FortiCore - フォーティネット

DATA SHEET
FortiCore E シリーズ
SDN セキュリティアプライアンス
FortiCore E シリーズ
ハイライト
FortiCore 3600E、3700E、3800E
SDNセキュリティアプライアンス
§
FortiCore E シリーズモデル :
3600E(10 GbE)
、3700E(40 GbE)
、
3800E(100 GbE)
SDN(Software-Defined Networking)セキュリティアプライアンスの
FortiCore E シリーズは、ネットワークベースのセキュリティソリュー
ションを拡張する機能を提供することで、最新のクラウドやデータセ
ンターアーキテクチャのパフォーマンス要求に応えます。FortiCore は、
自由にプログラム可能なフローフォワーディング機能を使用して、対象
のトラフィックを関連のネットワークセキュリティデバイスに対し、最
大 100G のリンクスピードでリダイレクトおよび分散します。
SDN アーキテクチャのセキュリティの確保
§
シングルテーブルパイプライン
(REGEX)で 20 万超のプログラマ
ブルフローをサポート
§
マルチテーブルパイプライン(単
純一致)で 200 万超のプログラマ
ブルフローをサポート
§
最 大 1 Tbps の 低 レ イ テ ン シ 集 約
ス ル ー プ ッ ト(100 GbE リ ン ク
を横断し、一連のネットワークセ
SDN アーキテクチャでは、コントロールプレーンとデータプレーンが分離しているため、データ
キュリティアプライアンスにトラ
プレーンベースの攻撃から SDN コントローラとアプリケーションを保護するというセキュリティ
フィックを分散するために必要)
上の問題が発生します。また、SDN アーキテクチャはマルチパス環境であるため、ステートフル
なネットワークセキュリティデバイスを接続あるいは拡張するには、プログラムを使用してトラ
フィックを SDN アーキテクチャ経由で分散する必要があります。
SDN セキュリティアプライアンスとして機能する FortiCore が SDN アーキテクチャに接続するこ
とで、SND アーキテクチャに必要な極めて大量のプログラマブルフローおよび効果的なラインレー
§
OpenFlow 1.3 に 対 応 し、 幅 広 い
SDN コントローラをサポート
§
堅牢な新規フローレートをサポー
トする 40 Gbps の内部パスにより、
ト性能をサポートします。
コントロール / データプレーンを完
全分離
主な機能と特長
§
拡張性に優れたネットワーク
ベースのセキュリティソリュー
ション
FortiCore は全モデルが 32 ポートの 10G インタフェースをサポートし
ているので、プログラムを使用して拡張性の高いセキュリティアプラ
イアンスのスタックをネットワークに追加できます。
効果的なラインレート性能
ハ ー ド ウ ェ ア に よ っ て 高 速 化 さ れ た FortiCore の ス イ ッ チ 機 能 と
Cardinal Flow Processing(CFP)テクノロジーの結合により、最大
800 Gbps のラインレート性能が発揮され、大規模なプログラマブル
フローテーブルのサポートが犠牲になることがありません。
OpenFlow 1.3 対応
OpenDaylight、ONOS などの幅広い SDN コントローラをサポートし、
異機種混在の SDN 環境における統合を容易にします。
FortiCare Worldwide Support
FortiGuard Security Services
support.fortinet.com
www.fortiguard.com
パフォーマンスを低下させること
なく大規模なフローテーブルをサ
ポートするCardinal Flow Processing
(CFP)アーキテクチャ
DATA SHEET: FortiCore Eシリーズ
ハードウェア
FortiCore-3700E
3
1
2
4
5
インタフェース
1. シリアル管理コンソールインタフェース
4. 32 x10 GbE SFP+ インタフェース
2. 2 x USB インタフェース
5. 高速ネットワークインタフェース
3. 10/100/1000 RJ45 管理インタフェース
Cardinal Flow Processing(CFP)
§
FortiCore アーキテクチャは、SDN スイッチ機能、独立した 4
台の CFP ユニットにプログラマブルフローを分散する方法を
