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News Release
ニュースリリース
2016 年 5 月 16 日
アタマジラミ対策啓発活動を開始
アース製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長: 川端克宜)は、幼稚園と園児の保護者
の皆様を対象に、アタマジラミ対策の正しい知識を伝える啓発活動を開始しました。
●アタマジラミ対策啓発活動の重要性
東京都福祉保健局によると、東京都におけるアタマジラミの相談件数は 2014 年度で 1,602 件と
過去 2 年間で約 2 倍に増加しています(図 1)。特に幼稚園などでは、園児同士で頭をくっつけて
遊んだり、帽子の貸し借りなどで感染が広がる場合があるため、注意が必要です。
一方、園児の保護者の皆様にはアタマジラミの症状や対処法があまりよく知られていません(図
2)
。特に、家族でアタマジラミの感染経験のない人は、感染経験のある人に比べ、アタマジラミの
イメージとして「不潔だと思う」「昔流行したが今は感染することはほとんどない」と答える割合
が高く(図 3)
、誤った認識が対処の遅れや偏見につながることが懸念されます。アタマジラミは決
して不潔が原因ではなく、誰でも感染する可能性があります。もし子どもがアタマジラミに感染し
たときに落ち着いて行動するためには、幼稚園と保護者の双方がアタマジラミについて正しい知識
をもつことが大切です。
そこで、アース製薬では、全国私立幼稚園のネットワーク「こどもがまんなか PROJECT※」を
通じて、幼稚園と保護者の皆様を対象に、アタマジラミ対策の正しい知識を伝える啓発活動を開始
しました。
(図 1)東京都のアタマジラミの年度別相談件数
(図 2)幼稚園保護者におけるアタマジラミの認知度
相談件数は急増
68%が対処法を
知らないと回答
2 年間で
約2倍
■出典:東京都福祉保健局
■年度は 4 月~3 月
■調査対象:東京都内の私立幼稚園保護者 579 名
(2016 年アース製薬調べ)
(図 3)アタマジラミの感染経験者と非経験者におけるアタマジラミのイメージ
「不潔だと思う」の回答割合
「昔流行したが今はほとんど
感染することはない」の回答割合
家族で感染経験のない人に
誤った認識が多い
■調査対象:東京都内の私立幼稚園保護者 571 名
(2016 年アース製薬調べ)
■感染経験とは、過去 3 年以内に家族の誰かがアタ
マジラミに感染した経験のこと。
●主な活動内容
①
幼稚園での啓発セミナー
2016 年 4 月 28 日(木)に、都内の幼稚園で園児の保護者 21 名を対象に、アタマジラミ対策
に関するセミナー(図 4)を開催しました。アタマジラミの生態や感染経路、正しい対処法につ
いて、写真やイラストを用いてわかりやすく解説しました。
(図 4)セミナー実施風景
②
幼稚園及び園児の保護者に向けた情報発信
5 月下旬発行予定の私立幼稚園の園長先生向け会報誌「私幼時報」に、アタマジラミに関する
啓発記事チラシ(図 5)を同封します。アタマジラミ対策の基本知識をわかりやすく紹介するこ
とで、幼稚園の先生への知識の向上をサポートします。また、(公財)全日本私立幼稚園幼児教
育研究機構が運営する「私立幼稚園.com」HP 内の「こどもがまんなか PROJECT」ページに、
アタマジラミの正しい知識についての記事を掲載しました。各幼稚園でこの記事を出力し、保護
者へのおたよりとして活用することを呼びかけます。
(URL: https://youchien.com/info/info/mannaka/info/20160428.html)
また、5 月下旬発行予定の PTA 新聞に、アタマジラミの啓発セミナー実施報告と感染時の対処
法を掲載します。保護者のアタマジラミへの意識を高めていただき、もしお子様が感染したとき
にも落ち着いて対処できるようサポートします。
(図 5)啓発記事チラシ
※「こどもがまんなか PROJECT」とは
全日本私立幼稚園連合会が母体となり、全国の 8,000 園超の幼稚園が参加する「幼児教育の質を高める」運動
です。アース製薬は、2016 年度より本プロジェクトに協賛し、アタマジラミ対策に関する啓発活動を実施する
ことにより、子どもたちの健やかな成長をサポートします。
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