平成28年度名古屋大学国語国文学会 春季大会シンポジウム

平成28年度名古屋大学国語国文学会
春季大会シンポジウム
日本語はその歴史上、機能語の形成・派生・文法変化を繰り返し
てきた。そこにはどのような類型、方向性があり、何がその分化
の制約条件として働くのだろうか。本シンポジウムでは、数ある
機能語のうち、限定の副助詞、様態・程度副詞、並列形式といっ
た要素の史的展開を取り上げる。これらはいずれも副詞句構成用
法とともに、ノ連体用法「ちょっとの迷い」「二人だけの秘密」
「親とか兄弟とかの意見」や、格助詞の後接「君だけを信じる」
「焼酎とかビールとかを買う」など、“名詞的”とされる用法を併
せ持つ。副詞と名詞の交差/交錯点に邂逅する機能語の史的展開
から、日本語の、また日本語の動態を支える構造的特質を考える。
宮地朝子(名古屋大学) :副助詞ダケの“名詞性”
深津周太(静岡大学)
:様態副詞の程度副詞化
岩田美穂(就実大学)
:副詞から名詞が生まれる時
小柳智一(聖心女子大学):副詞の入り口
全体討論
(発表順)
*名古屋市営地下鉄 名古屋大学駅 ①番出口を出て右へ100m
一般来聴歓迎 事前申し込み不要 参加費無料
※懇親会:18:00-:当日受付・要会費
お問い合わせ:[email protected]
名古屋市千種区不老町 名古屋大学文学研究科日本語学研究室