課題別統合実習【救命救急看護(災害看護を含む)】 Ⅰ.救命救急看護 【目的】 救急医療チームにおける看護の特徴・役割について理解し,救命救急活動の実際について認 識を深める。 【目標】 1.救命救急活動(救急搬送・院内救急活動,災害医療活動等)について理解できる。 2.救急医療チームにおける看護の特徴・役割について理解できる。 3.救急医療における医療安全体制・感染管理体制などについて理解できる。 【実習内容】 1.事前課題による学習 1)日本における救急医療体制(1次~3次救命救急) 2)救命救急活動(救急搬送・院内救急活動,災害医療活動等も含む) 3)トリアージ(災害時に必要な技術として) 4)救急看護の定義および看護師が果たす役割 5)救急救命処置中の患者の看護(観察のポイント,急変時の対応) 6)心肺蘇生の手順 7)救命救急センターにおける安全管理・感染管理 2.学内実習 1)救命救急活動(災害医療活動も含む)に関する講義・演習 2)グループワーク 3)救急看護における自己の課題(これまでに分かったこと,実習で学びたいことなど)を明 らかにする 。 3.救命救急センターにおいて救急看護の実際を学ぶ 。 1)救命救急センターに入室する患者の特徴を理解する。 2)救命救急センターの構造やその特徴を理解する 。 3)救命救急センターにおける安全・安楽への援助、二次的合併症を予防するための看護を理 解する。 4)救命救急センターにおける医療チームと、チームの中での看護師の役割を理解する 。 4.事故および災害時における救命救急活動の実際について学ぶ。 1)災害発生時の看護活動の実際を理解する。 2)災害時に必要な技術(救命処置,トリアージなど)を理解する。 3)ドクターヘリでの救助活動について理解する。 5.事前学習、実習を通して救急時の医療者の役割についてまとめる。 Ⅱ.災害看護 【目的】 災害発生後の被災者への看護活動の実際(グループワーク)を学び,災害発生時に医療者に求めら れる役割、病院における災害看護について認識を深める。 【目標】 1.災害発生後の看護活動の実際を理解する 災害看護への取り組み-災害サイクル急性期~中長期(DVD) 2.逓信病院での実習で災害看護の実際について学ぶ 1)災害発生時の医療施設での危機管理体制について 2)入院患者の安全を確保するための危機管理体制について ・施設のライフラインの確保、患者の安全確保、手術中の対応、食糧・医療材料・薬剤な どの備蓄体制など 3)災害発生時の適切な対応のための日常業務における危機管理について ・日常の防災に関する業務、防災訓練、災害発生時の連絡体制、初動体制など 4)原爆投下直後の医療者の活動について ・広島逓信病院被曝資料館の見学 ・広島逓信病院敷地内の栗原貞子さんの歌碑を通して
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