南城市地域公共交通網形成計画策定業務委託仕様書 1.

南城市地域公共交通網形成計画策定業務委託仕様書
1.委託業務名
南城市地域公共交通網形成計画策定業務
2.発注者
南城市地域公共交通会議会長
3.委託業務の内容
(1)地域の現状の整理
公共交通網検討にあたっての基礎データとして、人口や、地勢、産業、土地利用、施設立地等につ
いて、既存資料より収集、整理する。※手法の提案。
(2)上位関連計画の整理
計画策定にあたり、昨年度調査事業において整理した市の上位計画(総合計画、都市計画マスター
プラン及び平成 28 年 2 月に策定した地方版総合戦略「南城ちゃーGANJU CITY 創生戦略」
)との方向性
について整理。※手法の提案。
(3)公共交通の現状整理
①既存資料による現状把握
過年度の調査成果やデマンド交通利用実績等のデータの他、運輸要覧などの既存統計、交通事業者
の HP 等より、南城市内を運行している路線バス、タクシー、航路等の公共交通の運行系統や、運行頻
度、運賃、利用状況を把握、整理する。また、過年度で実施された市民アンケートや観光客アンケー
トの結果をもとに、市民や観光客の公共交通の利用状況や、利用意向等を整理する。※過年度調査の
各データは市が貸与する。
②現地調査による交通施設の現状把握
市内の主要なバス停、バス営業所、船待合所などの整備状況の把握、整理。※把握方法等について
提案する。
(4)地域公共交通の役割と課題の整理
(1)~(3)で整理した地域の現状や、上位関連計画等を踏まえ、南城市における地域公共交通
の役割を整理するともに、整理した役割と実態を照らし合わせることで、課題を整理する。
(5)基本的な方針の検討
(4)で整理した役割と課題を踏まえ、
「地域が目指すべき将来像」、
「公共交通が果たすべき役割」、
「公共交通の活性化及び再生に向けた取組の方向性」について提案する。なお、検討にあたっては南
城市のまちづくりの方向性との連携に留意する。
(6)計画目標の設定
今後、本計画の実施による評価の目安となる計画目標を設定する。計画目標は、定性的な目標と、
それを具体化した数値目標を設定するとともに、目標の年次や設定理由について提案する。
(7)目標達成のための施策・事業の検討
目標を達成するための施策の体系を整理するとともに、具体の施策、事業の概略について提案する。
(8)計画目標達成状況の評価手法の検討
PDCA サイクルに基づいた本計画のマネジメントシステムを構築するため、評価のために実施する調
査や評価時期、見直し時期等を提案する。
(9)地域公共交通網形成計画の策定
①(1)~(8)の結果及び、南城市長が別に発注する「地域公共交通網形成計画策定基礎調査」
に基づいて、パブリックコメント用の資料を作成する。
②①及び発注者が実施するパブリックコメントの意見を踏まえ南城市地域公共交通網形成計画を
策定し、本業務の報告書を作成する。
(10)地域公共交通会議の開催
南城市地域公共交通網形成計画策定に向けた調査内容の検討機関として、南城市地域公共交通会議
を開催する。開催回数は 3 回を想定している。
4.履行期間
契約の日から平成 29 年 3 月 15 日まで
5.成果品
(1)報告書製本印刷(A4版) 50部
(2)報告書電子データ
一式(CD-R 2枚)
(3)各種調査データ等
一式
6.成果品提出期限
平成 29 年 3 月 15 日
7.成果品の帰属
本業務における成果は全て発注者に帰属するものであり、発注者の許可なく複写、複製又は第三
者に提供してはならない。
8.その他
(1)業務に関する調査及び計画検討については、発注者とその手法や内容について十分協議し、進め
ること。
(2)受託者は業務期間内において、関係資料の提出を発注者より求められたときは、それに応じるも
のとする。
(3)本仕様書に定めのない事項及び疑義が生じた場合は、その都度、発注者と協議の上、その指示に
従い業務を進めるとともに、発注者は業務期間中いつでも業務の進捗状況について報告を求める
ことができる。
(4)本業務の内容及び業務の遂行上知り得た秘密事項、個人情報は委託者の承認を得ないで他に漏ら
し、又は、その他の目的に利用してはならない。