プレスリリース 2016 年 5 月 26 日 報道関係者各位 慶應義塾大学 デジタルアーカイブ「宮内庁書陵部収蔵漢籍集覧」公開記念 国際研究集会(研究報告・講演・シンポジウム)「日本における漢籍の伝流」開催(6/4) 慶應義塾大学附属研究所斯道文庫(しどうぶんこ)では、書誌学の専門機関として、宮内庁書陵部の協力の もと、東京大学東洋文化研究所と共同し、皇室の収集した漢籍の再調査とデジタル化を行ってきました。 このたびは 116 部 1714 点の貴重書を収めたデジタルアーカイブ「宮内庁書陵部収蔵漢籍集覧」を公開する 運びとなりました。これらの漢籍は、金沢文庫本、江戸幕府紅葉山文庫本を含む最重要の文献群であり、その 公開を記念し、国際研究集会「日本における漢籍の伝流」を、6 月 4 日(土)に三田キャンパスで開催します。 本集会では、研究の成果を報告するとともに、国内外の研究者による講演やシンポジウムなどを行い、漢籍 書誌学や文献学、日本文化研究の将来について考えます。日本の漢籍に関心を持つ一般の方々も参加できる集 会となっておりますので、イベント欄への掲載ならびにご取材のほど、よろしくお願い申し上げます。 ■開催概要 http://www.sido.keio.ac.jp/info/index.php#63 日時:2016 年 6 月 4 日(土)10:00∼17:30 会場:慶應義塾大学 三田キャンパス北館ホール http://www.keio.ac.jp/ja/access/mita.html ■プログラム ○第Ⅰ部(10:00∼11:50) 【デジタルアーカイブ「宮内庁書陵部収蔵漢籍集覧」の紹介】 【研究報告Ⅰ 仏典と漢籍旧鈔本】 ・ 「宮内庁書陵部所蔵の聖語蔵関係経巻について」 小倉 慈司(国立歴史民俗博物館研究部准教授) ・ 「 『古文孝経』永仁五年写本の問題点」 佐藤 道生(慶應義塾大学文学部教授) ○第Ⅱ部(13:00∼15:55)【講演とシンポジウム 漢籍研究とデジタルアーカイブ】 ・ 「アメリカ合衆国における漢籍研究とデジタルアーカイブ」 マーティン ヘイドラ(プリンストン大学東アジア図書館長) ・ 「韓国伝来漢籍の研究とデジタルアーカイブ」 沈 慶昊(高麗大学校漢文学科教授) ・ 「日本漢籍の研究とデジタルアーカイブ」 陳 正宏(復旦大学古籍整理研究所教授) ・ 「蔵書概説データベースの効用」 高橋 智(慶應義塾大学附属研究所斯道文庫教授) 司会:金 文京(鶴見大学文学部教授・京都大学名誉教授) ○第Ⅲ部(16:10∼17:30)【研究報告Ⅱ 宋元版と家別け文庫】 ・ 「書陵部本宋版論衡について」 矢島 明希子(慶應義塾大学附属研究所斯道文庫研究嘱託) ・ 「徳山毛利家旧蔵「伝奇四十種」所収『楊東来先生批評西遊記』の書名改刻をめぐって―原題は『李卓吾先 生批評西遊記』か?―」 上原 究一(山梨大学大学院総合研究部准教授) ■対象:どなたでもご参加いただけます(入場無料・登録不要) 。 ■お問合せ先:慶應義塾大学附属研究所斯道文庫 TEL:03-5427-1582 Email:[email protected] ※ご取材の際には、事前に下記までご一報くださいますようお願い申し上げます。 ※本リリースは文部科学省記者会、科学記者会、各社社会部・教育担当・文化部等に送信しております。 【本発表資料の配信元】慶應義塾広報室 担当:兒玉 TEL:03-5427-1541 FAX:03-5441-7640 Email:[email protected] http://www.keio.ac.jp/ 1/1
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