はじめに(PDF:98.3KB)

は じ め に
本市では、平成 17 年3月に「~未来ある子どもの瞳が、
夢と希望に輝く湖都・大津を目指して~子どもの幸せを社
会全体で支え合い、子どもが健やかに育つ環境づくり」を
基本理念とした「大津市次世代育成支援行動計画~大津っ
子子育て応援プラン~」
(前期計画)を策定し、その基本理
念を継承しつつ、平成 22 年3月には、後期行動計画を策
定し、子育て支援の拠点整備や在宅での子育て支援などの
施策を総合的・計画的に進めてまいりました。
この後期行動計画期間である5年間に、待機児童の解消に向けて、民間保育
園等の新設や公立保育園の改築等により定員増を図り、平成 27 年4月1日時
点で待機児童ゼロを達成しました。あわせて、東部子ども療育センターや子ど
も発達相談センターの開設、児童クラブの施設整備、病児・病後時保育の推進、
つどいの広場事業の拡充等、子どもの健やかな育ちを大切にし、子育てを社会
全体で支え合うための環境づくりに取り組んでまいりました。
しかしながら、子ども・子育てをめぐる環境は、少子化や核家族化の進行、
地域でのつながりの希薄化等を背景にした新たな待機児童の発生や仕事と子育
ての両立の困難さ、多様な子育て不安など、子育てをめぐる状況は変化し続け
ていることから、今後もさらに次世代育成支援対策の取組を充実・推進してい
く必要があります。
こうしたことから、第1次計画の基本理念を継承し、平成 27 年度から平成
31 年度までの5年間を計画期間とする「第2次大津市次世代育成支援行動計画
~大津っ子子育て応援プラン~」を策定いたしました。
今後、本計画に基づき、市民の皆様や地域、関係団体、事業所(企業)の皆
様の協力をいただきながら、子ども・子育て支援を推進してまいります。
結びとなりますが、本計画の策定にあたり、貴重なご意見を賜りました「大
津市社会福祉審議会児童福祉専門分科会」の委員の皆様をはじめ、関係各位、
市民の皆様に厚くお礼を申し上げます。
平成 28 年3月
大津市長
越 直美