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調査
【火災調査の権限】
・関係者に対する質問権
・関係のある官公署に対する必要事項の通報請求権
・火災により破損され、または破壊された財産の調査権
・関係者に対する資料提出命令権
・関係者に対する報告徴収権
・当該消防職員をして損害調査をさせるための立入検査権
・警察官が放火または失火の犯罪の被疑者を逮捕した場合、それが検察官に措置されるまでの間、その
被疑者に対する質問権
・警察官が放火または失火の犯罪の証拠物を押収した場合、それが検察官に措置されるまでの間、その
証拠物に対する調査権
※消防長または消防署長および関係保険会社が認めた代理者は火災調査ができる。
【火災調査の義務】
・放火または失火で犯罪の疑いがある場合の、所轄警察署への通報および証拠物の収集保全の義務
・消防庁が放火または失火の犯罪捜査に対する協力の勧告を行う場合の服従義務
・ 被 疑 者 の 逮 捕 中 ま たは 証 拠 物の 押 収中 の 質問 お よび 調 査遂 行 にあ た って 、警 察 官の 操 作を 妨 害し
ない義務
・放火および失火の絶滅のため、消防吏員と警察官との協力義務
【火災の種別】
①建物火災
②林野火災
③車両火災
④船舶火災
⑤航空機火災
⑥その他火災
【焼損程度】
①全焼
・建物の焼き損害額が火災前の建物の評価額の70%以上のもの、または、これ未満であっても残存
部分に補修を加えて再使用できないもの
②半焼
・建物の焼き損害額が火災前の建物の評価額の20%以上のもので、全焼に該当しないもの
③部分焼
・建物の焼き損害額が火災前の建物の評価額の20%未満のもので、ぼやに該当しないもの
④ぼや
・建物の焼き損害額が火災前の建物の評価額の10%未満のもので、かつ、焼損床面積が1㎡未満の
もの
・建物の焼き損害額が火災前の建物の評価額の10%未満のもので、かつ、焼損表面積が1㎡未満の
もの
・収容物のみ焼損したもの