用いて、SDN スイッチ機能の拡張に関する制約をなくします。
§
各インタフェースはデータセンターの設計と同様、CFP ユニッ
トベースの基本方位(北行き、南行き、東行き、西行き)に
割り当てられます。
§
CFP ユニットは、関連するすべてのインタフェースに適用さ
れるワイルドカードフローをサポートします。これにより、
プログラミングフローの柔軟性が大幅に向上します。
§
(3600E: なし、3700E: 4 x 40 G QSFP、3800E: 2 x 100 G QSFP28)
SDN データプレーンスイッチ機能
FortiCore の Local Switch Processor により、最新のコアルーティング
およびデータセンターアーキテクチャに必要な極めて高性能で低レイ
テンシのスイッチ機能がサポートされます。
§
全モデルが 32 x 10G インタフェースをサポート
§
FortiCore 3700E には 4 x 40G インタフェース追加搭載
§
FortiCore 3800E には 2 x 100G インタフェースを追加搭載
コントロールプレーンの豊富なリソース
FortiCore のコントロールプレーンは、新しいプログラマブルフローに
対して比類のない速度を発揮し、最新の OpenFlow 1.3 プロトコルの
要件に対応するように設計されています。また、将来に備えて最新の
CFP ユニットごとに最大 200 Gbps の集約トラフィックフォ
SDN プロトコルの要件にも対応しています。
ワーディングの維持が可能です。シングルテーブルパイプラ
§
デュアル 8 コア インテル CPU
インの使用でユニットあたり 5 万超のプログラマブル REGEX
§
6 GB の RAM
フローをサポートし、さらにマルチテーブルパイプラインの
§
コントロールプレーンとデータプレーンを接続する 40 Gbps の内部
使用でユニットあたり 50 万の単純一致のプログラマブルフ
フォワーディングパス
ローをサポートします。
§
この結果、ネットワークベースのセキュリティソリューショ
ンに必要な優れたプログラマブルフローの拡張性を備えた、
効果的なラインレートの SDN フォワーディングアプライアン
スが実現します。
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DATA SHEET: FortiCore Eシリーズ
導入例
データシート上の仕様を超える
セキュリティ機能の拡張性
FortiCore の最大の目的は、個々のセキュリティアプライアンスの
データシートに記載された上限を大幅に超える拡張性を備えたネッ
トワークベースのセキュリティソリューションを構築することです。
FortiCore の極めて高いパフォーマンスとフロー処理性能により、SDN
(Software-Defined Networking)のプログラマブル機能を使用すること
で、プロビジョニング可能なソリューションを構築できます。
FortiCore ソリューションは、SDN コントローラおよび SDN アプリケー
ションと組み合わせることで、通信キャリア / クラウドのプログラマ
ブルプロビジョニングシステムへの統合が可能です。
FortiCore は OpenFlow を使用し、対象のトラフィックをネットワークセキュリティ
アプライアンスに転送
次世代のデータセンターセキュリティ
FortiCore の配備はパスベースで行われるため、100G リンクを含め、
コアルーティング環境内の任意の高性能リンクで数々のネットワーク
セキュリティ機能を使用できます。トラフィックの検証要件に応じて、
さまざまなセキュリティデバイスを FortiCore に関連付けることができ
ます。SDN の機能を使用してネットワークフローを FortiCore にプロ
グラムすることで、各デバイスの対称トラフィック要件に対応しなが
ら、多様なネットワークセキュリティデバイス経由での対象トラフィッ
クのリダイレクトが可能になります。
リーフ / スパイン型のデータセンターアーキテクチャでは、すべての
リーフスイッチがすべてのスパインスイッチに接続しているため、デー
タセンター内のすべてのホストは他のホストとから 1 ホップで接続さ
れます。このアーキテクチャにおいて、FortiCore はセキュリティリー
フの 1 つとして機能するためトラフィック検証の一元化が可能となり、
データセンターのリソースが保護されます。
最新の SDN ベースのデータセンターアーキテクチャへの FortiCore の導入
プログラマブルネットワークの保護
