
法 室温保存
外箱又は容器に表示の使
使用期限
用期限内に使用すること
(クロベタゾン酪酸エステル製剤)
薬価収載
2008年 6 月
2008年 6 月
販売開始
1992年 8 月
1997年 7 月
【効能・効果】
【禁忌(次の場合には使用しないこと)】
1 .本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
2 .鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎[穿孔部位の治癒
が遅れるおそれがある。また、感染のおそれがある。
]
3 .潰瘍(ベーチェット病は除く)、第 2 度深在性以上
の熱傷・凍傷[皮膚の再生が抑制され、治癒が著し
く遅れるおそれがある。]
【原則禁忌(次の場合には使用しないことを原則とする
が、特に必要とする場合には慎重に使用すること)】
細菌、真菌、ウイルス皮膚感染症(病期あるいは症状に
応じて使用すること。)[感染を悪化させるおそれがあ
る。]
アトピー性皮膚炎(乳幼児湿疹を含む)
顔面、頸部、腋窩、陰部における湿疹・皮膚炎
【用法・用量】
通常 1 日 1 ∼数回適量を患部に塗布する。
なお、症状により適宜増減する。
【使用上の注意】
1 .重要な基本的注意
1)皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎には使用しないことを原
則とするが、やむを得ず使用する必要がある場合には、
あらかじめ適切な抗菌剤、抗真菌剤による治療を行う
か、又はこれらとの併用を考慮すること。
2)大量又は長期にわたる広範囲の密封法(ODT)等の
【組成・性状】
使用により、副腎皮質ステロイド剤を全身投与した場
販売名
キンダロン軟膏0. 05% キンダロンローション0. 05%
合と同様な症状があらわれることがある(「2. 副作
成分・含量
( 1 g 中)
クロベタゾン酪酸エステル
0. 5㎎(0. 05%)
添 加 物
セタノール、スクワ クロタミトン、中鎖
ラン、パラフィン、 脂肪酸トリグリセリ
ド、ラウロマクロゴ
ワセリン
ール、ソルビタンセ
スキオレイン酸エス
テル、ポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油
40、ポリオキシエチ
レンセチルエーテル、
カルボキシビニルポ
リマー、カルメロー
スNa、エデト酸Na
水和物、メチルパラ
ベン、プロピルパラ
ベン、グリセリン、
pH調節剤
※※
剤形・性状
容器・外形
(㎜)
容器・色
ほとんどにおいのな
い白色の軟膏剤
5 g
ほとんどにおいのな
い白色の乳剤性ロー
ション剤
外径:13
10 g
長さ:79
外径:20
長さ:72
用」の項参照)。
3)顔面、頸部の病巣に長期間使用する場合には、慎重に
使用すること。
4)本剤の使用により症状の改善がみられない場合又は症
状の悪化をみる場合は使用を中止すること。
5)症状改善後は、できるだけ速やかに使用を中止するこ
と。
2 .副作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる
調査を実施していない為、発現頻度は不明である。
1)重大な副作用
眼瞼皮膚への使用に際しては、眼圧亢進、緑内障を起
こすことがあるので注意すること。大量又は長期にわ
たる広範囲の使用、密封法(ODT)により緑内障、
後囊白内障等があらわれることがある。
2)その他の副作用
(1)
皮膚の感染症:皮膚の細菌性感染症(伝染性膿痂疹、
毛のう炎等)、また、真菌性感染症(カンジダ症、
白癬等)及びウイルス性感染症があらわれることが
ある[密封法(ODT)の場合、起こりやすい]。こ
のような症状があらわれた場合には、適切な抗菌剤、
抗真菌剤等を併用し、症状が速やかに改善しない場
キャップ:青紫色
チューブ:白色
100 g ボトル:白色
合には、使用を中止すること。
キャップ:青紫色
ボ ト ル:白色
(2)
その他の皮膚症状:長期連用により、ステロイド痤
瘡、酒䉠様皮膚炎・口囲皮膚炎(ほほ、口囲等に潮
紅、丘疹、膿疱、毛細血管拡張を生じる)、ステロ
【有効成分に関する理化学的知見】
イド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張、紫斑)、魚鱗
一般名:クロベタゾン酪酸エステル
(Clobetasone Butyrate)
癬様皮膚変化、また、多毛及び色素脱失等があらわ
化学名:21-Chloro-9-fluoro-17-hydroxy-16β-methyl-