FortiCore は非常に多くのプログラマブルフローに対応可能であるため、
必要な全てのフローを学習しながらプロアクティブなフローの実行が
可能となります。この結果、他の SDN スイッチによって未知のフロー
がコントロールプレーンではなく FortiCore に転送されます。この仕組
みにより、SDN のコントロールプレーンとアプリケーションプレーン
は DoS 攻撃などのデータプレーンからの攻撃から保護されます。
3
DATA SHEET: FortiCore Eシリーズ
主な機能
OpenFlow 1.3 対応
Cardinal Flow Processing
§
OpenFlow 1.3 対応のすべての SDN コントローラでサポートされます
§
柔軟なマルチテーブルパイプラインのサポート(最大 256 テーブル)
§
シングルテーブルパイプラインで 20 万超のフローをサポートし、
§
基本方位(北、東、南、西)にポートを割り当て、方位ごとに専用の
フロー処理ハードウェアを使用
§
毎秒 1 万以上のフロー変更レートを実現
モデルごとに 10G/40G/100G インタフェースをサポートし、高速
リンク横断に最適化
技術仕様
FORTICORE-3600E
FORTICORE-3700E
FORTICORE-3800E
1 Tbps
ハードウェア仕様
パケットスループット
1 Tbps
1 Tbps
プログラマブルフロー ̶
200,000
シングルテーブル(REGEX 一致)
200,000
200,000
プログラマブルフロー ̶
マルチテーブル(完全一致)
2,000,000
2,000,000
2,000,000
コントロールプレーンの CPU
8 コア インテル CPU x 2
8 コア インテル CPU x 2
8 コア インテル CPU x 2
メモリ
64 GB
64 GB
64 GB
SDN プロトコル
OpenFlow 1.3
OpenFlow 1.3
OpenFlow 1.3
ネットワークインタフェース
32 x 10 GbE SFP+
32 x 10 GbE SFP+、4 x 40 GbE QSFP
32 x 10 GbE SFP+、2 x 100 GbE QSFP28
10/100/1000 管理インタフェース
1
1
1
ストレージ
2 x 480 GB(合計 960 GB)
2 x 480 GB(合計 960 GB)
2 x 480 GB(合計 960 GB)
管理機能
GUI、SSH CLI、Direct Console DB9
CLI、SNMP
GUI、SSH CLI、Direct Console DB9
CLI、SNMP
GUI、SSH CLI、Direct Console DB9
CLI、SNMP
電源
冗長
冗長
冗長
形状
3U アプライアンス
3U アプライアンス
3U アプライアンス
AC 電源
100 - 240 V AC、50 – 60 Hz
100 - 240 V AC、50 – 60 Hz
100 - 240 V AC、50 – 60 Hz
消費電力(平均 / 最大)
613 W / 834 W
633 W / 858 W
633 W / 858 W
最大電流
120V / 12A、240V / 7A
120V / 12A、240V / 7A
120V / 12A、240V / 7A
放熱
2,847 BTU/h
2,929 BTU/h
2,929 BTU/h
動作温度
0 ~ 40 ℃
0 ~ 40 ℃
0 ~ 40 ℃
保管温度
-25 ~ 70 ℃
-25 ~ 70 ℃
-25 ~ 70 ℃
湿度
20 ~ 90%(結露しないこと)
20 ~ 90%(結露しないこと)
20 ~ 90%(結露しないこと)
動作環境
準拠規格
準拠規格
FCC Part 15 Class B、VCCI、CE、CB、UL/c FCC Part 15 Class B、VCCI、CE、CB、UL/c FCC Part 15 Class A、VCCI、CE、CB、UL/c
安全性に関する注意事項
CSA、CE、UL
CSA、CE、UL
CSA、CE、UL
高さ x 幅 x 奥行(mm)
131 x 438 x 665
131 x 438 x 665
131 x 438 x 665
重量
25.39 kg
25.97 kg
25.93 kg
寸法
FortiCore-3600E
FortiCore-3700E
FortiCore-3800E
〒106-0032
東京都港区六本木 7-18-18 住友不動産六本木通ビル 8 階
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