れることがあるので、このような症状があらわれた
1, 4-pregnadiene-3, 11, 20-trione 17-butyrate
場合には徐々にその使用を差し控え、副腎皮質ステ
分子式:C26H32ClFO5
ロイドを含有しない薬剤に切り替えること。また、
分子量:478. 98
一過性の刺激感、乾燥があらわれることがある。
構造式:
(3)
過敏症:塗布部に紅斑、発疹、蕁麻疹、瘙痒、皮膚
灼熱感、接触性皮膚炎等の過敏症状があらわれた場
合は、使用を中止すること。なお、これらの症状は
原疾患の症状に類似している場合がある。
(4)
下垂体・副腎皮質系機能:大量又は長期にわたる広
範囲の使用、密封法(ODT)により、下垂体・副腎
皮質系機能抑制を来すことがあるので注意すること。
性 状:本品は白色∼微黄色の結晶性の粉末で、においは
また、このような場合において、投与中止により急
ない。
性副腎皮質機能不全に陥る危険性があるため、投与
本品はクロロホルムに極めて溶けやすく、アセト
を中止する際は患者の状態を観察しながら徐々に減
ン又は1, 4 - ジオキサンに溶けやすく、メタノール
量すること(「1. 重要な基本的注意」の項参照)。
又はエタノール(99. 5)にやや溶けにくく、ジエチ
3 .高齢者への使用
一般に高齢者では副作用があらわれやすいので、大量
又は長期にわたる広範囲の密封法(ODT)等の使用
ルエーテルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。
本品は光により極めて徐々に着色する。
融 点:約178℃
に際しては特に注意すること。
4 .妊婦、産婦、授乳婦等への使用
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には大量又は
安定性試験
長期にわたる広範囲の使用を避けること[妊娠中の使
最終包装品を用いた長期保存試験(室温、 6 年間)の結果、
用に関する安全性は確立していない]。
外観及び含量等は規格の範囲内であり、キンダロン軟膏
5 .小児等への使用
0. 05%は通常の市場流通下において 3 年間安定であること
長期・大量使用又は密封法(ODT)により発育障害
が確認された。
を来すおそれがある。また、おむつは密封法(ODT)
また、最終包装品を用いた長期保存試験(室温、 5 年間)
と同様の作用があるので注意すること。
の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、キンダロ
ンローション0. 05%は通常の市場流通下において 3 年間安
6 .適用上の注意
※
3)
【取扱い上の注意】
1)使用部位:眼科用として使用しないこと。
定であることが確認された。
2)使用方法:患者に治療以外の目的(化粧下、ひげそり後
など)には使用しないよう注意すること。
3)本剤の基剤として使用されている油脂性成分は、コン
【包 装】
キンダロン軟膏0. 05%: 5 g ×50(アルミチューブ)
100 g (プラスチック容器)
ドーム等の避妊用ラテックスゴム製品の品質を劣化・
破損する可能性があるため、これらとの接触を避けさ
キンダロンローション0. 05%:10 g ×50
(プラスチック容器)
せること。
4)乳幼児や小児の手の届かない所に保管させること。
【主 要 文 献】
1)前田薬品工業㈱ 社内資料:生物学的同等性試験
2)前田薬品工業㈱ 社内資料:生物学的同等性試験
【薬 効 薬 理】
1)2)
生物学的同等性試験
3)前田薬品工業㈱ 社内資料:安定性試験
ラットを用いたクロトン油耳浮腫抑制試験、毛細血管透過
性抑制試験、カラゲニン背部皮膚浮腫抑制試験及び肉芽増
【文献請求先】
殖抑制試験において、キンダロン軟膏0. 05%と標準製剤(軟
主要文献(社内資料含む)は下記にご請求ください。
膏剤、0. 05%)の効力比較を行った。その結果、キンダロ
佐藤製薬株式会社 医薬事業部
ン軟膏0. 05%は著明な抗炎症作用を示し、標準製剤との比
〒107-0051 東京都港区元赤坂 1 丁目 5 番27号
較においても両剤間に有意差は認められず、両剤の生物学
TEL 03-5412-7817 FAX 03-3796-6560
的同等性が確認された。
また同様に、キンダロンローション0.05%も著明な抗炎症
作用を示し、標準製剤(ローション剤、0.05%)との比較
においても両剤間に有意差は認められず、両剤の生物学的
発 売 元
同等性が確認された。
製造販売元
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